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北ア☆黒部五郎は雨と風   一瞬の夏は薄ずみ色に 

(写真はポップアップウインドウで拡大できます)

2009年8月12日~15日(土) 

☆二日目(13日)雨強風 

目が覚めた、すぐ外に出てみる、
やった、降っていない  sign02

きょうは黒部五郎岳からカールを抜け、三俣山荘まで行く予定。長丁場である。
予報は午後から雨に雷というから、降り出す前にできるだけ歩いておきたい。

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よく写真が紹介されている太郎平の池塘や広々した和やかな起伏、
霧の中にでもどうにか確認しながら木道を歩く。
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ほんとに濃い霧である。
いや
違う 霧なんていっていられないぞ、
雨具を着こみながら、これなら最初からきちんと雨装備で出発すべきだったと反省

それに風が猛烈に強くなってきた。西からの、吹き飛ばされそうな強風である。
「五竜のときと同じくらいかな、でも飯豊よりはマシだ」
と思いながら歩いていたら、霧の中からやってくる人がいる。

ずいぶん早いなぁとやり過ごすと、また二人やってきた。
なんとさっき追い抜いて行った人たちだ。 
「あまりに風が強いので引き返す、さっきの人もひきかえしてきたのです」とのこと。 

わたしたちは、「まだ時間が早いので 行けるところまで行ってみます」と先を急いだ。

Img_0080s_2 神岡への分岐を過ぎ、北ノ俣岳あたりで、再びかなりな強風になった。
先日の利尻の風と同じくらいかそれ以上だ。

登山道が稜線の左に回り込んだところで休憩。 朝ご飯を食べていないので、お湯を沸かし…なかなかガスが点火せず焦った…スープと一緒にいただく。

ほ~んとに暖かい飲み物はありがし。 

歩いているときは感じなくても、じっとしているうち寒くなっているのだ。


食べれば元気が湧いてくる。 ところが歩き出して10分もしないうちにA君Img_0085s
「あそこに雪渓あるよね、雪を掘ってウイスキーをほんのちょっとだけ」、なんて。
ウイスキーをほんのちょっと味わっている間、わたしは傍らに咲くミヤマダイコンソウやチングルマをパチリパチリ。
いちだんと元気になったA君とともに、
こんどこそ出発。

「そろそろ赤木岳ではない?」
「もしやあの凸かもね。」 
霧にぼやけたでっぱりを通り過ぎながら、左の草原には水の流れか踏み跡か?茶色の道筋、このあたりが有名な赤木沢の這い登り道なのかと思う。

こんどは単独女性がやってきた。 「黒部五郎小舎から、必死できました」って、
まだ8時過ぎだ、ずいぶんな健脚。

Img_0091s 突然青テントが出現す。 
宴会をやっているのかな、外の景色と対照的に大いなる盛りあがり、♪♪ビーム大放出・・・
そんなテントの脇を通り過ぎてる自分はけっこう必死なので、妙な気分だ。

すると雷鳥の家族とばったり。
← 保護色さすが、岩と同じで見えにくい。(3羽写ってます)
ちょこちょこ歩いたり止まったり、人を畏れる気配なし

Img_0096s 黒部五郎岳への急登の始まりらしき道標(風に押され前のめりだ)にて休憩。
またホット紅茶を。
これで、すくなくとも黒部小舎には入れるメドが立った。

「さぁ、こっから急登だぞ」と気合が入っていたおかげ? 
岩ゴロゴロの登りは、一歩一歩、マークを追ってこなしていればよく あっけなく道標のたつ【肩】についた。
 

水分補給をしているうち 後方からの学生パーティと混ざってしまう。
彼らとともに山頂を目指すことに。

Img_0102s 「ほんとうは 展望がいいのだろう…」 
山名標柱と三角点を確認し、パーティと写真を撮り合う、

←カメラ 危機的状況なり

こんなお天気でも、学生たちは陽気だ。
「きょうはどこまで行くのですか?」
「ハイ、黒部五郎小舎です」
(やっぱりそうだろうな」

Img_0127s_2 肩からカールの道を下る。
風は来ないし急降下ながら、お花の豊富な気配を感じる。
雨も小降りになってきた、
静けさにつつまれて いい雰囲気。
大きな石がごろごろ現れる不思議な景色は、氷河の名残りなのだろう。

雪解けの流れは冷たく清い。
エネルギーを感じる場所だ。
霧の向こうにはどんな景色が広がっているのだろうと思いながら、ゆっくり道を辿る。

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小降りになったとはいえ、断続的に雨は降り続いているので、靴の中はびしょびしょだしカッパの中も濡れてしまった。

「無理して三俣にいくより 黒部五郎で泊まったほうが良くない?」
「笠には行けないよ」
「だったら、最後の日は温泉泊にしたいな!」

ほかほかな湯気のたつ温泉の情景が目に浮かんでくると 「それもいいんじゃない?」と 思えてきた。

「ゆっくりでかまわない」という思いは、霧のカールを愉しむゆとりを生みだす。
気持ちよさそうな沢のほとりに出たところで、ちょうど雨が上がった。
体も冷えているし、ここでお昼だ、ラーメン食べよう!

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インスタントラーメンにウインナをぶち込んでのランチは美味。
こんな天気なのに 「いいところだねぇ」 「ずっといたいねぇ」 と言いあっている
「イワナがいるよ」とかいって 沢を探るA君。

流れの音に小鳥の声も混じり、蝶さえ飛んでいる。
もしかして天候回復??

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歩き出して、じき、樹林帯に入った。小屋は近そう。
しかし再び雨が激しく降り出す。さっきの小止みは天の恵みだったのか?

ともあれ、ぬれねずみになって黒部五郎小舎についたのは、まだ14時。、
なのにすでに薄暗く、今にも暮れようかという雰囲気だった。

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小屋の中はごった返していた。 テン場から小屋に移ってきた人も多いとか。
お客は少なかったのだが(24人部屋に4人)、
濡れたザック、靴、カッパ、衣服から帽子、手袋、タオル・・・乾燥室に入りきらない・・、そんなものの始末に追われ、すっかり疲れてしまった、

やはり強行をしなくてよかったのだ。
15時過ぎから雨はますます激しくなり、小屋の中にいてさえオソロシイ。

Img_0160s 夕食は 太郎平小屋の押し寿司弁当(美味しかった)と、持参した食料で間に合ってしまう、
新穂高温泉のことをお聞きしたら、「お盆だし予約をしていないと泊まれないかもしれない」とのこと。
双六小屋に電話があるので、そこで情報が得られるだろう。

とにかく 眠くてならなかった。

乾燥室の荷物が気になったけれど、消灯前に寝てしまった。

【行程】 太郎平小屋04:50-神岡分岐06:45-北ノ俣山?07:00-テント08:15-2500m急登始10:10-黒部五郎肩10:40-黒部五郎岳10:50-肩11:10-(カールを)-ランチ12:30(40)-黒部五郎小舎14:00(泊)

【地図】昭文社:剱・立山 ; 槍ヶ岳・穂高岳

では また~  (^_^)/~

山域別レポ一覧は   soon あしあとへ

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コメント

う~ん。折角の黒部五郎。残念でしたね。
山頂から太郎平の稜線もなだらかでそれは魅力的に見えた覚えがありましたのです。

ボクはこの日槍ヶ岳で停滞でしたけど、確かに一日中風雨と言うわけでなく、止み間もけっこうありました。そんな道中、あたたかいご飯を食べる時間があったというのはラッキーだったかもしれませんね。

でも一番驚いたのは黒部五郎小舎の意外な空きかたでした。コレで人が一杯だったらしんどくて本当に大変だったともいます。

投稿: komado | 2009年8月23日 (日) 14時00分

それで、A君、岩魚見つけられたのかな?

投稿: タカ | 2009年8月25日 (火) 07時02分

komadoさん

>山頂から太郎平の稜線もなだらかでそれは

ここも期待の場所 でも雨はさほどでもなかったので
まぁいいかな。残念だったのはやはり黒部五郎岳です

カールでは 雨も小止みになってきて霧で遠くは見えませんでしたが ことりの囀りや沢の音を聞きながらあるくことができました。 晴れではないけど 独特の雰囲気がよかった

小屋では 使っていない部屋もあったのです
団体さんは一組いました おそらく大部屋二つにだったとおもいます
なので一般は ますます 広々と・・・というわけでした
 

投稿: ba_sobu | 2009年8月25日 (火) 20時55分

タカさん

見つけてくれたら 食えたのに・・・ねぇ

投稿: ba_sobu | 2009年8月25日 (火) 20時56分

いえいえ、見つけただけでは食えませんて。

捕まえなけりゃ。

逃げ足がすばやくて、あっという間に岩の下へ
隠れます。

投稿: タカ | 2009年8月26日 (水) 07時14分

そりゃそうだ

魚喰えていたら 「ひと味違う」思い出の山になったことでしょう confident

投稿: ba_sobu | 2009年8月26日 (水) 22時33分

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