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すわらし(寸沢嵐)から石老山

2010年1月28日 (木) 曇り小雨 

石老山にのぼるのに、ちょっと変わったコースです

まず 相模湖林間公園に駐車。交通量の多い国道412をわたり、阿津川沿いの田舎道を歩く。

 Img_0639s

もう蕾の膨らんだ桜並木の道だ
「かわず桜だ」と思っていたら 看板に「阿津桜」。そういう桜があるのかと合点して、さらに読めば かわず桜を阿津川沿いに植え、名物にしたらしい。

第一目標は清光寺。「丹保坂」を越えると道志川方面にははればれとした田園風景が広がり、そこここにお地蔵さまがおかれている。ちびたお顔のお地蔵様にも小さなお供えがあったりと、温かい雰囲気に包まれている。

Img_0656 杉で屋根を葺いてある

清光寺は「無住」と聞いたがなかなか立派な禅寺、(帝京大野球部グランドの裏手に当たる。寺の奥へと立派な道がついているが 行き止まりとのこと)
お庭も素敵に手入れされ、その一角に建つ見晴らしよき粋な
東屋で、一休みさせてもらった。

Img_0660

地元の方に伺ったお話。
「石老山(せきりょうさん)か、、、へぇ・・ こっちから登るの? 大変だよ。お寺の横の道を10分ほどで 登り口(送電巡視路)だ、送電鉄塔のすぐ先のピークは【金比羅山】、三角点峰は高塚山といわれているらしいが、自分らは【一本杉山】っていってるけど」

S

薄い笹の中を → どおり進むと送電塔が目の前に現れる。
台地の先はちょっとヤブの多い急登だ、先に聳えるとんがりピークが 金毘羅山かも? 
アラカシ、ヤブツバキ、大きな桜の木。、

Img_0672

いやはや急なこと 岩もあるぞ さすがに石老山だね・・ 足が届かないよ、 どこに踏み込めばいいんだか  腕の力が要るし  ひー、参った参った。でも楽しい 

やっと上がったのは 金毘羅山(390m峰)でなく山の肩のすぎなかった。
ヤブツバキには 真っ赤な可愛い花がさいている。

さらに 急坂をエイコラエイコラ上ると、そこはまさしくピーク。
山名標などなかったが 趣のある石祠がおかれてた。

Img_0685_2 金比羅山

右の方からヒノキの植林がやってきた。けれど急なのぼりは相変わらずだ
深い落ち葉がすべること すべること

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そうして 尾根続きで高塚山との鞍部に出ると、がぜん道らしくなる。
このあたりは 昔歩いたことがあるんだよね。
高塚山の手前で 間伐作業の二人組に出会う。珍しや、ワカモノである。
将来までも 日本の森をまもってくだされ、

Img_0702 やっと到着 高塚山だ。
新しい道標ができました。 表を見ると  
・・・ 
われらの立場、微妙なり。

雨が降る前に お昼を食べちゃいましょう、
ヒノキの下にてお弁当


ついに雨が、降ってきた。 「お天気予報は当たりましたネ」
レインスーツを着込み、石老山までの防火帯を縦走する。

石老山も雨の中、
大明神展望台めぐりは中止にし、とっとと顕鏡寺に下る。
ぬかるみに、足を取られて しりもちついちゃった。悲しい・・

そのうち雨は上がり 清清しい空気に包まれる。
春先の匂いにほだされて、肺や血液がさらさら入れ替わった気分

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顕鏡寺の巨岩奇岩をめぐりながらゆっくり下山。
緑の苔が鮮やかだ。寺の周りに 棕櫚が多かったのは印象的だ。

大通りを避け、田舎の道をくねくね歩く。
謎解き気分で、地図読みしながら、駐車場所に、ぴったし到達できた。
オメデトウ 

【コース】 相模湖林間公園 09:00-清光寺09:55(15)-50号送電塔10:30-金比羅山(390m)11:15-高塚山12:15(20)-石老山13:00-展望台13:20(15)-顕鏡寺14:30-相模湖病院14:50-P15:30
【地図】昭文社:高尾陣場  2.5万:与瀬、青ノ原
【参考】松浦康隆著「バリエーションルートを歩く」

では また~  (^_^)/~

Img_0646  Img_0744_4

 ← 相模湖町
  乗り合いタクシー

 停留所が町の
 アチコチにある →

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コメント

ご無沙汰です。このルートは前から気になっていました。バス停から遠いので、なんとなく延び延びになっていたもの。やはり国道から取り付きまで50分かかっていますねぇ。ところで08年の年末は石老山-高塚山間はシモバシラがわんさかでした。このレポでは雨。ということは、ダメだったんですね。今年は高尾でも豊作だったのですが、ちょうど温かくなった時期だったのかな。

投稿: hillwalker | 2010年2月 4日 (木) 11時34分

もう 一週間たってしまいました。
あの日は あったかというより 暑いくらいだったので
しもばしらは 咲かなかったのでしょうね

思えば しもばしらの花は 早朝意外に見たことがありません 豊作なんて、よっぽど条件がよかったのでしょうか

すわらしの道ですが バス停から遠いけれど 田舎道がけっこうおもしろかったです  昔からのくらしの集落なので、興味深いものがいろいろ 目に入りました。 登る山もそのくらしの延長の山のようでした。

であった人が全員 「せきりょうさん」と石老山を呼んでいたのも面白かったです

投稿: ba_sobu | 2010年2月 4日 (木) 23時47分

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