神の川林道から犬越路
写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します
2013年11月17日 (日) 快晴
日蔭沢園地からの大室山は朝日を浴びて輝いていた。
ゲートをくぐり神の川林道からヤタ尾根を登る。朝露に湿った斜面は寒々としているが、檜林の直登を粛々とこなす。
あっけなく林道に出た。今回は檜ボラ丸は登らず、神ノ川林道を歩く。
予想をしていたが、凄まじいばかりの擁壁は、要塞のようた。
しかし要塞の上の雑木林や対岸の紅葉は素晴らしく、清々しい秋空に気をよくして、るんるん歩いていたら、後ろから話し声・・・。じき自転車2台が追い越していった。あ、そうか。
その後は全くの一人旅。川音や小鳥のさえずりなど楽しみつつ、歩く。
すると唐突にゲートが現れ、その先に犬越路トンネルがポッカリ穴を開けていた。
思ったよりボロいトンネルだ。
道は当然トンネルに吸い込まれていくので、わたしは頼りない岩クズだらけの脇道をとぼとぼ歩く。 ほったらかされた廃道の様相に、地形図破線の道はちゃんとあるのか? と心配になった。
道は相変わらずWILD、でも薄い踏みあとを辿っていくと、水場、そして古い道標。
しかし尾根上へ向かう指導がないし、不確かな道形があるにはあるが、不安を感じたので、無理せず登山道に抜ける道を選択。
じき細いお助けロープが現れ、檜林に導かれる。すると一変して補修したての安心な道になった。そのまま隣尾根にトラバース
登山道に合流すると、あとはホイホイ、余裕の心で犬越路に出た。ふぅ、お疲れ。
13年ぶりになる大笄方面への稜線を歩く。
温かい陽射しを一身に浴び、心地よい風を頬に受け、気分は最高だ。
稜線のブナが良かった、道の両サイドは時々笹藪のバリケード、小笄辺りは特に濃い(ここでUターン)。ムラサキシキブの見事な大木を見た。稜線から犬越路トンネルに抜ける道は発見できなかった。
至福のランチタイムはここで。
アズキナシの高木があちこちにあり、実がたわわに稔って、木ぜんたいが真っ赤だ。
遠くで鹿が鳴いていた。
犬越路からの下山路は相変わらず危なさを孕んでいる。ここが東海自然歩道になっているとは信じられない。
嬉しかったのは、大室山東尾根へのとりつきのマークが設置し直されていた事。
川の様子は一変したけれど登山道は健在なのだろう。近々歩いてみようかな?
【コース】日蔭沢園地P09:15-ヤタ尾根とりつき09:25-林道10:05(10)-犬越路トンネル11:00-登山道合流 11:25-犬越路 11:40-小笄 1220-(30)犬越路13:20-P 14:10
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:中川
では また~ (^_^)/~
山域別レポ一覧は あしあとへ
| 固定リンク
コメント