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夜叉神峠~桃の木温泉

Cimg1723_4 ↑ のコースは、6年前の紅葉の季節に歩いたことがある。
たしかルンルンな道であった

6年前の思い出の一枚です →
  
夜叉神峠からの北岳。
  池山吊尾根がカッコよかった

Img_3   

/

← その6年前の帰りがけ 
 この絵地図*を手に入れた。

 「カンバ平」? 眺望よろしい? 
 それなら行ってみたいじゃない・・

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____/

2010年8月26日 (木) 曇り晴れ 

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

こう毎日暑くては、お得意の低山歩きもままなりません。
ちょうど青春18切符もつかえるので 夜叉神峠から北岳を眺めましょ♪

と お気軽な気分で甲府駅へ。

バス時間までけっこうあるわと思っていたら、予想どおりすり寄ってきたタクシーの運転手さん、8千円で夜叉神峠入口へ行ってもらいました。

ハイシーズンは終わったのか、売店はお休み。駐車場には数台止まっているだけです。

Img_5439s ハナイカリ                                 ママコナ

夜叉神峠までの道すがらには、キバナアキギリやママコナが咲き、
「暑くても秋はきているんだわ~」と思わせました。
でも、実際は、暑い暑い暑い・・・のでした。

夜叉神峠には名残のヤナギランがわたしたちを喜ばせます。
ウメバチソウ、マツムシソウもチラホラ・・・。花の数も種類も減っているのでしょ?

Img_5440s ヤナギラン                           シロヨメナ?

それにやっぱりお天気が・・・。
北岳の眺望は雲の幕に閉ざされています。

気を取り直し、高谷山に向かいます、シラビソ林にサルオガセ。
高山の雰囲気にちょっと酔いしれます。

Img_5450s

高谷山からの、樹林越しの展望はやはりダメ。
もうすごし歩き、中池経由のカンバ平でランチにすることにしました、
(中池への指示標あり)

Photo なかなかすてきな、シラビソ森

中池は鞍部ですが、池らしきものは見当たりません。
行き先板が地面に置かれています、三方向
まずは 「←カンバ平」方向に進みます。


Img_5458s ← カンバ平は小さいながら、開けた展望地。

笹原に腰を下ろしランチにします、
 じわじわと ガスが上がっていくよう
 期待を込めて
 ぢっと見つめていると

おお… !

目の前のガッシリとした池山吊尾根が、ドオォォっと駆けのぼり雲の中に突っ込んでいました 鳳凰三山も立派です。

カンバ平では粘りましたが、これが限界。   出発しましょう。

Img_5459s

中池まで戻り、「檜尾峠→」とある 山腹道に入ります
じつはこの道は最初から怪しげで若干、不安

Img_5468s  気は遣いますが

 すてきな森です

Photo でもやっぱり

アブナカシイ処もあります

*の地図に「ハシゴあり」の場所はおそらく斜面ごと流されてしまったのでしょう。
注意深く登り切り、無事クリア。

Photo_2

登り切れば
高谷山~の尾根でした。


すぐ先に「現在地・檜尾峠」の絵地図板ありました。

もうあとは、ガッシリしたニコニコ尾根道歩きです

Img_5482s

岩っぽい急坂にはイワカガミがビッシリ。
(おそらく白い花のヤマイワカガミ)

花をぜひ見に来たいもの 

じき、尾根を右に見ながら、ジグザグ下り

さらに右に回り込んでから、広い斜面をジグザグな急降下。
落ち葉が深く 道はアヤフヤですが
コンパスは東を確認しながら下ります。

いやはや急で、足ががくがく。

やっと 平坦地にでました。
一面にママコナの咲いている穏やかな広場が待っていました

Img_5487s
写真ではわかりにくいですが、コレ ぜ~んぶママコナ。

なかなか綺麗な花園でした。

もちろん休憩、 
わたしは なぜにか、突然の眠気に勝てなくなり、おひるねを。

Img_5493s

あとは ルンルンな緩斜面、アセビが出てきたりの記憶はなかったけれど、
なかなか楽しく下って行けます

しっかし、甘かった

Img_5494s ←の道標が出てきて、そろそろ 終盤にさしかかったぞと
思わせておいて
ガンガンな、本気な急勾配が待ち受けていました

あたかも南アルプス縦走の最後の 急勾配って感じ。
「ここだって南アルプスのいっかくだもんね」ということか。


終わらない、下っても下っても 終わらない
沢音が聞こえてきても 温泉宿の屋根は見えない

でも、どんなに果てしなく続くと思われていても
終わりのない道はないのですから
温泉宿の赤い屋根が木の間越しに現れると ポンと地上に降りました。

檜尾峠から 2時間弱  「6年前も こんなに大変だったかなぁ?」

Cimg1760_2 トント記憶にございません。

6年前は 
黄葉のなかを下った♪→

家に帰って6年前の記録を見たら 檜尾峠から1時間で下っていて

最後の急坂については、「ひたすらずんずん下った」、と さりげなく書かれているのみ・・・

Cimg1761 い、いったい、これは? 身体の衰え? (ドキッ)
じゃないヨ、だんじてそうじゃない、きっと暑さのせいだ。
ということにしておきましょ (笑)

この道標は  今回、
見なかったと思う→

ただたしかに言えるのは。前回に比べて道が荒れているし、道標類が消えたり減ったり壊れたりしていることです。

Cimg1768s_2
← そういえば 
桃の木温泉の下山口に繋がれていたワンちゃんも 見なかったわぁ・・・

おとなしい可愛いワンちゃんだったっけ。

【コース】 夜叉神峠入り口10:15-夜叉神峠11:20(15)-高谷山」12:05-カンバ平12:45/13:35-中池13:45-檜尾峠 14:15-小広場14:50(20)-桃の木温泉16:30
【地図】昭文社:甲斐駒北岳

では また~  (^_^)/~

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コメント

こんにちわ。
あら、高谷山にお出掛けだったのですね。
zioめも、天気のいい日が続くし、北岳でも眺めようと夜叉神峠とコミで月末に行ってました。
桃の木温泉を起点にしたかったけど、お手軽コースで済ませ、温泉のみを堪能してきました。
高谷山の道は静かでいい道ですね。秋にまた訪れたいものです。
それと、おもしろい木がたくさんありましたね。

投稿: zio | 2010年9月 4日 (土) 11時26分

zioさんは お寺巡り? 良くなさっているのですね

同じころ 夜叉神峠に行かれたのですね
なんか贅沢な気もしますが 気軽に行けるいいところと思いました。
標高が高いので もっと涼しいと思ったのですけ暑かったです
夜叉神峠では北岳の展望が楽しみだったのに、先日は残念でした zioさんはいかがでしたか? 

お手軽コースにおすすめプラスァ
もちょっと足を伸ばしカンバ平にどうぞ
ピストンか檜尾峠経由高谷山戻り 

高谷山~カンバ平の樹相は なかなかすてきでした

桃の木温泉、いい温泉のようですね
先日は時間がなく入れなかったので心残りでした。

これからぞうかもよろしく

投稿: ba_sobu | 2010年9月 5日 (日) 10時30分

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