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大沢山~ボッコノ頭~大洞山  花よし木よし


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2016年5月24日 (火) 快晴 

とりつきは笹子の西、追分から少し南の奥野稲村神社の裏から
こま犬の母子がかわいい

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最初の100mの標高差をどうにかガンバると、勾配も穏やかないい感じの登りになる。
左ヒノキ林、右雑木林に、ときおり赤松が混ざる尾根道。小さい送電塔を過ぎ、歩き始めて1時間ほどで巨大送電塔に出会う。

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この先は緑の広葉雑木林が主体の、なだらかな尾根道が続いていく。緑の木陰は心地良い。

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ふと足元を見ると、黒い土に緑の葉っぱの千切れたのがパラパラ…、これ全てオトシブミ、小さな小さなオトシブミだった。小さいけれどひとつも手抜きなく、きちんと巻かれている。虫の母さんってエライ!

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緑の林に真っ赤なヤマツツジ、すごいすごい、ちょうど満開、緑に朱赤の鮮やかさ。
森はブナやシナノキやカエデなど、深みを増してきた。

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そして勾配がきつくなり、じき大沢山に到着、樹林に囲まれた静かな山頂だ。

                         
満開のヤマツツジと終わりかけのトウゴクミツバツツジの花の山、そして、うす紅のサラサドウダンは緑の波間に移ろっている

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西に向かう。とたんに岩っぽい急降下になった。岩肌にはびっしり、イワカガミの幼い葉、でも花は終わりか…、いえ、最後のお別れ花が待ってくれていた

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岩岩が終わると、樹林の尾根道、右側は赤松、左側はぶな、ぶなは大木が多くさまざまな容姿の大樹を楽しみながら歩ける

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1時間でボッコノ頭に到着。南面を覆うのはクサタチバナの花。

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ボッコノ頭から北に向かう。道はハッキリしているが、ところどころ枯れたスズタケが残っていた。道沿いにはクサタチバナのほか、ユキザサ、チゴユリ、木の花ではアオダモ(多い)、ベニバナツクバネウツギ、ミズナラ・・。花も良し木々も良し、
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ゆるく下ったところが摺針峠で、賑々しい道標が立っていた、昔からのステンレス製もちゃんとあった。

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峠をpassしたが、大洞山への登り返しが超急登だったので、中途であえなく休憩することに。 その先は岩がちで面白い。やがて、ミズナラの大木がズラッと鼎立する、素晴らしいミズナラ林になる。

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大洞山(摺針山)で最後のコーヒータイムをすごした。

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お次のカヤノキビラノ頭は、三境ともいい、尾根が三方に分かれている。わたしたちは東に向かう。

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今までの穏やかさはうって変わって、痩せ尾根になる。岩っぽいし木の根が張り出したりするので、スピードダウン。ときおり尾根の左がぐっと剔れていたり、白砂でザレていたり、ロープもありの道だった。

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30分で到着のピークにはベンチあり道標なし。
ここを、誤って中尾根の頭と思いこんでしまい、右折の東方向の道に入ってしまった。

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この尾根はなんとも穏やかで歩き易く、結局、旧甲州街道に下りたのだが、
予定していた笹子トンネルでなく、「矢立の杉遊歩道」の東口あたりで、かなり笹子側だった。

尾根からいったん林道に出て、林道を10分ほどでゲート、その先が旧甲州街道である。Img_0937_r


この葉をたくさん見かけたが クモキリソウの「仲間だろうか?

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マイズルソウが咲き出した
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エビフライも見つけたよ!
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【コース】稲村神社08:00-巨大鉄塔09:05(15)-大沢山11:00(50)-ボッコノ頭12:50(10)-摺針峠14:00(10)-大洞山14:20(15)-カヤノキビラの頭(三境)14:55-右折点 1
:30(10)-(最初現在地が分からず道探し16:30~17:15)-林道17:30-旧甲州街道17:40-矢立の杉遊歩道・東口17:50

【地図】昭文社:大菩薩 2万5千:笹子、河口湖東部 

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緑の丹沢ヨモギ尾根

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2016年5月22日 (金) どん雲り 

今回は珠玉のショートコース、ヨモギ尾根と三ノ塔です

お天気は、きょうだけ曇りで、きょうだけ寒い。

とりつきのボスコの植林(諸戸林業)は伐採中、林業女子のおねえさんがかっこよく働いていた。

植林色から雑木林の朗らかな緑に変わると、つらい登りは楽しみに変化する

鹿柵をふたつ跨ぎ、ゆっくり登る。
ブナの大木の 大らかな青葉の塊が優しく出迎えてくれる

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ヨモギ平はわたしを裏切らない。Photo_2

すっくと伸びた美しい樹形
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大カエデ、大ケヤキ、青葉の季節も葉の違いがそれぞれの個性を際だたせ、

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梢は天に向かって自己アピールしている。

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三ノ塔に向かう。
容易には踏み込めなかった 、かつてここが、そんな蜜藪だったなんて、
今は想像も出来ないImg_0697_r_2

スミレ、イワキンバイ、ヤマクワガタ(写真)など、花は少なめ。

それにシロヤシオがないのは不思議に思う。
お隣の長尾尾根にはけっこうあるのにね。
代わりにふわふわな白のアオダモが真っ盛り、

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トウゴクミツバがチラホラ姿を見せる。
アセビのカラフルな針葉は花のよう。

モノラック軌道が出来ていて(驚)、表尾根の手前まで延びていた。

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表尾根に飛び出す。お地蔵さん、こんにちわ。
諦めていた富士山が、白い空に白く浮かんでる

そして緑の表尾根Img_0724_r


三ノ塔がガラガラなんて、これは曇天の成果かも?

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あとは下山するだけ。
表尾根登山道は段差のあるイシゴロ道で、土も堅く歩きづらい
              Img_0744_r_2                 地面のピンクはトウゴクミツバツツジの花びら

二ノ塔に石貯め所があり、この時は意味が分からなかったけれど
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ぶった切り林道まできたら、説明書と 石を詰めたレジ袋とがたくさん置いてあり、
理解できた。
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1袋3㎏だそうです、Img_0756_r
 石って、重く感じるのかなぁ? 意外にずしっとくる

駐車場所の、富士見橋に無事到着
富士見小屋はなくなって更地になっていた。

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【コース】富士見橋P-ボスコ-ヨモギ平-三ノ塔-二ノ塔-林道横ぎる-P 
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大山 

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丹沢のシロヤシオ

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2016年5月15日 (日) 快晴 

ほんとうは、2月に行き損ねた木ノ又北東尾根を、きょうこそ登るつもりでしたのですが、またもや届かず・・・   まっいいか すばらしいシロヤシオを楽しめましたもん

本谷川林道沿いは、テンニンソウで埋まる

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キュウハ沢出合から三角沢の頭への尾根を登る。。
ギンリョウソウが湧き出るように。。あちこちに。Img_0438_r
分岐から古い仕事道を伝い三角沢に下り、越えるImg_0393_r
仕事道は綿々と続くImg_0396_r

こんな石積堰堤も見える(本谷川)Img_0399_r

緑に吸い込まれそうだImg_0409_r
ほんとうに 緑に吸い込まれそうだ
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オバケ沢大日沢出合と勘違いした 手前の二俣

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真ん中の尾根が 魅力的に見えるんだもん、なのでとりつく。  
大ケヤキに出迎えられた。Photo
緑の中をぐいぐい登る ここでも緑に吸い込まれそうだ
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ぶな森はシロヤシオの森でもあるのだImg_1465_r
突然 前方に鹿柵が現れ、ジ・エンド 早すぎません??Img_0489_r
それもそのはず 上がった所は表尾根でなく、長尾尾根の1220mあたり・・・、
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新大日まで上がり~表尾根を~塔ノ岳へ向かう

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シロガネソウImg_0531_r     


塔ノ岳から日高へ
  ここは シロヤシオもトウゴクミツバツツジも最盛期
  しっかし 道は崩壊激しく、付け替えられていた

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ブナの木に ワチガイソウ咲くImg_0585_r  
  メギの花も満開Img_1543_r
日高から龍ヶ馬場を眺め 「今度行きますよ~」
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日高から三角沢ノ頭へ
わおっ 熱烈歓迎!!!
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こちらもImg_0615_r
もうもう つつじの競演乱舞
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これぞ シロヤシオの底ぢからImg_1572_r

シロヤシオくぐる

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シロヤシオ眩しいImg_0637_r
イナバウア・ブナをすぎ、シンボル・ブナをすぎました
さぁ、あとは下るだけ
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と、思いきや・・
まだまだ続くよ
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ああ、もう 引き込まないで
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誘惑振り切り無事下山しまして  キュウハ沢出合
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林道沿いも楽しいよ イワタバコImg_0659_rツクバネウツギImg_0656_r
満車だった塩水橋・・・、おいてきぼりの1台
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また来ますよん・・・

【コース】塩水橋P6:00-キュウハ沢出合07:10-850m分岐07:45-三角沢08:10-小滝の沢出合08:50(15)-鹿柵10:40(15)-長尾尾根11:05-新大日11:45(40)-塔ノ岳13:10(15)-日高14:25-三角沢の頭(寿岳)15:00(10)-(15)キュウハ沢出合16:30-P17:20
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大山 

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北高尾山稜 小下沢あたりから


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2016年5月10日 (火) 曇

地味でも、味あり、里山のようす

小下沢梅園~富士見台

 沢沿い道は少し荒れている

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 キジョランについたアサギマダラのさなぎ

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富士見台~狐坂峠

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カンアオイが多い さまざまなデザイン
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ホウチャクソウImg_0046_r
狐坂峠~関場峠
 
ハンショウズル Img_0067_r
 ツリバナImg_0070_r
ヤマツツジ・ロードImg_0078_r
ニガクサツボミフクレフシImg_0082_r
関場峠~小下沢梅園
 
林道沿いは意外と楽しい

 コウゾImg_0113_r                   雌花 と        雄花

  ヒメウツギImg_0106_r

ガクウツギ

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たくさんのイワタバコ  (ブレブレですみません)Img_0134_r 
 キャンプ場跡地をすぎ 一筆書きを閉じました
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【コース】小下沢梅園P08:40-富士見台10:10-狐坂峠11:35-ランチ12:00(30)-黒ドッケ 13:05-大嵐山13:40-関場峠14:30-(20)キャンプ場跡16:00-P16:30
【地図】昭文社:高尾陣馬 2万5千:八王子 

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尼厳山780m~奇妙山1099.5m

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2016年4月29日 (金) 晴 /

尼厳山・・「あまかざりやま」と読みます。わたしも初めて知ったお山。

Img_0006_r                 尼厳山   と    奇妙山


関東の私たちは馴染みがありませんが、地元松代にとっては山城跡あり古墳群ありの里山で、尼厳山奇妙山トレッキングコースも整備されていました。

(池田の宮)登山口を歩き出し、由緒ありげな緩やかな道は、ヤマツツジに赤く彩られ歩き易く、北尾根(長礼コース)分岐を過ぎると、だんだん岩が出てきて、やがて見事な岩壁に出くわしました。

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山頂に近づけば近づくほ ど急勾配、ジグを切りつつひたすら登ります。
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                                              メタリックな青い花ホタルカズラが群生。

眺望絶佳の辰巳岩で山里のジオラマを楽しみ、ひと登りすれば尼厳山の山頂です。
思ったより広く、大勢のパーティ、ファミリーが休んでいました。

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奇妙山へは東に急降下します。
鞍部の岩沢への分岐を見送り緩やかな登りになりますが。意外にダラダラと登るばかりで、
次のピークが山頂か・と思うとまだ先だったりで、何度もニセピークに騙され、そのうち「どうぞ騙し続けなさい!」と居直り気分になり、ちょっとムッとして歩いていました。 

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でも歩いていれば着くもので、14時近くなって三角点や石碑や祠やら各種石像物の置かれた山頂に到着します。こちらは東山城跡だそうです。

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この時、新情報 「少し先の
”かんぬしさん”の石仏には往復20~30分」。 
かんぬしさん?何それ? カラミで行くことにしました。
意外や細尾根の楽しい道で、徐々に岩がちになり、最後は本当の岩道になり、ロープがないと恐ろしいほどの段差もあり。

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そして、岩の突端におられました、かんぬしさん?
いったいどちらをご覧遊ばす? 

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思ったより大きく等身大、こんな姿の石像物は初めてです。いったいなんだか?、
変わった衣装、説明版はなし、まったく見当がつきません。

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奇妙山からの下山は、スイスイと順調で、岩沢分岐を左折してお里に降ります。
暑いほどの陽射しが降り注ぎ、さっきの冷たい空気はなんだったのでしょう。

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里道のそこかしこには馬頭さんや庚申様が置かれ、小さなお寺や神社も多く、
畑や杏の花に囲まれる集落の佇まいは、日本の古き佳き時代を思わせます。

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住まわれている方はどうか分からないけれど、ずっとこのままであって欲しなぁと 思うのでした。

Img_0156_r                                  杏の畑と 奇妙山

【コース】(松代)松代荘P10:45-尼厳山登山口11:00-北尾根分岐11:15-
辰巳岩12:00-尼厳山12:05(30)-岩沢分岐12:55-高見岩13:25-奇妙山13:55
(+神主さん?像30分)-岩沢分岐15:00-下山口15:30-P16:10

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泣坂ノ頭~大峰  北面の尾根たち


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2016年4月26日 (土) 曇のり晴れ

小金沢右岸林道を辿る。深城ダムは霧を湛え静まり返っていたImg_0321_r

今回はスバノ沢右岸からとりつく。うまいぐあいに送電巡視路の入口があり入山。
巡視路の黒階段は落ち葉に埋もれ、落ち葉は充分すぎる水分を含んでいる。
ドロドロになりながらも、あっけなく送電塔(深城206)に到着。

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巡視路を左に見送り尾根の上を行くようになると、雑木林の深い落ち葉に沈みそう。靴裏にパキパキと枯れたスズタケの感触が伝わる。芽吹きは始まったばかり、幹ばかり並ぶ林に赤紫のミツバツツジが点々と続き、わたしは花の塊を追いながら登り続ける。Img_1101_r_3
左の尾根が合わさると剔れたような急登になり、よじ登り気味に乗り上げ1026m岩峰に到着する。 昨夜は雨がよほど降ったらしい。木々の葉も浮き出た枝や根が水で光る。足元に神経を集中して下りていく。すると霧の中から白い花が。ヒカゲ?と一瞬期待したが、なんだアセビかぁ(ごめん)。
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ギャップをいくつか越えていくうち、うす日が洩れ空に青みが戻ってきた。
ほら、そこにヒカゲツツジの花が、ここにもそこにレモン色が見える。

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テンションは急上昇、花を追っかけのウロウロ・・もう止まらない。

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稜線に点在する苔むした大ブナ、立派なリョウブ、そして尾根の主たるオノオレカンバ、しんがりの大物ミズナラなど(。再会するごとに頭の地図に現在地を刻んでいく。

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やがて右側の谷は大きな撓みとなり、灌木帯から大ブナの森になっていた。左のヒノキ林はいつしかカラ松林に変わり、大峰の尖り頭も見えている。

もうすぐ山頂、きょうも12時を過ぎてしまった。でもさ、いいのさ、これでいいのさ♪ 

Img_1209_r        岩にへばりつくように咲いていた フモトスミレ(と思う)

12:35 泣坂ノ頭に到着、ランチは前回と同じく南面に広がる落ち葉の緩斜面。
風を遮り暖かい陽射しに包まれ、見上げるとブナの大木が芽吹いていた。Img_0469_r

ここで下山は大峰北尾根の支尾根(北東尾根)に決める。
大峰まではひとっ走り、大峰権現の寂れた祠に手を合わせた、
かつてこの山頂に憧れて何度も訪れたっけ、けれど、その頃ナラノキ尾根が未開拓の辺境のように思え、大峰からの一歩がどうしても踏み出せなかった事などが蘇る。

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さて大峰北東尾根である。最初は北尾根をぐんぐん下る。100mほど下降すると勾配がふっと緩む。カラ松落ち葉は足に最高のクッション。

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1270m圏の大廊下は舞台のように平らかで、カラマツの芽吹きの広がる中、ルンルン快調に歩いていく。やがて顕著な尾根の分かれに出る。

北東尾根は植林と一緒に右折し、ゆるやかなまま、最初は東を向いていくが、尾根は東から北東に向きを変え、その後は見かけどおりに降りている。
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分岐があれば右を行く。シラカバの美しい樹皮を愛でミツバツツジを愛で、ハナ歌混じりに歩いていたが、徐々に急峻になり、腿を踏ん張っていないとコケそうになる。
その辺りにはツツジだけでなく、満開のオオヤマザクラや普通のヤマザクラが現れる。

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木々を透かせばダム湖が見える。
標高が下がるにつれて濃くなる緑、なかでもシデ類の若葉はとても柔らかく、森はふわっと若草色に包まれていた。
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突然、急降下が緩みアセビの庭園風に出た。あまりの黄緑の明るさに目が眩みそう。
その先また急勾配になりったとおもったら、、突然、「あぁっ!?」
立派な道が尾根を横切っていた。そして正面の岩には馬頭さまが祀られていた

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馬頭さまの岩に上がってみると、祠が2基、今もちゃんと祀られている。
深城がダムに沈む前は、この道が小金沢への経路だったのだろう。

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しばし上の小さな岩稜で休んでから、 
馬頭さままで戻り、竹ノ向へ古道を歩く。
沿道には大モミが残され、いかにも昔からの峠道の雰囲気。
しばらく古道を伝い尾根をトラバースしていたが、左手の植林に下りの踏み跡を見つけ、そちらを下る。

Img_0539_r    ・・・・・今回は行かなかったが、深城方面への道


下りた所は、葛野川トンネルの東側出口だった。
あとは、お喋りをしながら車道を歩くだけ。
新道の合わさる唐沢橋に来たところで、タクシーをコールした。

Img_0567_r  旧道からの竹ノ向集落。奥に新道(バス道)が走る。

【コース】深城ダム(小金沢公園)07:10-とりつき07:40-送電塔(深城206) 08:00(15)-1026m(最初の岩峰) 09:00-1420.7m泣坂ノ頭12:35(60)-1403m大峰14:00(10)-1340m北東尾根分岐14:30(10)-550m*馬頭観音16:15~*16:30-葛野川トンネ横(旧道)16:40-唐沢橋16:55→(\5410)猿橋
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:七保

では また~  (^_^)/~

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