« ミツバツツジの 鳥坂峠~釈迦ヶ岳 | トップページ | シロヤシオ訪ねて、棒杭尾根から三ツドッケに。 »

5月といえば丹沢のさざめく緑とシロヤシオ  魅力の尾根から檜洞丸

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します   

2014年5月24日 (土) 快晴

5月の素晴らしい丹沢を堪能しました

Img_7417_r
日蔭沢園地から広河原を過ぎ、1年半ぶりになる彦右ヱ門谷沿い
この冬の雪の影響か荒れた川筋の堰堤をどうにや越えて、源蔵小屋谷出合

Img_7259_r
さらに源蔵小屋谷の少し奥の、枝沢との出合に着いた。

Img_7275_r
尾根へのとりつきが最大の難関で、どうにか尾根の上に乗り、無名の秘滝を眺め
さ、ここからは体力勝負の尾根歩き。

Img_7290_r
岩混じりの細い尾根もガッシリするにつれ、いわゆる二次林の若い雑木林、大きな切り株が点々と残っている。

Img_7316_r
右に曲がりつつ勾配がゆるむと、緑の渦に巻き込まれた。シロヤシオが姿を見せ始める。

Img_6377_rヤマグルマ(別名トリモチノキ)

登るにつれシロヤシオは濃くなり、気持ちは高ぶり、足取りは軽くなる。いつしか周りはシロヤシオの花だらけ。

Img_7351_r
枝は緩くたわみ、顔の前に白い花が並ぶよう。
大きなブナも現れる。素晴らしい丹沢、
陽射しに溢れたこの森を歩く今の気持ちを、じっくりと心に刻んでいく。

Img_7347_r
1370m右の彦右ヱ門谷右岸と合流すると、尾根は広がり少しゆるやか、倒木の向こうに優しい日当たりの一角がみえたので、ランチにした。

Img_7360_r
目の前にシナノキの大木、奥には大きなブナ、さらに奥には鮮やかなトウゴクミツバツツジの塊。
そよ風に乗って小鳥のさえずりが耳元に届く。

Img_7364_r

自然の息吹きでいっぱいの、静かな静かなこの場所で、あっという間に時間が過ぎた。

Img_7368_r
縦走路まで標高差150m、シロヤシオはますます濃くなり、見回すと森全体が白っぽく、花のベールに覆われているかのよう。赤紫のトウゴクミツバは咲き始めなので色が濃い。 

Img_6430_r
やがて勾配がゆるみ肩に乗る。この尾根が終わってしまうのが惜しく、できるだけゆっくり歩く。

Img_7376_r
シロヤシオは姿を消しコバイケイソウが群れ始めた。シロガネソウの上品でか弱いキンポウゲ科の白い小花が、足元を飾る。

Img_6468_r
縦走路に合流、木道をてくてく檜洞丸に向かう。いつの間にうす雲がかかり富士山は見えず、近場の山も見え隠れ。檜洞丸山頂付近のシロヤシオやトウゴクミツバツツジはまだツボミ。花付きはよいが、葉っぱばかりの木もあった。

Img_7454_r

登山者が三々五々歩いていく。シロヤシオの檜洞丸は人気もの (^^)

Img_7457_r
熊笹ノ峰に近づくと背の低いササ原に、貫禄のシナノキやブナが絶妙に配置されたポートレートのような風景、どこででもゆっくりできるけれど、きょうは大笄まで足を延ばした。

Img_7488_r
下山は「神ノ川熊笹線(看板の表示)」ヤタ尾根。
かつてのスズタケが消え、明るい大らかなブナの森になった。少しだけシロヤシオも咲いていた。

Img_7518_rヤタ尾根中間点のハリギリの大木

【コース】日陰沢園地P06:40-広河原07:40(15)-890mとりつき09:00(15)-1370m合流/ランチ11:30(60)-1530m縦走路13:25-1600m檜洞丸13:45-大笄14:30(10)-熊笹の峰線14:40-P 16:20
【地図】昭文社:丹沢  2.5万:中川
 

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

|

« ミツバツツジの 鳥坂峠~釈迦ヶ岳 | トップページ | シロヤシオ訪ねて、棒杭尾根から三ツドッケに。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 5月といえば丹沢のさざめく緑とシロヤシオ  魅力の尾根から檜洞丸:

« ミツバツツジの 鳥坂峠~釈迦ヶ岳 | トップページ | シロヤシオ訪ねて、棒杭尾根から三ツドッケに。 »