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来そうで来ない・春や春・・北高尾山稜

写真はポップアップウインドウ、クリックすれば拡大します~ 

2012年3月8日 (木) どん曇り 

小下沢梅園に駐車。『梅まつり3月10日11日』の幟がたっています。 しっかし肝心の梅はピンクがほころびた始めた程度、今週末なんて無理じゃない? みな口々に言いながら小下沢林道を歩き出しました。004_2

富士見台に直登する沢道の分岐は目立たなかったはずと思っていましたが、道標が立っていたし、『一番口』なんて意味不明の表記もあったし、驚くほど立派な巾広道が上がっていて、2、3分で東屋、チビ小屋、トイレ、倉庫のあるボランティア広場がありました。

『いざないの道』という、どこにいざなわれるのか不明の綺麗な道が山腹に延びていましたが、わたしたちは沢道の方を登ります。

その道がぞっとするような荒れ方で、岩が無造作にごろごろし、倒木はあるわ、杭が散乱してるわ。「これこそ登山道の証拠よ杭は元階段だったのじゃない?」「あ、去年の台風の爪あとかぁ」

007s
忠実に沢(涸れ沢)を登っていくと、ルートがはっきりしてきたし↑、岩には赤丸や矢印のペイントも見られます。

018殺風景な景色に、アオキの艶やかな葉やヤブツバキの赤い花が色を添えています。
前方に小滝が現れました。小さいながら整った滝です。滝口を渡ると沢を離れ、植林の中をジグザグと登りだし、じき稜線へ飛び出ました。

025s富士見台からいよいよ縦走開始。
というほどは意気込んでいるわけでなく、てれてれアップダウンをこなしていきます。ちびっ子の凸凸が連続します。
山頂には三角点やお宮標石やらが設置され、時々は山名表示板(私製)が架かっています。

カヤトになると右下に林道が見え、「狐塚峠」で林道と合流します。
北側は雨雲がかかってオボロであるけど気持ち良い景色が広がっていました。

ヒノキ林が主体ですが雑木林も多く残り、コナラやサクラ、シデ類には大木もあります。殺風景な冬の道にシキミの緑が点在し蕾がたわわにふくらんでいます。

Photo_2カンアオイの緑の葉も多く、根元を掘り起こすと可愛い?奇妙な?花を咲かせていました。

シュンランは蕾ばかり、ま、これは仕方ないでしょう。

関場峠に到着は13時半、

下りる前にすぐ先の見晴らし場で最後のコーヒーをいただくことにしました。たわいないおしゃべりで心和ます幸せな時間です。

066s
小下沢沿いの道に下ると、なんと河床には雪が残っていました。豊かな水音、沢には左右の尾根から滝が流れ込んでいます、高尾山の水の豊富さを実感です。

途中で釣り人と遭遇。おりしも25センチのヤマメを釣り上げたところ。
あんな大きな魚がいるなんて小下沢ってエライです。

期待の春の花にはまだ早く、小さなスミレ、カキドオシが見られただけ。でも水たまりには瑞々しいセリが生えていました。

梅園の梅が咲く頃は、きっと野の花も盛りでしょう。その頃ははなねこも目覚めているでしょうね。

093二番口に立っていた絵地図。
いざないの道 一番口 二番口 三番口、この地図に出ていました。

ところで小下沢梅園は10,11日に加え17,18,20日も開放するとか。
駐車場も使えるそうですよ。

【コース】小下沢梅園08:10-とりつき08:20-富士見台09:20(15)-狐塚峠11:00-黒ドッケ11:45(30)-関場峠13:30上で休憩(30)-元キャンプ場15:10-P15:50

【地図】昭文社:高尾陣馬

では また~  (^_^)/~

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