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水ヶ森

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2010年11月25日 (木) 晴れ 

水と森という名前の山。 水ヶ森。 なぁんかロマンチックでしょ?

帯那山に山頂近くまでタクシーで行ってしまえば、あとは ぐ~たら防火帯を歩けばいい、最後はちょっとだけ登るけどね、と、たいそう なめきった態度で出かけたのです。

Photo

帯那山から見る 水ヶ森。 三角形の堂々たる姿です。
バックは奥秩父の山々で 右は朝日岳から国師岳・・・、
左は金蜂山、五丈石がくっきり見えています。

帯那の山頂では、すっくと美しい富士山か出迎えてくれました、
甲府からの富士山は左右対称の均整の取れた形。しかし画像は失敗で、、、

Img_7624 山頂から北に向かうと、じき奥帯那山、三角点があります

かつてはここが帯那山と呼ばれていたそうです。

カラマツ林を北へ向かいます。

Img_7623s すっかり葉を落としたカラマツの梢越しに、
うわっ!

青い岩肌と雪の華麗な山々。
南アルプスがずらり勢揃いしてました。

ガスが上がる前に。。。早く展望のあるところに出たいなと

せっせと稜線を西に、西に、、、

Img_7638s すると 突然防火帯に出ました

ぜっけい!

南アルプスがどっか~ん。
特に甲斐駒が間近に迫っていきます。

鳳凰三山も迫力満点。地蔵岳のオベリスクが針のように尖って見え、仙丈岳は気高い雪の衣裳です

Img_7644s 眼下には昇仙峡が、みえみえ

そのまま、防火帯を北に進みます。
予想どおりルンルンな道
♪ ♪ ♪
両側はカラマツで パッとひらけているわけではありませんが、 雪を被った山々がかいま見え、楽しい道のり。

Img_7659s 尾根の角度が変わると
八ヶ岳の白峰がそそり立って見えます。

右側には奥秩父、金峰の左の瑞牆山も意外にハッキリと尾根が読めます

おお、そろそろ水ヶ森でしょう。 前方のコブのもひとつ向こう…

Img_7672 ← 弓張峠

峠を越え、一コブ越えたら
なんという、急勾配


なかなか着かない水ヶ森

登りはかなり キツイです
ましては 下りは … 
 大丈夫かしら?   

Img_7697a ←やっと到着した水ヶ森です

訪れる人は少ないかも知れません

静かな静かな
なにもない山頂

そこがなんとも
好ましい雰囲気なのです 

Img_7707 サテ、下山、
予定では、登ってきた道を戻るつもりでいましたが、あんな急なとこを おりるのはまっぴら、 どうせなら反対側に下りてみましょう。

あるやなしやの道を追い1530mまでなんなく来たけれど  いやはやこちらも急なこと!
でもね、さっきよりマシと 恩賜林標を確認しならがら東へと下ります
ま、
急だけど危ないことはなく というか、内心楽しんでしたりして… (笑)

Img_7706s で、1430mからは境界尾根から分かれ、右側の緩斜面に移りました。

さくさくさく、落ち葉の最高にすてきな斜面です、
林道への着地もスムーズに出来た 

めでたし めでたし

水ヶ森の登降で、すっかり満腹したので復路は ぶらぶら林道をいくことに、しました。

左側には ずっと、ずっと すてきな水ヶ森が ついてきます

Img_7720w
ありがとう、楽しい1日を!
ホントに ありがとう!

そして帯那山から富士山にサヨナラをいって、タクシーに電話しました。

【コース】山梨市駅→(タクシー¥5120)山頂下登山口 09:00-帯那山09:30(10)-奥帯那山09:50-防火帯10:20(20)-弓張峠11:25-水ヶ森12:15(35)-林道13:25-弓張峠14:00-帯那山15:00(10)-朝の登山口15:35→(タクシー\5120)山梨市駅16:05
【地図】昭文社:奥秩父(金峰山、甲武信)  2.5万:甲府北部、茅ヶ岳

では また~  (^_^)/~

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棒ノ折山 白谷沢コース +うふっ

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2010年11月11日 (木) 晴れ 

Img_7465
棒ノ折山の北東に広がる緩斜面の林
陽の射しこむ黄葉の森、黄金色の天井や壁の大きなDOMEのようでした !

Img_7421 有間ダム駐車場から歩き出します

←この景色ことしの春先に見たような

真っ青な秋晴れ、
山裾の紅葉はまだまだ先のよう。

Img_7436白谷沢橋から『関東ふれあいの道』を歩き始めます。

渓谷のあかいモミジを期待していたのになぁ

朝は陽が射しこまず なにやら重い雰囲気。

1時間強で林道にでます、まずは東屋でいっぷく。

Img_7450s それから日当たりの良い林道を、北西方向に進みます。白谷沢左岸尾根に乗るつもり。

後方の杉の植林は、前回に歩いたところ、今回は林道を回り込んでいきます。スカッとした景色が現れ、にこにこしてしまいます  (^-^)

尾根は伐採され日当たり抜群。ススキの花がきらきら、とても綺麗です。

Img_7459sこれが 棒ノ折山北東尾根。
左は伐採され、おそらく広葉樹が植林されているのでは? 鹿柵を挟んだ右側は広葉樹林で見事に色づいています

足元にはアザミやノギク、それにセンブリの花。

そして左の鹿柵が途切れると!
Img_7466
真っ黄っ黄に色づいた小さな二重山稜の地形の、
なんともなごみの広場に出ました。
上の写真の 
右は栗の大木です、その下でお弁当 
ばらばらばら・・・とめどもなく 葉っぱが舞い落ちてきます

Img_7493 棒ノ折山は すぐ先でした。
春先はなんであんなに時間がかかったのだろう。

棒ノ折山から北を見ると、目立つふたこぶは
大持山と武甲山とか
なかなか立派な山容ですね。

Img_7499_3                       
 
下山は 南方へ。
 霜柱?が溶けだして道はぐちゃぐちゃ、

 まずゴンジリ峠を左折すると
 登山道の階段の補修なさっている
 工事の方々にであいました

 お世話になっています
 ごくろうさま。

 ヒノキの急斜面をガンガン下ると
 ほどなく 岩茸石に到着です




Img_7503_2

もちろん!                      見下ろすとこんな感じ 
乗ってみました。                      こわいよ~~ん(笑)

Img_7525 岩茸石の分岐を左折し、
けさがたの東屋にて相談です、
白谷沢の道を下るが、東北尾根をくだるか?

「あのさぁ、さっき林道から見下ろした時ね、尾根はすぐ植林に突っ込んでいたし、急そうだわよ~」

ということで 朝の道を下ることにしましょう。

午後は 沢沿いにも陽が射し込み、なんとも明るい気分で下りられました 正解  

Img_7454s きょうのシュールな景色→

林道から見あげる北東尾根  四角い下には大岩があるらしい。

ところで・・あのね
北東尾根って、林道から下はどんな感じなのかなぁ? 下山口はどうなっているのだろう? ダムから遠望した限り、尾根末端は擁壁でぐるり囲まれていましたが・・


【コース】有間ダムP 08:40-白谷沢登山口 08:50-東屋(林道)10:10(10)-北東尾根 10:50-900m圏黄金の森 11:10/11:50-棒ノ折山12:10(10)-権次
入峠12:30-岩茸石13:00(15)-東屋13:30-下山口 15:30-P14:50
【地図】昭文社:奥武蔵 2.5万:原市場

Img_7530
  ここで一句

有間ダム、はがしたりする人っているのだな。

  おそまつ

 では また~  (^_^)/~
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浜立山南尾根の黄葉が! うははっはっ

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2010年11月6日 (土) 晴れ 

朝の滝子山   でっかい南側

Img_7124s_2

● 浜立山 ちょい右のピークへの浜立南尾根を登り、山頂の左に伸びる浜立尾根で下りました
● 寂惝尾根で登ると辿り着くピーク
●  滝子山

笹子駅から桜公園に続くいつもの道を、すたすた歩いていきます。

Img_7122s 厳冬には枯れ草が霜に凍り真っ白だし、初夏には 田植えの終わった苗が青々とそよいでいます。

きょうは 稲の切り株がお行儀良く並んだ田んぼの景色、これがなかなかの味わい。

国道沿いの三角の青い家、ハッピードリンクショップ、わびしいスナック、
Img_7126s そしていつもの曲がり角には稲村神社、高速を渡る橋。(あるときはトンネル)

どれも 滝子山やお坊山と一緒に、心に刻み込まれてる風景なのです。

高速の跨線橋では
真っ赤なツタが朝日に照らされていました、
笹子御殿方面、雲ひとつありません

桜公園や寂惝尾根入口を過ぎ、林道大鹿線を右に入り、浜立尾根入口を過ぎ、送電塔を過ぎ大きくヘヤピンカーブするあたりで山に入ります。

Pb060078s杉林の斜面には ヤクシソウやリュウノウギクがさいていました。
もいち度 林道を横切ると いよいよ、本格的な登りです。  
  

真っ先に 目に飛び込んできたのは、ダンコウバイの黄葉、チューリップ形の三裂の可愛らしい葉っぱです
Img_7146s 下部ではまだ緑の色が優勢でしたが、あれよあれよという間に、黄色の世界に変わっていきます。 

 ← 見上げれば 

Img_7151s  ←見下ろせば
   広い尾根

  なにモミジ↓ 

Img_7147s
 

・・

・・
にわか勉強ですが、落ち葉を拾っては木の名前を推定したり、モミジの種類をあてっこしたりしながら、ゆるゆると登っていくのです 

Img_7165s

Pb060102s 1130mあたりで左の尾根と合流します。
台地は刈り払われ、南の展望が清々しい。

オオ 富士山が見えるぞ!


Img_7200s 左前方には 絢爛豪華な浜立尾根と
浜立直下の岩稜がクッキリ、青空にそそり立っていました。
次回は絶対 あの岩に寄るぞ!!

植林のひのきはまだ中木なので
展望が得られるでしょう

Img_7203s 岩っぽくなった尾根道には 姿の良い松の古木が立ち、
その奥にかいま見える寂惝尾根も、浜立に負けない絢爛豪華ぶりです。

Img_7227s こんな 大木が岩の上に生えているなんて、チョット信じられません。

つつじの紅葉がきれいでした、このあたりはミツバツツジが多いのです、なんと狂い咲きの花もチラホラとあるのです。

Img_7230s_2 大岩は、巻いたりよじ登ったりしながら、越えていきます

岩自体はしっかりしているので、さほど危険は感じません
が、下るのはイヤだなぁ・・

大岩の感じを写真に撮るのは難しいな、

そうこうしていると 稜線にでました。

Pb060117s 「滝子に行くか?」 といちおう・・・聞いてる本人もおそらく 「行かなくてもいい」と思っているのでは?

さいきん 「せっかく来たのだから、あそこまで歩いておこう、」という気持ちは消え、「せっかくここまで来たきたのだから、ゆっくりしよう」という考えになってるので。(トシのせい?)

 カラ松の向こうに大谷ヶ丸の双耳峰

Img_7258s ということで 浜立山のちょい西の小平地に腰をおろし、のんびりランチ。

木々はすっかり葉を落としていましたなぁ

下山は浜立尾根を行きます。下るにつれて じょじょに紅葉が復活してきます。


Pb060124s さっきは日の射す東が広葉樹、陰の西が植林でした。
今は逆で 東が植林、西日の側が広葉樹林、って、ついてるじゃない?

赤いモミジ 色の抜けたタカノツメも綺麗

広尾根は清々く、浜立尾根もなかなか  です
Img_7282s 2箇所の気をつけろ尾根分岐の
二つ目の1050mあたりで右にはいるところは難しい(まぁ、間違えたら 気がついたところでトラバればいいんだけど)

このあたり かなり急勾配であるし、林相はすてき。
つい見とれながら、がんがん下ってしまうのです…

送電塔台地に出ると、すぐ下が林道大鹿線です・

時間の余裕をたっぷりとった計画のはずでしたが
なんと 15時半ちかくなってました。いったいなにをしてたのでしょうね  

Img_7153s 笹一の新酒祭によってから笹子17時発の電車で帰宅、 こんな時間なのに、あたりはすっかり暮れておりました

きょうのお気に入り 
ミズナラの黄葉→
力強いでしょ (^_-)

【コース】笹子07:15-林道大鹿線08:10-とりつき08:30-1100m圏10:10(10)-岩増える11:10-浜立山12:00/13:10-1246m分岐14:00-961m峰14:50- 林道15:20-笹一16:00/16:45-笹子 16:55
【地図】  昭文社:大菩薩  25000分の一 笹子

では また~  (^_^)/~

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青空に紅葉映える金袋山

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2010年11月4日 (木) 晴れ 

木曜日、ひさしぶりに晴れました

Img_7073s_2 

Img_6974s 申し分のない青い空
秋の雲が飛んでいます
←燕岩

きょうは奥多摩日原の
たわおねを
篶坂ノ丸あたりまで行ってみるつもりです

一石山神社が出発。
尾根に乗るまで急登です

Img_7000s

岩に向かう道は通行禁止だったので、脇を回りこむ道をゆくと ジグザグと登りはじめました、巻いちゃうかと心配したよぅ。

尾根に乗るとお待ちかね
まっかな紅葉が
出迎えてくれました

Img_7019s

ことしは 赤の出方がいまいちと聞いていましたが
なんのなんの

ここの楓は まっかっか

さっさと過ぎるのはもったいない。  とてもゆっくり歩いていきます

Img_7109s個人的には
コシアブラのレモン色は
好きな紅葉です

左(西側)はヒノキ林ですが、日の射しこむ右側は広葉樹林。
眩いばかりの輝きでした

Img_7048s だんだん大きな木がめだちはじめ、森の天井が高くなってきました

ゆるい凹みに
有名になったミズナラの巨樹があります

しばし休憩ののち、人形山に。アセビの緑の高なりに山名プレートがかかっていました

Img_7054s さらに北に向かいます

木々はしだいに重厚になり
岩などちょっと出てきて 
巡視路をまたぐと 
一気に開けた山頂に出ました

金袋山です。

Img_7063s その一画にシートを広げ ランチ
ここは、なんとゴージャスなレストランなのでしょう

← 見あげれば…

食後は篶坂の丸まで
足を伸ばしましょ

Img_7077s

わ~~

天狗の巣だぁ~~

Img_7090s

おっきい木どすなぁ

Img_7098s 篶坂の丸には
すてきなダケカンバが
たくさん棲んでいます

そうそう、ダケカンバは殆ど落葉してました。
他の木に比べて 葉が出るのが遅いのに 散るの早いんだなぁ…

Img_7104s

来た道を戻ります

まだ 1時を過ぎたばかりなのに、だいぶ陽ざしが傾いてきました

木々の長い影が
秋らしい雰囲気を醸し出します

Img_7118s ミズナラの下の分岐から。日原方面に左折し
東向きの斜面をジグザグ下り、小川谷林道起点の下山口におりました。 

← 梵天岩が西日を浴び、尖りにはますます 磨きがかかっていました。

また来るよ~~ん ☆

【コース】日原鍾乳洞P08:50/09:10ー一石山神社09:20ー燕岩上10:30-ミズナラ巨樹11:15-金袋山12:00/12:30-篶坂ノ丸13:00-ミズナラ巨樹14:00-分岐14:10-P14:50
【地図】昭文社:奥多摩  25000分の一:武蔵日原

では また~  (^_^)/~

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