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暑寒別岳~南暑寒別岳~雨竜沼

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します   

2014年7月4日 (金) 晴れ 

前日 増毛の暑寒沢コースの登山口にある暑寒荘に入った。
立派な建物、使いやすい間取り、キチンと整理され清潔に保たれている。
感謝しつつありがたく使わせていただく。

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朝、4時、小屋出発。雲ひとつない青空、朝日が輝きタケカンバの幹はオレンジ色に燃えていた。

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しかし、じつは出発地の小屋からすでに、小虫(蚊)にしつこくつきまとわれている。
ネットをかぶったりウチワで仰いだり、虫除けシュッシュしたりしていたが効果無し。

我慢の登りで尾根に乗っても、相変わらずしぶとい小虫! 刺すよ!助けて~。
休憩したくても、止まると刺されるのでひたすら歩く。
Tシャツにしがみついてるヤツを叩いたら血が滲んだ。クソー! 

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四合目、ちょっぴり水を飲みアンパンを囓りながら、歩き続ける。

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いつのまにか六合目↑


両側にチシマザサが茂りだす、ヒグマ対策ホイッスル係の私はぴーぴー鳴らしながら、とにかく足早に登っていく。止まれない。

シラネアオイがわんさと咲いている。マイズルソウ、ゴゼンタチバナ、次々とお花が出てきた。七合目あたりにくると、若干虫も減ったような気がするが。
拗くれた大ダケカンバ、林下はフギレオオバキスミレの群生地。

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滝見台は岩の上。残雪を侍らせた美しい山並みが見下ろせた。時々ガスが流れる、ガスが通り過ぎると、上空のあまりに深いブルーには目がくらむ程。

八合目の扇風岩では、心地良い風がふいていた。
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虫もほとんど感じず、やっと休憩らしいひとときを過ごせた。ハイマツの下には高山らしい花が現れはじめた。サマニヨモギ、オトギリソウ(マシケオトギリ?)

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そうして九合目。前方に盛り上がるのが最後の急登、
あそこをクリアすれば、山頂の広大なお花畑に出られるのだ。

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ガンバレ、ガンバレ。・・・やがて、広やかな台地の上に。

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ここはすでに山頂の一角、まっ青な空に湧き上がる雲。
緑の中にはさまざまなお花が咲いている。、あっ、マシケゲンゲか?
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ミヤマオグルマにハクサンチドリ。
やがて箸別コースと合流した。

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山上のお花畑をルンルン歩く。

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ひといきで暑寒別岳山頂に到着した!

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晴れがましい青空。お隣の西暑寒別岳のステキなこと。
青い尾根に残雪の白い三日月形、なんとなごやかな風景だろう。

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足元の岩やハイマツの陰にミヤマギキョウやチシマギキョウ、ハクサンイチゲの白い花が咲き、エゾツツジのショッキングピンクが鮮やかに目立つ。

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寒別岳からはお花畑の中を下っていく。

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ハクサンイチゲの白とミヤマキンバイの黄色がだんだら模様・・・・ 
点々と目立つ濃いピンクはハクサンチドリだ。

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崩壊地を過ぎ群別岳への尾根を分けると、尾根上の気持ちの良い道になる。

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左側の谷には雪渓が残り、遥か谷底には名の知れぬ湿原が広がっていた。
この豊かな山の、クマさんシカさん、今どこよ?

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最低のコルあたりからは濃いチシマザサ。
背丈ほどの笹の中に、切り開き道が延びていく。風が途絶えひたすら暑い。

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徐々に近づく南暑寒別岳は、こちら側からはなんとも無愛想な盛り上り。
そのザレっぽい直登道をエイコラエイコラ、汗だくになって登り切った。

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南暑寒別岳にいた登山者に「あんたたち、虫をつれてきたね」と言われたが、
きょうの雨竜沼に虫はいないとか。
東方にはその雨竜沼の広大な湿原が見晴らせた。

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下山路の、前回には残っていた雪渓は全て消え、あっけらかん。
見覚えある竜の形のダケカンバ、ザゼンソウはたしかこの辺に? 
茶色のカエルがひょこひょこ飛び跳ね、水たまりの卵がわんさか孵化しつつある。
 

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雨竜沼に着けばあとはひたすら木道を歩く。

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花といえば、ぼちぼちニッコウキスゲが咲き始め、ヤチブキ、ミズバショウにザゼンソウは残り花、タチギボウシは花の前ということで、湿原は端境期に当たったらしい。 

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最後の展望台で振り返ると、南暑寒別から暑寒別岳の美しい山並みがたおやかに延びている、
「歩いて良かったなぁ」と、しみじみとした思いが湧いてくる、すてきな一瞬だ。

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こんな幸せな気分を味わえるのも、お天気、人の心、自然のおおきさ、そして偶然、・・・あらゆるもののおかげです。
すべてに、感謝、感謝、感謝しよう・・・。

2012.6.22の雨竜沼は こちらです

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縦走コースの最低のコルから、振り返る。 
暑寒別岳が美しかった。
 

【コース】暑寒荘(泊)04:00-佐上台(二合目)04:50-五合目05:50-扇風岩(八合目)06:50(10)-合流07:50-暑寒別岳08:00(30)-最低鞍部09:20-南暑寒別岳10:30(10)-(10)湿原入口12:40-南暑寒荘13:40
【地図】昭文社:ニセコ羊蹄山  
 

では また~  (^_^)/~

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コメント

う~~~~ん
北海道のお山はドコモ深くてシビアですね!
でもそこが魅力的なのかなあ、と山をほとんど登った事のない自分はそう思うのでした。

雨竜沼の素晴らしさはさることながらフギレオオバキスミレの葉っぱが印象的。虫除けはどんなの使ってましたか?ディート10%ぐらいのでは役に立ちませんですかね?北海道では。

投稿: komado | 2014年7月26日 (土) 21時01分

komadoさん こんにちわ

北海道の山、それほど行ってはいないのですが、
(大雪山すらいっていません)
東北とはなんかちがいますね。
いけどもいけども奥があるって思えることと
つねにヒグマの存在を感じざるをえないこと・・かな?

ディート10%については よくわかりませんので
他の方にお聞きしたいところです

さて、暑寒別は虫のことさえなければ、なだらかで 優しげな山と思います。好きなタイプだわ~~
花の山として有名だそうですね。
当初はその認識がなかったので、上がってからびっくり。

あの山頂は・・・天国っぽい雰囲気と思う  (^_^*)
あ、天国に行ったことはないですけど。。。

ぜひ komadoさんの予定のリストに入れてくださいね

投稿: ba_sobu | 2014年7月28日 (月) 09時58分

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