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笹子の雁ヶ腹摺山、送電塔を追っかけて

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2009年11月26日 (木) 晴 

中央線の車窓を流れる山々はどれも紅葉のまっただ中。
上野原の御前山~四方津~、鳥屋山、倉岳、岩殿山~梅久保山
なんといっても滝子山 … あの山この山を見つけては、名前を呼んでいきます

甲斐大和で下車し振り返ると、徳並沢ノ頭からの勝沼尾根も見事な紅葉に埋まっていました。

きょうは 目立つ山容の笹子雁ヶ腹摺山(笹子御殿)を、北西からの巡視路を伝って上る予定。

昭文社の地図と首っ引きで、どうにかとりつきの養眞寺に辿り着きました。
八年前も苦労した車道歩き、あ~あ全然進歩していないってことですネ

Img_2941 養眞寺

でも山に向かう段となればこっちのもの
取り付けの小径をぐいぐい10分もしないで尾根にのれました。

JRの小さな鉄塔が建ち並ぶなだらかな尾根道を、お散歩のように歩きます。
みちづれは空を走る送電線なりi

Img_2943

いったいは雑木林、なので標高が上がるに従って紅葉の木々は葉をおとし、地べたのじゅうたんは深くなり、空が明るく開けてくるのです。

谷を挟んで右手には 摺針峠に連なる尾根が長々と横たわっていますが
わたしたちの高度が上がってゆくにつれ、南アルプスのピークが顔を゙覗かせるのです。

65号鉄塔で大休止。 八年前は真冬だったので、このあたりには雪が吹きだまり、けっこう体力時間がかかったのですが、今回はあっさり着いてしまいました。

Img_2952 65号鉄塔

65号から行く手には急なピークが待ち受け、2.5万図では笹子峠からの道とのJCTになっています。8年前にもピーク上に小さな道標を見た記憶があるのでピークを越えるものと思っていましたが

鞍部の脇にはハッキリした登山道が見え、ピークを巻いていくようです。
「では わたしたちも巻きましょ」と 登山道に降りました

Img_2953 笹子峠からの道に

巻き道は南斜面に沿って延びていきます
お日さまをたっぷり浴び、だらだらと続く水平道。
JCTのピークを巻くだけと思っていたのに、一向に尾根に上がる気配がありません

「まさか あの巨大鉄塔に通じてしまうのじゃない?」
「あらあら もしかして小路沢ノ頭も巻いてしまうの?」

Img_2956 巻き道

左に高なる雑木の尾根が、真っ青な空をバックに気持ちよさそう、、、やきもき・・
この道はラクチンだけど ちょっと悔しくもあるのです。

ということで稜線に出たのは やっぱり 巨大鉄塔 !

大好きな小路沢ノ頭は逃してしまったけれど 再訪は今後のお楽しみにしましょ 
63号鉄塔への分岐を確認できたし、きょうの巻き道は初めて歩いた道だし・・

Img_2958_2 バックは小路沢ノ頭

前方にはど~んと笹子御殿がすわり
右の巨大鉄塔の脚のスキマからは 富士山がちんまりと見えてます。

Img_2959 笹子御殿

ということで ラストは笹子御殿への急登。
行き先が見えているので一気に上がってしまいます。 

Img_2961 山頂から富士山

晩秋とは思えない暑いくらいな山頂で、のんびりとしたひと時を過ごし
くだりは南尾根の急降下。

最後の送電塔で気をぬいてしまい そのまま尾根を通してしまったので、お墓の上に出てしまいました。 

Img_2970

まっ、いいか
「暗いヒノキ林歩くよりよかったもんね」と 
いいように解釈するわたしたちなのでありました。

【コース】甲斐大和08:02-養眞時 08:45-65号鉄塔10:35(15)-63号分岐 11:00-巨大鉄塔 11:15-笹子雁ヶ腹摺山11:40/12:45-お墓14:10-笹子15:02
【地図】昭文社:大菩薩 2.5万地形図(笹子) 

では また~  (^_^)/~

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西棚の沢、最後の煌き

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2009年11月23日 (月) 晴れ 

晩秋の三連休はなにかとやぼ用で山に行かれずじまい
でも最後の一日、空の青さにそそのかされて「ちょっとだけ」 山の中。

ことしの2月、鳥ノ胸山と組み合わせ歩いた沢の秋のようすを見るには遅すぎる気もしたけれどやってきた。
わたしゃ、きょうは長靴ヨ。

Photo 林道から見下ろす

的様に駐車。
前回と同じく 西棚ノ沢出合いで室久保沢を徒渉した
長靴ってほんとに楽だ、登山靴だとつるつる滑ってしまう岩の上をなんなく歩けるし、岩畳や川砂の上もへっちゃらだ。

Img_2854s 最初の滝、4mほど

なにしろ気持ちの100%を、周りの景色に遊ばせることができるのがいい。

Img_2901s 階段状の流れ

ほとんどの雑木は葉を落としてしまっていたが、時おり背の高いイロハモミジが真っ赤に色づき、川面や岩に華やかな落ち葉を散らしていた。

Img_2892s ときおり残照のように

この↓4メートルほどの滝の上流を5分ほど歩き、
前回、山に入った地点を確認し戻る

Img_2908s きょうの最後の滝

西棚ノ沢は、下るにも何の問題もなく、
出合からはあずまやの横の的様への道をたどってみた。

Img_2855

踏みあと程度の道は、室久保川を高巻きながら上流に延び、大岩のところではもう一段上の道を拾う、
堰のように見える滝の近くで橋を渡るはずだったが、その橋は流されてしまったので(9.12には無事だったのに)、徒渉、
木の階段を上がってお宮にお礼しつつ川中の的様を眺め 車に戻った

Img_2889s 西棚の沢

【コース】的様P10:30-西棚ノ沢出合い 10:45- 最後の滝 11:50(戻る)12:10- 出合い 12:40-P 1250

Img_2869_2

【地図】昭文社:丹沢  2.5万:中川

では また~ 

        (^_^)/~

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道志の紅葉☆山はカラマツ渓谷モミジ

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2009年11月8日 (日) うす曇のち快晴 

突然決行のモミジ狩りには 格好なショートコースでございますよ 

【道坂トンネル西口から今倉山に】

トンネル西口から登り始める雑木林はそろそろ色づき始めたばかり
もう終わりかけではという予想ははずれた。
10分ほどで道坂峠の稜線に出るとつややかな熊笹がひろがる 
「今倉山はまずコレ、元気でよかった」と来るたびにそう思う。

Img_2628s

抜けるような青い空に 葉を落とした雑木の枝が白っぽく見える
テンニンソウの枯れ穂がそよいでいる、しみじみ「秋だなぁ」と思う

左側がひらけると向こうの山腹はまっ黄色、眼下にもから松林がうねってた
遠く今倉山~赤岩への稜線は裸木のつらなり。

Img_2638s

紅葉の足の速さには 驚かされる

【今倉山東峰,西峰、西ヶ原】

東峰の山頂がなんだか荒れた気がするのは思いすぎ?
すっかり葉の落ちた稜線は少しさびしげだ、
北側が伐採されたので日当たりがよくなったけれど。

西方の岩場に出るとなんと富士山が形よい姿を見せてくれた 
御正体山とのツーショットをパチリ 

Img_2661s

岩っぽい道を急降下し、痩せたカラ松林の西ヶ原から登りかえす、
夏にはレンゲショウマやトリカブトも咲いている何のへんてつもない雑木林は
動物たちの天国だ、今はイノシシファミリーが大暴れ、地面の掘り返しはすさまじい。
木の根を食ってるんだろ それにしても食いすぎだよ?

【赤岩(松山)】

やがて 潅木帯から落ち着いたブナ林になる。
山のぬしのぶな

Img_2674

倒れた老木から新しい株が何本も育っている。
根っこは空中から下に向かって伸び地面に突きささっていた

Img_2671

赤岩に出ると期待の展望は霞にぼやけていた
けれど誰もおとずれない小ピークは 静けさそのもの Photo_5

 
見上げる空があまりに青く純粋で その下にいられることが嬉しい

とんびが悠々と旋回してる 大空の広がりを目いっぱい自分のお庭にして飛んでるんだよ

つるつるの斜めの岩は
ねっころがるのにぴったし  

Img_2692s_2 

【西ヶ原から沢コースを下る】

西ヶ原の道標にはしっかり記されているルートだけど、じっさいはちょっとあやふやなところもある、

小さいけれど崩壊地を横切らなくてはならないので 悪天候のときは要注意だ。

渓谷に入ると、急な岩場を乗り越えながらで おもしろい。
経路に分かりずらい箇所がある 道を探して下りるのは パズルを解くようでそこがまた面白い

Img_2698

下るにつれ、紅葉が鮮やかになってきた

渓谷とイロハモミジは よい絵になる

渓谷から離れふもとに近づくについれて 穏やかな里の山道となり

Img_2725

国道に出ると わっと押し寄せるようなカラマツの黄葉のうねりがあった

Img_2726

【コース】 道坂トンネル西口 10:40-今倉山 12:00(10)- 赤岩 13:20/14:00-P15:10
【地図】昭文社:高尾陣馬

では また~  (^_^)/~

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紅葉はいよいよ ご近所の公園が 見ごろになってきましたね  

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藤野丘陵すてきな里山漫歩

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2009年11月12日 (木) くもり 

の続いた今年の秋も、ここいらでお天道さまもひと休み、 の1週間になりました、
でも奇跡的に木曜日だけは    。
こんな日には藤野丘陵
(藤野駅南側の300m400mの山々)がぴったり!と 出かけてみました。

けれど、わたしたちは丘陵歩きとなると道迷いしやすいのです。
今回も駐車した藤野園芸ランドPからして、地図上のどこなのかが分からない。

お散歩の方やグランドの方に尋ね尋ねし、ようよう山に入ることが出来ました。

絵はいい加減だよ、歩かれる方は ちゃんと地図と地形を確かめてくださいね

1_2

藤野の里山は素晴らしい。
雑木林がホントに素晴らしい。

こんな里山(石砂山も含め)は、近郊にはほとんど残っていないのでは?

Img_2745s

京塚山から南方向→

今回歩いたハイキングコースは、どうやら藤野園芸ランド構想のころ設定され、道標や防火用水も出来たらしいのです、

2_4

Img_2755s そのあと芸術の道構想ができ、整備は芸術の道の方がメインのよう。

芸術の道の傍らのお店(酒あり)→

ハイキング道は置きざられたのか、錆びて読めない道標や座れないベンチが散見されます

3_3 Img_2788s

案内板が新旧混淆し、コース自体に統一感がないのはそのためかもしれません

でもね所々に新しい道標ベンチも出来ていたので、最近ハイキングコースにも手を入れてくれてるのかな。

高倉見晴らしからの下りはイロハモミジが多く きょうのハイライトでした→

上の絵地図の 秋山川橋から杉西への道は酷かった、というか道ではなかったような気もします

4

ともあれ 藤野丘陵の ホントに素晴らしい雑木林は、末代まで残してほしい、
決して過剰整備だけは してださいますな。
藤野町なら大丈夫と思います
。 あっ、今は相模原市・・・、お、お願いします。

【コース】藤野園芸ランドP9:00-石山(京塚山) 09:45(15)-葛原神社10:50-名倉金剛山 11:20-天神峠 11:45-高倉山11:55/12:30-秋山川橋13:35-日連金剛山14:15(10)-秋川橋15:00-P15:40
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万地形図(与瀬) 

では また~  (^_^)/~

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オッ立南面からお坊山の雑木林

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2009年11月7日 (土) 快晴 

笹子駅から東へ桜公園へ向かうみちすがら、錦繍の衣をまとう滝子山が目の前にあらわれた。山裾の紅葉は、最高潮を迎えていた 

道証地蔵までくると、右下に大鹿沢を隔て、これから歩く尾根が盛り上がっている。

Img_2491s

まずは手前のあの鉄塔まであがらねば。Img_2501s


道証地蔵から滝子山への登山道に入り、途中で巡視路を辿りずみ沢を越えるとひと登りで75号鉄塔の台地に立つ。

おやつを頬張りながら、前方(北)を眺めると、眩いばかりの丸ドームが待っていた、

A_7  オッ立の南尾根はキラキラ

鉄塔から次のコブまでは右半分が植林、
でもそのあとはどこもかしこも
ナラやクヌギの黄色の中に、細かな赤い葉を散りばめたイロハモミジがひときわ目立つ。
朝の強い光が射しこんでいるから 色はますます冴えわたる

Img_2505s

ひゅう とか ひゃぁ とか 感じたことはそのまま言ってしまう
ふだんの生活では味わえない解放感ってここちよい

Img_2542s_2    スゴイ急登だ、
よじ登るようにエイエイエイ
急登は確かなことなのに、休みたいと思わない。
先に行けば行くほど素晴らしい景色が待っているから、しらずしらず登っている。

標高が上がるほど木々は裸になっていく。
けれど点在するイロハモミジだけは、ますます燃えさかる。


その根元に辿り着こうと、紅葉に埋もれながら、ぐいぐい足を動かすのだ。

そんな落ち葉のじゅうたんに身を委ねてみると、まぁなんてフカフカで居心地が良いこと、
見あげれば青空いっぱいに、ぱぁっ~と広がってるのは 赤い細かいモミジの葉。

Img_2550s
背中にフカフカを感じながら見あげてる

オッ立も山頂に近づくと石がちになる。
むこうに見える丸いドームが、しずかにわたしたちを待っている。

A オッ立山頂 

なんだかこのままずっと過ごしてもいいじゃない?と 口に出したくなる空間だ。
うっかりするとほんとうに時間がながれていっちゃうぞ、

Img_2561s

「お昼はお坊山でね」と誘惑を断ち切り西へと稜線を辿る

A_8 伸びやかなり大鹿山の稜線

そういえば大谷ヶ丸からお坊までは、はじめて歩く
いやはや こんなにすてきな道だったとは !

いきのよい若い木々の間に、貫禄のぶなやミズナラがデンと立つ

Img_2571s_2

大鹿山の巻き道にはいると両側には緑の笹が 西日をあびてきらきらしている
「いかにも秋の午後って ふんいき~~~ いい感じ~」 
まだ12時を過ぎたばかり、お昼も食べていないのに
Img_2580s_2

やがてお坊山への登りにはいると、まさにお坊山の軽やかな雑木林になる。
初めてこの山に来たとき(東南尾根)の感触が、記憶の底から蘇るのだ

Img_2593s

A_9お坊山でランチタイム  の~んびり

東峰にて。シートを広げ 靴を脱ぎ ぼそぼそよもやま話しながら お湯を沸かし カップめんをいただき ミカンをいただき コーヒーを入れて ごろん~~~~~~~~~~~

……気がつけば1時間 もう少しいても良かったなあ ~~

A_10 一気に下れるお坊南尾根

南尾根はお坊山への最短経路(と思う)、Img_2605s_3 今まで2度ほど登ったけれど
降りるのは初めてだ
が、いやはや急なこと急なこと、とくに出だしはバランスをとるのに精いっぱい
足だけが勝手に下ってしまい
周りなんか見てられない

1100mほどまできてやっと人ごごちがつく。

落葉した林を透かしてぼやけた山々、笹子雁ヶの台形や、遙か三ツ峠のかんざし頭が見える。

やがて ここでもイロハモミジの競演が。

Img_2608s_2

もう陽ざしは傾いているけれど、さすが南尾根
いい彩りで わたしたちを楽しませてくれる。 ありがとう 最後までありがとう

送電塔台地で一服して、巡視路を下る。川沿いは分かりづらい道である。
堰堤のところで川を渡り 山神さまにチョンと手を併せ、

里におりたち振り返れば、満艦飾のお坊山
西日をめいっぱいあびて誇らしげだった
  

Img_2620s_2

A_11 そしておまけ

恒例の 笹一新酒祭りです、
おかげで笹子近辺の紅葉を 毎年楽しませていただいておりますのです

あ~~ もっと  が 強かったらなぁ
みんなのように ぐいぐい飲んじゃうのだけどなぁ

Img_2488ss_2

 きょうのおたから

←ボタンズルの実

【コース】笹子08:20-道証地蔵 09:20-送電塔75号 10:00(10)-オッ立 11:40(15)- 大鹿峠12:15- お坊山 13:00/14:00- 車道 15:30- 笹一15:40/16:40-笹子 16:48
【地図】昭文社:大菩薩  2.5万:笹子

では また~  (^_^)/~

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透明な空気の中の ヨモギ平~三ノ塔

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2009年11月5日 (木) 曇り 

丹沢・三ノ塔の北東の札掛まで延びる尾根をヨモギ尾根といい、その中腹970mあたりの台地は ヨモギ平とよばれています。今回は末端の札掛でなく、少しずるして東のボスコキャンプ場からとりつきました。

B_2  【ボスコからとりつく】

富士見山荘お向かいの路肩に駐車、県道を札掛方面に向かって歩きます、
おととしの大山〔こんぴら尾根)登山とりつきの諸戸事務所の近くには、イロハモミジの大木があり、優雅なグラデーションに染まっていました。

Img_2412s

さて登りだしは諸戸の立派な杉林。まっすぐに伸びた堂々たる幹の羅列には惚れ惚れさせられます。

30分もすると尾根の形もはっきりしだし雑木が混ざり始め、ケヤキや桜、コナラ、モミジと 楽しみがましています。

右からの尾根をあわせると じき鹿柵が現れ、急勾配は収まり、すらりとしたぶなの木が点在するヨモギ尾根らしい景色となります

Img_2429s←大山をバックに

名残りのマルバダケブキやアザミの花は、シンプルな色あいにシャキッと目立つ存在

ベンチや『よもぎ平』の道標のある一角は、すてき…
でも

B 【よもぎ平】

Img_2434s わたしたちにとっての『よもぎ平』は、右の鹿柵の奥の台地なのです。

春にはそよそよの緑の草地
夏にはトリカブトやテンニンソウが咲き 
冬は真白な雪の原

そしてきょうは晩秋の……曇りの空のなんとも寂しい色合い、凍りそうな冬の空気で満たされていました

B_3 【三の塔に向かってヨモギ尾根を登る】

Img_2438s いよいよ三の塔に向かいます
近年急速にスッキリし、歩きやすい尾根になってきました。

ほとんどの木が落葉したなかで ところどころ真っ赤なモミジがひとり気を吐いている、この季節らしい景色もあります。

う゛ 
なんとも北風の冷たい !

B_8 【スズタケが消えた】

Img_2455s 猛烈なスズタケは ヨモギ尾根の名物…でした
わたしには、初めての、獣道を這い進むようなヤブコギをしたところ、
なのですが、

かつてのスズタケの密生はもうありません。枯れ残りすら、上の方にほんの少しだけ。

若いブナ林をスイスイ歩くことができ、とてもラクチンです、
が、、、、 丹沢に限らず近郊の山々からスズタケがどんどん消えているのは事実。
山はいったい何を言ってるのかなぁ

B_4 【三の塔】

ヨモギ尾根は山頂のちょっと烏尾山よりのおじぞうさまの裏に出ます
そこで待ってくれていたのは!

わーお

Img_2464s

強風に晒されながら、しばらく見入っていました。

三ノ塔は風の通り道、小屋に逃げ込んでランチ ありがたい小屋です

B_5 【菩提峠に下る】

Img_2474s 三ノ塔から二ノ塔に向かうとウソのように風は消え、曇り空ながら暖かく感じるほど。

二ノ塔から南の菩提への道を辿り、パラグライダ基地で富士山をもう一度眺め、
名標(手前にある)に従い左折し、、日本武尊の足跡を経て

1時間ほど歩けば菩提峠におりられます

B_6 【おまけ】

菩提峠から10分ほどで富士見山荘前の駐車場所に。

ここで名案 「ねぇ、来るとき門沢橋のところに名水コーヒー店を見かけたよ」
「行こ!行こ!」

え、歩いていくの? 車だとひといきの距離も歩くと意外に遠く感じ
「もしかして、平日は やっていないかも」 「ありうるね」
きまぐれ喫茶って名前だったしね」
あらあら、いよいよ心配だ

Img_2484_3


「きまぐれ喫茶」 よかった、営業中でした、門沢口の青山荘の山小屋です 
サイホンでたててくれた名水コーヒーはとても美味しかった!(300円)

【コース】富士見橋P09:40-ボスコ 10:00-ヨモギ平11:10(20)-三ノ塔 12:30/13:20-日本武尊 13:50-菩提峠14:20-きまぐれ喫茶15:00(30)-P)
【地図】昭文社:丹沢  2.5万:大山Img_2483

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