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三角沢ノ頭~日高

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2016年2月27日 (土) 晴れ

8時過ぎ塩水橋に到着すると、駐車場所はほぼ満車。
「これからの季節は早く来なくてはダメだってことか」。

ゲートを潜り本谷川沿いの林道を歩く。朝日の届かぬ寒々しい景色、残り雪が凍っているので気を遣う。40分ほど歩いた所でようやく陽射しが届き、対岸にケヤキの大木モミの大木などが現れ始めた。丹沢の奥に来たなぁと嬉しくなる。

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キューハ沢出合からの、とりつきの斜面は雪が残り、滑りやすく難渋するので、軽アイゼンを装着。
せっせと登っていけるはず、しかし私、すぐ息が上がり、足が止まってしまう。
この尾根は5回目なのに、こんなこと初めてだ(ショック)

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計画では、「木の又大日東北尾根*」に移り、主脈に出る予定で、Akio氏に紹介され、とりつきかたも教えて頂いてある。

そろそろ*への分岐か?と思われるあたりで、これまで見たことのない顕著なマーキングを発見、「これか?」と思ったが、う~む、前方の崩壊斜面の薄い道は危なそう?

済みません、あの道はわたしには、行けませんし、まぁどうにか行ったとしても、その先の様子が不安だし、どう見てもAkioさんに言われた仕事道じゃない、と尾根に戻った。

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その先も決定打がないまま、登ってしまったので、
「きょうは木ノ又大日をあきらめ、三角沢ノ頭から日高に行こう」ということになる。

「そろそろぶな林になるはずなのになぁ」なかなか終わらないヒノキ林にヤキモキしたが、登るしかないので粛々と足を動かす。
ようやくブナ林に入ったが、雪原に立ちすくむ大ブナの姿はイマイチ元気がない。

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やがて片腕をグイッと伸ばした巨木の前に出た。このウエルカム・ブナ君は変わらず元気で一安心。

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すぐ上が「三角沢ノ頭」山頂である。吹きすさぶ風を遮る西斜面でお昼。
きょうは日高までのピストンと決めているので気が楽た。

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経路の三角沢ノ頭と日高の鞍部が好きな私は、みんなにステキさを分かってもらいたかったけれど、きょうの寒さで全て吹っ飛んでしまった。

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でも登り返しの尾根のシロヤシオの大きさや多さだけは私の宣伝通りで、
みんなの頭には花盛りの様子が想像されたろう。。と思う。

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そうして丹沢主脈に飛び出す瞬間は、華やかなファンファーレを鳴らしたいほどなのに、雲が湧いた西側の、展望なしの景色は、爽快感半減。ちょっと悲しくなってしまった。

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下山は快調に、雪のおかげでサッサと下る。

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三角沢ノ頭を乗り越え、標高800mあたりで、再度、*木ノ又大日東北尾根への道を探索してみた。わかりずらいが、道のようなのが延びているのを、ひとつひとつ潰していき、ついに仕事道を発見。間違いないだろう。それはトラバースでなく、端尾根をジグに降りていた。

よし、分かった。次回はこの道を行こう!! 必ず行こう!! 
そう思いながらの帰り道では。さっきまでの萎んだ気持ちなどぶ吹き飛んで、晴れ晴れとしていた。

Img_0159_r     イイギリの実

三角沢の頭 シロヤシオの頃2005年
 

【コース】塩水橋08:00(10)-キューハ沢出合09:20-道探し09:50-三角沢ノ頭11:50(50)-日高13:15(10)-三角沢ノ頭13:55-道探し14:50-キューハ沢出合15:20-塩水橋16:30
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大山 

では また~  (^_^)/~

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要害山‥北風に震えるも、いつしか春の陽ざしに包まれて

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2016年2月23日 (火) どん曇~うす晴

要害山は5回目になるが、それでも15年ぶり。
鏡渡橋BSから橋を渡った分岐には、道標が立っていた。
田舎道をゆるく登り、立派なお屋敷の脇を通る。正面にちょこんと待ってる要害山、

Img_0012_r                                               コブシでしょうか・・・?

路傍の石仏など愛でつつ、そろそろと山に向かう。

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山神社から山道になり、檜林からやがて気持ちの良い雑木林になり、桜の大木も目立ってくる。肩のところでひと息ついて、ちょっと登ればもう山頂。

かつて、草ぼうぼうだったが、宴会も出来そうな広場に変身。
『大倉砦』の説明板は実際の地形と見比べられ、よく分かった。
山頂の大杉は樹齢何年なのだろう。砦の時代から、大杉だったのかなぁ。

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要害山から北に尾根を辿る。登下大倉分岐(石灯籠)を過ぎ、快調にポンポンと小ピークを越えていく。

冬枯れの雑木を透かして見える里山たち、前方には権現山がどっしりと構え、足元にはイチヤクソウの緑の葉やシュンランの蕾、ミヤマシキミの蕾、
でもまだ固く「焦るな焦るな」と言ってるよう。
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『風の神様(今回名前を知る)』の小さなピークには可愛い祠、その先の二基の祠はひっそりと埋もれそうだったが、ちゃんとあった。

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ヤブツバキの花の傍らを過ぎ、やがて『コヤシロ山』に到着。
小広い山頂には倒木を利用しベンチができていた。ランチにしたが、寒くて早々に出発。
三叉路を右に、尾続山に向かう。手入れの行き届いた気持ちよい杉林で、所々に大杉や大モミ大赤松が残され見応えがあった。尾続山もそんな植林の山頂だ。

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下山した尾続の里は明るく、梅の花に埋もれていた。いつの間にすっかり晴れ上がり、もったいないほどの陽ざしに包まれている。かつて養蚕で栄えたのだろう。裏山をバックに立派な家構えや石垣が見られ、懐かしい日本の原風景って感じだ。


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尾続神社も見逃すことなく、無事お礼詣りを済ませた。
ところでこの神社、古い立派な鳥居の、奥に登る石段の、自然石はあまりに急で危なかしく、きょう一番の難所であった。

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尾続BS着13:00、ついでだから目の前の聖武連山にものぼろうか
登山口は鶴川の対岸。駅で 「1時間で行ってこられる」といわれた上、「最近整備したんだよ」と手描きマップもいただいた。

Img_0081_r                 眺望が良いそうです  聖武連山  

が、よくよくマップを見れば「鶴川渡る橋なし」と書いてある、けど一応、”調査”に降りてみると、本当に鶴川は谷深くとても無理、ということで、「聖武連山は、そのうちに…」となり、
上野原本町の「桔梗屋」で、コーヒー+和菓子という、コースにいたしました。

Img_0083_r   駅への道すがら・・・春霞に包まれてる要害山(見えるかな?)

【コース】上野原08:30→(290円)鏡渡橋08:45-山神社09:15-要害山10:00(10)-風の神様10:30-コヤシロ山11:00(40)-尾続山12:05-尾続神社12:35(15)-尾続BS13:00(調査20)→(約2100円)桔梗屋ー上野原
【地図】上野原ハイキングマップ  要害山手描きマップ

では また~  (^_^)/~

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土山峠~秋葉山~仏果山~高取山

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2016年2月9日 (火) 晴れ

爽やかな冬晴れ、白い山々をバックに宮ヶ瀬湖は鏡のような湖面を横たえている。

土山峠から入山。じき秋葉山の美しい雑木の尾根に乗る。所々に雪が残るのは良きアクセント。薪炭林の斜面は南向きでポカポカと暖かった。

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が、尾根上に出たとたん、北風が吹き抜け「ヒャァ~」慌てて毛糸の帽子を被る。風が通ったり凪いだりは、地形のせいだけでない? よく分からない。
ヒノキ林になると日陰で暗く空気も凍っているようで、雑木林が恋しくなる。

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苦しい階段、なんという理不尽な、段差ありすぎの階段をぜいぜいしながら「革籠石山」に到着、ここまで来れば登り一辺倒から解放され、アップダウンも楽しくなる。

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心配していた稜線上の北風は、それほどでなくホッとした。

秋葉山の山頂(修験の説明板)、Img_0034_r
秋葉山分岐を過ぎると、いよいよ仏果山の岩場だ。
うかうかしてると事故るけど、気を抜かなければ大丈夫。
それより素晴らしきかな大展望、ポイントごとにじっくり楽しむ。

大山Img_0043_r

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仏果山で昼食後、記念写真

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次なる高取山に向かうつもりが、うっかり愛川方面に降りそうになり、慌てて”キキキ~”、急旋回して正しき道に戻った。ヒ~、あぶないアブナイ。慣れたる山と油断しておったぜ。

高取山への稜線や宮ヶ瀬越えから下部は、大モミ、大ツガが多く、仏果山までとは違う林相なのは何故だろう。そんなことを思いながら、無事下山。

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高取山では、冷たい風に晒され、はなみずが垂れて困ったけれど、湖畔の駐車場はうららかな午後の陽射し・・。標高と気温の関係ってシビアですね。

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【コース】宮ヶ瀬湖大棚P08:45・仏果山登山口BS 08:57→(\180)土山峠09:00-半原越分岐10:10-革籠石山10:35-秋葉山手前10:55(20)-秋葉山分岐11:30-仏果山11:55(50)-高取山13:30(30)-宮が瀬越14:10-P15:15
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:青野原、上溝 

では また~  (^_^)/~

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金山峠から高柄山へ

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2016年2月7日 (日) 晴

上野原駅に下りると、JR、富士急バス、市がタッグを組み、近郊の低山ハイクの大キヤンペーンを展開中。登山道の巡回、整備、広報に力を入れておられるとか。

そのおかげか、無生野行きのチビバスは満員。 バスルートが一時的に変更となり、一古沢を迂回し、秋山トンネルを抜け、桜井で時間調整をしていた。

私たちは予定通り古福志で下車。
対岸の阿夫利山の山稜は北斜面をこちらに向けて、真っ白に輝く。

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登山口には道標が出来ていた。対岸の小山に古峯神社が見えた。
わたしたちは道標に従い、峠道を辿る。

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なだらかな勾配、歩き易いジグザグ、いかにも峠道らしい。
周りの木々は美しく雪化粧している、うっとりしながら歩いていると

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ひゃ、雪が溶けてポタポタ落ちてくる。

そうしてこんな心地良い道を回り込んで
Img_0845_r_2金山峠に到着
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峠をのっこし金山集落に下りる。道はあまりハッキリしないので、途中で尾根に忠実に? 檜林を急降下した。植林が終わると、ぽっかりひらけた雑木林が明るく、夢の世界に入ったよう。

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道なりに下ると、前方に家屋・・あ、神社(金山大社)だ。

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右の沢沿いに金鉱があったそうだ。地元の「かなやま金山資料館」は閉まっていた、

北西に延びる・596mの尾根に乗る。指導標はないが道が延びている。

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が、結局、
途中から尾根に上がってしまう。落ち葉敷き詰めの・・雪で滑るけど、なんとも気持ちよい尾根で、そういう所はくまさんも好きなわけで、あちこち痕跡を残していた。

・596の手前の小ピークには立派なもみの木。

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やがて、テントも張れそうな落ち葉の広場が現れた。もちろん南に向いてシートを広げ、のんびりランチタイム。きょうまさか、こんな日だまりハイクになるなんて。
振り向けば高柄山東稜が雑木の枝を広げ「おいでおいで」をしている。あちらもまた行きましょう。

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今歩いている短い尾根は、意外と変化がある。たとえば、こんな岩や
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コナラでしょうか

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最後は急登・・・を やっつけ 大地峠~高柄山の稜線に出る。
尾根をアップダウンし、じき高柄山に到着
正面は陣馬~笹尾根。左に目を移すと大岳が立派だImg_0177_r
帰りは 千足峠から四方津駅を目指す。
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年前より だんぜん歩き易い明るい道になっていた。

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やがて林道に出る。少し下ると峠道らしく石祠も見る。
千足の家々が現れた。
家の人と、しばし歓談。2年前の大雪の時は、孤立したそうだ。除雪がうまくいかず、新潟からの応援を頼んだとか、ここの人はみんな都会に通勤しているとか、昔は養蚕が盛んだったとか・・・

千足をすぎると再び人気のない山の中の車道歩き。対岸の崖↓
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千足川の谷は深く、美しい淵や滝を見る。

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両崖の岩石も面白く、なんとか渓谷にもなりそうだけど、いまいちなのは、水が濁っているような、・・・気のせいかなぁ。。

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桂川を吊り橋で渡り 馬頭さまなど眺めつつ、やがてひらけた川合地区に出た。
あとは 中央線沿いに四方津駅まで、ゆっくり歩きましたとさ。

Img_0208_r_2四方津駅の跨線橋から 栃穴御前、鶴島御前山、隣の山

なんか早く帰れすぎ・・・、ぐずぐずしていたい心持ちにもなりますです


【コース】上野原08:30→古福志08:55-登山口 09:10-金山峠10:00-金山10:30-とりつきB 10:55-(60)-稜線13:15-高柄山13:25(20)-千足峠14:00-千足14:50(10)-四方津15:50
【地図】昭文社:高尾陣馬 2万5千:上野原、大室山 
    当日 上野原駅でゲットした上野原観光ハイキングマップ

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七沢森林公園から飯山観音

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2016年2月2日 (火) 晴

大山が間近だ。      ああ、だいぶ積もってる。

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森林公園は春の気配に満ちている。でも冬芽は閉じたまま。

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オニシバリの花が咲く。
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順礼峠のおじぞうさん
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あらっ  ここまでだって。
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あの小山たちをこえてゆくのか
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物見峠で、ハモニカの見事な演奏を聴かせていただいた。
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きょうの最高峰、白山到着。  大山には雲がかかり、寒そう・・

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男坂は巨樹が連なる急な道
Img_0036_r                左ウラジロガシ 右スダジイ

飯山観音
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帰りは女坂で。・・・・ 女とて甘くはありませんぬぞ。
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物見峠近くでキジさん一家に出会う。悠然とあるいていた。

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そして
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スタート地点に戻った。

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そろそろお山に行きたいなぁ

【コース】七沢森林公園P09:00-順礼峠09:45-物見峠10:50(10)-白山11:20(40)-飯山観音12:20(30)-物見峠13:50-P15:20
【地図】昭文社:丹沢 

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雪晴れの里山歩き

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2016年1月19日 (火) 快晴

昨日(1月18日)降った関東の雪
雨で大分溶けたが、今朝は道路がガチガチに凍り恐ろしい。
ということで近所の里山を歩いた。見下ろす雪晴れの町並みは新鮮だった。

出発地 飯綱神社境内より丹沢

Img_0131_r          蛭ヶ岳の左の白馬の雪形もクッキリ見える。

ここから里山に。小松に抜ける飯綱道は、誰も歩いた跡がない。木立のお陰で積雪は少なく、アオキの赤い実がキラキラ輝くのを愛でながら、あっという間に小松の里に出た。

小松の宝泉寺横から金比羅様の参道に入る。

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金比羅神社より、横浜東京方面。
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私たちは陽射しと青空、白い雪、雑木林の冬木立、マユミの紅の色などを楽しみながら、牡龍籠山を越えてゆく。

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城山湖周回道に入ったが、周回路に足跡は無い。雪は凍っていないので歩き易い。けれど沿道の木々は重い雪に耐えられず、太い枝が折れ道を塞いでいたりもした。 山の中は思っている以上に荒れているのだろう。

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お昼は周回路の最高峰草戸山(松見平休憩所)でいただく。

靴裏から伝わる、雪の下に積もった枯れ葉のザクザク…。
頬に当たる 冬の陽射しが雪の梢を剥いたあとの優しくも尖った風…。
こんな空気感は実際に味あわないとわからない。そんなことを思った一日だった。

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今年は雪が少ない

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2015年1月30、31日 

上越の山奥に雪下ろしのおてつだい、でも今年は雪が少なくて
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高度感あるのです
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県道の除雪は完璧
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例年なら3月下旬の景色だそうです・・

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翌日 雨氷という現象に出会えました。

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中央高速は一部通行止め、一般道も木が倒れたりして、アチコチの集落やホテルが孤立しました。   作業の方々は大変です。
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しっかし雨氷が作るだすファンタジックな景色は、夢のようだった。
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車窓からズームで・・
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隔靴掻痒ってこのことっす

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