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片品川根羽沢支流 湯沢

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2016年7月18日 (日) 曇のち晴

きのうの「大清水-物見山-鬼怒沼」の登山道を、根羽沢沿いにさらに進むと
湯沢を横切る。 湯沢はきょうの沢である。
 

Img_0317_r                この橋は緊急用、使わないように、と 書かれている 


湯沢に出ると まず見える滝は7m。 左岸を高巻く

 

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ダイモンジソウの葉をたくさん見る

 

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水量もほどほど、変化があり なかなか良い感じ

 

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2段4m滝は ロープを出してもらった。

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上がりきったところは、頬刷りしたくなるような苔の台地だった。 

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素晴らしい、ホントに素晴らしい ナメ床を歩く。
左岸からカラノマタ沢が 流れ込む。 気のせいか温泉の匂い~

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すてきな川床 
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ナメは続くImg_0346_r
歩く しあわせ♪

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まだまだ続く 光が射し込む。 

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美しい造形  自然の発想力すごい! 

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二俣を左に。沢は細くなり水流はほとんど見えず、草藪に覆われはじめた

 

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花の種類も量も増える  
青い
ガクアジサイが一面に咲いている、ところどころピンクも混ざる。       
センジュガンピ(写真)が群生する。

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クガイソウ、クルマユリ、クロクモソウ、ソバナ、フキ、ミゾホウズキ、ハナウド、
早くもダイモンジソウ(写真)が咲いていた。
 

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しばらく進むと 左に垂直な巨岩が切り立っていた 

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岩の基部の右に沿う、狭いゴルジュを擦り抜け登っていく
岩の隙間からとめどもなく、湧き水がしたたり落ちている。
豊富な水量は驚くばかり

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よき所で?ひと息。 それにしても 急峻なところを登ってるんだなぁ。 

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前方に ルンゼが見えた。 

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おいおい 垂直な壁に手がかりがないよ。 体がやっとはいるくらいの細いスキマ。
ここはお助け紐とショルダーで切り抜ける事になった。
ショルダーさま、 ありがとうございました。

抜けたら大岩がデンと聳えていた**、それで右側のかすかな尾根状に逃げる。

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密ササをひっつかみ、ぐいぐい頭から 切り抜けて進んでいく。 

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振り返ると 
さきほど行く手を阻んだ大岩**を、見ることが出来た。 
予想より大きい、あれを越えるのは、しょせん無理だった。

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行く手を塞ぐ笹を掻き分けていくと 露岩に出る。 ひとときの休憩。

Img_0387_r      眼下に コキンレイカの花の咲く。

 稜線に乗ったけれど、 相変わらずシャクナゲの藪、後半はササのヤブ こぎ。

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抜けれたところは、まさに物見山山頂。 ドンピシャだった。 

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鬼怒沼まで足を延ばそうとの計画はとりやめ、そのまま下山
登山道は歩き易いものの、けっこう急で、ところどころ 岩場の展望地がひらける。
快晴なのに、 稜線付近にだけ雲が湧いていた。
 

Img_0396_r           左 燕巣山         右 四郎山
   
登山道には アスナロが多い(葉裏↓)
 

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シマヘビの子供
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そうして朝の湯沢に下りてきた

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河原でひと息入れて
Img_0415_r                          おうまさん

ぬかるんだ林道を てくてく大清水Pまで戻る。 美味しいソフトクリームが待っている!
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ではまた!

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片品川根羽沢支流 大薙沢


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2016年7月17日 (土) 曇 

大清水Pからぬかるんだ林道を、根羽沢鉱山跡(物見橋)まで歩く。
ここで
支度をし、入渓。

すぐ現れる6m滝。左岸を巻く。

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両側は アジサイの花花花…
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ひゃぁ・・・

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見上げれば 軌道跡

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体に、しぶきを打たせながら、登っていく快感。(*)

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流れを曲がる毎に現れる、新しい世界

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それは私をわくわくさせる

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カテンソウImg_0218_r
前方に三段の滝が現れ、上にはきょう出会った唯一のパーティが(下降中)

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岩は脆いが滑らないので、登っていける。
登り切ると、前方にはナメ床が延びていた。

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ルンルンな歩きは続く

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まだまだ続く

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私も歩く
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前方のあの大石を過ぎた辺りから、流れは細くなり、

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沢の妙味は薄れてきた。右にはガレ。前方、山にかかるは雨雲か?

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アキノタムラソウ?

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休憩後、今来た沢を下り、もどることになった。
また ナメを歩く

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ここでは 懸垂下降を練習させていただく  

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登り時(*)では、沢を下りず、右の岩を登ることにした。
見れば、ロープ?電線ケーブル? が垂れ下がっていた

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岩の上にでたら

Img_0290_r軌道がここに・・・

そして鉱口が ぽっかり ~~ 口を開けていた  超冷たい風が流れてくる

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私たちは 再び河床におり、
最後の滝で、もう一度懸垂下降の練習をさせてもらった。感謝。

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そして 無事、入渓地点に戻る。  明日は湯沢だ。

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篭坂峠~立山~アザミ平~大洞山~三国山~鉄砲木の頭

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2016年7月12日 (火) 晴~霧 

篭坂峠上の霊園から歩き出す。良く晴れた明るい空。

  きょう一番多く見られたヤマボウシの花Img_0002_r_2
アザミ平・立山分岐では、右(立山)方面に。谷は次第にV字に深くなる。

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右の尾根に登っちゃおうか?という誘惑を振り払いつついけば、ほどなく畑尾山~立山の稜線に出る。

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この一帯の指導標が新しくなっており、「富士箱根トレイル」と刻まれていた。
「須走紅富台→」って? 「
ちょっとだけ下りてみよう」

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大木は消え、薪炭林のような若い広葉樹の林がダラダラと下っている。
小広い平坦地に出た所でUターン。のんびりお茶のみできそうなしい一角だった。

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立山展望台は、芝地のような広場となりスッキリされすぎ、
奥のササも消えていた。「ナンバンギセルも消えちゃったかも」と心配。
サンショウバラはすでに実となり、今は房咲きのノイバラがうっすらとピンク色。

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アザミ平の裸地をすぎると、再び樹林に入る。

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おや、バイケイソウ。

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大洞山(角取山)手前から、初めて『角取神社奥の院』を訪ねてみた。

分岐からぐんぐん細尾根を下り、アラアラ、大きな岩で行き止まり、と思ったら右の谷にトラロープ、十分注意して岩を経ズルと、大岩の裏に祠が2基。ここが奥の院か。

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大洞山から三国山に向かううち、霧はますます濃くなった。

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大木の幹は緑の苔で覆われ、

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標柱さえも苔で緑、

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三国山から一気に三国峠に降り、鉄砲木の頭に登り返す。
ガスは薄れたけれど気温は高くなり、山全体がすっぽり水滴に中に入ったみたい。

山頂ではムラサキのアヤメが爽やか。

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(白い)フジアザミもすくすく生長。

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パノラマ台の近くまで降りるとピンクのシモツケ、

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コマツナギ、Img_0160_r_2


上品なオダマキ

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パノラマ台には、今朝方のカメラマン氏たちが、依然としてカメラを向けていた。
「山はいつ晴れるか分からないのさ」、改造ワゴン車に泊まっておられるそうだ。
(きょうは晴れるとは思えないけど)と、わたしたちは帰路につく。

【コース】パノラマ台P8:55→(\3520)篭坂峠上(霊園)09:15(10)-立山10:15-砂場?10:30-立山展望台10:50(10)-アザミ平11:40-大洞山(角取神社奥の院)12:20(50)-三国山14:10(15)-三国峠14:40-鉄砲木ノ頭15:05(15)-パノラマ台16:00

Img_0113_rヒメシャラ

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じゃぁ、またね 

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おどろきの種差海岸


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2016年6月29日 (水) 快晴 

八戸線、鮫駅に到着
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まず、ウミネコで有名な蕪島に行こう。
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ちょうど 抱卵育児の時期にあたり、ウミネコの数は、ピークに達していた

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子にエサを与える母
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母どおしのケンカ?

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見ていて飽きない。 ずいぶん長居をしてしまった。

さあ、歩こう。

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鯨神社(かつて鯨漁師と魚漁師との間の諍いがあったそうな。地元の方のお話)
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浜沿いの道に入ると さっそく キリンソウ

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定番 ハマナス
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エゾフウロ

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これは  ハマギク?  (
花期は違うのだが・・)
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エゾミゾハギ
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シシウド系は 難しいが・・・オオハナウド?
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ハマヒルガオ いかにも海岸っていう感じでしょう?

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「みちのく潮風トレイル」っていうこと、初めて知った。

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花は増える  

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カラマツソウImg_0852_r

ツリガネニンジン

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アサツキ

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ニッコウキスゲ

Img_0881_rフナバラソウ

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カワラマツバ
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エゾノレンリソウ?

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八戸線

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イタコマイマイ岩

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葦毛先展望台から海岸を。
ガスがかかってきた、 晴れていれば八甲田が見えるとか。
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ノハナショウブ

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スカシユリとキリンソウ

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いやはや
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いやはや
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ハマウツボ

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これはまた美しい  君の名は??

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えーと、ハマエンドウ

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オオマツヨイグサ

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また シシウド これは?  エゾノシシウド??

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花三昧に酔っていると でっかい海岸に出た 大須賀海岸

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踏み込む毎に音が鳴る 鳴砂の浜辺。 振り返ってみた

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いやぁ、キントレのようだった。気持ちよかった。
してこの石 石碑ではないような・・なにか彫ってある?? ただの自然石??
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奇岩を見ながらひと山越えて

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奇岩とスカシユリ。       岩の向こうに見えてきた 深久保漁港
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白岩は、 奥に見える白い岩のこと   ウミウの糞で白くなったとか

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なんだかな?  タンポポにしては・・?

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ずっと続く 黒松の防砂林・・淀の松原

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そして 出ました   種差天然芝生地

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二ヶ月に一度 お手入れをしているとか。

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当然 だいのじ になってみたよ 

それから海岸沿いの店で 磯ラーメンを食し、 
種差海岸駅から 八戸線で帰路につく

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みちのくトレイルは、今回の蕪島から福島県相馬まで 700㎞あるそうです
せめて宮古まで  いや 久慈まででもいい 歩いてみたいなぁ

鮫10:28-蕪島10:55(30)-小舟渡12:15-葦毛崎12:55-大須賀13:30-白巾14:10-深久保14:25-芝地14:45-種差海岸駅16:12

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ぐるりん下北・・観光

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2016年6月28日 (火) 晴 

大間崎 灯台Img_0601_r

みやげや  たこ足 500円

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カラ付きウニ 800円

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     ちなみに 大間のマグロ(解凍)(トロ、中トロ、赤味)3切れ1000円とか

 

佐井から船で 仏ヶ浦へ向かいます

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着きましたよ
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なんというか

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船頭さんが案内してくださった(左から二人目)
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わし?たか?岩です!
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ととろ?

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予想以上の大きさで。

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一人になったらこわいかも

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不思議なかたち

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海辺の花も多い  ハマベンケイソウ
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?フウロImg_0681_r
ハマエンドウ
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ハマヒルガオImg_0677_r

恐山の印象的な一枚

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尻屋崎の寒立馬Img_0745_r

1日コース・・・ ガイド弁当付き 9600円 満席でした

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静かなる八甲田山

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2016年6月26,27日(土日) 雨風霧 

山頂の湿原 仙人岱では一面に、チングルマが咲いていました

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新青森から十和田行きのバスに乗ります。
強風のため ロープウエイは運転休止だったので、酸ヶ湯から山に入ることに。

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この殺風景な景色は

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火山性ガス発生場所

 

 

樹林帯には ダケカンバや 青森トドマツ

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いつまで歩いても勾配がほとんど無い、ほんとうに山の上に行けるのかしら?

 

と思っていると  おお!

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地獄湯ノ沢に出ました ここからやっと、勾配がキツイ岩岩帯
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勾配より、強風と雨に煽られているで、一歩ずつでないと、進めません。

 

岩場に花が咲いてます。 足元しか見えないけれど、しぶとく撮っていきます

 

ゴゼンタチバナ↓  イワカガミ マルバシモツケ・・・
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そしてハイマツが現れると

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仙人岱でした

 

チングルマの花

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見えてきました。 きょうお泊まりの 仙人岱ヒュッテ
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古いけれどしっかり補修されていて。

水場もちかく、いくらでも汲めます。
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内部は、綺麗で よく管理されています
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ダウンを着ていても、カイロを使っても とにかく寒くてなりません。
そこで ありがたく使わせて頂きました

Img_0388_rとても感謝しています

翌朝は、雨。。。というより、濃霧。カッパ必須

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展望はないが、花は多いのです 
きょうは 『水玉とのコラボ』 で いきましょう!

ショウジョウバカマImg_0400_r_2

またまたヒナザクラ

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ミツバオウレン

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このドームは  イワベンケイ
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ヨツバシオガマImg_0420_r


ミヤマオダマキ

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あら、もう大岳山頂でした

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ミネズオウ


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アオノツガザクラ、、と思います

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イワイワの道を下ります

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まわりは どんな景色だろう??


雪渓は意外と傾斜がきつく、緊張しました。
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大岳鞍部避難小屋 ログハウス
トイレも綺麗でした(けど、立て付けがちと悪く、)

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すでに赤倉岳に寄る気は失せており の~んびり お茶にしました。

して 毛無岱に向かいます

イソツツジImg_0456_r


オオカメノキImg_0459_r_2



おっ、ヒナザクラ
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コヨウラクツツジ
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ここから、毛無岱の広大な湿原に入ります
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ワタスゲ 水濡れて・・
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チングルマもこのような・・
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ウラジロヨウラクもこの通り
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なかなか良い感じ。

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~~~、本当に広そうです。
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アカモノImg_0503_r


コケモモ と 思う
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アオモリトドマツ かっこいいなぁ
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ハクサンシャクナゲ149_r


これぞ 有名な?ピンクのミツガシワ  気のせいじゃなく本当にピンクでした

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ミツガシワ
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コバイケイソウだ
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わ、咲いてた 一本だけ

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ミツガシワの池塘
池塘の植物って、、棲み分けがきっちりしている
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樹林帯に急階段  ということは

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タニウツギが咲き
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オオバキスミレが咲き
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マイズルソウが咲き
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ブナの森で
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何をお祀りしているのでしょうか
タケノコと御神酒がお供えされていました
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そして酸ヶ湯に到着 昨日の時点で目を付けていたおそばをいただき、

バスに乗り青森に向かいます
車窓から眺めていると 空は急速に晴れ上がり、
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北八甲田の峰峰が見えていました。じゃぁ、またね。


(1日目)曇/雨風 酸ヶ湯13:30-地獄湯ノ沢15:00-仙人岱避難小屋15:30(泊)
(2日目)濃霧/曇 避難小屋6:00-大岳06:30-大岳避難小屋07:00(40)-分岐08:15-(毛無岱)-樹林帯へ09:40-酸ヶ湯10:30

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