« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »

まだら雪残る・・大栂の春

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年3月23日 (木) 曇 

道志の森からブナ沢のとりつきまで1時間弱の林道歩き。
道が整備されたようだ。これなら車も入れたろう。
ブナ沢とりつきには【菰釣山登山道入口】という新しい道標が設置された。 

Img_0356r
ブナ沢沿いの雪はたいしたことなく、グングン高度を上げ、
あっという間に乗越へ到着したが。   残念、、曇り空とは恨めしい。

Img_0353r
雪を踏みながら登山道を歩く。わずかに標高が上がっただけで雪の質が変わる。
菰釣山あたりではキシキシと締まって気持ちよい。

Img_0237r
菰釣山に到着、あ~あ、やっぱし、、富士山は雲の中。
遠くの展望は不発だったが、
隣の1192(いいくに)m峰が妙に存在感をもって鎮座してる。

Img_0244r
大栂に向けて南尾根を下る。

Img_0245r
スズタケがほとんど枯れたので、快調に下れる。
デッカイぶなに雪が付いていると、黒い幹が鮮明で、
きょうは一段とかっこよい。

Img_0258r
大樽(おおだる)に近づくにつれ雪が薄れ、地肌が現れるほどになる。

Img_0325r

さぁ、次のあの高みが大栂。菰釣山より180mほど低いので楽な感じ。

ここからの登りがヤブ漕ぎで大変だったのも、今は昔になった。

Img_0284r
大栂でランチの間、アラレが舞いだした。
「東尾根のハリギリだけは見てね!」、みなを誘い、カラミで出発。
Img_0291r
織戸峠への分岐で左折、前方に横たわる太い尾根をグングン下る。
下るほどにステキな巨木たちが現れる。
ぶな、しなのき、・・

Img_0306r

そうしてハリギリとご対面。【ハリギリ=山菜】と思っていた友人は、辺りを睥睨するような巨木は想像を超えていたらしい。

A

来た道を戻り、

Img_0318r

最後にまた林道歩き。
木立の中にぼうっと浮かぶ赤いのは芽吹く直前のカエデの梢、とか、丸っこい大きめ小鳥でギャァギャァ鳴くのはカケス、とか、水辺でピーヒャラ美しい声で謳うのはミソサザイとか、いろいろ教わりながらのんびりと・・・。

Img_0358r
この辺りの春は少し遅い。ダンコウバイやアブラチャンはまだ固い蕾だった。

(復路での菰釣山にて、一瞬青空が覗いた。ドキドキする。)
Img_0338r
【コース】道志の森キャンプ場P08:15-ブナ沢とりつき*09:05-ブナ沢乗越09:40-避難小屋09:45(10)-菰釣山10:25(15)-大栂11:25(30)(+30東尾根)-菰釣山13:35-乗越14:10-*14:35-P15:25→道の駅 
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:御正体山 

ではまた~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

| | コメント (0) | トラックバック (0)

尾名手川を歩く…

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年3月19日 (日) 晴れ 

平野田休養村から林道を南下、腰掛から山に入る。

Img_0009_r
巨大な堰堤や赤い橋は記憶にないが、いつ出来たのだろう。
橋を渡り堰堤をすぎ、
道は杉林の中へと続き、川を高巻いて登っていく。

Img_0012_r

いったいどこまで登るのだろう。早く下りたいが危うい地盤の崖では無理。
次の沢が分かれる辺りでなんとか・・
降りられた。

Img_3251_r
下りた所は岩岩たっぷりな、小滝も見える楽しげな雰囲気。
私はザックから長靴を取り出す。浅い岩床なら気にせず歩ける♪、♪

Img_3252_r
やがて両岸とも崖のせり出すゴルジュ。
「ここは左岸でしょう」大岩に登る斜面が見える。
右岸も行けなくはない?沢の中に怪しげだけどロープも垂れる。
「でもやっぱり左岸!」、猫足駆動で一気に岩の上に乗ると、結構な高度感。

Img_0052_r
対岸は危なかしいフガフガな斜面で、こっちにして正解。
この先にもうひとつ岩が続き、落ち葉の経路を慎重に経づる。下る時も落ち葉に隠れた崩れ石に気を遣いながら、無事河床に立つ。こんなゴム長でも案外使える。

Img_3279_rサワグルミの大木

春の川は音もいい。ハナネコノメ、

Img_0098_r
ヨゴレネコノメ

Img_3295_r
コチャルメルソウ(葉)
Img_0037_r

楽しい沢歩き

Img_3288_r

すると左岸の一画に、幾層もの岩が重なる崖が現れた。
苔に覆われ、止めどもなく落ちてくる玉の水

つい見とれてしまい、崖の前から動けないでいた。
Img_0084_r             
3回目の高巻きをクリアし、再びハナネコやらワサビ(葉)やらを見ながら、歩く。
Img_0096_r
やがて、ランチ場によさそうな台地が目に入った。
落ち葉をザクザクいくと、かたくりの葉があちこちに覗いている。
その一画に申し訳ないが、腰を下ろす。(2輪だけ咲いていた)

Img_0104_r

水遊びはここで終了。この尾根にあがることに。
川を左に見て、急な尾根を登っていく。右の植林の中に沢状の凹みがあり、石垣の崩れたのが見える。ワサビ田だったのかな?炭焼き窯跡かな?小屋跡のような小平地もありと、生活の匂いがする、

Img_3318_r
さらに上へ。 ヤヤ!大きな家屋が現れた。
養蚕農家らしい構えは、廃屋とはいえ往時の立派さが偲ばれる、

Img_3321_r
私たちは屋敷の裏の杉林を登る。
急登な上に伐られた杉が放されているので、歩くのに難渋。
前を見よ!高なりの向こうは明るいぞ。

Img_0129_r

ようやく植林帯を抜けた。待ってました雑木林、落ち葉の積もる雑木林。
なおも急登を900m圏まであがれば、
その先は夢のような道のり。
こんな尾根が人知れずあり、、今歩いているなんて、すごいな

Img_3336_r

尾名手尾根が近づくにつれ、再び勾配は増すが、大いなる落ち葉道を心ゆくまで楽しみながら歩いている。

Img_0145_r

尾名手尾根は植林と広葉林が交互に現れる優しい道のり、

Img_0155_r
石祠をみて、じき760m峠に出た。ここで左折。
今までとは違い急降下、ひたすら下る。はるか眼下には家の屋根が見えるが、どうやってあそこに降りるのだろうかと心配になるが、

Img_0164_r
道を辿ると里に降りられた。駐車場所の平野田休養村まで歩いて10分の所だった。

【コース】平野田休養村P07:50-車道から腰掛集落に08:15-赤い橋渡り右岸高巻き-尾名手川09:15-左岸(岩)高巻く10:00~10:20-崖清水11:00(10)-カタクリ・ランチ12:10(50)-廃屋13:40-杉林から雑木林に14:00-尾名手尾根14:50-1098mピーク 15:00-祠15:20-分岐15:40(10)-車道16:15-P16:25
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:猪丸              

ではまた~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

| | コメント (0) | トラックバック (0)

裏高尾の早春・・

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年3月14日 (火) 小雨・曇 

裏高尾の小下沢に まず梅園は 満開

Img_0008_r
そして小下沢におりる  ハナネコノメ

Img_0025_r
ヨゴレネコノメ

Img_0023_r
ニリンソウ

Img_0029_r


ユリワサビ

Img_0028_r
どの花も咲き始めたばかりです

それに比べ 小仏川の野の花たちは しーん・・・   
来週には起きてくるでしょ ♪

ではまた~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

| | コメント (2) | トラックバック (0)

高柄山・・ 金山から登り~つつみ平、 下山は新矢ノ根峠~御前山

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年3月7日 (火) 曇~小雨~うす日

高柄山・・6年前歩いた中尾根は雑木林のすてきな尾根。その時、ホウジ丸の手前で金山からのよい道が上がってきた。今回はその道で上がってみようと、上野原からタクシーを走らす。「金山の高柄山登山口までお願いします」。
・・・ところが・・タクシーは金山神社を通り過ぎ・・???最奥の一軒家の前に。
「ハイ、この林道を行けば登山口」??、 えっ?そんなぁ??

Img_1143_r

風花が舞っている、「なんか変?」と言いいながら、とりあえず先に進むと、
金山川に下りる分岐に、『千足峠/大地峠』というラミーネート板を見る
『高柄山』の名が無いのは気に入らぬが、まっいいか、行ってみよう。

Img_1149_r
こんな道標もあった。街道という名称にはそそられる。

Img_1150_r
道はしっかりしているが、細い上、落ち葉が積もっているので、相当気を遣う。
Img_1152_r
その雑木がだんだん広がり、なかなかいい雰囲気

Img_1158_r

沢を絡みつつ急登をずんずん登ると、『←高柄山・金山地区秋山→』の公式?道標が突然という感じ出現 前回の高柄山の尾根を巻いていた道との合流点かな

Img_1159_r                ルートにはこれ1本だけ

その先には、30㎝径ほどの黒いパイプが 放ったらかしで
『西原鉱物研究所が50年ほど前に試掘した跡。山を痛めないよう掘った岩石を、このパイプで下に落とした。』と説明あり。

Img_1163_r

尾根に上がった所が「つつみ平」といわれる所。ゆるい台地のすてきなお休み処。
かねてより来たかった場所だ、思わぬ形で願いが叶った。

Img_1173_r
ここからは、気楽な尾根歩き。まだ裸木ばかりの灰茶色の山肌に、ダンコウバイの黄色の塊が点々と見える。

Img_1169_r
なだらかま尾根のまま、大地峠~高柄山の稜線に出た。ここに
道標があるとは。

右折し、軽いアップダウンで千足峠、そこから高柄山がけっこうキツイ。
目の前に見える高みはニセピークなので、上がれども上がれども、という感じ。 

Img_1177_r

10時すぎ、高柄山に到着。 最短コースで登ったということになる。
時間がたっぷりあるので、超久しぶりに新矢ノ根峠経由で下りることにした。

少しは急だけど、落ち葉道の大らかな尾根で、とくに矢の目の鞍部辺りはいい。

Img_1188_r
矢の目(鞍部)からひと登りで新矢ノ根峠。また風花が舞っいはじめた、
ガッチリした東屋はありがたい。

Img_1196_r
新矢ノ根峠からは容赦ない下り。
左はツタが絡むすさんだ感じの林、右にはゴルフ場のフェンス、プレイする声が時々聞こえる。ツタや灌木の荒れた林にも、相変わらずダンコウバイは満開で、足下にはちっちゃいスミレが
咲いていた。

Img_1199_r
御前山分岐。目の前に聳える御前山はすぐそこなので山頂を踏んでいくことに。
岩場のルートは面白いように高度が上げる。

Img_1215_r
なつかしの「カニのはさみ岩」
Img_1219_r

登り切ると御前山、穏やかな頂でゆっくりコーヒーを味わう。初回の御前山登山の、はちゃめちゃぶりの思い出話に湧いた。

Img_1223_r

さて、下山。わお、14年前のことなんて憶えてるはずない。下り道がこれほど急で、ロープ、ロープ、ロープ、・・、だったなんて。

Img_1226_r

車道に出てから上野原駅までは、立派な家屋敷やお庭を眺め、住民の方とお話をしたりしながら、のんびり歩いた。

Img_1231_r           道沿いには 大ケヤキが多い

上野原駅の南口は再開発の工事中。そして最後の難所は、ホームまでの長い長い上り階段・・・エッチラ、エッチラ、ふぅ~疲れるよ~。

【コース】上野原07:51→(¥3000弱)金山08:15-とりつき08:25(10)-ツツミ平09:20(10)-670m稜線 09:45-千足峠-高柄山10:05(20)-新矢の根峠11:15(45)-(10)御前山分岐12:50-御前山13:10(15)-車道13:55-上野原14:45
【地図】昭文社:高尾陣馬  2万5千:上野原  観光マップ:ウエノハラ地図
 

ではまた~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一ノ尾根~陣馬山~明王峠~与瀬神社

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2017年2月28日 (火) 曇のち晴 

登山口の上沢井のあたり、Img_1042_r
竹林を抜けると

Img_1046_r
いかにも里山

Img_1058_r
峠道

Img_1064_r
春の花咲き始めたり
Img_1073_rまだ準備中だったり

Img_1075_r
陣馬山頂から奥多摩方面

Img_1089_r

明王峠から 相模湖に下る道

Img_1098_r
久しぶりに寄っていこう。 ↓のタイプの手作り道標が増えた(凝った造り)、

Img_1104_r
ここはわたしのお気に入り
Img_1105_r
馬頭さまと思います

Img_1107_r 
矢の音から奈良本峠方面も良さそうだけど

Img_1116_r
今日は相模湖に下ります

Img_1119_r
与瀬神社の鳥居を出た所で、電車の出発5分前だったので、、、

Img_1127_r
あきらめるか?急ぐか? 心の中で諦めつつ、足は急いでいた。
駅に電車が停車中。ベルは鳴っていない。行けるかも?ヤダ、隣のホームだわ。
ここまで来たからには、と頑張って階段を上り、下る。
その時「通過待ちの特急が遅れていますので少々お待ち下さい」というアナウンス。
「人生あきらめてはいけません」とわたしたちはしみじみ語りあった

Img_1125_r
与瀬神社のこま犬お母さん 優しいお顔 (^_^)

【コース】藤野→上沢井09:20-陣馬山11:30(40)-明王峠13:00(15)-矢の音14:00(15)-与瀬神社15:35(10)-相模湖15:52*(遅れ) 
【地図】昭文社:高尾陣馬 2万5千:与瀬 

ではまた~♪

山域別レポ一覧は   あしあと

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年2月 | トップページ | 2017年4月 »