« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

小金沢山~6月の南大菩薩

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

アップが遅れちゃっておるぞ~~

2010年6月14日 (木) 晴れ 

さあ きょうも 歩きましょ♪A

月曜日に梅雨入りしてから、晴れている日の方が多いのです。こんなもんです。
きょうもさわやかに晴れ上がりました。
原小屋平が登りだし 、、

Img_3988s_2 キバナノコマノツメ

若々しい新葉のカラマツ林は さほど苦しい登りもなく 40分ほどで開けた笹原に出ます。
頬を撫でる風の心地よいこと。南アルプスが大きく伸びやかな姿をみせてくれました。

Img_3999 石丸峠でっせ

キバナノコマノツメやフデリンドウ、ウマノアシガタなど点々と咲く笹原、
石丸峠を越え、牛ノ寝の分岐も越え、天狗棚山までいって休憩。 
狼平を介して小金沢山がどっしりとみえます、チョ- カッコイイ 

1006162s 霧が出てきたよ~~

狼平へは一気に下ります、爽快感満点☆です、

Img_4029s レンゲツツジは殆ど蕾でした

小金沢山への登りになるとツガの樹林帯、岩っぽくなります。
森全体が苔に覆われ深閑とした雰囲気をかもしだしているのです。

Img_4053s しっとりした森

Img_4038_2 かわゆいこようらくつつじ

意外に遠かったです 小金沢山。
枯れ木や倒木が放置され小金沢連嶺の盟主にしては趣不足?、でも昔からこんなでした、 これが個性だもん、小金沢山、好きだよ。

Izumi ズミ、去年より花は少ない

ふたたび笹原をゆるゆる歩いていきます。かつてはは背丈以上の笹に覆われ道がわかりにくくビビッてしまった思い出の場所。 
いま道形は明瞭であっけなく、牛奥雁ヶ腹摺山に到着です、

Img_4063s 黒岳と川胡桃沢ノ頭

休むにはもってこいのところ。
この先もさらに美しい笹原が広がっています

鞍部は雁たちがすり抜ける大きな笹原、風が良くとおり近景のタケカンバの樹形も美しく、まさに絵のような夢のような景色です。

Img_4076 賽の河原鞍部

川胡桃沢ノ頭と黒岳はずいぶん遠く高く見えましたが、意外にあっさり山頂に着いちゃいます。

Img_4081s 黒岳への道

Img_4095s 白谷ヶ丸手前の広葉樹林

白谷ヶ丸にて最後の休憩、 白い霧が湧いてきました、また梅雨空に戻りそう。

Img_4112s 湯ノ沢峠手前、笹が伸び放題

湯ノ沢小屋のトイレで着替えをしたり手を洗ったりしてから、沢道を湯ノ沢登山口まで下ります。
サンリンソウ、ヤマハタザオ、そしてクリンソウも楽しめましたよ~~。

Img_4117s たくさん咲いてたクリンソウ

【コース】塩山08:20→(約¥5600)原小屋平09:05-石丸峠10:25-天狗棚山10:35(15)-小金沢山12:05/12:50-牛奥雁ヶ腹摺山13:30-川胡桃沢の頭14:15-黒岳 14:50-白谷ヶ丸15:10-湯ノ沢峠15:50-湯ノ沢小屋16:10-湯ノ沢登山口16:35→(約\3300)甲斐大和17:10

【地図】昭文社大菩薩 2.5万:大菩薩

Img_4004s きょうのお気に入り

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

Img_4099s

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蛭ヶ岳へ! ミカゲ沢ノ頭北西尾根と地蔵尾根

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年6月6日 (木) 晴れ 

丹沢の神ノ川広河原を起点にし、蛭ヶ岳を巡る周回コースを組みました。
登りは金山谷・仏谷出会いからミカゲ沢ノ頭北西尾根、下りは地蔵平から地蔵尾根です。蛭ヶ岳はちょうどシロヤシオとトウゴクミツバが満開で、うねるような青葉とともに、一日中丹沢を満喫できました。

下の写真は、神ノ川林道を帰る道。ヒワタ沢橋からふり返った景色です。
青空をバックに 地肌を晒した蛭ヶ岳
と、登りの1230mピーク■ 

Photo

朝、6時半、日陰沢園地に到着。
まず神ノ川林道を1時間ほど歩き、広河原に出ます

Img_3729s 登りのミカゲ沢ノ頭北西尾根にとりつくためには、いったん源蔵尾根に乗らなくてなりません。

9時過ぎ、ようやく金山沢の河原900m地点におりることができました。水辺にはフタリシズカやサワギキョウの清楚な花がさいていました。

ミカゲ沢ノ頭西北尾根のとりつきは崩れやすそうな小さなガケですが、右から登ります。

じき歩きやすい美しい尾根になります。

Img_3735s_3

大きな広い、そして急勾配。 あまりに緑が鮮やかで、上を見たりふりかえったり、
いっとき
「森のひと」気分で歩きます。、

Img_3752s 妙に拗くれ、結べてしまった?ぶな。 もたれ合った二本の大樹。さまざまな木のようすを 面白がったり感心したりしながら 行くのです。

足元が岩っぽくなると
アセビが多くなります

すると突然 赤土の小広場の 1230mピークに出ました

 

Img_3761s_3 南側がささやかにひらけ

ヒノキボラ丸~大コウゲ~大室山が並んで見えました。

背後には深いブナ森が 息づいています。 これが かなり魅力的なのです

Img_3787s_2登りはあと半分、
岩っぽい楽しい道が続きます。

小さなアップダウンがあり
そんな一画に、「企業庁林班界標柱昭和三十九年」の標柱を見ました
初めて見るタイプでなかなか趣ありました。

「青根」「青ノ原」と彫られた古い石柱もあり
歴史を語ってもらえそうな、すてきな場所でした

P6060053s_3  ここには シロヤシオやトウゴクミツバが咲いています。

そしてサイゴの登りは
かなり急なクズクズな斜面。

一歩一歩ていねいに、よじ登るように上を目指しました。

辿り着いたところが ミカゲ沢の頭。

蛭ヶ岳まであと一息、かんばりましょう。
縦走路は トウゴクミツバ(左)とシロヤシオ(右)のコラボが楽しい ウキウキな道です

Img_3812s

↓このあたりは るんるん歩きです♪

P6060068s_4 が、蛭ヶ岳への登りになると なんとも長くつらかった・・・・

ヘロヘロになりながら やっとこさ蛭ヶ岳に到着したのは13時。なんと1時間もかかっていました。



お腹がふくれたら急に眠くなり
シツレイシマス、寝かしてもらいました

最高のお昼寝タイムをすごし 下山は地蔵尾根

Img_3864s

← 蛭ヶ岳~姫次の中間点が地蔵平、
下降点です。

脆い岩の尾根ですが、かなりの岩に巻き道が作られ、ロープが設置されていました

とはいえ、けっして安穏と下れる尾根ではありません。

そして ルートが主尾根から外れる930m地点からの下降が、きょう一番、気を遣うところでした。

Img_3879s 疲れていたせいもありますが、靴の裏からガラガラ崩れるような岩の斜面を下るのですから・・・

30分ほどでしたが、もし時間が遅くなり、暗くなっていたら・・と思うと ぎくっとします

←ようやく、河原に下りました、ほっとした瞬間です。

Img_3881s_2
広河原のだだぴろい河原を 林道を目指してもどります。
やや傾いた陽ざしをあびてあるいていると、心がほどけていくのがわかります。

きょうの一日は、なんともぎっしり詰まっていました。
そのひとつひとつに感謝しながら 歩いていきます。

だから 山はやめられませんね 

【コース】日陰沢園地P6:40-広河原07:35-*45分-仏谷金山谷 09:20-1230m 11:00-ミカゲ沢ノ頭 11:50-蛭ヶ岳12:55/13:40-地蔵平14:35-広河原林道16:50-P17::50
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:中川、大山

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かいけつ! (しまった!)

2010年6月18日 (金) 

掲示板の件 無事かいけつ!しました

ご迷惑をおかけしました

こんごとも よろしくおついあいください

↓↓↓↓↓↓↓↓

2010年6月16日 (水) 

お気づきのかたがいらっしゃるとおもいますが

ただいま 掲示板(青空のこくばん)がつかえません

復旧するかはわかりませんが・・どうしましょう、こまりました

で。

もうひとつ

本ブログのサイドバーの 

メール送信のアドレスにメールをくださったかたが

もしいらっしゃいましたら そのメールを

なんと 去年の6月から 見ることが出来ないでおりました

掲示板が使えなくなったことで気が付きました

もしメールをいただいていたらと思うと 大変申し訳なく思います

この事態をどうにかするつもりではおりますが

早急にはできないのが デキナイ人間のさだめなのです

困っています

とりいそぎ お詫びを・・・申し上げます。

たいへん 失礼いたしました

ほんとうにごめんなさい。

とにかく どうにかしたいと思っていますので!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

裏高尾~城山~☆☆☆の高尾山

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年6月10日 (木) 晴れ Img_3898s

きょうは梅雨前の最後の晴れかもしれません。

  これは何の実?→
     うぐいすかぐら♪
   

昭文社地図:高尾陣馬の裏の
高尾山詳細図の 裏高尾-小仏城山へ繋がる尾根、今回赤線に昇格したルートでまいりましょう。

Img_3891 小仏川の徒渉箇所から城山の林道までの尾根道、、道はしっかりしていますが道標はありませんでした。
裏高尾道の赤線昇格と道標設置はリンクしているわけではないようです。

でも以前あったキャンプ場起点の手書きのプレート類が撤去されていたのは、無用の混乱を避けるためと思います

Img_3909 川を渡り、尾根に乗ると、心地よい雑木林が続きます。

やがて520m圏の尾根に乗るあたりが裏高尾道の一番いいところです。
高尾とは思えない静けさと、山深い雰囲気なのです。

それもいっときで、左がヒノキ林になってくると じき送電塔台地に出ます。

Img_3921送電塔を過ぎるとヒノキ林になります。檜が大きくなりすぎて林全体が窮屈そう。

下草にヒトリシズカ、ナルコユリ(写真)が咲いています。

ピークを越えると左に林道が見え隠れします。ニホンザルの集団が 不満そうにたちさりました。

Img_3932 城山山頂にはそこそこの人出、いや、平日にしては賑やかかもしれない。

木陰のテーブルに陣取ってランチをわいわいやっていたら、小屋のオジサンが「ジュースやビールを売ってますよ」と各テーブルを回っていました。
ちょうどコーヒーを飲みたかったので、暖かい珈琲を買いもとめました(200円)。

Img_3935 ここから ひっさしぶりに高尾山に行くことになりました。

ミシュラン三つ星の冠がついてからというもの、 しばしばニュースにもなる高尾山、本当はどんなようすなのか、しかとこの目で確かめたくなったのです

Img_3936 一丁平に向かいだらだらと下っていきます。
道の両側には植生保護のロープが張られています。そのおかげか、両側の植物が増えた気がします。
階段はやはり歩きにくいけれど、他のお山のよりはましだと感じました。気配りがちょっとだけプラスされているのでしょう。

Img_3937s 一丁平には新しい広々とした展望台が出来ていました、条件がよければ富士山や丹沢が、パノラマのように見晴らせるのでしょう。

ベンチは風が通い気持ちよく、大勢のハイカーたちが休んでいます。すばらしい、大都市東京の国立公園です

Img_3950 日が高くなりますます暑くなってきたので、モミジ台は北側の巻き道を行くことにしました。
深閑とした針葉樹が多く、ムササビの巣など、ありそうです。
「ほ~ほ~」とアオバトが鳴いています

Img_3952s 尾根と合流するといよいよ次は高尾山頂なので、こんどは巻くわけにはいかず、足が重いけれど、エッチラエッチラ階段を上がります。
上から綺麗なおねえさんがソフトクリームをなめながら下りてきました。
「上で売っているの?」
「はい、この上の左のお店で」

Img_3953s ソフトクリームが待っているよ、
がんばりましょう。

ややっ、噂どおり若いひとが多いいですよぉ。カップルもいっぱいだけど、女の子や男の子のグループが主流のよう。

ビジターセンターを過ぎ階段を上がり、最初の茶店にはアイスしかなくて、

Img_3955 また階段を上がるとやっと三角点の高尾山頂、

ありました、ソフトクリーム、
もちろんいただき(300円)
山頂は老若男女で混雑しているます

噂は真実でした。
紅葉のころにはごった返すかもよ?

Img_3957s 下山は「いろはの森」で裏高尾にもどります。
高尾山にあって深い森の雰囲気を持つこの道を、きょうはゆっくり味わおうという算段です。
入り口の看板に「この森にはい・ろ・は…の木が植えられてプレートが架かっている」との記述を見つけたので、捜しながら下りることにします。

Img_3959s 「も」もみ、「み」みずき、「い」いぬぶな、「や」やまぼうし「い」いぬがや… 同じ字じゃん。とかなんとかみんなでワイワイ面白がって下っていきます、
特定の地方の呼び方が採用されているのもありほほえましかったです。
傑作は「よぐそみねばり」(みずめ)や「るりみのうしころし」(さわふたぎ)
「ん」をいれて49文字のうち40文字を見つけました、(正解の一覧表

Img_3967 ということで無事裏高尾の林道まで下り、あとはのんびり駐車場に戻りました。

高尾山は、ますます大観光地になって人々が押し寄せて来るでしょう。

東京都は知恵とお金を出し、どうにか受け入れるでしょう。そのくらいにキャパシティはある山です、
とはいえ脇腹からトンネルをぶち抜かれたら?耐えていかれるかなぁ。

Img_3947s  次回はいつ行かれるか分からないけれど、きょう行っておいて良かったと思いました。

オオバウマノスズクサ
       咲き出しました→

【コース】 裏高尾P09:30-鉄塔10:55(15)-小仏城山12:00/13:00-一丁平13:20(15)-高尾山14:10(20)-森の図書館15:40(10)-P16:05
【地図】昭文社:高尾陣馬2010年    

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

権現山はやっぱりすんごい

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年6月3日 (木) 晴れ 

猿橋駅から 8時18分発の淺川行きバスに乗る。わたしたちだけの貸し切りだ。
終点に8時45分到着、浅川はすてきな雰囲気の集落である。

Img_3574_2 これから権現山に登るのだが、淺川峠の途中までの車道歩きがなんともかったるく思え、地図の神社マークからの尾根を試してみることに。
はてさてどんな尾根が開けることやら 楽しみ楽しみだ。

取り付きの場所にはお堂が建ち、お地蔵様がまつられている、裏はお墓。

「これって神社じゃなくてお寺よね?」
 …まっいいか…。

お墓の奥は手入れのよいヒノキ林、当然立派な仕事道が通っていた。
10分もしないでヒノキ林から涼やかな雑木林に変わる。

Img_3600 ゆるゆるの勾配、なんとも輝きの雑木林が続いてる。林が切れ日当たりがよくなるとハンショウヅルの花が絡まり、木イチゴがいっせいに開花し、サンショの木が待ち受ける、つまりはトゲトゲの草たちだが、ヤブらしきところはここだけで大したことはない。

←やがて850m圏の緩斜面にさしかかった。
ヤマツツジがあちこちで花を咲かせている。

Img_3614s
この先は岩が顔を出し勾配が増してくる。大岩ではなく、ひょいっと登れちゃう岩たちばかりで標高を稼げた。

右から尾根がやってきた。1100圏の尾根合流点だ。樅の木や背の高いカエデ類が増え、やや深山らしい雰囲気。

Img_3625 腰を下ろし見上げれば、イロハモミジが重なり、その奥にハウチワカエデが大らかに枝を伸ばす、秋はきっと華やかな絵巻が広がるのだろう、

← 稜線までは急勾配。
尾根が消えただの斜面のようなところをグイグイ上を目指して登っていく。

権現山には11:30分に到着、浅川峠経由より速かったどうかは微妙?
でもいいいい尾根を歩けた幸せな気分のまま幸せなランチに突入だ。
南は雲にぼやけていたが、北側はさわやかな青空、雲取山がクッキリ見えた。

さてお次は麻生山を目指し、平坦とも思える稜線を西に向かう。
相変わらず続く緑の道だ。足元にハグマ類?モミジガサ? ガマズミ(左)、ユキザサ、ギンラン・・。ツクバネウウツギのアイボリーや赤(右)やピンクが咲き誇る

Img_3645s

麻生山(三角点)も和やかな山頂、尾名手峠には壊れかかった古い道標が残され、廃道となった沢道方向には「へ落部掛腰」と彫られていた。辿ってみたい憧れの?道だ。

そしていよいよサンショは小粒の岩峰越え。ピリッと面白い。イワカガミの葉っぱがビッシリで、たわわに咲いた証(あかし)の穂も多数。咲いているようすを想像しながら歩いていたら、花を見たかのような気持ちになりすっかり満足してしまった。

Img_3663s

三ッ森北峰のピークにでたら にょきにょき生えたてのワラビが目に飛び込んだ。ザックも降ろさず、ひたすらワラビ摘みにいそしんでしまった。

Img_3674s ワラビ摘みを終えゆっくり休憩、あと1時間半下ればいいんだもの。

三ツ森北峰には 渋い山頂にそぐわぬ金ぴか枠の大鏡が木につるしてあったけど、謎。  誰が?何故に?

下山は鋸尾根。おみやを確保したのでルンルン気分だ。

鋸尾根は久ぶりで懐かしかったが、緑の季節は初めてなことに気がついた。これほどに素晴らしい森だったとは!

Img_3680s

じき 地を這うようなゴロゴロが断続的に聞こえはじめた。わ~~、雷!
必死に下ったおかげで早めに杉平に到着し、猿橋16:30発立川行きに乗れた。Img_3640s_2

よく知っていると思っていた山も いくたびにいろんな顔を見せてくれる。
季節をかえて訪れる楽しさがよおくわかった。  ありがとう 

              権現山の山頂 →

 Img_3682s
← ヒメウツギ

【コース】猿橋08:18→浅川08:45(10)-850m圏9:50(10)-1100m10:45(15)-稜線11:15-権現山11:35(45)-麻生山13:20-三峰北峰14:10(30)-杉平入口16:10→(taxi2720円)猿橋16:25
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万地形図(上野原、猪丸、七保)

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

花あり岩あり緑あり、文台山

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2010年5月27日 (木) 晴れ・曇り・雨 

Img_3418 どうせ文台山にいくのなら
(初めてとなる)小野を基点に2.5万図の破線ルートで周回してみようと、
地図の神社マーク(若宮神社)から出発、

Img_3421
林道(農道?)は山の奥の畑へとわたしたちを導く。
のっけにこんな サンショウバラの木にであった。

畑で作業をしていらしたおじさんが教えてくださった
のは 文台山への最短ルート。地図には載っていない道である。

Img_3434
舗装道をくねくねいくとコテッジが点在しはじめ、じき林道終点になる。
終点の手前の山道を捉えヒノキ林に入る。

薄いふみあとをたどり、南に向かってゆるゆると上っていく。
左は沢である

林床には小アジサイ(葉)やルイヨウボタン(実)フタリシズカなどが静かに咲いている。陽が差し込んでヒノキ林はじつに明るい。

沢をひとつ渡る。勾配はきつくなる、前方の広葉樹の青葉がまぶしい。
源頭のすりばちから抜け出たところは、緑の渦巻くすてきな尾根だった。

Img_3438
いい感じにがっしりとし、いい感じにやせている。緑のあちこちの赤い塊は満開のヤマツツジ、あとはこの尾根をつめるだけ♪と、みなで陽気に歩いていたら、

「どっか~~~ん」大きな岩が立ちふさがった。

Img_3446 脇から巻く道も見えないので、乗り越えるしかないだろう。

ミニテラス状の岩が斜めについていたので、まずここを上る。。

岩の右に回りこんだら
思った以上の大岩だった。
潅木をつかんで一歩一歩、数十分のドキドキの真剣なときを味わうことができた。


岩にあがれば快適な尾根歩きがまた続く。木々の美しさに酔いながら歩いていける

Img_3456 ときどき岩っぽくなるが、よきエッセンスという感じだ。 ヨイッと小ピークに出た(990m)。
箱庭のような涼やかな小平地で小休止。

細野からの道と合流した。
朝のおじさんの言ったとおりだ。

この先はテープやプレートもあり、めっきり歩きやすい。

標高は1100mくらいなのに高山にいるような気分。
周りには
深い山々がうねり、適当に岩もあり、松の香りに満ちているからだ。

Img_3476 御正体山からハガケのやまなみ。そもそも今日は、ここを歩くはずだった。

文台山東峰はめだたない。暗部もさりげなく通り抜ける

すると、広がる緑の世界に包み込まれた。
すらりとした雑木林の文台山(西峰)の山頂だ。
三角点と山名表示板がひとつだけ、広くてすっきりしている。

Img_3487

林床の一面の緑はトリカブト。
夏が終わるころ、この丸い小平地はトリカブトの青い花でうずまるのかも、

北側にぽっかり開けた窓のような空間に向いてのランチは
ゆっくりすごすつもりだったのに・・・、

パシャパシャと雨の音が聞こえだす、空の一角には澄んだ青空なのに。
じき水滴が感じられ、冷たい風も吹き始めた、しかたない下りるとしよう。

Img_3495
ふたたびび東峰を踏み、
ハガケの分岐を確かめ(御正体にはどす黒い雲がかかっている)、
赤いツツジ群をすり抜け、どんどん下る、
土が柔らかいので急降下でも歩きやすい。

Img_3503 あっというまに細野小野分岐についた。小野方向は左折。気持ちのよい緑の道が続く、ときおり松の倒木が道をふさいでいる、のりこえるのが かったるい。

こんな大樅がそびえている
花もいろいろ見かけた

山から出ると、
目の前に広がるのは
水を湛えた水田の広がる
すてきな風景。

真っ青な空に、真夏のような入道雲
さっきの雨はどこに行ったの?

Img_3511

畑のジャーマンアイリスは大きく色もとりどり、競うように咲くルピナス(タチフジ)もカラフルだ。そんな景色を眺めながら歩いていると、あっけなく朝の駐車場所に着いてしまった。

「アア、ほ~んとに、きょうは面白かったワ、」。
花あり岩あり緑ありの短いながらも濃い一日に大満足でした。

Img_3424 【コース】小野(若宮神社)P08:25―別荘地(ロス15分)09:25―山道へ09:35―尾根に10:10(15)―990m11:00(10)―文台山11:55/12:45―細野小野分岐13:45―小野集落14:15―P14:35

【地図】昭文社:高尾陣馬  2.5万:都留

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   あしあとへ

| | コメント (7) | トラックバック (0)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »