花咲く川苔山 真名井北稜と獅子口
2011年4月28日 (木) 曇りのち晴れ
この日の川苔山は花の山でした
登りの800m圏の伐採地には、可愛いスミレたちが住すんでいます
アケボノスミレ
スミレ
↑ Hgさんより <(_ _)>
ニオイタチツボスミレ
↑ Hgさんより <(_ _)>
華やかだのう
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奥多摩の大丹波川沿いの北川橋あたりに駐車し、歩き始めましたが、
ひとつ上流の真名井橋のたもとに駐車した方が、よかったのでした。・
大丹波川に流れ込む真名井沢の、北側に延びる尾根が真名井北稜です。
尾根上は、ゆるゆるとした植林と自然林が交互に現れます、
芽吹きの始まった雑木林の谷間では、ミツバツツジの気品のある紫にハッとさせられました。
42号鉄塔をすぎると左に広がる大伐採地。
今やカヤトの原となり、よくみればコナラやモミジが植えられていました。
ヒーコラ登る足元にはトップの写真のようなスミレが点々と咲き、心を和ませてくれます。
正面の檜の尾根に乗り、左折。
ゆるい鞍部を登りかえせば広々とした、すこし岩がちの雑木林になります。
アセビの緑の葉と白い花が可愛らしいアーチを作っています。自然林の続く尾根や谷。春到来を肌身に感じながら、楽しいハイキングが続くのです。
真名井北稜ってコレなんだナ、この感じ、この感じ。
ときおりコブを越えます、けっこう鋭い岩凸で(巻き道もあります)、なんとなく凸を越えておりますと、岩凸にはご褒美のアカヤシオの花が待っているのでした!ハナガラが散りおちています、
1168m手前の大岩のアカヤシオは満開でした、蕾の混ざる色の濃い木が多く、岩の上にてしばし鑑賞タイム。
その先は、思いもかけぬアカヤシオロードとなり、
あっ!、
あれっ!
噴き出すように咲く
ピンクの花の豪華さに
つい、足も止まりがち。
1168mピークあたりがきょう一番の見どころでした
尾根はいっときヤセ尾根になります
やがて右側に
ステキな広がりの林が現れました。
この感じの林が、緑に変わったころは、どんななのでしょう・・・・
ぜんぜん芽吹いていないとは、川苔山の標高差の大きいことを実感します、
すぐ先が赤杭尾根との合流。以前、真名井沢の頭という名札を見たような気がするのです・・・
小鳥たちがさかんに鳴き交わしています。
裸木の梢に潜んでいる緑は、いますぐ、バクハツし萌え始めるのでしょう
エネルギーがぐるぐるしています
川苔山直下に何度も分岐が出てきまして、道標が完備しているのですが
頭の中の地図と道標の方向が一致せず 混乱してしまう辺りです
←曲ヶ谷北峰
(頭の中では川苔山の向こうに日向沢ノ頭があるはずなのだ)
オヨヨ、誰もいない
こんな川苔山は 初めてです
オボロながら富士山も見えました
めでたしめでたし
獅子口への分岐から、植林のジグザグ道を下ります。登山道は急降下な上、荒れていますが、フカフカで歩きやすいのです。
下るに連れ、木々の芽吹きが始まります 登りで巻き戻ってしまった季節が、早送りで還ってくる感じ
獅子口に出ました。川の暴れたあとがあります。
冷たい水で喉を潤し、ゆっくりしたいところですが、小虫が多く焦って退散だぁ。
小屋跡をすぎるとステキな沢沿い道が続きます
コガネネコノメ待ってっていてくれたハナネコノメソウ と ヨゴレネコノメソウ
清純派
アズマイチゲ
みんなの視線のさきには
アカヤシオの花があります
このさきも ステキな渓谷美の大丹波川が続きます。
お花は相変わらず咲き続け、水の流れや岩や苔がとても綺麗です
そしてなにより、両側の雑木林が素晴らしい
木々はじょじょに芽吹き、新葉が広がり、眩しい緑が輝いているのです
林道に出たのが 16:30 晴れ上がった青い空は夕方とは思えない明るさでした
しばらくは林道に咲く花を愛で筒の歩きでしたが、1時間半の歩きは少々長かったです
それでも、きょうは一日中 楽しかった。
川苔山ってすごいね !!
【コース】北川橋P 8:50-真名井橋 09:10-尾根上09:45-伐採地上830m 10:40(10)-1002m 11:25-(細尾根)-大岩11:50(10)-1168m12:05(15)-真名井沢の頭(赤杭尾根合流)12:35/13:05-曲ヶ谷北峰13:25-川苔山13:40(10)-獅子口分岐14:10-獅子口14:35-曲ヶ谷出合 15:50(10)-林道16:25-P17:55
【地図】昭文社:奥多摩 2.5万:原市場、武蔵日原
では また~ (^_^)/~
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なんやかんや言っても ハシリドコロは美しいのだ ヤマエンゴサク
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