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蛾ヶ岳~折門峠から南へと、やま山やま山を越え

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2011年12月23日 (金) 晴れ 

蛾ヶ岳に登り大平山を経て折門峠かいわいを歩きました、
今まで二度ほど訪れたましたが 
蛾ヶ岳~大平山 地蔵峠~八坂峠  
地名も地形も不思議なことが多く、気がかりな山域でした。

身延線で市川大門にむかいます。展望車窓の山々が朝日に燃えています。

Img_2094s櫛形山と鳳凰と思う


登山の前に四尾連湖を散策。
朝が早すぎで湖畔まで陽射しが届かず、真ん丸の湖水は寂しげです。

 

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道標に導かれて 蛾ヶ岳に向かいます。雑木林の里山っぽい道をジグザグ登り、大畠山の肩からは尾根上になります。

 

西方は木立を透かして南アルプスが見え隠れ、東側には滝戸山や日陰山がうねうねと気持ちよさそうに寝そべっています。じき西肩峠に到着。

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蛾ヶ岳へは左折し急勾配の直登。
雑木の枝の向こうの空が、なんとも沁みる青色でした。

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そして蛾ヶ岳からの展望を満喫して、さらに東に大平山に向かいます。
雑木林が続きます。↓待ち受ける大平山。

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休憩後、地蔵峠まで足を伸ばしました。この稜線には峠がたくさんあります。
しっかしね、、、地図の位置と実際がどーも混乱して・・・いまだに疑問 

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大栂と六地蔵の峠には 地蔵峠の説明版があります。

進路を南に向け折門へ。

Img_2158s落ち葉の道の分かれ道 ↑

その前に 御弟子との分岐の山神峠を訪ねましょう。
空っぽ?の社殿が二棟。 神さまは遷されたのかも

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東は御弟子に西は折門に通じる峠ですが、両方の集落とも、もう人が住んでいないので、往来が少なくなったのか。

武田菱が彫られた石碑、六地蔵。鎮守の森の杉の大木など
かつても面影が残っています。

Img_2218s   ↑ 下折門にて

 

ここから西(折門)へ向かいます。 しっかりとつけられた落ち葉道を下っていると、かつて畑であったような段々が現れ、角にお地蔵さまが佇んでいました。

 

すると唐突に上折門が目の前た。

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人の住まない村なのに、人の気配がビンビン迫ってくるのです。
驚きと共に、何ともいえぬ寂しさを抱えたまま下山。

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沢が現れしばらく沢沿いに下り、現れた橋は壊かけているので飛び石で渡り、
何度か渡り返し、分岐を過ぎ、
一番早く里に下りられそうな中河原への道に入りました

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尾根をのっこす峠には、落ち葉に半分埋もれた石祠や、双体道祖神が祀られていました。神さまたちは、折門に通う人々をずっと見守り続けていたのでしょう

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カシワの落葉をザクザク鳴らしながら、明るく 開けた中河原の里に降りていきます。
わたしは、過去から現在に蘇ったような、とても不思議な気持ちになっていました

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タクシーで、甲斐岩間駅に出ました。
身延線上りは約1時間後、新築の駅舎の待合室に入り、焼酎のお湯割りを。
お酒はいいね、じわっとカラダが暖まります。

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山歩きを終え、わたしの中で、このあたりの魅力はさらに増しています、
山頂はもちろんすてき、 。。。 道や峠はなおのこと・・・。

 

【コース】市川大門→(タクシー3680円)四尾連湖07:50/08:05-大畠山ノ肩08:30-西肩峠09:15-蛾ヶ岳09:30(20)-大平山10:45(10)-栂ノ峠11:10(10)-(道標の)折門峠11:40-ランチ(60)-山神峠13:20-上折門13:35/14:05-下折門14:15/14:35-中河原16:10→(タクシ-4130円)甲斐岩間

【地図】 2.5万:市川大門、精進

では また~  (^_^)/~

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氷雨待つ薪炭林、土山峠の紅葉燃え

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2011年12月8日 (木) どんぐもり 

予定を変更  宮ヶ瀬湖畔 土山峠から秋葉山に行くことにしました

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入り口に 「爆発実験・注意」予定時刻12時30分 の張り紙があり、
俄然興味湧きます わくわく。

さて 土山峠から秋葉山に向かう尾根は 薪炭林の雑木林の非常に美しいところです

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この木などその典型で、広葉樹が根本から伐られ、薪や炭に使われ、残された切り株から新しい木が育っている様子です、

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人の手が定期的にはいることで、美しい里山の雑木林が残されているそうです。

発見! 

下になにやら??  どーやらあそこが爆発実験場のようですぞ!

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爆発までまだ時間があるようです、稜線にあがりましょう
気温がどんどん下がっています。雨雲もどんどん降りてきます

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秋葉山手前のピークにテーブル椅子が設置 ここでお昼にしちゃいましょう
風は冷たい、こりゃ、雨じゃなくて霙になるかも
じつはここに 爆発実験の警備の方がおられました
ハイカーに注意を喚起するお仕事だそうです このくそ寒いのに ご苦労様。

秋葉山はごつごつの岩場なので、行くのはやめて戻ることに
とにかく寒くて寒くて・・

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そしてあの実験場を見下ろす台地でジャスト12時30分
きょうの最大イベントは!!
予定時刻より1,2分遅れで

ドッカーン  ぶわわわわわわわゝゝゝ・・・
大音響と爆発音のかたまりが 宮ヶ瀬湖の方に流れていきました 

な~んだ 1回だけ?

 

わたしたちは 再び静寂になった薪炭林を下っていったのでした

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下山30分後には雨が降り出したので、
こんな日にはまぁまぁな山行きだったといえるかもしれません。

 

帰り道、オギノパンのパン工場+店舗があったので立ち寄り、
焼きたてパンを購入しました

【コース】土山峠09:20-500mベンチ10:10(15)ー720mランチ11:20(25)-500mベンチ12:20(10)-土山峠 13:10

【地図】昭文社:丹沢 2.5万:上溝

爆発実験はこちら

では また~  (^_^)/~

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権現山ふたたび

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2011年12月4日 (日) 晴れ 

またまた淺川にやってきました。

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現山の南側の、先日のとなり尾根を登ることにしたのです。
バス停からすぐのところから入山。
最初は多少うるさい潅木、でもすぐさわやかに歩きやすく
なります。
しばらくはヒノキ林が続きそう。
となり尾根の黄葉がまぶしいな。

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800mくらいになって右から尾根が合わさるとスパッと植生が変わり、すんばらしい雑木林が広がります!
コナラ、シデ、カエデ、いまだ黄葉紅葉は美しく、半分あきらめていたわたしは
とても嬉しかった♪

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そんな快適な落ち葉の広尾根が、わずかに右に曲がる台地でひといきつきました。この先には急登がまっているはず。
振り返ればお化粧直しをした富士山が、三ツ峠のとなりにすっくと立っていました

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さてさて岩混じりになり。赤松が増え尾根がやせてきます。
でも危険なことはありません。
ツツジの木も多く、葉が赤く紅葉しています。いやはや空の青いこと!!

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最後は尾根が消え、斜面の上りです。
かなり、足を踏ん張らねば上がれません。
やっぱ、空の青さが染みます

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麻生山~権現の吊尾根にでました。
 
オクノ沢ノ峰(1247m)は南・檜林、北・カラ松林だったと思います。
ここから権現山まで、
静かな穏やかな稜線です

権現山とはいえ日曜日です、そりゃ人はいるでしょう。
いや、珍しい人出。和見分岐方向から続々ハイカーがやってきます。どこかのハイキング行事とぶつかったよう。

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わたしたちは前日と同じ、東の和み場に腰をすえました

風もなくさわやか、落ち葉がふかふかで山頂の話し声すら子守唄のように聞こえます

下山は久しぶりの淺川峠に向かうことに。

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稜線を一気に下る道ですが、両脇の自然林の様子がすてきで、とくに右側がすごくよく、権現山のよさを象徴しているように思います。
涼やかな山腹を巡ってみたいと思いました

淺川峠到着。こういう雰囲気だったっけ、結構地味だったのでした。
気になるのは棚頭方面の道。覗いてみたけれど、いやはや歩けるのでしょうか??といった感じ。

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浅川峠あたりから 権現山の和やかな尾根筋

峠を乗り越し曽倉山に向かいます。
カラマツ林にゆるい出っ張りがいくつか、どれが曾倉山なのかな? 
確か以前は山名表示があった気もするのですが。

まぁそれらしきピークにて休憩。扇山がどっしり存在感を見せています。

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最後は曽倉尾根を下ります、地形図の巻き道でなく尾根に沿って。
なんともうれしい落ち葉道。西日を目いっぱい受ける尾根、左の雑木がとてもいい。

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今日一日付き合ってくれた富士山が、いまはシルエットになって、きょうのラストを飾ってくれていました。
尾根の最後には、
記憶どおり竹やぶが少しあり、いっとき道があやふやになります。そして赤い屋根の立派な祠が真下に見え、下山終了。
そしてお墓。。。ええっ?? これは記憶ないぞ。
たしか8年前は杉林だったんですから。

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すぐの車道に下り、淺川バス停までは上り道。これが思いのほかきついのヨ。でもね、途中の児童公園にすばらしいイロハモミジの大木を見ました。太陽がもう山に隠れてしまっていたけれど、それはそれは綺麗でした。

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【コース】浅川08:45-870m右尾根合流09:20-1050m 10:00(10)-1252m稜線10:50-権現山11:40/12:30-浅川峠分岐12:45-浅川峠13:50(10)-曽倉山14:10(10)-曽倉尾根とりつきの祠15:20-浅川16:00

【地図】昭文社:高尾陣馬 25000分の一地形図:上野原、大月

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