鳥屋ノ丸から吹切尾根を下る・・雑木の起伏乗り越えて
お花を探しに山を歩こう と
土曜日、大月駅からバスに揺ら れて、終点の「西奥山」にやってきました。
バスから降りれば、うぅ゛さぶっ
花冷えの朝です
きょう登る<中村川と戸沢に挟まれた尾根>は初めて、そして下りの吹切尾根は、7年前に鳥屋ノ丸~雁ヶ腹摺山を歩いてるので、未踏の部分が繋がることになります ォ~ホホ
【コース】大月07:30→(300円)西奥山07:45-山ノ神08:25-954m10:00-鳥屋ノ丸11:15-御前ノ頭12:15(60)-馬立峠13:40-大丸14:30(30)-橋倉鉱泉15:25-子安神社16:10→(タクシー)大月 【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:大月
西奥山から西へ、中村川沿いの道にはフサザクラやアブラチャンが花盛り。
擁壁と車道のキワにもキケマンやスミレが、花を咲かせ朝日を浴びていました。
フサザクラ→
戸沢の出合いあたりから尾根にとりつき、尾根上にあがれば、新しい石の鳥居と石祠の立派な山ノ神が祀られています。
山ノ神の高台から見下ろす村落は 神さまに見守られているのか暖かい雰囲気。
きょうは、この尾根を北方向に辿ればよいのでと、気楽に歩いていきます。ところが
「ややっ!、意外に急登であるぞ」
「うわ、間伐した檜が道を塞いでる」
「けっこう大変ダァ~」
「でもご覧よ、富士山が見える!」
青空に溶け入りそうな富士山は
パワーを発散させているのかな~
元気が湧いてくるんですもん、
不思議だなぁ
800m圏ではまじに急な坂が聳えており、注意深く登り切ると、おだやかな雑木の尾根が待っていました ダンコウバイが今を盛りと咲いています。 その向こうに大きくゆったりした鳥屋ノ丸が見えます。
左側に並行する吹切尾根のコブコブは「御前ノ頭(ごぜのあたま)」とか、
松の木がいかにも御前様ってかんじ。
いくつかゆるいコブを越えてゆきます、
ときおり笹に覆われる急斜面などもありますが 楽しい道のりが続きます。
954mピーク、980mピークで軽く左折すると、鳥屋ノ丸との吊り尾根に。
薄い笹の明るい撓みを眺め大きく息をつき、エイコラエイコラ上がってゆく楽しさ
お次の撓みには笹が消え、スラリとしたミズナラやブナの森の
最高にステキなところです
あ!あれは くまだな じゃないか?
そうだよ。
よくまぁ・・・。
あんなに高いところまで、そしてあんなに細い枝を 登って行くもんだなぁ
クマさんが座ったら
ぶるんぶるんと揺れてしまわないのか?
その木の肌にはクマさんの
触った跡が・・
ガツ、ガツ、ガツ…上に上に
しっかり記されておりました
今ごろ くまさんは何してるかな? ここは くまさんのお庭なんだね。
あちこちの くまだなを見あげ 木の幹の爪痕を確かめ、ワクワクしながら歩いていたら 吹切尾根に合流(恩137石標)、
最後の急登で息を切らせて
鳥屋ノ丸に到着。
ヒノキ林と雑木林と笹に囲まれた
いかにも寂峰らしい山頂でした。
←急登の途中の赤松
名付けて
「どっこらしょおばさんのお尻」
オイラは木だぞ☆
さぁ、吹切尾根を下りましょう
ド~ンと下って少しだけ登り、というけっこう楽な行程で松のピークが近づいて来ます
岩山らしく、なんとヒカゲツツジも発見。まだ小さい木ですが、かなり嬉しがる人がいて、わたしもつられて嬉しくなってしまいました。写真を撮りながら、登り切った鋭峰は一個手前で、次のピークが 三角点の「御前ノ頭」です 奥に見えるのは 先日登った「鞍吾山」です。大月側からは見えないし、 滝子山の陰にあって目立たない山ですが、なかなかの風格。
静かな山頂にシートを広げ足を伸ばします。
不思議なことに、周りは風の音が騒がしく松の木も大揺れなのに、ここだけ無風の穏やかな空気。
おかげで のんびりランチを楽しむことができたのです。
吹切尾根をさらに下ろう
次のピークもお弁当場には良いところ、とチェックし通り過ぎます。
アセビの緑を潜るように細い尾根をくだってゆきます。
850m圏で要注意、とりあえず右の尾根を下ってから、左にトラバースし本来の尾根に乗るというところがややこしい。
ここをクリアできればあとはもう、咲き始めたヤマツツジを数えながらトントン下り
←鳥屋ノ丸・大丸→ と
←間明野・戸沢中村遅能戸→
が クロスする十字路です。
里に下る道もしっかりついておりました。
その先は親しみ深い雑木林の尾根道を のんびり下っていればよく、古い赤い鉄看板の錆びて読めなくなった文字を判じたりしながら、ルンルンで降りて行くと、じき 大丸に到着。
見かけは大きなおまんじゅうの大丸(798.7m)は、山頂も穏やかな落ち葉敷き詰め。
おりしも午後の晴れやかな陽ざしが射し込み始め、上空には青空が広がりだしました。
マメザクラ、ウグイスカグラ、チョウジザクラ… 春を告げる花たちを愛でながら
ゆっくり最後のお茶を楽しむことができました。
あとは車道におり、左(北東)に進んで もし最後まで吹切尾根を通すなら、梅久保山にここから登り返すんだけど、という尾根続きを見送り、橋倉温泉にでました、
2.5万図の破線で、古い大菩薩には赤実線でコースタイムまで載っている沢沿いの道を進み、(今は歩かれていないのかやや荒れていた)
じき舗装工事中の車道に合流、男前の?馬頭観音におまいり。
そのまま東に歩いて 子安宮沢神社に着きました。
4時も過ぎれば
風は急に冷たくなります。
今日はここまでにしよう。
という天の声にしたがい(笑)
タクシーをcallし大月駅に出ました。
宮沢神社の
「子安子育ての杉」→
では また~ (^_^)/~
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