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津久井三ヶ木地区

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2011年6月16日 (木) 小雨 

ここはどこでしょう?Img_1965

出発しようとしたら篠つく雨、 丹沢に行く気は失せ 3時間後に再集合し、

Img_0001a こんな地図を歩いてみることにしました。(津久井湖観光センターでゲット。
三ヶ木、串川、青野原・青根、津久井、太井・三井、中野・又野の6種あり、商工会、観光協会が作成したので 
裏面に立ち寄りお店も出てます)

歩いたのは赤く囲んだところです。
  

Img_0001b_6

Img_1962_2 旧道志橋の橋桁

トップの写真も。
道志川が相模湖にながれこむところに、広い河原に残されている近代遺跡です。

な~んか 不思議な異空間。

頭上には現在の新道志橋。

Img_1980 広い河原には葭原があり
柳の木があり
山桑の木があり、
いやにだだっぴろい空間です。

上流のダムによる水位の変化で、水没することもしょっちゅうなのでしょう

それで新道志橋が出来たわけだし。

Img_1987 しっかし、ここに来る道は

昔の津久井と相模湖町を結ぶ街道だったのですね


Img_2000 道なりに行くと
三太旅館

「おらぁ三太だ」の舞台になったそうですが
そのラジオドラマ自体は、わたしにはちょっと伝説で・・

現在の当主の方によると、旅館はもともと、もう少し上流にあったとか

Img_1993 三年ほど前には、作者(青木茂氏)、出演者等々 ドラマに関わった方々が、集まったそうで・・

「お庭にはホタルが飛び交います。皆さま、どうぞおいでください。」

レトロな雰囲気の旅館ですよ

Img_2003 さらに道なりに上流に歩くと
弁天橋

対岸の山は去年登った、石老山に続く金比羅山では ア~リマセンカ。
いやはや 小山ながら急でござんしたのう。

弁天橋をわたり、道なりに行き、めだたない左折をして

Img_2015 寒沢の滝に出ます
「ほとんど地元でも知られていない、落差20mの滝、
水量は天候に左右される」
パンフレットの文章も 
イマイチそそりませんなぁ

しっかしきょうは 梅雨なせいか、けっこう豪快に流れ落ちていました

Img_2024 青山沈殿地

(横浜水道) 明治に作られ現在も使われています

道志の水は赤道を越えても腐らないという水。
フクシマの事故以来、大量の木炭を投入したとか?しないとか?

Img_2028  コーヒー 期待の
美味しいピザ屋さんは
残念ながら休憩時間で
締まってました

とほほ

しっかし、ここのピザはホントに美味しいんだから!

Img_2030 とぼとぼと石段を登り
安養寺をすぎ

裏の道を辿り
中央小学校のわきを抜け

ゴルフ場に沿って歩きながら
雨が降っていてもゴルフをやるんだねぇなんて、おしゃべりしていたら

Img_2034 三ヶ木のバスターミナル
戻ってきました

あ~あ

ちゃんと山に登りたいけど
梅雨空は 続きそうですね



【コース】三ヶ木バスターミナル - 旧道志橋 -三太旅館 -弁天橋 -寒沢の滝 -青山沈殿地 - 安養寺-三ヶ木 
【地図】津久井観光協会の絵地図

では また~  (^_^)/~

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やっぱし貫禄です 御正体山

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2011年6月9日 (木) 晴れ

大そうお気に入りで、ひところはよく通った御正体山。
で、久しぶり、登ることになりました。まず、細野口に駐車しました。

Img_1639 林道が延長され, ひたすら登り勾配の舗装路を歩くうち、
見覚えのある仏ヶ沢の水場に到着しちゃいました。

沢の冷たい空気に癒されながら休憩、
エンレイソウが大きな種をつけていたり、フタリシズカ(左)やミズ(右)が 地味ながらたわわに咲いているのを眺めます。

Img_1637s
白い小さな花がフサフサについているのはコゴメウツギ(バラ科)。今までもよく見かけていたけれど、白無垢がきょうはなんとも可憐に見えました。

さて、木の橋を渡り登りましょう。 絶対ここは沢沿いを登った記憶、
んっが、
Img_1653_2
登山道は尾根を回り込んでいきます。
マァ、新しい道だと思えばいいか。(沢沿い道の方も 使えるそうです、草刈りの人の話)

新登山道は、展望や風通しはよいのだけど、左下に先ほどの林道が、つかず離れずついてきて、やらしいったらない。

右は杉ヒノキ林と雑木の混合、適度に灌木もあり、小さな花たちが咲いています。コツクバネウツギや、イチヤクソウ(蕾)、などなど

Img_1654s ハンショウズル(左)         コゴメウツギ(右)

Img_1661 そんな道を30分もゆるゆる登っていると、突然ピカピカな林道を横切りました。

今までの何倍も立派なヤツが、果てしなく延びているのです。
どこまで延びているのか、遠くの山肌が擁壁に削られているのが見えるのが、ショック。

次に乗った尾根は、かつての御正体山の風情がそのまま、溢れるみどりのシャワーの中に、なんとも重厚なミズナラたちが次々に現れました。

Photo
10年前にも見ている木々だけど、今、このようなミズナラの巨木群って、そうざらにはないと思うので、感激もひとしお・・・。

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ミズナラの巨木たちがブナ林に代わる頃、勾配がきつくなります。中木がほとんどですが、緑のパワーがすごく、はぁはぁ息が切れるのだけど、元気で登っていけるのです。おたすけロープも現れます。ユキザサやマイズルソウが咲いています。

やがて勾配がおさまると、新設ベンチのある高台(池ノ平分岐)に出ました。
すらりとしたブナに囲まれた小平地は穏やかな雰囲気に満ちています。 
 
Img_1717s_2
ベンチの先に峰宮跡。さらに延びる御正体山までの吊り尾根は、ブナの大木に守られた快適な道です、目にも彩なるトウゴクミツバツツジ、新緑に好き透った紫がよく映えています。途中の大岩は抱きつき岩、御正体山をご神体とする道志の人たちはべべ岩と呼んでいるそうですが。

Img_1728s_2 やがてコバイケイソウやテンニンソウに覆われた山頂ドームになり、ポコッとひらけた山頂に到着しました。

たくさんの道標、説明板、新しい祠、そしてテーブルベンチができています。

おりよく お日さまもちょっと顔を出しました

御正体名物 小さなな虫が飛び交っています、
防虫ネットは必需品、しわしみ顔も隠せて一石二鳥だって? ぷん 

バイケイソウやテンニンソウのうねっている緑のドーム、

Photo_5

マルバダケブキやヤグルマソウ、そしてトリカブトの緑の葉も、ぐんぐん育っています。
夏になるとチョウチョがわんさか飛び交い、ハチやアブやハエもぶんぶんやってくるでしょう。今だってカエルや野鳥たちがかしましい、そんな生命力が溢れているのが、御正体山なんです。

Img_1753s

先の峰宮跡分岐では 「←鹿留」方向に下ります。 
大ブナやオオミズナラの乱立する涼やかな道。

Img_1773s おそらく栗とかシナノキとかもっといろいろな木があると思うのですが、区別ができません。

広葉樹に混じり大きな樅も多いので、重厚感があります。
針葉樹の落ち葉が積もった道はホカホカで歩きやすい!

富士見台という展望地は、ハガケを経て文台山に通じる入り口で、驚いたことに山梨県の新しい道標が立ってました。

さぁ、池ノ平に向かって降りましょう。大きな木が減って、代わりに花の木が増えてきました。ツリバナ、ニシキウツギ、わお、サラサドウダン。次から次へと、さらさ、さらさ。

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やがて鮮やかな赤い花ヤマツツジ、大きい花、小さい花、濃い赤、薄めのおっとりした赤、さまざまなヤマツツジが途切れることなく現れました。ありふれている花だけど、これほどまでな群生は珍しいでしょう? 隠れた名所かもと、思ったりして・・

Photo_9

するとぽっかりひらけた緑の広場が現れました、「上人堂跡 」です
清浄な場所、という表現がぴったりなところ。すっかりくつろいでしまいました。
この場所は、とくべつな何かを醸し出しているのかも知れないです。

Photo_7

ヤマツツジの赤い花に酔いしれながらさらに下ると、沢音が聞こえ、やがて沢に出ます。、おいらせ風な綺麗な流れ、ヤマメ釣りの紳士が釣果を見せてくださいました。

Img_1853 じき林道に出ますが、石だらけで気を遣います。
でも川沿いの渓畔林はすばらしく、シオジやカツラの大木が現れます。

そんな道にも飽きてきたころ、やっと池ノ平に到着し、

立派すぎる「虹の木橋」に、みんなブッたまげてしまいました。

御正体山、って色々コースがあるけれどそれぞれ特徴があって面白いですね。
どうにか工夫をしてまた登ってみたいです

Photo_11 キバナウツギ                 ミヤマザクラ

【コース】 三輪神社→林道奥P  09:10-ゲート 09:25-仏ヶ沢 09:40(10)-林道横切る10:20-峰宮跡 11:50(10)-御正体山 12:35/13:20-峰宮跡 13:50-富士見平・ハガケ入口 14:10-上人堂跡 14:30(30)- 林道15:30- 池ノ平 16:00-タクシー 16:50 →(5660円) P17:10
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:都留、御正体山

では また~  (^_^)/~

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