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渋ノ湯から天狗岳

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年8月28日 (土) 曇り晴れ 

Img_5496_2 早朝4時半、異常に蒸し暑い神奈川を出発し、渋ノ湯に到着したのは朝7時半。
ヒンヤリとした朝の空気を吸いこむのは久しぶりな気がします。

← 支度をしていると バスがやってきました。こんな山奥に、すごいです 

渋ノ湯起点の周回コースをあれやこれやと考えたのですが、結局、唐沢鉱泉に下りて西尾根を辿り天狗岳に登ることにしました。

Img_5501s_2 渋ノ湯~唐沢鉱泉は1時間の尾根越え。
もったいないと思えた最初のアップダウンが、じつはきょう一番すてきでした。

今ここを歩いているのは、わたしたちだけでしょう。
こんな効率の悪いコース、ふつうはとりませんよね。

Img_5510s殆どアップダウンのない道
苔生してフカフカな地面
木漏れ日と小鳥のさえずり
ぜいたくな森の散策を愉しんでいたら、
あっけなく唐沢鉱泉に出てしまいました

 

車が数台駐車しています。
登山者がチラホラ 登っていきます

Img_5521s 西尾根登山口からふたたび入山。
先ほどの道に比べて、急だし石が多いしで歩きにくいこと。
写真でも分かるように、ガスが湧きぐんぐん蒸し暑くなってきました。

汗をしたたらせヒーヒーいいながら、早く稜線に立ちたいとそればかり考えて登っています。

Img_5530s 1時間半ばかりたって ようやく開けた岩稜に立てました。
第一展望台の手前、ガスで覆われ周りは灰色ですが大休止
とりあえず ヤッホー

あ、少しばかり雲の切れ間が見えてきました、
←第一展望台

Img_5537sコゴメグサ(種類は不明)                       イブキジャコウソウ
高山の植物が出てきて テンションがあがります。

Img_5555s

西天狗岳本体の登りは、楽しい岩伝いです。

○記号を丁寧に辿っていけば、ぐんぐん標高が上がっていくので、気分爽快!

転がり落ちないように 気をつけましょう。

Img_5568s

西天狗岳に到着、ランチです。

ときおり横岳 赤岳 阿弥陀岳が霧の中から姿を見せてくれました。
もちろん硫黄岳のばくれつも。、

写真は、東天狗から夏沢峠に繋がる稜線の美しいライン。

Img_5610s 双耳の東天狗岳には15分ほどで到着できます。
山頂というより岩コブという感じ。

ここからは天狗の奥庭経由のコースを行きましょう

晴れそうに思えた空は曇ってしまいましたけど、灼熱地獄よりマシかな。

Img_5622s 前方にすりばち池(水はなし)  奥には縞ガレ状態の山が見えます。
いかにも北八ヶ岳という景色。

奥庭の岩はすべらないし、飛び歩くのに都合良く並んでいるので
自分が天狗になって飛翔している気分になれます、ナンチャッテ。楽しい。

Img_5639s 奥庭の縁に登り切ると 眼下に黒百合ヒュッテが。
たいそう賑わっているようす。

休憩している間にもぞくぞく登山者がやってきます。聞けば今夜JAZZコンサートが開かれるとか。それを目当ての人もいるらしい

← とてもガマンできなくて…

Img_5641s 15時半、あとは 渋ノ湯まで下るだけなのですけど、
宿の人に17時までにチェックインして下さいと言われています、
エアリアのコースタームは105分
あと90分か、急ぎましょう

けどこの下り道は岩岩で、スベルのなんのって、転びまくりながら急ぎます

Img_5647s 高見岩分岐で16時45分
でもここいらあたりから ようやくマトモな下り道になり、ちょっとは急げて

おかげで17時に宿に到着できました。


Img_5653s ゆっくり汗を流し、
夕食にありつきます

渋御殿湯は昔からの湯治場とか。
宿のそこかしこにイタチやテンやリスなど小動物の剥製が飾ってあり、わたしは正直怖かった、

温泉はなかなか良か、でしたよっ。

【コース】渋御殿湯P 08:00-(15)唐沢鉱泉 09:10-(20)第一展望台11:15-西天狗12:40(40)-東天狗13:40-天狗の奥庭上14:35-黒百合ヒュッテ15:10(20)-渋御殿湯17:00 
【地図】昭文社:八ヶ岳

Img_5624s 天狗の奥庭から
東天狗岳(左)と
西天狗岳(右)

では また~  (^_^)/~

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