加入道山~大室山 復活したのか? 丹沢の緑
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2015年6月2日 (水) 快晴
道志の湯の奥の駐車場から歩き出す。
「オオバ(orタンザワ)ウマノスズクサは、ちゃんと咲いたわ。」
「キンランもギンランも見つけたよ」
大きなミズナラ、大きな赤松
マユミの花、ハコネウツギ、フタリシズカ、ヤマクワガタ。
地味だけどお花も良く咲いていてくれた。
マユミ
何より緑が美しい・・・ウキウキ登っていたら、県境尾根に出る手前のへずり道が、危険な状況になっていた。ロープはあれど頼りなし。
悪場を慎重に通過する
県境尾根に上がればあとはルンルン、緑の草のそよぐ道を15分ばかりゆけば、加入道山に到着する。
山頂はヤマツツジ、ヤマボウシ、サラサドウダンの競演、ふっと北面を覗いてみれば、そこにはトリカブトの葉が一面に茂っていた。晩夏の楽しみ またひとつ。
緑の下草の縁取りにはヤマクワガタ(左)。ところどころにツルシロガネソウも(右)。
前大室を越える。なだらかな稜線にぶなの太いのがで出てきた。
破風口のキレットを過ぎると、様子ががらっと変わる。
まず勢いのあるバイケイソウが続々と現れたので
「おお、元気にやっとるかね」ちょっと上から目線で励ましてみた。
そのうちトリカブトがわんさか。「あらら、あらら、凄いじゃない?」
ああ、知らなかった。昔の丹沢が戻ったみたい、今回来てみて良かった、
あっ、今度はマルバダケブキ。
稜線は逞しい夏草のエネルギーが満ちている。
ブナも超元気で ひと頃の御正体山のよう、・・・ あちらは今や瀕死の状態だけど。
大室山に近づくと トウゴクミツバツツジが満開でした
犬越路分岐からの植生は淋しい(以前と変わらぬ状態)、大室山山頂も然り。
分岐から大室山にピストンするだけでは、大室山の底力を見ることが出来ない。
北東斜面もトリカブトの大海原・・・。
11年前の夏、トリカブトの花で真っ青だった、あの時を思い出す。
今、あまりの緑に、至久保や至大室指の登山道が隠れてしまいそうなほど。
バンザイ、神秘の、大室山の復活か???
すっかり嬉しくなって来た道を戻ったのでした。
【コース】道志の湯奥のP登山口P08:20-東屋09:05(10)-稜線10:45-加入道山11:00(10)-破風口11:40-大室山12:45(20)-破風口13:50-加入道山14:25(10)-東屋15:40(10)-P16:20
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大室山
では また~ (^_^)/~
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