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すばらしいぞ水源巡視路☆鶴峠~三頭山

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年9月9日 (木) くもり

台風9号は うまいぐあいに千葉県沖に抜けてくれました 
でも翌朝は 台風一過とはいかず重い曇り空のもと、出発です

途中 上野原・西原の一宮神社では

Img_5741s_2
おみごと 大杉 ↑

西原をぬけ小菅村に入り、鶴峠まで来ました。
きょうはのんびり 三頭山に登ります。

ふもとには秋の花がいっぱい。
連日暑い日が続いていますが 確実に秋になっているのですね(^^)

Img_5745sヤマジノホトトギス                          ツリフネソウ

Img_5880zs キンミズヒキ                                ミズヒキ、

Img_5763s 檜林を40分ほどしのいで
風は通らなく蒸し暑く  

やっと 尾根にでました

水源巡視路のすばらしい道が延びています


Img_5766s_3  ←
濃い霧の森は
 蜘蛛の巣のアートギャラリー ☆

Img_5761s

昨日の台風のせい?
青い木の実がたくさん落ちていました。Img_5762s

向山からの道を合わせるとじき、巻き道と尾根道が分かれます。

まず尾根道をいくことにしました。
ゆるい登りをだらだらのぼり

【神楽入ノ峰】まで来たとき突然日が射しこみ蒸し暑くなりました。
蚊やら虻やらが飛び回るので 休憩もそこそこに先を急きます。

このまま晴れるとおもったのは甘く、ふたたび霧に囲まれてしまいました

三頭山に近づくと 大樹が増えてきます

Img_5779s_3
なかでもこのぶなは すてきでした。

Img_5806s だんだん岩まじりの急登になり、
お次は小笹ソヨソヨの緩斜面になり

三頭山(中央峰)に 飛び出ます

Img_5808s_2 12時というのに誰もいません 
お昼どきにわたしたちだけなんて、初めてのこと

薄日がさしていますが展望は皆無
まぁ、しょうがないでしょう

Img_5815s

復路は巻き道をいくことに。

道標の字体はもしかして、水道局製作?or小菅村製作? あそこで見たのと同じ気がする?

この巻き道がとてもすてきなのでした

ブナに加えて シオジ リョウブなどの 大樹が現れます 

お花もさまざま  秋らしい花がこんなに見られました

Img_5830s レイジンソウ                       ヤマトリカブト(咲き始め)

Img_5812s カメバノヒキオコシ〈蛍光色)                ギンバイソウ〈咲き終わり)

ハグマ類やソバナも多彩でした。

Img_5834s 道が崩れたあともありますが しっかり補修されていました 

渓畔林らしいのびやかな雰囲気。すらりと伸びたシオジの姿が印象的です。

そんな巻き道を50分ほど堪能して、尾根道に合流

来るときに逃した小焼山の山頂を踏もうと、巡視路方をはずれて稜線を辿り、

Img_5859s いくつかコブコブを乗り越え
「小焼山」ピークにでました。

← なつかしい意匠の山名板

最近 新作に出会わないけれど 作者の方はお元気でいらっしゃるかしら 

Photo_2 

イタヤカエデ?、ホウノキ?、ミズキ?、コシアブラ? で 飾ってみました

Img_5868s ふたたび巡視路を戻ります

15時近くになってやっと霧がはれると、
なんとも緑がクリア。

水を得て生き生きした森はまた格別で、おおいに
元気をもらえました。

ありがとう 

【コース】 鶴峠 09:00-尾根に09:45(15)-向山分岐10:30-神楽入ノ峰11:20-三頭山12:05/12:50-鶴峠分岐13:15-尾根合流14:05(20)-小焼山14:35-向山分岐14;45-鶴峠P15:30 【地図】昭文社:奥多摩

茸もたくさん出てました    食べられるのって、あるのかいな?

Img_5802s

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

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コメント

ご無沙汰です。鶴峠-三頭山の林相はいいですよねぇ。
そういえば、向山からの道の合流点近くにある、登山道すぐ上の岩の台から富士山が見えるのでちょこっと登って眺めた後、ふと足元を見たら、日向ぼっこのメスマムシに囲まれていて、よくぞ踏まなかったとゾッとしたことがあります(7月)。
山頂北西巻き道ではオニノヤガラかなと思う腐生植物も見ました。こちら側もレンゲショウマがけっこう咲いているのですが、見ませんでしたか。でも、このルートは森を見ているだけで満足しちゃいますね。

投稿: hillwalker | 2010年9月21日 (火) 13時43分

もちろんあの辺りは山も良いけど、一宮神社って県道沿いのですよね?湯殿山の石碑?がある。

お車だと帰途にいろいろ寄れるから、いいなぁ。。。バスだと余裕がないと、なかなかね。

投稿: komado | 2010年9月21日 (火) 18時32分

hillwalkerさん
レンゲショウマだったのですね
葉っぱがけっこうありました とすると アナバですね

季節が違うとけっこうお花も見られそう
思えば春や夏には歩いたことがなかった

「登山道すぐ上の岩の台から」って 小焼山あたりですよね
富士山が見えるのですか?
マムシのことは考えなかった
雌まむしって お腹が大きかったのですか?  
だとしたら一番危険な時だったのじゃないですか! 
くわばらくわばら

投稿: ba_sobu | 2010年9月22日 (水) 09時59分

Komadoさん 

そうです そおの神社

偶然たちよって 驚きでした

湯殿山の石碑は 長作の御鷹神社にもありましたよね

この地域の湯殿山信仰   へぇ?と思いました
御鷹神社も大樹が多く似ている 深いつながりを感じました

こんど あちこち立ち寄りましょう
でも 下調べしてある訳じゃないし
偶然なんだよね こういう出合いがあるのって

投稿: ba_sobu | 2010年9月22日 (水) 10時04分

湯殿山の石碑は余沢から向山登山口に向かう路傍にもあったと記憶しています。「へぇーこのあたりでも月山信仰は盛んなんだ」と感じたことを覚えています。
マムシの件。子持ちのメスが7月ごろ日向ぼっこをするらしいです。大儀なのか、あまり動きたがらないので助かりました。この事件以来、薮のなかにポコッと顔を出して日のあたる岩場などには気をつけるようになりました。普段は天気のいい日の昼間はあまり動き回りませんから、注意するのは7月ごろです。逆に霧雨の日などは昼間も要注意ですね。

投稿: hillwalker | 2010年9月22日 (水) 12時17分

ということは この辺りは月山信仰のさかんなところだったのですね!


月山も湯殿山 遙か遠くの山と思うのですが  修験者たちが歩いていたのでしょうか?
すごいなぁ 昔の人のそうゆう感覚って・・・
テレビも電話もない時代に 今のひとたちよりスケールが大きいのでは?

あとマムシは胎生とききました

子持ちの雌って アカチャン蛇が親のまわりにいるのですか? そして育児をするのかなぁ

投稿: ba_sobu | 2010年9月23日 (木) 22時30分

こんにちは
今日、山でお会いしたものです。
思いがけず素敵な山と出会いがとってもうれしかったです。
山の、細やかでささやかな兆しや喜びが、写真にでていて見ていて嬉しくなるブログですね。

これからも拝見させていただきます。
今日は本当にありがとうございました。
                

投稿: afuri | 2010年9月26日 (日) 20時34分

さっそく お越しいただいてありがとうございます

大室山のレポもおいおいアップしますので
どうかご覧になってください

afuriさんが 山で見つけたすてきなもの・・・たまには
掲示板(青空のこくばん)にでもおよせくださいね

投稿: ba_sobu | 2010年9月27日 (月) 22時34分

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