丹沢花だより★白ヤシオ 畦ヶ丸+
2009年5月14日 (木) 晴れ (写真はポップアップウインドウで拡大できます)
爽やかなの風のふきわたる5月は、丹沢のシロヤシオです。
青葉に溶けそうな淡い白色は眺めるわたしたちまでを無垢にしてしまうような、
やさしい力があるような気がします。
シロヤシオ見物は畦ヶ丸あたり。
道志ノ湯から4㎞ほど奥の横浜活動センターまで車で入りました。
降りたとたん、若やいだ青葉の渦に歓声が上がります。
←シオジの大木、うろをの覗く。
バンキノ頭への尾根沿いは、
ヒノキに混じり栂の大木の多い道。
重厚な幹の連なりには畏敬の念を覚えます。
上っていくとヒノキ林から雑木の森に替わります。
太陽の光に輝く、さまざまな緑色がおもしろく、つい足を止めて見とれてしまいます。
カエデ類の多様さに気が付くのもこの時期、カエデの緑は透明感があり、吸いこまれそうなほど美しい。
「あら、赤い実が落ちているワ」
「可愛い~~」
「いまままで見たことないわ、なにかしら?」
7㎜くらいの産毛に包まれたうす紅色の玉
ぶなの木の下に多い傾向です、みんなで
あたりを見回し、あ~でもないこ~でもないといいあいますが
かいもく見当が付きません
花なのか?実なのか?
(きょうの最後に成っている木を発見)
やがて鮮やかなピンクが目に飛び込みました
トウゴクミツバツツジがもう咲いているなんて、早いのねぇ。
それにつけても おめあてのシロヤシオよ、いずこに?
今年のシロヤシオの花つきはいまいちのよう。全然花のない木が続々・・・
バンキノ頭から県境尾根を西に向かうと (例年 白ヤシオの花の濃いところなのです) やっと現れました。
花は少ないのですが、でもそれなりに見ごたえがあります。
「しょうがないよね、ツツジだってお休みしたいときも あるでしょう 」
風が、空が、森全体が気持ちよいので快調に歩き、
モロクボ沢の頭~畦ヶ丸との吊尾根に。
照りつける日差しがまぶしく、ホワイトアウトしたような明るさです。
トウゴクミツバツツジの赤紫がふだんより濃く感じられうのも、光のせい?
吊尾根のシロヤシオはさすが見事で、白の花街道は善六のタワあたりまで続いているはず。ことしはどんなようすなのでしょう?
わたしたちは花街道と別れ、畦ヶ丸避難小屋から南下しました。
今度はぶなの緑を楽しもうというもくろみ・・・
大滝峠上を過ぎると、枯れかかってるとはいえ、笹が繁茂しだします。
ここいらの一昔前の景色が目に浮かぶよう。
そういえば 緑の元気な笹を見ることがめっきり減りましたが
自然のサイクルなのか? 何かの警鐘なのでしょうか?
屏風岩山でランチのあと 来た道を戻り、
途中ブナ林に入って おたのしみのコーヒーブレイク
大きな緑の繭にすっぽり包まれると、す~っと心が解放されます。
こういうところに来ることができ、そしてここを素敵だって思えるって、
なんて幸せなのでしょう。
あたたかいコーヒーを入れ、チョコレートケーキを食べ、
ねっころがって空を眺めれば・・・
あとは来た道を登りかえし、午後の陽ざしにいっそう明るくなった丹沢の緑や、
小さな花たちを愛でながら、モロクボ沢の頭に戻ります。
モロクボ沢の頭から西に向かい、忘路峠で県境尾根を降り、横浜活動センターに戻りました。
モロクボ沢の頭~忘路峠にて
さっきの赤い玉を見つけました
若いぶなの木です
いったい、これは・・・??
ぶなはあかげたまふし(虫コブ)
(Hgさんに教えたいただきました)
そして 忘路峠~横浜活動センターではキノコくん
アミガサタケ(編笠茸・食用)
と見立てました。
テッペンは空いてます↓
・
ところで いつも思うこと
横浜活動センターのあたりは、なぜか迷ってしまいそうな不思議空間ですよね
「・・じゃなくてさぁ、おまえの頭が迷走してるだけナノデハアリマセン?」
ごもっともっす
【コース】 横浜活動センター08:25-バンキノ頭09:40(10)-モロクボ沢の頭10:20-畦避難小屋10:40(10)-屏風岩山12:00/13:00-ブナの森14:00(20)-畦避難小屋 15:00(10)-忘路峠15:45-P16:40
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:中川
では また~ (^_^)/~
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コメント
アミガサタケ、タカは未だ見たことがございません。
投稿: タカ | 2009年5月18日 (月) 07時25分
家で調べたら ヨーロッパの高級食材だそうでうね
でも、、、食べる気はしませんでした
投稿: ba_sobu | 2009年5月19日 (火) 14時13分