駿河湾沿いの沼津の低山 三津~発端丈山~葛城山
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2014年3月23日 (日) 快晴
三津(みと)シーパラダイスを出発。
淡島がシンボル。
発端丈中央登山口は、立派なお寺の脇から山道が延びる。せせらぎの響きや小鳥の囀りがいかにも春の里山を雰囲気だ。
右側の畑は荒れ放題で藪や竹林がボサボサ、左側の土手には旨そうなモミジガサが点々と見られた。
畑地を過ぎ長岡口からの道を合わせると檜林となる。日陰で涼しく、急登なのでホイホイ標高が上がる。ひと汗かいた頃、立派な展望台が待っていた。おお!スバラシイ眺望。海越しの富士山、海越しの南アは先頭に大きく上河内岳が見えるので、いかにも静岡と思った。右は北岳までバッチリ見え、鳳凰が大きく黒々しているのも面白かった。
この先は、防火帯のような真っ直ぐな登り道、檜林から雑木林に変わると楽しさが倍増する。圧倒的に多いのがアオキで真っ赤な実がたわわ、ヒサカキ、カシの類などの照葉樹の中に、珍しいトベラの木々が混ざり、南国の雰囲気。
じき前方が大きく開けカヤトのドームが見えた
発端丈山は展望の山、心地良い風に吹かれながら360度の開放感を楽しむ。
真っ青な海、富士山、淡島、漁港・・。天城アルプスの山々も一望できる。
ワタシは(温泉観光付きの山旅もいいよなぁ・・)なんて考えている。
渇いた喉に先ほど購入したミカンがするっと入っていった。
ひと休みの後、防火帯のような直線の下り道。照葉樹の中に、点在する桜の古木はなかなか見事だ。
次の分岐を「益山寺」に向かう。弘法大師ゆかりの古刹とかで、樹齢300年余の大イチョウと800年余の大カエデは一見の価値あり。
分岐に戻り北上すると鶯谷分岐。城山方向に少し進んだところで、「さてと、城山に行くには時間が足りない、でも葛城山は人工的で行きたくない」。
ちょうど行き会った年配の男性が「葛城山に行きましょう」と強く勧める。「こっちからも登山道あるんですよ」
時間切れなら仕方ない、「背面コース」という道で葛城山に登ることにした。
背面コースは今までのファミリーハイキングとは別物のヤクザな道。急な上に岩ザレで足元ばかり気を遣い、名物ウバメガシ林を愛でる余裕もない。
葛城山への最短コースではあるのだろう(実際は尾根を通すのでなく上部でトラバースするらしいが、道を逸していた)。
このルートの美点は山頂手前のハングライダー基地に出られること。
展望良し、人少なしの最高のランチ場だった。目の前に見下ろすは行きそびれた城山の奇怪な姿。知っていたらぜひ城山に行ったろう。
2ピーク先の葛城山の山頂は、デパートの屋上のような賑やかさ。
帰路は農道経由で鶯谷に戻り、発端丈山を越え、北口登山道を経て三津シーパラダイスにという道のりをとった。
【コース】沼津08:24→三津シーパラダイスP(中央口)09:00-展望台09:30(15)-発端丈山(410m)10:30(10)-益山寺11:00(15)-鶯谷11:40(背面コース)-ハングライダー場12:10(50)-葛城山(452m)13:10(10)-発端丈山14:40(10)-北口登山口15:35-P15:50(10)→沼津
【地形図】2.5万:韮山
では また~ (^_^)/~
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