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2012年4月5日 (木) 晴れ
前回は下山口の地蔵堂、屋根の向こうに懐かしの矢倉岳が朝日を浴びてすっきり迫り上がっています。今日はここから出発します。

歩き始めた車道沿いは春の小花が真っ盛り、
あらスミレよ、まぁヒメウズ、あ~んフキノトウは大きくなり過ぎ。
きょう登る金時山の金太郎さん生家(礎石)を見学したり、8?歳の活きの良いおばさま(荷物を背負い包丁を片手に垂直階段をスイスイ登る)と会話したりと、
知識見聞を広めながらゆるゆる歩きます。

登山口からは、杉林に延びた林道のような道で、登るというより歩く感じ。
尾根を巻くように、だらだらと沢沿い道を行くと、『さすが観光金時山』的な立派な東屋があり、やがて明るい日だまり道になりました。
やがて沢が現れ、足柄峠への道との分岐に出ます。
水量の増えた沢にはちょいと苦労しましたが、無事対岸に渡るといよいよ登り。
手入れの行き届いたヒノキ林をひたすらエイコラ、パワー・フル稼働です。
大汗をかきながら尾根に上れば勾配がゆるみ、笹の美しい自然林がひろがっていましたすっごくいい、明るい眩しい、うかれるわたしたち。

ちょいと開けた広場に出ると、わぉ!金時山が尖って聳えてます、おまけに風の強いこと。

次の小山に乗ると背の高い笹(ハコネザサ)が両側に壁のように茂り、ササは風を防いでくれて助かりました。
お、前方が開けてる。先頭の人が、「わ~っ」と行って振り向きました。
「す・ご・い・ヨ」 おお わたしも早くその景色を見たい。

『猪鼻砦跡』、足柄峠からの広い道にT字合流します。
大きな富士山、広々とした鳥瞰。しっかし大風、強風、とばされそう!
ここからは金時山まで本格的な登りで、ハシゴ、急階段が連続し息が上がります。
前回の矢倉岳がなんと可愛く見下ろせること。

30分頑張ってようやく山頂に出ました。相変わらず 大風、強風、とばされそう!
展望をザザッと見渡し、すぐさま「金太郎茶屋」に飛び込みました。
あ~、ほっとした。
つっけんどんそうでホントは優しいおばさまのみそ汁(\300)に、お弁当を広げます。みそ汁にはキノコがたくさん入り、フキノトウの香りが美味しく、疲れをいやしてくれるのでした。

下山は仙石へのルート。とっとと歩きやすく、展望がよいのにほとんど風は来ず、日当たり最高で気分爽快。 箱根の山々大湧谷などすぐそこに聳えて見えるし、前方には明神明星の丘のような山の連なりが延びています。

思えばきょうの金時山も併せて箱根の外輪山なのですね。

スズタケはやがてハコネザサの道になり、「綺麗ね」などといっているうちに、下山ポイントのうぐいす茶屋に来ていました。

車道に出ると豪華な別荘(保養所?)が並んでる。さすが箱根でござりますよ。
仙石バス停からちょうど来たバスに乗り箱根湯本駅で下車、
またもやちょうど発車するロマンスカー(VSE)に乗れました。
温かいコーヒーを飲みつつ車窓から満開の桜をながめてる、なんともゴージャスな山旅だったでしょう。
【コース】新松田08:45→(640円)地蔵堂BS 09:20-夕日の滝09:50(10)-足柄峠分岐10:30(10)-丸鉢山12:00(15)-金時山12:55/13:35-うぐいす茶屋14:00-車道14:20-仙石BS 15:11→(640円)箱根湯本
【地図】昭文社:箱根
では また~ (^_^)/~
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