鳥海山3 大展望と花の山を満喫
2011年7月16日 (土) 快晴
晴れました。
4時過ぎに小屋を出て、新山に登ります。山というより岩の重なり。
振り返ると、日本海が広がっていた
20分ほどで山頂に立てます。隣の岩峰や七高山にも人影が見えます
周りの山々が、薄いベールを剥ぐように徐々に姿を現し、色を付けていきます。
荘厳な美しい時間です
澄み切った青空、秋のような雲、雪渓が白く光っています
外輪山に出て、風の強い細い稜線を辿り、七高山と、もう一つ隣の岩峰に寄ってから 外輪山を巡ります。
朝の太陽は暖かく、新鮮な風が心を浮き立たせます。
岩間の花々のなんと 艶やかなことでしょう。
↓左側は鳥海山の広大な山裾と、きのう歩くはずだった大雪路
小さく小屋も見えます
↓右側は 鳥海山のカルデラと山小屋と新山
↓千蛇谷の雪渓を登る人たち 気持ちよさそう…
↓伏拝岳を越えると鳥海湖も見えます
七五三掛で、千蛇谷経由の道と合流し、少し 先の御苗代でラーメンを食べました。
お天気は良いし土曜日ですから、ぞくぞくと登山者がやってきます
チョウカイアザミの咲くほぼ水平な道を行くと、きのうの御田ヶ原分岐。
あの ハクサンイチゲの原っぱです、
霧があるとないでは、ずいぶん印象が違うんだなぁ。
もっこりとした扇子森(せんすもり)が、立ちふさがっているのにはびっくり、
きのうは全然見えなかったし 「山」のことを「森」と呼んでいることを、
すっかり忘れていたのでした。
暑さにへこたれつつ、扇子森を登ります、
しっかし、なんという気持ちの良い花の道なのでしょう! 爽快感に浸りながら
乗り越えると、御浜小屋や、まん丸の鳥海湖が見下ろせました。
↑鳥海湖の上の、鍋森がなんとも可愛らしい
道沿いの花も少し変化が。 ハクサンフウロや ヒナウスユキソウや
ニッコウキスゲの明るい黄色が増えてきました。
人通りが多いです。
それでも 御浜小屋から大平への道に入ると、ぐんと静かになりました。
さえぎるものがない、だだっ広い笹原や草原に、石畳の道が延びています、
作った労力を思うと頭が下がります。
前方の山の中腹がなんとなく黄色いのは、ニッコウキスゲの大群落。
鳥海湖経由で、下ったら、群生地を通りぬられたのかもしれない。
チングルマがすごいです、花も、穂も大好きです
、
河原宿の水場↓。登ってきた人も下っている人も、みな腰を下しゆっくりします
左の雪渓で遊んでみたり・・・もしました♪ やっぱり雪の上は涼しいな
この先も 笹原の中、下り道が続くのですが、容赦ない太陽の光に、クラクラ
清水大神の池塘を過ぎ、見晴台で休憩のとき 眼下に大平山荘が見えました。
あと一息、がんばりましょう。
最後は山道というより林道のような道になり、木々の向こうから車の音など聞こえ初め、
じき ぽんとバス停の脇に降りました。
さらに15分歩いて(つらかったっす )、 大平山荘に到着しました。
山荘の 誰もいないお風呂に、ゆったりつかりながら、2泊3日の鳥海山のこと
さまざまな場面を思い出していました。
外輪山で、出会った花たち
ミヤマダイモンジソウ ミヤマリンドウ
ヨツバシオガマ ハクサンチドリ ヒナザクラ
もっともっと たくさんの花に 会えました。
鳥海山のできごとの長いレポにおつきあい、いただきまして
ありがとうございました。
【コース】
御室小屋 04:10―新山04:25/05:05―外輪山分岐05:40(10)―外輪山06:00―七高山06:15/06:40-百宅口06:45―伏拝岳07:40―七五三掛09:00(45)―御田ヶ原分岐10:10―扇子森10:25―お浜小屋10:55―鳥海湖分岐11:20―河原宿11:30(20)―清水大神12:30―見晴し台12:50―大平登山口13:30―大平山荘13:45(入浴420円)15:45→(1710円)酒田駅
【地図】昭文社:鳥海山・月山 2.5万:吹浦、鳥海山、小砂川、
では また~ (^_^)/~
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