水流激しき峠沢とナメラ沢・ちょこっと
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2016年8月28日 (日) 曇
前日は本降りの雨だったので、笛吹小屋キャンプ場で、のんびり過ごす。
雨の止む気配がない、12時、1時、3時・・・ どんだけ 降るのだろう
朝5時に目覚めると、なんと、雨は止んでいた。
「ま、見るだけでも」とか言って、沢準備を怠りなく、手提げとサブザックで出発。
1時間ほどの林道歩きでも、昨夜の雨の狼藉を見て取れる。
カワミドリも頭を垂れ・・
峠沢は細身ながらドドッと繰り出す多量の水が大暴れ、けたたましい沢音に会話もままならない。なるべく水線を、歩けそうな所を狙っていくが、水の勢いは見かけ以上で、川岸歩きを強いられてしまう。
沢を渉るだけで、足をすくわれそう。ひゃ、水しぶき、峠沢名物のナメは何処なのさ。滝はなくても、これだけ水が速ければ歩けないのだ。
2mくらいの(ふだんなら)ナメの滝を登ると、登山道が横切る。
「今日はここまで」 峠沢を下降する。
ついさっき登ってきた沢の、水量が減っていることが分かる。まさに「沢は生きもの」だ。
トリカブトの咲く岩を過ぎた辺りで陽が射し始め、川面や木々が光りだした。
沢は陽射しを浴びると喜ぶ。
入渓点を通り過ぎ、さらに下流に進むと、ナメラ沢出合。
ひと息入れて、ちょっとだけナメラ沢を歩いてみた。
いい感じのナメが続き。ふだんなら水線をじゃぶじゃぶ行くのだろうが、きょうはどうしてもへつりが多くなる。
おかげで、岩肌に咲くクロクモソウをたくさん見ることが出来た。
やがて前方に、2段5mの滝を見る。
マイナスイオンの飛沫を頭からかぶり、「みんな美人になってくわ~」 なんちゃって。
この滝は階段状の右を登れそうだが、落ち口の立木を掴むのが難しい故、左から巻くのが正解?
峠沢もナメラ沢も、好天の時リベンジすることにして、今日はここまで。
バスの待ち時間があったので、
西沢渓谷入口BS前の蒟蒻館で、「こんにゃく定食」をいただくことができた。
【コース】塩山→タクシー(6400円)→笛吹小屋キャンプ場(泊) 07:10-沓切沢橋08:10-峠沢入渓08:20(20)-二俣/登山道09:35(30)下降-入渓点10:20-ナメラ沢出合10:30(10)-2段5m 10:50(戻る)-小沢へ11:15-沓切沢下11:20(15)-キャンプ場12:40-蒟蒻館-西沢渓谷入り口→バス→塩山
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コメント
ba_sobuさん、こんにちは。
ナメラ沢は面白そうですが、少し水が多すぎだったようですね。丹沢でも台風9号で沢沿いの登山道は影響があったようです。同じ沢でもその日の水量によって遡行の難しさが変わるのが、また興味深いところですね。
投稿: AKIO | 2016年9月 3日 (土) 10時26分
AKIOさん 本当に 天候によって沢はずいぶん変わりますね。
見た目はもちろんですが、ちょっと勢いが付いただけなのに、実際に入るとその勢いに驚かされました。川底の石が不安定になっている事も実感できました。
普通の山歩きでも沢を渉ることがありますが、慎重さは大切だとづくづく思いました
ことしはあと1回予定がありますが、不安定なお天気が続くので、どうなることでしょう。
投稿: ba_sobu | 2016年9月 4日 (日) 05時50分