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平ヶ岳 山頂までのまぁ遠いこと!

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2013年9月14、15日 

一日目(土) 晴れ 

天気予報は良い方向に変わった。
陽射しに恵まれ、ウキウキしながら鷹ノ巣登山口を出発
美しいブナの森に延びる林道は10分ほどで下台倉沢を渡ると、

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すぐ先に「平ヶ岳10.5㎞」の道標のある山道入り口がある 

樹林帯を30分も歩けば尾根に乗り、景観が開け、スキッとした山並みが気持ちよい。

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ヤセ尾根は適度な緊張感と高度を稼げ楽しい。
しかし暑過ぎだし風が来ないし……。
休憩時、水をガブ飲みするも、たちどころに汗で消えていく。
 

大ばて気味のため、松の木陰で1時間のお昼寝。いったんは生き返ったものの、
ふたたび30分間のお昼寝タイム。

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ようやく精気蘇り、岩を乗り越えた先が下台倉山だった。
ここから台倉山までは 長々と延びるほぼ水平道。
道の傍らにマムシがとぐろを巻いていた。

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おお、あちらに見えるは、燧ヶ岳ではありませんか! 

台倉山、相変わらず暑いし、充分疲れているし、書ききれないアクシデントが起こりすぎ。まだ半分も来てないんだぞ、平ヶ岳って信じられないくらい遠いなぁ。

台倉清水を通り過ぎ、登って下りた所が「白沢清水」、こちらは湧き水で冷たくて旨い。30分の大休憩でふたたびやる気が出てきた。

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樹林を抜けると腰くらいの笹と、オオシラビソの濃緑が点々と見える広がり。
足元にはオヤマリンドウの青やアキノキリンソウの黄色の花。
そして前に見えるのが池ノ岳、もうあと一息

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やがて笹原から湿原に。
イワショウブは黄金色に広がり、所々チングルマの穂が残る。
ハイマツ・ツツジに覆われた台地にエイッと上がると露岩で、目の前に突然、平ヶ岳のお姿が! おお! しかしまだ遠そうです、

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シャクナゲ、ツツジ、ハイマツの樹林に入り、ちょいと登ると、美しいな湿原が目の前に開けた。池ノ岳到着です、目の前は『姫池』。

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狙っていたテント用プラットホームは2箇所とも先客がいらしたので、
下の水場手前のテン場が 今夜のお宿となった。

 

二日目(日) 曇り→雨→晴れ 

外は風、でもたいしたことはない、夜明け近くなって雨音するが、これもたいしたことはない。5時半、平ヶ岳山頂目指し出発。雨というより濃い霧だ。

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水場の先のシャクナゲ、ハイマツ、ツツジの灌木帯は抜けると、広大な山頂湿原になる。うっすら色づくイワショウブ、イワイチョウなどの草紅葉、点在する池塘は三日月形やら熊形やら、さまざまな表情を見せていた、

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木道を辿っていると山頂の標識、しかし広大な平原でピークはどこだか?
奥の三角点で記念写真のあと、 さらに湿原の奥に。

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広大な湿原のまぁ、てっぺんらしいところまで木道は続き、『この先通行止』の標柱でジ・エンド。霧が濃く展望がないのが残念だけど、これが、まぁ平ヶ岳なんだろう、

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テン場(分岐点)に戻り こんどは玉子石に向かう。
アザミ、オヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、ミヤマアキノキリンソウ、などなど秋の花がチラホラ。湿原に鳥のさえずりが響く。盛夏はさぞ華やかだったろうコバイケイソウの群れ、穂にはプリプリとした実がたわわに成っていた。イワショウブは白い花とピンクの実が混在し、色づき始めたサラサドウダンはほの赤く湿原のアクセントだ。

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灌木帯を抜けた所に玉子石は鎮座す。奥に湿原を侍らせたお馴染みの構図はここからのものか。もっと大きくて湿原の真ん中にデンとあるのかと思っていたが。

 

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7:40テント撤収し下山開始、
名残惜しいけれど鷹ノ巣までの長丁場を思えばのんびりもしていられない。

姫池で平ヶ岳にサヨナラ、

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樹林を抜け露岩にでた所で、も一度「サヨナラ」。 

眼下の黒い尾根にまっ白なガスが盛んに動く幻想的な光景に出会う。 

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白沢清水09:30、台倉清水10:10、それぞれで休憩しつつ下山を続けるうち、本降りの雨になった。靴に沁みてくるのを感じながら
「なぜが今年の山はいつもこんなだなぁ」と考えていた。

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台倉山~下台倉山は稜線上の一本道、木の根も張りだし気を抜けない。
下台倉山からは、登りの時に大苦戦した急坂ロープ場の下降
雨降りではさらに慎重に慎重に、時間はかかるけれど、登りの時の体の重さや苦しさに比べたら、どうということもない。

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ずいぶん下った頃、雨は止み、青空が現れ、太陽が顔を出した!
なんと眩しい青い空だろう。

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国道352までの15分ほどの、素晴らしいブナ林でフィナーレ。陽射しに輝く健康な大きなブナたちは美しく、平ヶ岳の大きさを現しているように思えた。

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登り初めの急登は陽射しと高温多湿にへばってしまい、「平ヶ岳は噂通りにキツイなぁ、登山って何が楽しんだろう?」とかなんとか…考えてしまっていた。でも最後まで歩けて本当に良かった。今回はチームで登ったからこそ、チームのお陰で行けたんだと思う。 

それにしても、あの湿原のテント場はすてきだったなぁ。
もし温暖な陽射しとそよ風の一日を、そこで過ごせたら最高だな、散歩したり、
湿原を眺め、動物や鳥や虫や花たちとゆっくり過ごすのさ。もちろん有り余る食料と飲み物も一緒だよ。でもそんなの担いで上がれない。だから夢物語だけど、想像するだけで楽しい。

Photo

なこと考えているうち、今夏の秋田駒のムーミン谷もそういうところだと思い当たった

現実には30分ほどの滞在なのに、一日分に引き延ばして、あれこれ思いを巡らす。
そこでわたしは、昼寝をしている、目覚めると帽子の隙間から柔らかい陽射し。
頭の上には青空と白い雲、せせらぎや小鳥の声や虫の羽音や・・遠くからウサギがこっちを見つめていたりして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、!  
今年の夏も、とうとう終わった。

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【一日目】鷹ノ巣駐車場07:55-下台倉沢(10)-登山口08:20-昼寝(70)-昼寝(30)-下台倉山12:50-台倉山14:15(15)-台倉清水14:40-白沢清水15:30(30)-池ノ岳(姫池)17:40-テン場18:00(設営)
【二日目】テン場 05:20-平ヶ岳(三角点湿原)06:00(10)-玉子石07:00-テン場(撤収) 7:20(20)-池ノ岳(姫池) 07:50-忘れ物(30)-白沢清水09:30(10)-台倉清水10:10(10)-台」倉山10:40-下台倉山11:50-前坂13:10-登山口14:00-P 14:30
【地図】昭文社:越後三山  2.5万:平ヶ岳

では また~  (^_^)/~

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コメント

こんにちは。
平ヶ岳に行かれたのですね。
あの登りはとにかく長く辛いですね。しかも暑い。
やはり越後の夏山は高温多湿を絵に描いたようなイメージですね。
自分もテントでしたが、重荷でへばりました。

しかし、やはり念願の山というのは、後から実感が湧いてくるような気がします。
特にあの長い登山道を歩いてこそ、真価があるのだと思っています。

自分もこの山は久恋の山でした。
辛かったけれど、今でもいい思い出の一つです。

投稿: リブル | 2013年9月20日 (金) 20時52分

リブルさん
そうですね、 平ヶ岳には行こうと思ってもなかなか決心が付きません

チャンスが巡ってきたとき、今を逃したらもう行けないと思ったんです。でも登り中は「登山は修行じゃないのに・・・」と、思ってしまいした 
白沢清水を過ぎると先が読めてきたし、湿原らしさも出始めたので、今度はワクワク感でいっぱいになりました。


平ヶ岳は 行って良かった よい山だと思います

投稿: ba_sobu | 2013年9月21日 (土) 06時36分

こんにちは(*^o^*)
平ヶ岳!良いですよね~(*´▽`*)
2回テント泊で登り思い出深い山です!
拝見しながら登りたい気持ちに…。

越後の山にまたお出かけ下さい(^_-)-☆

投稿: じゅんこ | 2013年9月22日 (日) 09時34分

じゅんこさん こんにちわ

越後の山は、ほとんどのぼっていませんが 高速からながめていると ステキで行きたくなります

でもなんだか 深くて怖いイメージも

チャンスをみつけてチャレンジしたいです

初めての越後でありそして思い出の巻機山には もう一度登りたい

投稿: | 2013年9月24日 (火) 06時13分

こんにちは~
平ヶ岳、結構タフな山行だったのですね。でも、ブヨとかがいなくて良かったですね(笑)
行けなかったので、ブログで少し行けた気になれました。いつもありがとうございます。次も日程が合わずお預けですが、またよろしくお願いしますぅ。

投稿: スリムダディー | 2013年10月 4日 (金) 14時22分

スリムダディー さん こんにちわ

平ヶ岳 あそこでブユが襲ってきたら 完全にお手上げでした、
最後の最後まで気の抜けないアクシデントがありました。
でも やっぱりとてもよい山、苦労のし甲斐があります。
あの山行については、しばらく語りぐさになるかも?


投稿: ba_sobu | 2013年10月 5日 (土) 12時14分

アクシデント?そうなんですかぁ。今度教えてくださいね。

投稿: スリムダディー | 2013年10月 6日 (日) 17時24分

はい
でもその前に 誰かに教えてもらえるでしょう

投稿: ba_subu | 2013年10月 7日 (月) 17時55分

倶楽部通信、読みました。かなり笑いをこらえながらです。試練、其の十一、大変な分、印象に残る山行だったのではないでしょうか。私には無理だったかも。

投稿: スリムダディー | 2013年10月30日 (水) 23時06分

そのとおり!!  忘れられない山行きになりました

あの暑さは 一番の強敵だったと思います
でもスリムダディさんは 軽く登れてしまうとおもいます。いや、、皮下脂肪にもう少しエネルギーを蓄えた方がいいかも?

投稿: ba_sobu | 2013年11月 1日 (金) 15時13分

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