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御殿場線に乗るぞ曽我梅林

2009年2月18日 (水) 晴れ

小田原の曽我梅林

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【コース】 下曽我09:00-曽我梅林 -不動山11:30-いこいの村-上大井14:15
→(タクシー)-松田山(かわず桜)-新松田15:50

きょうの楽しみ第一弾は御殿場線にのれること
(↓松田駅)

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道中の富士山に見とれているうち下曽我に到着
曽我梅林は実を採るための梅畑ですが、さすがに規模が大きく古木ばかりで形がよい(トップの写真)。枝越しに富士山も見えるので、なおさら(^^)

Img_5499s_2ことしは開花が早いそうで、もう終わりかけでした。
でもよい香りの朝の空気で 
胸いっぱいです

← ちびた双体道祖神

売店は準備に大わらわ。
それでもおばさんたちはサービス満点に、梅茶やお菓子の味見を勧めてくれます。
そんな接待作戦に、まんまとのせられ、お菓子や漬け物、
おみかんまで買い込み、これから歩くというのにザックはパンパンに膨れてしまいました(笑)、

のったりのったり無計画に梅林を歩いていると、見る間に駐車場は満杯になり、人たちが増えてきました。
これは潮どき、梅林を離れ見晴台に向かうことにします。

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こんな坂道 大好きです。

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見晴台からは海も見え、箱根足柄の山々におっとりした風情の富士山が浮かんでいました。

やがてミカン畑の登りになります

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道の両側に点々と、↑小さな黒い小屋があり
なんともよい雰囲気を醸し出しています。

「こんにちわ おじさん、この小屋はミカンの保管庫なんですね
でも、どうして、どの家も黒いんですか?」

Img_5523s_3 「そりゃぁ、コールタールを塗ってるからだよ コールタールは安いからな。ハハ…
ああ、そこの箱のミカン、いくらでも持っていけ ジュースにしかならないやつだから」

「わ、ありがとう(^^)」
「いいから、いいから もっと持っていきなさい」
「わっ、わっ」

さっきの買い物でふくれあがったザックやポケットにミカンを押し込んで、先を歩く仲間たちを追いかけました。なんと仲間たちも 別の畑からたくさんのミカンをいただいており・・ ザックに入らない分は食べるっきゃないね 
甘くジューシー、最高の味!

六本松をすぎ不動山に入って行きます。
ところどころ梅林が開けており、標高が高いので今こそ花の盛りでした。
いちだんと香りも芳しい。

「あれは?」

Img_5531s 「こんにちわ~ ミツバチですかぁ? ミツを集めているんですかぁ?」
「違うよ、ミツバチに受粉を手伝ってもらうんだよ」
「ミツバチって逃げないんですか」
「どういうふうに管理するんですか」

「いやね、 いやいや…説明するとなると けっこう複雑なんだよぅ 」
「ありがとうございました、じゃ、写真だけ撮らせて下さい

枝を剪定してる方には山のお話も。そして刈り落とし枝をいただき大切に持って帰りました (きょうも、花瓶には曽我の梅の佳い香り♪)

農道から山道になり、杉林に混じって アオキ、マサキ、ヤブツバキ。。。常緑の雑木林は 南国っぽく、いつもの山とは違う雰囲気です。 
不動山は展望も広場もなかったので、その先の桜の大木の下でランチ。 

尾根沿いのラジオの電波塔などいろんな施設を通り過ぎ、山道から車道に変わり、やがて下りになると じき「いこいの村あしがら」に到着です。

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農村公園で最後の休憩をし 道草をしながら上大井の駅まで歩きました

ヒエー! 電車が出たばかり。
しゃーない、松田までタクシー奮発するぞ!

それなら ついでだ、松田のかわず桜を見て行こう、ということになり・・・


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海辺の里山歩き プラス 一足早いお花見の いちにちでした。

では また~  (^_^)/~   

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のんびりと西棚ノ沢を辿り、恋路峠から鳥ノ胸山へ

2009年2月15日 (日) 晴れ

「西棚ノ沢」は「道志の湯」の上流の「誰でも歩けるいい沢ですよ  」
そんなはなしをききこみました。

山から下りて帰り道。  道志中の前に一列に並んだ赤ずきん、  

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「ただいま」と、わたし。 「おかえり」「おかえり」「おかえり」…と、おじぞうさん
駐車場までもうすぐです まだ2時なのに。

【コース】 道志の湯奥P 07:30(15)-西棚ノ沢へ 08:10-恋路峠-鳥ノ胸山11:20-
秋葉山 12:00~13:00-曙橋 13:20-P 14:25
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大室山、中川

地図を見れば西棚ノ沢の所在は分かるし、歩いていれば、ああ、あの沢だと見えているのに、とりつきになかなか着けないのでした。
どうにか室久保沢と西棚ノ沢出合におりれみれば ホンマ 歩いて辿れそうな 和やかな沢のようすです。

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まず現れた 5mほどの滝

河床が滑るので油断は禁物ですが、注意していれば歩いて問題ありません
沢沿いには 木道のような桟道のようなものもあるのですが
なんというか、古めかしすぎて・・・こちらの方がコワイ? 

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小さな滝には小さなお釜

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石畳に ほとばしる水、光る。

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周りは 春を待ってる雑木林 
せせらぎ と 小鳥のさえずり 

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ときおり杉林が現れるのがちょっと残念ですけれど・・


これは 炭焼きの跡?  そして  石垣はなに?
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この滝を最後に

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流れはますます穏やかになり、やがて左岸の杉林の中、Rちゃんの導くままに辿ってゆくと、うすき道は徐々に明らかになり、じき林道に出ました。
カーブミラー付きダートの林道を10分ほど下ったところが検見ヶ丸からの尾根との峠、「恋路峠」です。

キャタピラ製作の作業道を西に、鳥ノ胸山を目指し登ります。
杉檜の植林の境目を辿るのです。雑木林の方はスズタケです

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いつしか植林帯が消え、雑木林にただただ急登。

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現れ消えるヒノキ林は、あまり気になりません、
山の雰囲気が静かで爽やかで ・・・ 和やかで、あくまで静かな道のりです。

そうして着いたのが鳥ノ胸山・南峰。5分ほど南に行ったところが三角点と山名表示のある 「鳥ノ胸山」北峰です。

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2月なのに異様な暖かさのせいで 富士山はぽんやり。 それに まだ11時20分なので、秋葉山まで行ってしまうことになりました

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きょう最高の雑木の尾根道かまっていました。
前回まで煩雑に置かれていた「カブスカウト」の道標はすっかり消えて、ただただ落ち葉が積もる道。ときおり現れる岩がほどよいアクセントです。

やがて前方に松のピークが見えました。秋葉山に到着です

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ひらけている秋葉山山頂        秋葉神社(祠は中に)

プライベート感のある秋葉山ピークでのんびりランチをくつろいで、
さたさて車までどう戻りましょう。
わたしの「検見ヶ丸を越えていこう!!」という勇ましい案は 即却下。


「道を歩いて帰りましょうや。それも、なるべくラクをして ♪」
というわけで山頂から北西への曙橋への尾根を下ります

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その尾根、意外や落ち葉ザクザク歩きよく
20分でおりてしまうのはあっけなさすぎ。もったいない。

国道を出て、東に向かい、やが国道の下の田舎道をたどり、あたりを見物?しながら
ノンビリ歩きます。 

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道志川沿いにこんなケヤキも(^^)

水田のように水が張られて溜池然としていいるのは クレソン畑でしょうか? 
やがて立派な体育施設や、道志中の脇をすぎ、トップ写真の六地蔵に出会い
すぐ先で道志の湯に通じる車道に出て右折 テクテク歩くこと20分ほどで、駐車場に戻りました

一部 重なるコースの記録です
2005.12 検見ヶ丸~恋路峠~鳥ノ胸~秋葉山~(ふれあい農園)  

では また~  (^_^)/~   

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境川源流の古き佳き道

2009年2月7日 (土) 晴れ

高尾陣馬・昭文社地図の高尾駅の南に 権現谷というところがあります。この一帯から城山湖津久井湖にかけて、鎌倉街道あるいは大山道といわれた古道が残っています

Img_5273s 大戸観音堂から北へ、大山道を歩くつもりが、一ツ西の角で曲がってしまいました。 入ってみるといい雰囲気。
なのでそのまま北にむかっていると 立派な道標①が現れて驚かされました。
とりあえず北の尾根に乗りたいので「雨乞いの碑→」方向に直進。
 
Are

その先で「雨乞いの碑→」は西に折れてしまうので、あくまで北方向、道なりに進むと蘆の茂った荒れ地に出てしまいました。おじぞうさんは居心地悪そうですが、元々古道であったのでしょう。

そのまま窪みに沿って行かれそう、だけど、はやいとこ尾根に乗りたいと目の前の踏み跡?を上がってしまいました、

尾根上は驚くほど立派な道のある、権現谷の右岸尾根です。

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大山みち経由で権現谷におりるのは この次にしよう♪ とそのまま尾根を西へ、道標②が現れました。 
「ハイキングコース?」 

やがて町田街道からの道と合流(権現平)道標③。
方向を南に変えますが、ほとんど起伏のないままルンルンな、なんとも静かな道です。

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右に並行しつつ近づいてくるなごみ系の尾根は 高尾からの「かたらいの路」(or梅の木平からの「関東ふれあいの道」)。

いかにも南関東の里山らしく、ささやかな杉林やヒノキ林、雑木林には カシ類やアオキやヤブツバキなど照葉樹が多いのです。
やがてコナラなど落葉の林になると、日だまり明るく楽しい道♪~

そうこうしているうちに 大地沢キャンプ場からのハイキング道が合流したりして、道標も賑やかに。
登りきった台地が「草戸峠」、ここで高尾山とご対面で~す。

ひと歩きで草戸山に到着。左折しキャンプ場への道*を分け、さらに尾根伝いに歩くと下りるつもりの道(沢の源頭部)に工事が入っているじゃありませんか。
崖崩れの修復工事だそうで、下りている沢沿いの道も崩れているとか。

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ここから下りるのは止めて、先ほどの*から、キャンプ場に下りました。

崩れた沢沿いの谷戸はもともと休耕地。
以前からわたしのお気に入りな、野の花満載のスポットでした。

先日、下の方だけを歩いてみたとき、綺麗に整地されていたのを、
「ことしから畑復活?」と思ってしまったけれど、もしかしたら 崖崩れの・・?

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土はすっかりひっくり返されてしまたわけで、ニリンソウ・イチリンソウ・エンゴサクやその他その他の ほったらかし花園は、ことしはどうなってしまうのでしょう。

里山の4月 2008.04.21      里山の6月 2008.06.30

これは 見届けなくてはなるまいぞ。と
(小さく小さく) 思ったのです  が…。

前半のあまりの立派な道標が気にな、ググってみたら
歩いたところは 「大戸緑地ハイキングコース」だそうです。
地図もあり

11日 補足

上大戸バス停→若宮神社→雨乞いの碑→権現平→権現谷→JA中央学園→上大戸バス停 と歩いてみました。

先日の最初の道標①の 若宮神社に参拝
階段を上がると 新しい社殿があり中には古い祠が祀られていました

神社の裏の高台で、きょうのコースが俯瞰しようと上がってみれば
古い案内表示板がありました


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 ←
 雨乞い場を経て
 草戸峯の薬師
 高尾山方面

なのでそのまま尾根伝いに「雨乞いの碑」へ。


石碑によると 雨乞いは昭和20年頃まで行われていたそうです、
いまは東側がく見晴らせる展望台、

そのまま雑木の尾根をゆるやかに歩くと杉林の小ピーク、
そこには見覚えある道標②が。

Img_5283 ← 5~6分で「権現平」の道標③ 

きょうは右折し 恋地(町田街道)方面に向かいます
(バックのバラ線は拓殖大境界)

快適な尾根道が続きます。
権現谷へ下りたいので分かれ道を探しながらの歩き

その分岐道は杉林のに下りて行くのですが・・・、なんか暗いしなぁ・・
もうちょっと先でもいんじゃない?と そのまま尾根上をゆくと 7、8分で次の分岐あり、こんどは右に。

おりたところは 権現堂(蔵王堂)の近くでした。
権現さまにお詣りし 対岸の大山みちを伝い尾根を越えます

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JA中央学園敷地の車道に出るので、そのまま南に歩けば(恋路の坂)、上大戸バス停までは10分ほどです。

途中の浅間神社 
これはなんの木? さくらの木?

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では また~  (^_^)/~   

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じっくりと冬の陣馬山

2009年2月4日 (水) 曇り

きょうは立春  けれど重い雲が日光を遮っているので、ひたひたと冷たさは忍び寄ってきます、 
そんな一日、お馴染みの陣馬山をじっくり歩いてみました。 ふだんなら
ハイカーで賑やかですが、冬の寒さのおかげで静かな山に変身です。

Img_5226s とりつきの神社

相模湖大橋の駐車場から北に向かい中央高速を潜り、桂北の集落に入る
2.5万図の破線路を歩くつもりが、とりつきの神社になかなかたどり着けない。新しい住宅や道路が増え、地形図上の道路はどれなんだか? でもついに目的の神社のたどり着けたゾ。 
畑の中と思いきや杉檜が植えられ森になっていた。

植林はすぐ雑木林に変わり、フカフカの落ち葉道をウキウキしながら登る、

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あっけなくもひと登りで与瀬神社からの登山道と合わしてしまった。
この登山道はお馴染みだが、いつも明王峠から下ってばかりで記憶がうすい、
そこで今回はじっくり登ってみようという魂胆なのだ。

真っ直ぐ伸びた杉木立にのびてゆく道は、くろぐろと頼もしい。
右に高なるは孫山だ、さっそくピークを踏んで行こうと、小笹を分けて登ってみれば、三角点のあるのが子孫山?、その北のが大孫山なのかい? ようくわからないがそういうことらしい、と理解した。

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大平小屋で休憩し急さかを登り始める。「ちゃんとショウノ塚を確認しようね」と 意気込んでいけれど、気づいたときは矢の音のピークを巻いていた。塚はあったのかい?

「矢の音」は、奈良本峠から訪れたことがある。そのとき以来 お気にり『陣馬の隠しピーク』だ。
必ず立ち寄ることにしている。

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林道をこえ「石投げ地蔵」をすぎると、桜の大木が次々と現れてきた。 「ひゃっ、今まで気づかなかった、すごい大木揃いだわ~」と感心しきり。なぜ記憶になかったのだろう?
写真のように合体している木が多いのも面白かった。


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明王峠ではチラホラ風花も舞い始める、「天気予報は晴れるって言ってたのに」 「よくあることよ」 「ともかく寒いから歩こう」 と、先を急いだ。

陣馬山は山頂近くになると広葉樹も大木となり、裸の枝振りが美しい(桜や楓?)
何の木だか(つつじか?)中木の一群の、春を待つ梢が赤く燃え、ピンクのベールを被っているかのよう。

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雲って展望がないのは残念だったが、だだっ広い芝生の山頂には誰もおらず、どのベンチもよりどりみどり。  なので、わたしたちは風を避けてもらえそうな、ちょっとした凹みにあるベンチを確保。 がたがた震えながらランチ。

人声が聞こえてき。
ころ合いかと山頂をあとにし。来た道を戻る。
いちいち南郷山のピークを踏んだり巻き道で遠回りしながら歩いたのに、あっという間に明王峠だった。

次の峠の『底沢峠』は、変則的な十字路となっている。左・陣馬高原への下り口から1.2分東に底沢(美女谷)への道がおりている。

Img_5258s 底沢峠

記憶ではあまり良くない道だったが、やはりあまり良くない。
植林の中,急で石が多いのだ。でも最後の竹林は綺麗だった。この竹は、孟宗竹でなく真竹?

底沢にある美女谷尾温泉は「しばらくの間、入浴できません」とのこと。
美女谷の美しい流れに、美女のいわれってなあに? そりゃぁ武田のお姫さま伝説じゃない? なとど 当てづっぽうを言いあっていると、「底沢」バス停の甲州街道にきた。

夏と同じく左折、このさいだからと「善勝寺」に寄ってみる。
「シダレザクラの善勝寺」の大桜は老齢のため主幹はカットされ、だいぶ小振りになっていた。相模原市登録文化財のコウヤマキもご高齢のよし、古木たちはお疲れのご様子である。

Img_5269s コウヤマキ

それよか目を惹かれたのは野仏の数々、「文化」、とか 「天保」 とかの年代ものである。
百体地蔵も「天保六年」、石工は鳥屋村の人らしい。百人それぞれのお顔は、どこかにいそうなひとたちばかり、みれなみるほど面白く、ほほえましい。

Img_5271s 百体地蔵。 石柱に六体のお地蔵さん。 石柱は17基あるが真後ろの一基には四体しか彫られていない。中央の鬼子母神は数に入れない。

寺をあとにし、弁天橋で相模川を渡り、畑の細道をぶらぶら歩いて、駐車場に戻る、
ということで、きょうも無事に一日を終えることができた

【コース】相模湖P07:45-桂北(とりつき)8:25-矢の音10:00-明王峠10:45-陣馬山11:35/12:20-底沢峠 13:15-底沢14:30-善勝寺-P16:00ころ
【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:与瀬

Img_5120s  では また~  (^_^)/~   

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 ロウバイ

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鳥屋からの仙洞寺山

2009年2月1日 (日) 晴れ

仙洞寺山は低山ながら 山頂は大きく波うち 堂々とした山容です

ちなみに5日前の夕焼けには…Img_5133
   檜洞丸      焼山  富士山      大室山       御正体山
           仙洞寺山        三角山
              
津久井湖沿いの低山 

 

仙洞寺山の北側、津久井・青山に「仙洞寺」という寺があるらしく、ここから登るのが順当と思うのですが いつも別のルートになってしまいます。 今回もまた・・・

鳥屋のBS「局前」の鳥屋支所に駐車。 北を見れば青い空に、雑木の尾根がのほほんと横たわり、なんだかすぐ登れそうじゃない?  あそこを登りたいナァ  と
気分むくむくと沸いてきました。

Img_5138s_2

畑や荒れ地に綿々と伸びる小径を辿りて尾根に近づいていきます。
嬉しいじゃありませんか。オオイヌノフグリ、ホトケノザ、タネツケバナ…、早春の花たちが出迎えてくれるのです。
がが、尾根裾には背丈以上の笹バリケード。

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すぐ上には尾根の背中が見えている、仕方なし、うすいラインを分けてあがってしまいました。ァ~ぁ、上もやっぱり笹藪だ、
イノシシくん作成の径路を辿り西に進むうち、北側の谷から杉林が寄ってきました。
相変わらずのうす藪だけど、これが里山らしさというものなり・・・

やがて境界標が現れ、足元涼やかなルンルンルルン道になりました。

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梢透かして、仙洞寺山が見えた

ひだまり、雑木林、足取り軽く快調なペース。 そろそろ送電線ルートと合流か?

「なんじゃ?」 目の前の急斜面は岩屑だらけ。
おちついて大岩を巻き台地に乗りあげたら、そこは神社でした

わたしは真南から上がってきたことになるのです。
西から送電塔経由の道。東からは参拝路が通っています。

祠じゃなく立派な社殿。こんな山の中にかくも立派な!と 驚くこと間違いなし。
前来たときも立派だったが、新しい気がします。 立て替えられたのかも?

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参拝路は手すり付きの急階段です。

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そのまま火海峠に至ると参拝路は右折、中開戸の集落に下りていくようす。
帰りはここを下ろうと決めて、わたしは直進、なおも北に向かいます

廊下のような尾根すじを軽くアップダウンして辿る道は、大木も現れ、両サイドは山襞に包まれているので、なんとなく深山にいる気分。
宮マークの石標が点々と…

現れたる壁のような山腹は伐採地か? ヒノキ林とのキワを一気に登り切れば、穏やかな、涼しいヒノキ林に変わります。 
左に回り込みつつ目の前のピークを目指すと、じき
山頂を巡る鉢巻き林道に出ました。

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あら? 展望が良かったなんて記憶違い?
北風避ける南向きの、静けさ+うららかさ、春ともなればダート道には野の花・里の花で飾られるのかもしれません。 ♪♪ オボエテオコウ

15分ほどで仙洞寺山の山頂ですが、ただの森の一角、ちっともピークらしくない。
青山村、青野原村、鳥屋村と彫られた 三鏡をしめす石標が山頂のしるし 

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仙洞寺山は凸凹ピークなので、北端まで足を伸ばしてみます
照葉樹がこんもり繁る、あまりにふだんッぽい道沿いに、こんな大岩が鎮座。
大きさ、形、佇まいが なんとも魅力的に思えてなりません。

Img_5167s

北端のピークはヤヤ広い台地ですが、ただそれだけ。
梢越しに、津久井城山、橋本相模原方面がボンヤリ霞んで見えます
「仙洞寺山の狼煙台跡」 っていったいどこにあったのだろう? 
ここが狼煙台には最適に思えますが・・

さてさて、来た道をたったか戻り、先ほどの火海峠を左折。
棒道を一くだりすれば最後は杉林。
張り巡らされた鹿柵の扉を開ければ、河岸段丘に畑が広がり、サンサンと午後の陽ざしのあふれる豊かな世界がありました。

Photo

対面に南山が横たわり、右端にちょこんと鍋嵐の凸凹群、その奥にゆったりした大山を見たときは、位置関係に面食らい、一瞬ビックリ。

串川沿いのバス道を、鳥屋支所まで戻る途中、福寿草自生地のお宅に寄ってみました。屋敷の山が黄色の絨毯に変わるのは、まだ一ヶ月ほど先でしょう。
それでもチラホラと先駆けの福寿草、めいっぱい微笑んで嬉しい予告をしてくれていました。

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【コース】鳥屋支所P11:45(10)-とりつき12:05-権現様12:50-林道13:20(10)-仙洞寺山13:45-500m峰13:55-火海峠14:40-中開戸14:55-福寿草ーP15:25
【地図】2.5万:青野原      

では また~  (^_^)/~   

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