大室山のブナ☆やっぱりすごいな
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2010年9月26日 (日) 晴れのち曇り
大室山の北面のブナ森は やっぱりいい
大室指から登り 大渡に下りました
それもいろいろヘマをやらかしながらです・・・
・・・でもでも 心からブナの森を満喫できてよかったな!
大室指には12年前に下ったきり、殆ど覚えていない。
でも椿分岐に椿側から登ったとき、次はこちらからと思ったのだ。
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・
国道も歩いてみると楽しい。前方の尾根が今日の尾根かなぁ
テクテク
テク。
大室指BSで鋭角に左折し、車道を登っていく。立派なお墓をすぎると鹿柵ゲートが現れ、中に入る。林道はダートに変わった。 沢を越えた。道はくねくねと曲がりながら延びて行き、杉林はだんだん深くなってくる。
林道は沢の前で行き止まる。岩の上にケルンと鹿のしゃれこうべがならんでいた。小さな沢は荒れている。対岸に越えたが道が見つからない。 というか、あたりりは剣呑な急斜面で、なんかわたしは気に入らなかったのだ。
手前にもケルンがあったようなと思い、引き返すと・・やはりケルンがありヒノキ林に道が延びていた。
こっちの道を辿ってみよう
左に沢が現れ、なかなかすてきだ。 こんなカツラの木が現れるし 石をへずる流れは音楽
こもれびに包まれて お茶でもしようと思っていたら 第三のケルンが現れた。
ここで沢を渡るのか?・・でも
そんはハズはないと考え、すこし先に行ってみた。
・
「う~」 道がアヤフヤ??
でも、右の尾根に明瞭な踏み跡が。
なんとも頼りない踏み跡だが、あとについて尾根を登ってみることにした。
急登だが気持ちよい尾根
(汗でレンズが…)
登山道ではないことは確実 (やはり第一のケルンで対岸に渡るのか?)
でも 椿分岐に上がれるなら、まぁいいやと、せっせと登っていく。
そろそろ稜線に出ると思っているのに、登り斜面はなかなか終わらない。
というか、こんな大岩がドカンドカンと現れた。
あまりに椿分岐が遠いので、
もしかしたら、もっと上部に合流する尾根かも、と気がついて地図を広げた、
・
どうやら雨乞石の下、1200m圏で登山道に合わさる尾根にいるらしい
それなら最後はさわやかなカラ松林のはず、その尾根を歩けるなら 「それもヨシだ」と考えた。
勾配の緩急の具合からしても間違いない。
「ヒョウタンから駒」で、右はヒノキ林だが左がすてきな雑木林で、
足元はずっと涼やかである
鹿の警戒音がときおり響く
ブナが現れ始めた。
と思う間もなく、予想通り登山道に合流した。
荒れてるといわれる大室指からの道も、今までと比べれば国道並み。
← ヒノキ林との境界の壊れた階段道。
いつしか空は重い雲に覆われ、霧さえ流れていた。
←11:40 雨乞石に到着。
今日はこの上でランチにしよう。
初めてきたとき(12年前)は晴天で、岩の上から七滝が見えたのに、今日は何も見えない。
しかたない
左の茅の尾根あたりまでの大室山北側斜面は、こんな感じのぶなの森だ。
きょうは寄り道をせず、充実にテープを拾っていく。
それにしても林床が涼やか過ぎと思う。
年老いた樹は倒れ苔むし
周りの若い木々は
旺盛に葉を繁らせている
なんともうれしい光景だ
もちろん立ち枯れの大木もあるけれど自然な世代交代と思えるのだ。
今は 黒い縮れた葉すらない
たった7年前は、ここいら一面のトリカブトの緑の海だった
点々と青い花が灯り、一筋の道が延びていた。
いまは想像することさえ難しい
→ 7年前のようす
大室山山頂に到着した。
加入道山の方からやってきた人たちの聞くことなしに聞こえた会話
「犬越路からの登山道の丸木橋が流されたので徒渉した、水は膝下くらいまであった」
←山頂の古い道標には大渡の文字
そういえば、登ってくるとき、茅ノ尾根登山道との合流に気づかないまま来てしまった
今日の北東斜面は それほどにふみ跡が分かりづらかい。
ともかくも、素晴らしいぶな森の雰囲気にたゆたいながら 薄いふみあとをおってゆく
右にヒノキ林が現れる
確実に尾根に乗ったということだ
左側にはずっとぶな林だ、大室山のブナ森の深さを思い知らせてくれる。
↓の倒木のあたりから下り勾配が増す。ぶなの森もこれが見納めになる。
緑に苔むした幹には 大きなきのこが生え、ダイモンジソウが咲き乱れていた
お茶していたら 山頂でであった人が降りてきた
「大室指に降りるつもりだったのですが・・・」
あとはこの尾根をトントン下ればよい、中腹の緩斜面の雑木林もなかなかで、ぶなの重厚さとは違う和やかな空間が広がる。
トントントン なおも下る。
やや! くまさんの黒いおとしもの、
比較的新しそう
・
二又に道が分かれる(記憶無い) 左側は枝クロス、右にテープ類多数、右に行く。
じつはこのときはすでに、久保分岐を見落とし 北でなく北東に尾根を直進していたのだ、
「こんな分岐あったかな?」 と思ったときすぐコンパスを見ればよかったけど
調子に乗ってずんずんの下っていた。
緑まぶしい雑木林。
あれ、ヒノキ林ばかりだったような記憶が・・・と、
思いながら下っていた。
杉林の中の道をぐんぐん
ジグザグに下る
いよいよ こりゃ絶対道が違うと思う、
そう、大渡への道をたどっていたのである。道はしっかりしているが、
←右に川筋(大室沢)を見て、やっとコンパスをとりだし確認、
現在地を確信した。
ちょっと降りると林道のような幅広道が現れた。
キャンプ場への道をぐんぐん下る。
最後の分岐・左はかつての大渡集落への道と思う。今は道志川へ架かる丸木橋はなく(橋流失、徒渉危険ということになっている)、キャンプ場の頑丈な橋を使う。
ということで、大渡キャンプ場に出た
何年ぶりだろう
。
大室沢のほとりに 大桂があったっけ 再訪すればよかったよぅ
大渡キャンプ場から久保つり橋までは30分くらい。
← キャンプ場から国道までの上り(10分ほど)がけっこうきつい
久保分岐を見逃したことは
はなはだ かなり う~~んと
悔しい
・
あとで地図を見たら、久保分岐は大渡へのほうが尾根の主筋、気をつけろポイントであったのに。
何度も歩いているからと油断した。
あの道標を見逃すなんて、自分でも信じられない。
本当にあほだなぁ。
今日の登山は登りも下りも 道をはずしたので落第だ
でも、予定していたより断然ステキな道を歩けた。
ということで、ノーテンキに結果オーライってことにしちゃうのさ
自分への採点は甘いのである
【コース】久保P 08:30-大室指BS 08:45-ケルン 09:10(探索15)-1200m 登山道合流11:10-雨乞石 11:40(15)-大室山 12:30(10)-1400m ブナ森12:55-大室沢上 14:30(探索10)-大渡キャンプ場 14:55(10)-P 15:40
では また~ (^_^)/~
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