阿弥陀岳南陵
写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2015年10月12日 (月祝) 快晴
舟山十字路から広河原、細い川を渡り、とりつきすぐの容赦のない急勾配
それも10分ほどで小尾根に乗ると、すぐ旭小屋からの道と合流する。
シラビソ林のしっかりした道を、ゆっくり歩く。なのに私はハァハァ・・やになっちゃう。
前方に居座る黒々とした山を越えると、どどっと陽射しが溢れ、元気を盛り返す。
光の中を下っていけば目の前がひらけ、青ナギの美しいカーブが現れた。
ここから見える阿弥陀岳のゴツゴツゴツとした岩の並びがなんとも魅力的、
阿弥陀が一番カッコヨク見えるポイントかも。
青ザクの縁を、陽射しと朝風を受けなから歩く。
渡りきると次の無名峰は、左から回り込むようにして登るが、北側なので、枯れ木や苔や草が霜で真っ白になっていた。
ひと登りでp1ピークに立つと、目の前のゴツゴツの岩岩が臨場感を持って迫ってきた。
P2を回り込み次はP3。
なんとも大きく立ちはだかり、トラバース中の先行者2人が豆粒のよう。
「あんな斜面をよく歩けるなぁ」と思えるが、イザ自分の番になるとちゃんと歩いているから不思議だ。(下の写真、歩いている人が分かりますか?)
大岩(尾根)を回り込む所が分岐、直登は岩登りコース、私たちは平溝コース。
ここで初冠雪の富士山を撮影しておいた
大岩を経ずりながらけっこう下る。下を見るヒマがないから行かれるけれど。
ガリーの手前には 飛び出した岩が居座っている。
この岩を、張られた細いワイヤを掴み、1・2歩で回り込む。
そしてガリーとご対面。思ったより垂直だ。
ロープを張ってもらったおかげで、平常心のまま三点確保し登って行ける。
面白いようにスタンスが現れるし、急登の分、ぐいぐい標高を稼げる。
ひゃっ、溝の中央が凍っているぞ。上部にさしかかった所の、一番ベストな足場が氷結していた時は、少し焦った。が、どうにかテラスに到達、ふ~。
この先は草付き、勾配はやや緩んだが気を引き締めたまま、P3の稜まで登る、
とりあえず安全圏に到着。
快晴で日なたで、それだけで嬉しく、気分良く歩く 阿弥陀岳への最後の岩を登りきると、ビデオ撮影中のオジサンに「お疲れさま」と迎えられた。
阿弥陀岳山頂は、朗らかな絶景展望。そこでいただく美味しいリンゴと甘いパン。
四方を岩に囲まれた阿弥陀岳は八ヶ岳の孤高な頂だ。
温厚な御小屋尾根でさえ、まずは摩利支天を踏まなければ下りられない。
御小屋尾根、下り初めの急坂さえクリアすれば30分ほどで樹林帯に入り、
溝のような道をひたすら下り、やがてなだらかなカラ松林になる。
あとは苔むした地面の感触を楽しみながら下りてゆく。
御小屋山の標注を過ぎ、分岐を左に折れ、ただひたすら歩く。
そうして2時前には、舟山十字路に着いた。
【コース】舟山十字路-広河原 06:00-立場山07:30-青ナギ07:50(10)-無名峰08:30(10)-P1 08:50-P3 09:05(待ち)09:30-通過10:00-阿弥陀岳10:30(30)-(15)御小屋山13:00-舟山十字路分岐13:20-舟山十字路14:00
では また~ (^_^)/~
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (0)
最近のコメント