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のんびりと西棚ノ沢を辿り、恋路峠から鳥ノ胸山へ

2009年2月15日 (日) 晴れ

「西棚ノ沢」は「道志の湯」の上流の「誰でも歩けるいい沢ですよ  」
そんなはなしをききこみました。

山から下りて帰り道。  道志中の前に一列に並んだ赤ずきん、  

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「ただいま」と、わたし。 「おかえり」「おかえり」「おかえり」…と、おじぞうさん
駐車場までもうすぐです まだ2時なのに。

【コース】 道志の湯奥P 07:30(15)-西棚ノ沢へ 08:10-恋路峠-鳥ノ胸山11:20-
秋葉山 12:00~13:00-曙橋 13:20-P 14:25
【地図】昭文社:丹沢 2.5万:大室山、中川

地図を見れば西棚ノ沢の所在は分かるし、歩いていれば、ああ、あの沢だと見えているのに、とりつきになかなか着けないのでした。
どうにか室久保沢と西棚ノ沢出合におりれみれば ホンマ 歩いて辿れそうな 和やかな沢のようすです。

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まず現れた 5mほどの滝

河床が滑るので油断は禁物ですが、注意していれば歩いて問題ありません
沢沿いには 木道のような桟道のようなものもあるのですが
なんというか、古めかしすぎて・・・こちらの方がコワイ? 

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小さな滝には小さなお釜

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石畳に ほとばしる水、光る。

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周りは 春を待ってる雑木林 
せせらぎ と 小鳥のさえずり 

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ときおり杉林が現れるのがちょっと残念ですけれど・・


これは 炭焼きの跡?  そして  石垣はなに?
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この滝を最後に

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流れはますます穏やかになり、やがて左岸の杉林の中、Rちゃんの導くままに辿ってゆくと、うすき道は徐々に明らかになり、じき林道に出ました。
カーブミラー付きダートの林道を10分ほど下ったところが検見ヶ丸からの尾根との峠、「恋路峠」です。

キャタピラ製作の作業道を西に、鳥ノ胸山を目指し登ります。
杉檜の植林の境目を辿るのです。雑木林の方はスズタケです

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いつしか植林帯が消え、雑木林にただただ急登。

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現れ消えるヒノキ林は、あまり気になりません、
山の雰囲気が静かで爽やかで ・・・ 和やかで、あくまで静かな道のりです。

そうして着いたのが鳥ノ胸山・南峰。5分ほど南に行ったところが三角点と山名表示のある 「鳥ノ胸山」北峰です。

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2月なのに異様な暖かさのせいで 富士山はぽんやり。 それに まだ11時20分なので、秋葉山まで行ってしまうことになりました

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きょう最高の雑木の尾根道かまっていました。
前回まで煩雑に置かれていた「カブスカウト」の道標はすっかり消えて、ただただ落ち葉が積もる道。ときおり現れる岩がほどよいアクセントです。

やがて前方に松のピークが見えました。秋葉山に到着です

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ひらけている秋葉山山頂        秋葉神社(祠は中に)

プライベート感のある秋葉山ピークでのんびりランチをくつろいで、
さたさて車までどう戻りましょう。
わたしの「検見ヶ丸を越えていこう!!」という勇ましい案は 即却下。


「道を歩いて帰りましょうや。それも、なるべくラクをして ♪」
というわけで山頂から北西への曙橋への尾根を下ります

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その尾根、意外や落ち葉ザクザク歩きよく
20分でおりてしまうのはあっけなさすぎ。もったいない。

国道を出て、東に向かい、やが国道の下の田舎道をたどり、あたりを見物?しながら
ノンビリ歩きます。 

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道志川沿いにこんなケヤキも(^^)

水田のように水が張られて溜池然としていいるのは クレソン畑でしょうか? 
やがて立派な体育施設や、道志中の脇をすぎ、トップ写真の六地蔵に出会い
すぐ先で道志の湯に通じる車道に出て右折 テクテク歩くこと20分ほどで、駐車場に戻りました

一部 重なるコースの記録です
2005.12 検見ヶ丸~恋路峠~鳥ノ胸~秋葉山~(ふれあい農園)  

では また~  (^_^)/~   

山域別レポ一覧は     あしあと へ

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コメント

西棚ノ沢は小滝が連続し、飽きの来ない沢のようだね。
この時期に沢沿いを歩くのは、気が引けるんだけど、ここだったら広々していて気持ちいいのかも。

「ぽんやり」って読んでるこっちが照れるような、かわいらしい表現だな…。(*^▽^*)ゞ

この日は、暖かく、鳥屋ノ丸付近から眺めた御正体山や鹿留山が霞んでました。ba_sobuさんのいらした鳥ノ胸山は見えなかったかも…。僕も鳥つながりの山でした。(無理やり?(笑))

鳥ノ胸山はまだ一度も登ったことがないけど、山頂の巨樹は見てみたいなあ。
室久保川上流の的様の滝には、源頼朝の伝説があり、ず~っと気になってます。行きたいとこがたくさんあって困っちゃう~(~ヘ~;)
代わりに行って来て~。な~んて…。(笑)

僕的には、炭焼きガマ跡と苔むした石垣をチェックされているところが一番嬉しいです。
そこに昔、どんな生活があったのか、妄想…。
じゃなくて想像するとワクワクします。
石の積み方一つとっても、野積みとかいろんな工法があるからね。どんな石工が活躍していたのか想像するのってロマンがあると思いません?

投稿: かず | 2009年2月18日 (水) 01時42分

鳥ノ胸山 低山だけど目立つんですよね
道志の今倉山の方からみると 「ひとかどの山」の風格がありますよね(^^)
道の駅ができてから ハイキング道がすっかり整備され山頂の木も払われて 展望が良くなっています。これはよいことなのかどうか よく分かりませんが寂峰じゃなくなりました ~~ なんて 昔を懐かしむ老人の目になったちゃった(反省)
はじめて鳥ノ胸に登ったのがたかだか10年くらい前なので
変化の激しい山のひとつと思います

して 山の中にふっと現れる石積み、ロマンありますねぇ

こんな山奥に家があったのかとかね。
石積みを見てしまうと 歩きながらそのことばかり考えているんです。そのひとたち どんな暮らしをしていたのか?家族は?そしてどんなふうに、そこを立ち退いたのかとか、づっと考えてしまいます。

投稿: ba_sobu | 2009年2月20日 (金) 23時11分

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