ほっかいどう1 室蘭岳(鷲別岳)911m
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2012年6月18日 (月) 曇り
室蘭岳(モルエラニ)というより、鷲別岳といったほうが一般の通りがよい。
でも、地元室蘭の方々からは『室蘭岳』と呼ばれ、親まれているそうです。
山頂(911m)~825m峰の吊り尾根はこんな感じ、すてきでしょ?
ひたひたと台風4号が近づいています。おかげで昨日は雨、登山は半日延びて今朝になってしまいました。メンバー4人(うち2人は室蘭出身者)
中腹(410m)の だんパラスキー場に駐車し、ゲレンデ脇の広道を登り始めます。10分ほどで登山口の白鳥ヒュッテに到着、美味しい水を汲んでいきましょう。
登りは夏道コース
室蘭岳水神社にお詣りし、シラカバ林を登っていきます。
マイズルソウ、スダヤクシュ、クルマバソウなどが咲き乱れています。
軽いウォーキング気分の、緊張感がもてないまま歩き始めたのですが、意外や急登。
つい息も上がって、立ち止まればどっと汗が噴き出します。
急登の先の大岩が『がんばり岩』
「お疲れさま、よくがんばりました」
青いミヤマオダマキがぽっかり咲いていました。
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勾配は緩やかになり、ダケカンバとチシマザサのなんともロマンチックな風景が広がっています。
晴れていれば海も見晴らせるそうですが、きょうは残念ながら雲、雲、雲。 海を頭の中に描きながら、ホホにそよ風を感じて歩きます。
タニウツギの鮮やかなピンクが点々と登山道を飾り、足元には赤紫のハクサンチドリが途切れることなく続いていました。
ほどなくして三角点、そして鐘のある山頂に到着しました。
『室蘭岳』という文字が彫られた、たいそう立派な山名板がでーん。
ここに室蘭っ子の気持ちがこもっている気がしました。
911m(山頂)~855m~825mと、チシマザサに覆われた展望の良い吊り尾根が延びています。(トップの写真)
これでもかと言うくらいのハクサンチドリは色とりどり。
シラネアオイ、エゾカンゾウ、コケモモ、タニウツギ、季節が進めば顔ぶれを変えながらさまざまな花が咲きそう、楽しいだろうな。(新・花の百名山になってるとか)
825m峰からは高度感を楽しみながらの下山。
ちょうど陽が射しこみ緑が華やぎ出しました。
見下ろす「山の雰囲気が、いつもと違う。 ダケカンバの純林だからかな?
標高が低くなると夏道コースと同じに、ダケカンバの森。所々現れる巨木はミズナラ、林下には大きなフキが群生し、コケイランも咲いていました。
小さな沢を渡ったりしてルンルン気分のまま、白鳥ヒュッテそして駐車場に到着。
時間があまり無く急ぎ足だったけれど、ゆっくり登るべき山ですネ。
時間がなくて惜しいことでした。
【コース】だんパラスキー場P08:40-白鳥ヒュッテ 08:55-がんばり岩09:10-
室蘭岳山頂(911m) 10:05(15)-825m峰10:50(10)-白鳥ヒュッテ11:50-P12:00
【地図】昭文社:ニセコ・羊蹄山
次のお山&今夜のお宿をめざし 北上ちゅう♪ 北海道は広いなぁ
→ ほっかいどう2 へ続く
では また~ (^_^)/~
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