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高指山~鉄砲木ノ頭 易しく優しい尾根歩き

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2016年8月7日 (水) 晴れ 

しょっちゅう訪ねるこの辺り、標高1100m前後でアップダウンは少なく、
夏は避暑地をお散歩している気分です。

しっかし、高指山の登りだけは例外で、一面ススキが生い茂り、日陰は無く
風も通らず、期待していたのヒオウギは、遅すぎたのか 影も形もありません。


      2013.08.02 ですImg_0533          
ま、尾根に乗れば樹林帯、風が渡り、木洩れ日がチラチラ軽やかです。
山梨側は薪炭林(アブラチャンなど)、

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神奈川側はぶな林。

なんと。道標からバラシマ峠の文字が消えている。
近年のエアリア地図には名前が出なくなっていましたが、ついに現地の名標さえ。

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あらら、可哀相に奥に捨てられておりましたぞ。

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切通峠から鉄砲木ノ頭に向かいます。この季節、ホントに花が少ないなぁ

Img_0080_r                 ヤマハッカが 淋しく咲いていた。

Img_0102_r                  カワラナデシコが淋しく咲いていた



1ヶ月前に咲いていたバイケイソウですが

            2016.07.12 です
Img_0071                      
今は葉っぱもろとも 溶けて消え、アトカタもなし。 実を付けた株だけ かろうじて。

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鉄砲木ノ頭に出ます、この場面が大好きで、このルートを使うのです

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山頂に木陰は無いけれど涼しかったなぁ。展望はダメでしたが・・・
砂礫地には白花のフジアザミがしっかり育ち、蕾をつけていました。

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来た道を、切通峠まで戻りました、
途中で立ち寄った一角に、大木ばかりの、サンショウバラの花園を見つけました。
きょう一番嬉しかったコト。  来年の6月、必ずお花を見にまいりますね。

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こんな木もある稜線でした。

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吉政P09:35-高指山*10:15(+60富士岬) (15)11:30-切通峠11:50-鉄砲木ノ頭13:00(20)-寄り道-切通峠14:45-P15:15

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静かな白馬岳(3)・・鉱山道のおもしろさ

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2016年10月20日 (日) 快晴 

白馬岳山頂に着いた頃から霧が上がり始め、きのう歩いた清水尾根がうっすら見えてきた。大きく剔れた東斜面を覗くとゴツゴツの岩稜(主稜)が美しい。

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三国境へは、白と濃緑の伸びやかなカーブを下っていく。

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右の断崖には、イブキジャコウソウ、シコタンソウ、ミヤマクワガタ、ミヤマダイコンソウなど華やかな花が咲き、

  ミヤマクワガタ (虫にも同じ名があるといわれた時、花の名に自信なくした)

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左の比較的なだらかな礫の斜面にはウルップソウ(写真)、コマクサ、ミヤマキンポウゲなどが群生する。2_4
同定できない、これは何?
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三国境から雪倉への尾根に入るのは、私たちだけ。
左側に昨日歩いた清水尾根が延びている。

  Photo_13             左のゴツイのが旭岳、右奥の三角が清水岳

おっと、足元注意コマクサだらけ、タカネマツムシソウもいっぱい(写真↑蕾も生育中)

ミヤマウイキョウPhoto_14
だんだん鉢ヶ岳が近づいてくる。

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鉱山道分岐の小さな道標(「7月7日草刈りしました、蓮華温泉」と記されていた)

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鉱山道のスタートは、黒ザクにハイマツが地を這い、パッチワークのよう。
その陰から雷鳥がひょこひょこ現れた。

 

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一見殺風景な黒ザク砂礫地にもたくさんの花が咲く。
    ミヤマムラサキ
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イブキジャコウソウ、カライトソウで上から下に咲き進み、
よく似ているこちらは 
ユキクラトウチソウ、下から上に咲き進むとか

 

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クモマミミナグサ(と思う)、
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ハクサンシャジン、イワシモツケなどなど…。
この広いザク、赤ペンキを追っていくのだが、雪が被っていたら分かるだろうか?

 

            
20分ほどで台地から沢に下りる。対岸は大荒れに崩れ、凄まじい形相。でも私たちの道沿いは、百花繚乱の花畑だ。
シロウマタンポポ、

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シナノキンバイ、ダイモンジソウ・・・

 

ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ(写真) Photo_17

そしてミヤマアケボノソウ

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青々と茂る苔の分厚い絨毯、

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フキユキノシタがこれでもかこれでもかと咲き乱れ、傍らには豊かに水がほとばしる。

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「塩谷精錬所跡」の消えかかった道標を過ぎ、立派な滝を持つ沢に下った。
「ここはね、雪が残っていると徒渉点がわからなくなるの」
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いかにも鉱山道として拓かれたらしく、明るく歩き易い道が続く。

ミヤマアカバナ3_3
キヌガサソウやモミジカラマツ、ハクサンフウロは途切れることなく、足元にはハクサンシャジン(写真)やトウチソウ、早くもウメバチソウが花を咲かせている。

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ミヤマカラマツ2_7

「比丘尼飯場」をすぎるあたりからは、鉱山で働いていた人々のことばかり考えていた。ギョウジャニンニクのネギ坊主、飯場は近い、山菜も重要な食材だったろう。

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花の種類も少しづつ変わった。
モミジハグマ(写真)や コキンレイカ、シナノナデシコなど・・
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「神の田圃」ってどんな場所? 期待していたが小さな池塘があるのみ。
すぐ先の「事務所跡」には、錆びた車輪やスコップが放られていた。

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道沿いにはキヌガサソウがやたら多く、小さな谷など埋め尽くされている。

 

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水のない沢を15分ほど下ると次はいよいよ瀬戸川か、遠くに響く川音。

ようやく瀬戸川の標識に会えたが、橋らしきものは見えず「もしや流失したまま?」と
少し不安がよぎったが、じき鉄パイプの橋が見えてほっとした

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瀬戸川を渡ったところで一本。もう心配ないと思う反面、今回の白馬岳山行が終わってしまう寂しさがこみ上げてきた。おセンチな気分のアンパンの味、甘いアンコも悲しいな。

川原はシナノナデシコ(写真)や ヤマホタルブクロ、ウメバチソウの花畑。
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ちょっとしたザレ地を越えると木道が始まる。滑りそうな苔むした木道だ。

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雪倉山麓コースに合流、あたりは大木ブナの森である。30分で五輪尾根に合流。

林道のような立派な道を一歩一歩、「とうとう終わっちゃう。本当によい山だった、楽しかったな」と惜しむように歩く。

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ああ、キャンプ場をすぎた。
じき蓮華温泉の小屋が見えるだろう。

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静かな白馬岳(2)・・華麗なる清水尾根


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2016年7月27日 (水) 曇 

濃い霧。雨でないことが有難く嬉しい。
猫又峠辺りに来ても霧が濃く、猫又山(さらに奥の猫ノ踊場)は確認できぬまま、
最初の池塘が現れた。やがて草原が広がりアレヨアレヨという間にお花に包まれる。

      Photo                   エゾシオガマ

葉は可食というタカネヒゴタイの、蕾は弾けるようなピンクの花を噴き、モミジカラマツは丘全体に群生する。次の草地はイブキトラノオの群生だ

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「わ~、チングルマがもう穂になっちゃって」「シモツケソウ(カノコ)って派手じゃない?」「小さな紫のはミヤマリンドウで、白いこれってトリカブト?」「いえオオレイジンソウよ」 などと花の名を呼びながら登っていく。

ヒメカラマツ(と思う)Photo_9
ウサギギクを見れば思い浮かぶ友がおり、コゴメグサを好きなあの人の顔が頭をよぎるマメ科の花は、タイツリオウギか?イワオウギか?、ああ、もう分からない。

ハクサンイチゲ2_3
アキノキリンソウと思って撮った写真に、後日調べたらコガネギクも混ざっていたし、
ヨモギと一括りにしていた花は、良く見れば何種かあった。高山ハコベもいろいろあるらしい。初顔のお花は白馬の宿題、持ち帰れるのは嬉しい。

まさかここでお会いできるとは・・・! ミヤマハナシノブ

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その先で小尾根に乗った。
イブキジャコウソウが咲いている「ほら、麝香の匂いするでしょ」

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2400mあたりの低い丘に囲まれた湿地にはハクサンコザクラが群生する。
おりしも陽が射しこみ、その中で私たちは幸せ感に浸っている。
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清水岳はすぐ上、道標は双耳峰の広い鞍部にたっていた。
こんな愛らしい ミヤマアズマギク 見たことがない。          

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下った清水平の雪渓は消えたばかりでチングルマが一面に咲いていた。
前方に小旭、裏旭の峰峰が待っている。(左 小旭)

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間を取り持つのんびりした吊り尾根は、もちろん百花繚乱、(シコタンソウ↓)

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草地から砂礫に替わると、タカネバラ(左)、コマクサ、クモマスミレ(右)などを見る。

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高嶺の花が続々現れるので、夢中になってしまい、気がついたら小旭直下(道標)だった。
一面に咲く ミヤマキンポウゲ

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この頃になってガスが沸き始め、前方の白馬の稜線が隠れてしまった。
殺風景に見える岩れきの傾斜地はコマクサの花園、ピンク色を目で追いながら歩いていく。
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裏旭は知らずに過ぎ、旭岳の大きな図体は巻く。
巻き終わると現れる雪田はかなり小さくなっており、広やかな花畑に変わっていた。
 
チングルマも花盛り

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実は村営小屋に行くつもりだったけど、山頂小屋に向かってしまったから、そのまま進むことにする。
白馬稜線に乗ればあと少し、目指すは目の前に聳える城郭。    
ミヤマオダマキや
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タカネシオガマなどの2_2
きれいどころのエールを受けて、一歩、また一歩、、、、ようやく、小屋に到達した。

静かな白馬岳(3)・・鉱山道のおもしろさ      に続く (作成中)

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静かな白馬岳(1)・・まずは不帰岳避難小屋まで



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2016年07月26日 ~28日

(前日)25日 曇 祖母谷温泉で前泊
     途中の宇奈月で入善スイカ(1切800円)を食べることが出来、ラッキー。
     1切れといってもかなり大きい。(1玉20㎏前後あります)

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   祖母谷温泉は超良い温泉。 食事も超美味しい。 お勧めです。
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(一日目)26日 雨 祖母谷温泉から不帰岳避難小屋

予報通り雨。「もちろん行くわよ! そのうち止むでしょう」
洞門の手前が登山口だ。 

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私たちは ぶな林を歩く。

世代交代なのか、ブナの巨木が何本も倒れ、2、3年後?には倒木全体がキノコの寝床になるそうだ。

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沢を何本も越えた。累々とした岩の大きな沢も2本越えた。「清水尾根は下山によく使われるけど、時間切れになる人が多いのね。暗くなってしまうと対岸の道を見つけられず、岩ゴロの沢を道と勘違いして降りちゃう人がいるの。下には滝があるので、落ちて血だらけになって、夜中に祖母谷に着いた人もいました」

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勾配は登っていればそれほどきつくないが、道をふさぐ倒木を越えるのが面倒くさい。ブナに混じって針葉樹の大木も目にするようになる。

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勾配がないのでバテないけど、周りの尾根が見えないし、カーブを曲がるたびに同じような景色が現れるで、長く感じる。
「やっとロープ場に着いたワ、その上が小屋です」

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ホイホイ登り、20分ほど山道を伝えば、ほら、目の前に不帰岳避難小屋が。

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「こんにちわ」ドアを開ける。ビックリ! 一人いらした。相手はもっと驚いたろう。

先客氏は、昨日祖母谷から小屋に入り、きょうは悪天候なので一日停滞にしたとか。

衣類を全て取り替え、小屋の中に干し、靴に新聞紙を詰め、お湯を沸かし、
ようやくひといき。

雨は夜通し、断続的に本降りとなり、いつ止むとも知れなかった・・

祖母谷温泉07:50-洞門手前(登山口)08:20-沢10:40-沢12:20-樹林帯-ロープ15:55-不帰岳避難小屋16:20(泊)

静かな白馬岳(2)・・華麗なる清水尾根    に続く 

 

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