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まえたけ~伊豆ヶ岳

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2011年5月26日 (木) 晴れ 

伊豆ヶ岳が、ヤマツツジの山だったなんて!

Img_1552s

東飯能からバスで名郷まで行きました
途中のバス停の名前が面白く、上赤工、赤工、下赤工なんぞ、まるで早口言葉です。(かみあかだくみ・あかだくみ・しもあかだくみ) 言えますか?

天狗岩・武川岳方面の登山道に入ります、素晴らしく手入れのされた杉林
地面に転がる石は白っぽく、武甲山登山を思い出します。稜線に出たら金網で仕切られ向こう側は林道工事中、


Img_1477s 広葉樹もぽちぽち現れ始めます、晴れていたら「ひゃぁ!」っと歓声の上がる場面でしょう

石が多くなりました。
この岩、なんと名付けましょ?

じき 天狗岩の下に到着。

Img_1485s どこから見れば天狗なのか?
とりあえず 男坂を登り
高度を稼ぎます

天狗岩を越えると
ヤヤ下り

ふたたび登り返す道が
意外と長かった
左の鹿柵がえんえんと続いています。

Img_1497s 前武川岳は 山頂というより 明るい広場の通過点という感じ

軽やかな雑木林のなかにヤマツツジは品よく咲いています

武川岳に寄る予定でしたが、小雨が降ってきたので割愛し、山伏峠に向かいました

Img_1506s 神々しいようなスンバラシイ檜林です

名栗 名郷の人たちの
森林手入れの熱心さが伝わります

この下り坂は山伏峠まで続きます
尾根は 車道で切り通されています

対岸には、左右どちらからでもOKなのですが 左に下る方が正道でした。
Img_1524s
伊豆ヶ岳への登り道。
鞍部あたりは、←のように倒木が多いです、ノリウツギが咲き、おしろいのような匂いが漂ってきます。

Img_1526s_3

Img_1536s 緩やかに登り返す尾根は緑。
緑の谷底にはヤマツツジの赤い塊が見え隠れ。

やがて、目の前に伊豆ヶ岳の、緑の体がどっすんと現れました。

ロマンチックなドームの山を、みなで ひゅぅひゅぅ言いながら登っていきます、

Img_1549s 真っ赤なつつじの塊が現れ
アレアレあれという間に
唐突に伊豆ヶ岳の山頂に出ました

そこは正真正銘のヤマツツジの山で

写真の緑の、奥もその奥も
ヤマツツジで真っ赤でした。

Img_1556s_2 名前の知られた有名な山なのに、人っ子一人いません。

山頂は岩、一段下に小広場、山名の由来の説明、さらに一段下の広場に 綺麗な板状節理の岩があり、「伊豆ヶ岳ばあさん」のレリーフが嵌めてあります。
山頂手前にトタン板など残骸を見たので、あのあたりにおばさんの山小屋があったのかなぁ

Img_1546s 道標、山名標柱が たくさんあります
なかでも
新しい石製の、あまりの豪華さに、「まるでお墓の十字架みたい」といったら、みなの顰蹙を買ってしまいました。
いえ、辛気くさい訳じゃなく、アッケラカンとしてるんです

まさかのヤマツツジの饗宴を堪能し、いい気分で山を下りました。

Img_1565s 女坂が一部崩落、男坂も通行禁止で、迂回路とやらを下りました。すぐ女坂と合流し、やがて大岩の基部に出ます。

「あ、これ!
これが伊豆ヶ岳のシンボルよね?」 周りには おびただしい 「通行禁止」「自己責任」の看板、
大岩は、鎖も足場もしっかりしているので、下の方だけ遊んでみました。

Img_1573s
五輪山で正丸駅方向に降ります、が かなり、ド・アホな勘違いで、40分ロス。
ふたたび 五輪山から亀石経由で 降りました

こちらには上記のような道標が頻繁に現れ、亀石 ふたご石などの大岩の点在する 楽しい道なのですが、きょうばかりはお天気が悪く くらい森。

車道に出るととっとこ、ペースが上がります。

Img_1588
うどんやさんは 平日はお休み? それともお店を閉めたのかなぁ…

それでさぁ、駅前のあの階段だけど、新しいコンクリ製のやつさぁ、、
設計ミス??意図的?? 歩きにくいんですけど~

【コース】東飯能 08:17→(\790)名郷 09:00/09:20-天狗岩上10:50(10)-前武川岳11:40(30)-山伏峠13:00(20)-伊豆ヶ岳14:10(30)-大岩(10)-(ロス40分)-五輪山15:45-  峠15:55-実谷のふたまた16:15-林道16:25-正丸16:40
【地図】昭文社:秩父奥武蔵 2.5万:正丸、秩父

では また~  (^_^)/~

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道志も緑、今倉山

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2011年5月22日 (日) 曇り、小雨 

道坂トンネルを出るころ、近辺の1000m越の峰の頂は、低い雲に覆われていました。
でも、ここにはかろうじて陽ざしがあります。 

Photo_2 道坂峠の美しい景観のひとつ・クマザサも、いつしかすっかり衰退してしまいました。
オオバウマノスズクサの芽がいっぱい生え、蔓を伸ばし始めています
白い小花はチゴユリ、黄色い小花はミツバツチグリです、
カラマツは大分芽吹き進み、もういっぱしの緑に覆われています

Img_1348s_2 そんなことを思いながらテクテク登っていると、あっけなく今倉山(東峰、三角点)に到着しました。濃い霧、今しも雨が落ちてきそうです。
ヤグルマソウがぐいぐい伸び、深い葉脈の赤茶けた葉を広げ始めています。

Photo_3 ←ヤグルマソウ

西峰に続く登山道沿いの、トリカブトやレンゲショウマは順調に育っていました、
7月8月は楽しめそう

Img_1367s 右(北)側は明るい雑木林で、シダ類が地表を覆い、ばさついた雰囲気、点々とルイヨウボタンのレモン色の花が鮮やかです。

西峰に到着。
ふと、北尾根の造林小屋に行ってみたくなりました。

Photo  そこで、伐採あとを下ります
イチゴ系のヤブなのでちくちくしますが、気にしないで降りていきます。
キバナウツギやマメザクラが咲いていました

Img_1403s 伐採地が終わると、徐々に尾根が現れ、ステキな緑に森に変わります。
るい丘を二つ越え、さらに下降していくと、造林小屋の屋根が見えました。

Img_1413s_2 ここの撓みは私好みの空間、
ちょうど陽ざしが射しこんで、緑のドームが緑のひかりを発しています。
落ち葉のしきつめのなかに、マイズルソウが咲いています。
Photo_2 うぐいすが鳴いています。シジュウガラ? いろんな小鳥たちが鳴いています。

じゅうぶん緑を楽しんで、来た道を登り返し、道志の主稜線に戻りました。

Img_1435s 西峰の岩場に出たとたん、ピンクの塊が目に飛び込んできました、
トウゴクミツバツツジがてんこ盛りです。よく見れば蕾もまだ多いのです。
うっかりしている間に、そんな季節になっていたのですね。
丹沢ではシロヤシオも咲いていることしょう。

Photo
ちょうど雨が降ってきました
きょうは素直に、来た道を戻ることにしました。

【コース】道坂峠P 08:00-今倉山(東)09:05-今倉山(西)09:30-(*15)造林小屋10:15(20)-今倉山(西)11:10(15)-今倉山(東)11:55-P 12:40
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:御正体山

では また~  (^_^)/~

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緑の光の孫惣谷

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2011年5月14日 (土) 快晴

P5140002 八丁橋は久しぶり。ここに来るとなんだかファイトが湧いてくる。 「さぁ、いくぞ!」てなかんじかな

孫惣谷林道は、しばし我慢の上り坂。
きょうは緑のうねりの中に、ぽつぽつ花も咲いている。
Img_0995 ヒメウツギははや満開、
ヤマフジは咲きはじめ、
ウワミズザクラは終わりかけ、
アレマ、桐が満開だ。

← ヤマブキ

今年は全般に花の出足がいまいちなんだね。

Img_0997 対岸にでっかい岩がどっかん、燕岩だ。

回りこむと天祖山の採石場が現れた。
武甲山と同じように、だんだんに切り取られている、

石灰岩の崖の上で
巨大なバックホーが旋回している、
ごとごとダンプが動いている。

Img_0999 御供所と 昔の地図にも出ているそこには、ゲート。
林道終点。奥は鉱山、立ち入り禁止だ、

見上げると寂しげに小さな祠がポツン、
鉱山を通り抜けられたらな、すぐなのだけどな、ここは高巻かなきゃなりませぬ。ふ~~ 、しかたありませぬ。

Img_1019 イチゴのトゲトゲの藪の斜面を這い、登山道に出て、一山超えて、やっと水松谷出合に下りました。
水の綺麗な所は、花も綺麗。
ワサビ咲く。キケマン咲く,.ヤナギの綿毛がフワフワ飛んでいる、
うざったい小虫がまとわりつく。 私たちは退散しよう。

P5140044 木橋をわたり、巡視路を歩く。もう鉱山は見えない。
ひたすら緑が萌えている、ところどころ桜のピンクの固まりも見える,、
かえでの新葉はオリーブ色がかった緑。 優しげなのはブナかしら。 鮮やかなミントの緑は? チドリノキは透き通った真緑です

Img_1024 新緑のカーニバル、毎年、見ているはずなのに、
毎年新しく感動してしまう

なんて自然はすごいんだろ!!

巡視路は 実はときどき怪しげだ。 
おっちょこちょいだと踏み抜きそうになる、(なった)

Img_1035_2 やがて中尾根をのっこす。ふむふむ、この中尾根も悪くなさそう。
巡視路は奥へ奥へと わたしたちをつれていく。

奥に行くほど、緑の相は深くなる、山の鼓動が聞こえてきそう、感性が光られているんだと思う。

Img_1068 沢を越えるところは、一面のハシリドコロ。
水の染み出している岩の裂け目に、イワタバコの幼い葉が噴き出していた。

P5140085     あそこに大カツラが見える !
    訪れて見れば、小滝を連ねる
    ワサビ谷との出合い

    このまま一日、すごしたいと
    思える。 はまりスポットです、

    30分もゆっくりしてから、
    
目の前にせり上がる斜面に
    取り付く

     (板小屋窪左岸尾根

P5140058 四足の猫足登りを使うと、ハイスピードで上に行かれるが、
「はあっあっあああああ! やっぱし酸欠。 息を継ぎたしているうち 目が回っていた

←チドリノキ 花

Img_1097 ミツバツツジは妖艶な濃いピンク  おいろけふりまき、おいでおいでしている。
ピンクに釣られて登ってしまう

30分ほどで台地に上がり、勾配はやや穏やかになった。

Img_1128 ヒノキの植林が(植林といっても、てえしたヒノキぞろいだ)切れ、 多様な巨木が姿を現し始めた。
古老が多く、瘤や、洞や、合体してるの、異様なほど傾いでいたり、なにやら深ぁい歴史を秘めていそう。

そんな木々を「ああだ」「こうだ」と誉めながら、登っていくのは楽しい。

Img_1131 アセビ、リョウブ、ツガ、コメツガ、イヌブナ、ブナ、ミズナラ、名前の分からない、たくさんの木々、
・・・・そうしていると、ダケカンバが増えてきた、
右から中尾根がぐんぐん近づいて、合流。

Img_1149 ちょい前まで藪をなしていたろう、スズタケの枯れたのが、ちょろちょろ出てくる。
でも今や、マイズルソウの咲く草尾根に変わろうとしているのか? 

あたりはカラマツ林。うっすら緑のベールがかかったようで
涼しげだ、
長沢背稜は、もうすぐ。

Img_1155 水松山に立つと、秩父(北)側から、けっこう強い風が吹き上げてくる。
ランチ場は 二重山稜の窪みと決めた。

いいんだなぁ、この、囲われている感じふふふ、最近、きつい事件が多いもの、
おそらく何かに守られたい・・のよ、

Img_1154 青空を眺めていたらいつしか お昼寝なぞしてました・・・・
「ああ、かぃりたくねぇ・・・ 」 まったくだ。

しっかしもう2時、いくらなんでも下りなければ
歩き出してすぐ 花を見る、
ミヤマカタバミ  ウスバサイシン、シロバナエンレイソウ、その他その他 そうか二重山稜の窪みは湿地なんですね。

P5140143 ひとしきりお花撮影をしてから、縦走路を東に歩く。
スミレも結構咲いている。
エイザンスミレは色も形も大きさもさまざまなのに、ただエイザンスミレです。なのに、タチツボスミレのような、葉の丸いやつは、それほど違って見えないくせに、たくさんの種類があるのだよ、どうもその辺が複雑だな。

Img_1189 下山はタワ尾根。
タワ尾根入り口の。スズタケのバリケードを見たのは、ほんの10年前だった
いまや広々と門戸開放? 「いらっしゃいませ」 と 招かれている気がする

タワ尾根のシルバーなラインとご対面した。かつてミステリアスで憧れていた尾根にも、ついに文明の利器が・・、

Img_1192 これを
隔世の感というんだな  稜線の大木の、切り株が痛々しい。
尾根筋はアセビが見事に満開で、さわやかな香りを振りまいている。アセビもハシリドコロも、有毒というだけで大事にされていない気がする、花はどちらも、個性的で可愛いのにね。

Img_1198 大京谷のクビレ、いやはや、何度見ても、ここの迫力は廃れない。
イワカガミのありかを教えてもらった。(もちろん花はまだですけど) 

P5140166 きょうは大京谷を下る。くだりは2度目なのに、前回のことほとんど忘れていた。

記憶より長く、記憶より岩っぽく、記憶よりおもしろい

Img_1217 そして 大京谷の大カツラさま。お変わりなくてなによりでございます。

大京谷から左の巡視路に入る。じつは、このまま沢を下ろうか迷ったけれど、巡視路伝いは正解だった、
谷から尾根に出ると、あたりはあり余る光に満ち、新緑のブナやカバの木が、いいようのないほど綺麗だったのだ。
Img_1234
だうたい午後の光はいまいちなのに、今日ばかりは、まだ清清しく、喜びに溢れている感じだ。 きっと空気が乾いていたからだと思う、 ありがたいこってす。

このまま、光があれば、ずっと山にいたいところ、
でも5時もすぎると、さすがに、光弱まり、心も萎えてくる。 二の腕あたりがヒヤッとしてきて、暖かいうどんが恋しく、
乾いた喉ごしのビールも欲しい。

P5140186 というわけで巡視路を下りにとり、石灰会社の事務所で林道に着地、

あとは朝の道を八丁橋まで下る
木々の切れ目から 鷹巣山、八丁山が見えた。 私たちのいる林道はもう山の影に入ってしまったけれど、鷹巣山はまだ、夕日をさんさんと浴びていた。
いきたいなぁ、鷹巣山にもなぁ。

もりもりとした緑は、豊かな日原の森を象徴している。
よっしゃ、わたしも、
元気を盛り返せた気がしてる。

Img_1094_2 

ありがとう

 

【コース】八丁橋P 07:45-御供所 09:10-出合09:35-中尾根10:20-ワサビ谷出合11:00(30)-中尾根合流12:50-水松山13:10/14:00タワ尾根15:05-大京谷のクビレ15:20-大桂・巡視路16:25林道17:25-P18:05
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大室山

では また~  (^_^)/~

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佐渡の風景つらつらと

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2011年5月2日~4日 

Photo_9

 フエリーから

 小佐渡が 手前

 後の島は 大佐渡

Photo_10

河崎地区の街並み

屋根は、黒く光沢のある能登瓦

壁も黒い家が多い

Photo_11 佐渡には田んぼが多い

海岸沿いには棚田がある

向こうは海です

羽二生あたり

Img_0599 大桑地区は

 漁師町

Img_0597

Photo_12 両津のまち並み

Photo_13 加茂湖と大佐渡山脈

Photo_14 大野亀

夏は黄色のトビシマカンゾウ(ニッコウキスゲのような花)で覆われます

Photo_15 大野亀から二つ亀を見下ろす

二ノ亀辺りの海は
ちょうきれい!
コバルトグリーン

Photo_16大野亀から北鵜島を見下ろす

Photo_17  横顔のような岩

 Photo_18

相川の町なみ

Photo_19

突然 現れてビックリした

佐渡金山の
これは明治以降の?の施設

道路沿いにありました

では また~  (^_^)/~

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花を追っかけ さどに来た

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2011年5月3日 (火) 晴れ 

とにかく 色とりどりのミスミソウを見てみたかった
ほんとうに 図鑑の写真にでているような群落があるんだろうか?

Img_0842s 朝日が昇る。水田の向こうは海でなく湖(加茂湖)です

この時期、ミスミソウが見られるところを捜していたら、”佐渡”に大当たり
で、躊躇するなく いってみました。

Photo_2

家並みの奥に見える大佐渡山脈を縦走したかったけれど、今年は雪が多く何かと大変らしい。
お花見物と両立は、わたしの足では無理と判断し、お気楽な花見物を選びました。

Img_0855s_2 麓近くの山々は新緑の淡い緑と桜が満開。 桜はこちらより赤味が強い

【アオネバ渓谷】

登山口から一歩足を踏み入れたとたん、花々の凄さに圧倒されました。

その代表的なものを紹介します。

Img_0666s キクザキイチゲ(白)

Photo_2 キクザキイチゲ(青)

Photo_7 フクジュソウ

Photo_9 カタクリ ここのは、葉に黒い斑がない

Photo_6 ミズミゾウ 淡いピンクが乙女チック

Photo_5 ミスミソウ 青い花は魅力的

Photo_4 ミスミソウ 情熱的な濃いピンクと張り合うような濃い紫

Photo_10 ミヤマカタバミ 清楚でステキ

Photo_11 スミレ 正式な名前は??タチツボ? 何種類かありました

Photo エゾエンゴサク 青から薄紫まで色はさまざま

Photo_12 シラネアオイ 川ぞいに群生します

どこにでも群れているのは ニリンソウ!

アオネバ十字路に近づくと、雪が残り、お花は少なくなってきました
ひやっとした空気が気持ちよく、

まだ芽吹かない木々と雪の白さが美しく、楽しい道のりです。

アオネバ十字路、みんなドンデンの方にいってしまいますが、
大佐渡縦走路の一角の、マトネまで上がれたらと、左折しました。

P5030202s

ダイナミックな雪の斜面と青い空は壮快です。
空に大きな虹が架かっています。
これは太陽の暈が虹のように七色に光っているのでした。

P5030194

二重の虹 外側にクッキリ 内側は淡い

稜線の向きによっては雪が消え、そこには咲いたばかりの花の群れ

あちこちでカタクリ群生 キクザキイチゲ、ミスミソウ…その他…
いろいろな花が これからどんどん咲きそうです

Photo_13

おや、雲が出てきました。翳ると寒くなるし、前方のマトネはまだ遠い。
途中で、パンを囓りながら考えて、ここで引き返すことにしました、

おそらく杉の天然木です、
山脈の東側には、かなりすごい杉の巨樹がたくさんあるということ *。

Photo_15

十字路からドンデンへの道も雪が深く、標高850mくらいでこれですから、
金北山あたりはかなり雪深いと思われます、
それにあちらは直接、日本海からの風が当たるわけだし。

車道に出ました。これじゃ、車は通れないってことですね。
足跡のほとんどは右折の車道【ドンデン山荘→】に下っていますが、
またもや少数派の【←キャンプ場・入川】方向に左折。

Photo_16

車道から山に入ると、深閑とした森…春の森になります

Photo_17

やがて森がきれ、広々とした草原が目の前にひらけました
こ、これは、行きのフェリーに飾ってあった写真のだ、
写真ではここに牛がいた、放牧場なのです

Photo_21 ドンデン高原金剛山方向


もう雪はすっかり消え、春を待つ いかにも高原です
草むらにはアマナの群生

Photo_19

湿地にはザゼンソウ

高台に乗れば海が見えます
晴れていたら気持ちよいだろうなぁ…
佐渡のお天気はホント、変わりやすいんだから 

尻立山、灌木はすべてレンゲツツジです

おお、彼方に見えるは 登りたかった金北山
いつか登りたい、縦走したい
こんどはレンゲツツジとシャクナゲの咲いているときがいいなぁ

Photo_20

そうしてドンデン山荘でシャトルバスに乗り、登山口に戻ったのでした
シャトルバスは本当は予約制らしかったです、
空席があったので乗ることができましたが。

車道の土手はニリンソウで埋め尽くされていました。

Photo_22

* 天然杉の巨樹巡りコースが、大佐渡縦走路の東端にあるというので、
翌日訪れてみました。
しかし、入口までの林道が雪のため通行止め、行くことが出来ませんでした
こちらも佐渡再訪がなりましたときに、ぜひ実現したいです。

【コース】アオネバ登山口  08:30- 落合 09:10-ユバ 09;50-アオネバ十字路10:30-マトネ手前 11:20-十字路12:00-車道 12:20-尻立山 13:10-ドンデン山荘13:40/14:00→(\500) P14:30 

サイドバーの花のアルバムに【佐渡の花】を作りました。
こちらも、見て下さいまし。

では また~  (^_^)/~

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