黒富士東稜
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2015年6月6日 (土) 快晴
「燕岩岩脈」を地形図で見ると、岩マークに挟まれた細い尾根が延びています。
林道からは絶壁で登れないから、側面には岩脈上に通じる密かな道でもあって、
眺望絶佳を楽しみつつ、這ったりして行くのかな?アレコレ想像していましたら・・・
駐車したのは燕沢出合で、沢に沿いダートの林道が延びていた。
林道を伝い橋を渡るとは広大な扇状地&伐採地。
カンカン照りを浴びながらブルーとグリーンの境を歩く。
(振り返ると鋭鋒↑ 中津森と思う)
停めてあった軽トラは草刈り作業のためだった。
扇状地の奥※に近づくと草刈りの人が「この先は鹿柵ネットで出られません」という。
ということで、右の踏み跡から尾根に上がることにした。
伐採跡にはカラマツの幼木が植林されているが、茂る草の方が逞しい。
そんな中に鮮やかなアヤメが点々と咲いていた。
奥に奥にすすみ、尾根、そして鹿柵が近づいてきた。
どうにか通り抜け、涼やかなカラマツ林の尾根に乗った、
いい風が吹きわたり下草のコアジサイは今にも咲きそう。
先ほどの※を左に見たあたりが1275m西の鞍部で左折気味に登り返す。
ガレガレ歩きにくい斜面を登っていくと、第一岩場が目の前に横たわる。
ガレキ然とした岩の細いスキマを縫い、岩上に乗ってほっとひと息。
そこから細い岩尾根が続く。人の通わない道は石が不安定な上、太い木でも枯れていたりする。
と思うまもなく広い山腹の急登が待っていた。
ヌタ場のような歩き難い斜面で、大腿筋や下腿筋、前脛骨筋などをぐっと締め上げなければならず、いやはや疲れることったら・・・
南東尾根にずりずり這い登ったところでやっと安心。
急ではあるが、森の心地良さを満喫しながら登るようになる。
わんわん響くハルゼミの声。抜け殻を次々に見つける。
ときおり、右(北)側がひらけると、お隣の尾根には岩壁が突き出し、
奥には威風堂々の金峰山が見えた(山頂は雲)。
最後の急登を這い登り、曲岳からの登山道に飛び出せば、山頂は目と鼻の先。
黒富士山頂は印象が薄いが、少し南に「松+岩」の展望台があり、そこでランチ。
さて下山は、来た道を戻る。
危うかった印象の岩道を下るなんて、と思ったが、意外にあっさり降りてしまうものだ。
最後は伐採地で、お約束の山菜採り。ウド、タラノメ、サンショ、アザミなど、レジ袋を一杯にして車に戻り、夕食は天ぷらを揚げました
【コース】竜王駅10:00→燕岩基部/燕沢沿いP10:30-鹿柵ぬけ☆11:20-1275m鞍部・岩場★11:30-東稜12:05-1550m 12:20-黒富士13:30(25)-★14:50-☆15:10-P15:50→金石沢16:30(泊)
【地図】昭文社:金峰甲武信(奥秩父) 2.5万:茅ヶ岳
では また~ (^_^)/~
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