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黍殻山から姫次へ秋の始まりを楽しむ 上青根起点

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2013年10月17日 (木) 晴・曇り

登路は2006年11月と同じ  この尾根は3度目になります。

上青根は久しぶりだし道も拡幅されて様子が変わったりしましたが、無事に駐車できました。
八丁坂の頭に向かう林道の、左の尾根を使わせていただきます

とりついて、20分の急登をこなすとしっかりした尾根の上に出ました。ほどなく大木の根元の祠。ここでひといき。立派な木です、木肌はケヤキに似るがアカガシかも? 
辺りは綺麗な杉林。すてきなところです。

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ここにやってきた整備された道(ベンチもあるし)、どこからきてどこに行くのか? 

薄いスズタケをくぐり、さらに登ると雑木林になり、930mピークで左から尾根を合わします。明るい陽射しに包まれた健やかな赤松林がすてきです。

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1130m台地を過ぎると植生調査?のフェンスが現れきます。緑のなかに黄色やオレンジの木々がポンポンと出てきて、秋の気配を醸しています。

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足下には秋の花。センブリの群れ、黄色のヤクシソウ、ノジギクやシロヨメナ、そしてアザミやコウヤボウキ、リンドウは透明感のある青色の花を膨らませていました。

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やがてテンニンソウが広がり、山頂近しの予感がします。急だけど一歩一歩がワクワクして楽しくなります。この感触がたまらなく好きなのです。

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雨量計のある超地味な黍殻山。
綺麗にお掃除された小平地を、見事に開墾したのは猪くんです(右下)。

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ランチは「黍殻山避難小屋で」と山頂を後にし、20分で広場に到着。
なんたること、小屋は老朽化による建替工事中でした(完成予定は26年3月末)

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「コーヒーは姫次」とやってきた姫次、
アラ、こちらも工事中、ベンチの付け替えだそうで、写真のように深い穴を掘り、底に土台を組んでからベンチを立ち上げるとか、

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わたしたちは南の奥のプライベート芝地にシートを広げ、うっすら色づき始めたカラマツを愛でつつ、静かにコーヒーを味わいました。

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さぁ下山、分岐までは尾根上の小笹帯を歩きます。

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跳ぶように流れるように、あっという間に分岐に出ました。

 

この下山道も超久しぶり。こんなに急だったっけ?
川音が聞こえてからもまだまだ下ります、石が浮き歩きづらく、転びそう。

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そろそろ川を渡るはず、という所では巨大堰堤工事中。
んもう、あちこち工事中なのね。

 

すぐ下が林道終点で、モノラックの基地でもありました。工事車が数台駐車、姫次や避難小屋の工事の人はここから登るのかしら?それともモノラック通勤?

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林道を歩いてみるとずいぶん奥に延びたことがわかります。ゲートが3つ、横切る沢にはことごとく堰堤が出来ていました。

山を歩き始め早々に訪れたこの場所の変わり様に驚き、舗装路の歩き良さの恩恵を受けつつ、4時過ぎは駐車場所に戻りました。

【コース】上青根P 08:10-祠08:40(10)-930m 09:40(10)-1130m10:30(10)-黍殻山 11:10(10)-避難小屋11:40(40)-姫次 13:10(30)-分岐 14:20-林道終点15:25-P16:10
【地図】昭文社:丹沢  2万5千:青野原 

では また~  (^_^)/~

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空がとっても青いので…・・♪

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2013年10月8日(火) と 11日(金) 快晴

山中湖畔の高指山

別荘地を抜け 樹林を抜け、 あたりがひらけると これが高指山

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ヒオウギの咲く山ですが 今はもう種になっています。この黒い球を雅に{ぬばたま」というそうで。。。
ぬばたま? どっかで聞いたことある言葉だが・・? はて?

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ススキの原っぱ・・・・鉄砲木の頭もいいけど、こっちのがすきだわ

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山頂に着いた 誰もいない 

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バラシマ峠あたりは アブラチャンの純林

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この樹形を保っているということは、いまもきちんと人の手が入っているということで
薪炭林としてつかわれているのだろうか? 
この近辺の山のお手入れ、野焼きといい。。いろいろ頭が下がる思い

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山梨側は明るい灌木の こんな感じ ↑

神奈川側は ブナやミズナラやの深い森  全然雰囲気が違います

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ちょっと誘われて入ってみた。

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いい、すごくいい感じ

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どんどん行こう! 道の続くまで、、

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が、がが=ん、
そ、そうだった。  わたしゃ きょうは「超」軽装であったのだ。
地形図さえ持ってないのだったし
・・ 

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巡視路探訪はまたの機会と、戻った稜線は のんぽかな光の世界

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秋の花のチラホラと咲き、

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あっという間に冬が来ることを告げていました。

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では また~  (^_^)/~

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軍刀利神社~熊倉山~生藤山~山の神~和田

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2013年10月3日 (木) 快晴

野原発井戸行きのバスで終点まで行き、鳥居を潜り参道を15分ほど歩くと懐かしい軍刀利神社があり、さらに一段上ると奥の院です、有名な大カツラは辺りの空気を香しく醸していました。

Img_1131_r(本殿の石段)



 山道に入ってすぐ【←左・山宮】の案内を見たので左の沢道を選択(エアリア地図にある分岐と勘違いしていました)。沢道は荒れ、分かりわかりにくいまま、

Img_1146_r(石垣?など残る)


なんとなく跡を追っていき、どうにか北西方向に延びる尾根にのりました。
杉林はじき雑木林となり、ヤブもなく朗らかで歩きやすい道です。

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サンショがそこここに赤い実を付けていました。前方に横たわるのは笹尾根とばかり思っていて、合流してみたら、それは熊倉山南西尾根(エアリア赤破線)でした。

Img_1154_r(合流点に古いマークが)
Img_1157_r(熊倉山南西尾根の様子)

緩やかな南西尾根は10分ほどで笹尾根に合流。

笹尾根は歩きよく、青や赤の実や、ほのかに色づいたツツジやヤマザクラの葉、今を盛りのトネアザミやコウヤボウキ、タカオヒコタイなど咲いています

Img_1165_r(もう秋の気配)

熊倉山から二こぶ目に軍刀利山宮(元社)があります。
結果、里宮、奥の院と合わせて三宮を、お参りすることが出来ました。

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ここには「奥の院→」下山の案内板があり、出だしの案内板と呼応すると思うのですが、どう歩けば良かったのかな?
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というわけで、三国峠に12時過ぎ到着。山のお食事はホントに美味しい。 

岩道を上り生藤山。次のコブが今日の最高峰茅丸と順調にコブを越えていきます。
前半ハードだったせいか、笹尾根歩きの楽なこと♪♪ キノコがたくさん生えてます。

秋の花も多く、キバナアキギリ、ツリフネソウ、ミゾソバ、タマアジサイ、純白のシモバシラも。

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山ノ神で最後の休憩をして下山。立派に手入れされた杉林は美しいけれど、急勾配な上、石がゴロゴロ、気を遣います。30分弱で最奥の一軒家まで下りると、あとは歩きやすくなります。

Img_1212_r(最奥の民家下の水場)

和田の集落に到着しました。街道沿いに「村の家」という新しい施設がありますが、もうひと息、自然公園センター(バス停「和田」)まで歩きましょう。

Img_1221_r(立派な家の多い和田集落)


【コース】上野原08:28→(\410)井戸09:00(野菜買う)-軍刀利神社09:35(10)-奥の院10:00-尾根に1030-10:50(10)-南西尾根920m11:20-笹尾根・熊倉山11:30-元社11:50-三国峠12:05(25)-生藤山12:40-茅丸13:00-連行峰13:30-山ノ神14:05(15)-一軒家14:45-村の家15:15-和田15:30/15:42→(\240)藤野16:00
【地図】昭文社:高尾陣馬 2万5千:上野原、与瀬、猪丸、五日市

では また~  (^_^)/~

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日向山~倉掛山~大岩山

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2013年9月28日~29日

矢立石登山口→日向山→駒岩分岐(テント) 倉掛山往復 大岩山往復
そして来た道を戻りました。

【一日目、晴れのち曇】

登山口からは 歩きよいカラ松林を登ります。ブナの大木もチラホラ。

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白砂の日向山に到着。八ヶ岳

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雁ヶ原の鞍部は、直進し、

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痩せた尾根を
西に向かいます。

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岩は深々とした苔に覆われ、ダイモンジソウやナデシコの残り花が咲いていました。

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途中、1680mあたりは、面妖な雰囲気、巨大な人面岩が門番のよう・・

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急登をこなすと、尾根上の一本道、軽やかな雰囲気のカラ松林です。
足元には美しい笹が広がり、

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あるいはしっとりと苔に覆われ、やがて森はシラビソに変わり、
シャクナゲが増えてきます。

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所々の白ザレの露岩。(優美な富士山が見えました)

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そして駒岩分岐に到着。今日はここにテントです。

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【二日目、完璧な晴】
5時半、雲ひとつない朝の空に、ぐんぐん日が昇ります。
富士山が茜色に染まっていきます。鳳凰三山がくっきり!

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アタックザックで倉掛山に向かいます。80m下って90m登るのです。

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その鞍部では、奥秩父~金峰山がくっきり眺められました。

「倉掛山」の標柱をすぎ、「展望台」つまり遙拝所に向かいます。
わずか5分で到着。 南東に突き出た白ザレ岩です。

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甲斐駒ド迫力。黒戸尾根が力強く登ってきます。

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甲斐駒の右には鋸岳のギザがクッキリ並び、中でも大ギャップの切れ込みはオソロシゲ。

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遙拝所の石祠は、屋根、本体、台座が分解したままになってます。
こんな大きな石祠をどのようにして、ここに据えたのだろうか。

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駒岩に戻り、次は大岩山に向け出発。
【やまなしの森林100選・倉掛山の天然カラマツ林】を過ぎ、緩い起伏を越えると、シラビソ森の登りになります。

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駒薙ノ頭からの大岩山、思ったよりもっこり見えたので、内心怯みました。

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案の定、最後150mの一気登りはきつかったけれど、なにくわぬ顔をして大岩山に到着し朝食をいただきました。

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大岩山は シラビソとダケカンバとシャクナゲに囲まれ、展望はないけれど、静かな山頂。ふと思い出したのは小川山です。

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山頂のグレープフルーツは 大ごちそう 

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機会があったら 烏帽子岳を抜け甲斐駒に行きたいです。(この道から行けます)

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駒岩に戻り、下山開始。
来たときとは違って陽射しにあふれ、下草の笹もカラ松林もダケカンバの幹もキラキラ。

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ツツジやナナカマドの紅葉が進んだように思えるのは、気のせいではないでしょう
日ごと、山は本格的な秋になっていきます。

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雁ヶ原の白砂は紺碧の空に映え、いっそう白く眩しさを増していました。
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日向山は 山ガール山ボーイたちが華やかですし、ファミリー登山も多い、暖かい雰囲気 ♪

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立ち寄った【尾白の湯】の”赤湯”はとても成分濃いらしく、とても効能ありそうなので、とてもありがたくいただきました。チャンスがあればまた入りたいな。

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【コース】(28日)矢立石登山口10:55-日向山 12:55(15)-駒岩 15:30(テント場)
(29日)テン場 06:30-倉掛山 07:05-遙拝所(展望台) 07:10(25)-テン場 08:15(10)-大岩山 09:45(20)-テン場 10:55(20)-日向山 12:40(35)-登山口14:20
【地図】昭文社:甲斐駒北岳  2.5万:長坂上条、甲斐駒

では また~  (^_^)/~

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