大ドッケ 秩父の山はワイルドだぁ
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2011年03月5日 (土) 快晴
春まだ浅い秩父の谷あいを登る………標高は高くないのに奥深い
川沿いの駐車場に車を停めて、久しぶりに登山靴をはいた。
山里を歩いていると 道端に獅子頭がおかれている。
浦山大日堂の縁日に行われる獅子舞の獅子らしい (ここにあるのは本物じゃないかもしれないけれど)
秋の縁日には獅子舞がでるとか 興味あります
細久保集落のきわを通り過ぎ、最奥の民家(廃屋)も通り過ぎる。
家の前には樹齢???年のケヤキ(と思う)がどっしりと座っていた。
3年前にはなかった 鹿除けネットが張られていた。
何度か鹿柵も通る。
道は相変わらず危なかしく、緊張しながら歩いていく。
真っ青な空に秩父の山々。
稜線は厳しく、急峻なせり上がりを見せつける。
途中の沢(涸れ沢)には、異形の大木が踏ん張っていた。
おそらく 奥がカツラ、
手前がケヤキ??と思います。
(トップの写真)
さすが谷あいは気温が上がらないのか、川床には雪が残り、渡り歩く石は凍りつき滑るので怖い!
とはいえ時間の余裕もある 焦らずゆっくり、楽しみながら登っていかれる。
やがて丸い石の並ぶ源頭(花新田)に到着した。
雪や落ち葉の陰に幼い芽が隠れているので歩きまわれない。
なので遠くから眺めるだけだ。
ポツポツつぼみが開きかけている。
この時が日なたのピークだった、谷はじき山の陰になってしまった。
気がつけば12時半を過ぎていた。
胎内のような源頭を少し登り、ヤヤ平坦な場所にてランチ。
見渡せば周りにはブナがにょきにょき生え、青空に枝を広げていた。
スズタケを分けて近づいてみる元気はないけれど、けっこうな大木なんだろう。
雪のついた斜面、凍りついているので大変だ。
枯れたスズタケを3.4本くらい束ねて掴み、懸垂のようにして体を引き上げる。
せっかく上がったと思ったとたん、ずりっと滑り落ちてしまう、トホホ…←上に行くほど藪は濃くなった。写真ではたいしたことはなさそうだけど、枯れてるので折れるし…実際、勾配あるし…
やってみなはれ・・
想像よりバテますのえ
(翌日、上腕、筋肉痛)
やっほー!
服やザックは草クズだらけだったけど。
ひらけた西側は秩父の山々のつらなりが新鮮に見える。遠くに白く輝くピラミダルな高峰は浅間山とか。
稜線はうすいスズタケ浅い雪、きしきし歩ける気持ちの良い道だ。
きょうは大ドッケから、右の峠の尾根を下山。
なんだかこのままずっと辿って行きたくなるような、魅惑の稜線だった。
アカヤシオとか咲いているのではないの?
峠の尾根は、薪炭林ぽくなったり、檜杉の植林になったり、じょじょに里の香りが濃くなってくる。
右に鹿柵(ネット)が現れると展望がよく、正面に尖った蕎麦粒山が見えた。
広い尾根は 落ち葉の絨毯とありあまる陽ざし♪ ルンルンランラン♪、小気味よく下れる、靴も歌っているような♪
このルートはかつてのハイキング道だったようで、判読困難なれど古い道標もある。
ぽっかりひらけ、61号大鉄塔がたち、 ひとくだりで地蔵峠だ。
樹齢を重ねた大きな楢(コナラ?)の根元には祠、お地蔵さまや二十三夜塔も祀られていた。
眼下には、バス通りや集落。そして駐車場にはポツンと残されてるmy車。
右に降りれば川俣橋、左は金倉橋だが、駐車場に近い左の道を下ることに。
んが、あれま、なんだか怪しい道デハアリマセンカ!
崩れていたりえぐれていたりで、かなり緊張
最後にして疲れさせないでよ、ふ~~。
お勧めは出来ませぬ。
金倉集落に鹿柵を開けておりたち、地元の方と少しお話ができた。
「そこいらの山にはカタクリもいっぱい咲いたけど 今はもう鹿に食われちまった」ということ。残念。
← きょうのもう一枚
涸れた沢に踏ん張ってるケヤキ?の大木。中ほどから若く逞しい幹がぐんぐん伸びていた。緑の葉は蔦である。
【コース】金倉橋下P 08:15-川俣橋 08:35-最後の民家(廃屋) 09:15-沢出合 10:30-源頭(花新田) 12:10/13:15-稜線 13:55-大ドッケ 14:25-地蔵峠 15:50-P 16:20
【地図】昭文社:秩父・奥武蔵 2万5千:武蔵日原
では また~ (^_^)/~
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