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徳並沢ノ頭~大日影トンネル

2009年1月21日 (水) 晴のち曇

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夏の日の大日影トンネルに
きょう ふたたび 


ということで、甲斐大和駅から徳並沢ノ頭に登り、稜線を西に辿って車道深沢等々力線に下りるルートを考えました。 

距離は短いし、徳並沢ノ頭には4年前に登っているし(このときは東の竜門峡に下山)、ラクショー気分で甲斐大和駅に降り立ちました。

でありますので ろくすっぽ地図も見ないで、なんとなく歩きはじめ…ましたが
なんとなく着くはずの三嶋神社が目の前に現れません。

で、地元の方にお声をかけると、かなり間違っていたことに気づきました。
まぁ、そのおかげ? 北星山西光寺や、でっかい丸石や、ちびた六地蔵さまや日本武尊ゆかりの天神さまやetc…にお会いすることができまたし、
とりつきの畑のおばさまには 「夏に来ればいいのに、いっぱい果物がなるから、いくらでも呉れてやるよ」と 暖かいお言葉をいただけたのでした。

Img_5017s 六地蔵

そんなこんなで見事な彫刻が施された三嶋神社までくるのに、10分のところを1時間もかかる始末、 
まぁいいさ、きょうのコースは短いんだも~ん♪

Img_5019s 三嶋神

いよいよ登山開始なり
健康な赤松の尾根です。ヤブもマークもほとんどなく、いい感じ。
900mで左の尾根と合流すると、西が開けでれ~んとした尾根が伸びてます。
「おお、あれがきょう歩く尾根だっ!」  「最初はけっこう凸凹だけど、まぁ なだらかでノンキに歩けそう♪」  「中ほどがすごい伐採地ねぇ 」  「あのあたりで、ゆっくりお茶しよっ  」

徳並沢ノ頭についての記憶がすぽっと抜けてます。だから新鮮な気持ちで登ります。
いかにも里山的な雑木林は、もっと陽ざしがあったなら格好の日だまりコース。
アップダウンのリズムも良い。

右(東)側の美しい山並みは、滝子お坊トクモリ米沢山笹子御殿に小野路の頭、険しくなびくそれぞれの北尾根の、いくつかはなつかし思い出の籠もる尾根たちです。

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前方をみれば徳並沢ノ頭の 山肌からは岩がごつごつ、
面白い光景です。
な~るほど尾根も岩がちになってきました。乗り越えたり巻いたり、楽しい。

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三角点のある山頂はこじんまりとして落ち着いています。展望はありません、

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東にも西にもいい感じで尾根道が下りています。
今回は西にむかいます。けっこう急降下、徳並沢ノ頭って岩山ですもんね。
メリハリのあるピークを登ったり下ったり…

北(右)側にはいつも  宮宕山(甲州高尾山)の林道鉢巻の特徴ある姿が
良い目印になってくれていました。

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1000mのだだ広いピークにでると、もうこの先は、ずっとずうっと 落ち葉敷きつめの広い尾根が伸びているのでした。
とりとめもなく 西へ西へと落ち葉の尾根が続き、・・・・・ いやはやいやはや
944.7m三角点は そんな落ち葉尾根の一角にありました。

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恩賜林標も点々と・・、古い2.5万地形図には境界線が描かれているのに、新しい地図にはない、不思議ねぇと思ったら、今は甲州市になったので町村境界はなくなったのですね。

落ち葉の尾根に、朝見た伐採地なんて現れません。 お茶のタイミングをとらえられないまま ひとしきり歩いていると、
車の音も間近になり、そろそろ尾根も終わりの雰囲気。

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東電の施設
フェンスの中に644.2m三角点あった

ここからは導水管沿いの階段を下ります。  山道ならいくら歩いても大丈夫なのに
階段ってタイヘン、最後は足ががくがくに・・・

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車道(深沢等々力線)に降り、右に少しゆくと大日影トンネルの案内板。
それに従って トンネルの深沢口に出ます、
トンネル遊歩道を歩けば20分ほどで、勝沼ぶどう郷駅です。

Img_5102s 鉄橋の名残り、、

トンネルの中は、現役時代の標識や待避所が残され、壁の煉瓦の煤にも歴史を感じることができ、楽しかった ♪  (16時に閉まるので要注意) 
大日影トンネルについて

Img_5040s   
【コース】 甲斐大和09:10-三嶋神社.10:20-
徳並沢の頭12:00/12:30-944.7m三角点14:10(10)-導水管上14:45(20)-大日影トンネル15:30-勝沼ぶどう郷16:00

【地図】昭文社:大菩薩 2.5万:笹子 

では また~  (^_^)/~   

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新年は徳岩山から百蔵山へ

 水曜隊  ことしもよろしく  初登り 

2009年1月14日 (水) 晴れ

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百蔵山から扇山を見る

大月の、百蔵山の下の509m岩記号は徳岩山、その頂上にデンとねそべる灰長石の大岩を大洞岩というそうです(『葛野川物語』より)
去年は東から辿ったので 今回は南からトライ。

猿橋から上和田行きのバスに乗り宮古橋で下車。
ひとつ手前の大島で下りた方がよかったかも。
大洞岩をのせた徳岩山の基部を回り、南の尾根のとりつきをさがしながら歩く。

Img_4946 這い登りはしたくかったのでお地蔵さんを通り過ぎ.、道なりに回り込んでいたら畑まで来てしまった。
畑のおじさん曰く、「この上から左にゆき、沢を越えてとなりの尾根を登ればいいが、道はないので歩きにくいよ」
『ガッテンだっ』 と目の前の斜面を、結局這い登ることになってしまう(笑)、
左に通う道は見つけられぬまま笹ヤブの獣道?を分け行くと、じき沢の源頭で、となり尾根に移ることができた。

やっと人心地ついたとホッとしたとたん、うわっ 大きな岩が行く手を塞ぐ。
左は切り立った崖、右から岩に登って越えられそう?と思ったけれど、岩には手がかりが少なそうでオソロシイ。
もいちど左をよく見たら一人分の通路発見、そのまま左から岩を巻いて上に出た。あとはなんなく尾根伝いに登り切れば、さぁ、天下一品の展望地 大洞岩でございます。

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ひとしきり展望を楽しんだあとは、前回と同じく東の尾根を日だまりハイク。
林道に下りて、北に進み立派な車道を横切り、お向かいの小道へ、人の気配なき一軒家の先のヒノキ植林を登り始める。 

Img_4962s この斜面は地図でも明らかなように、ひたすら登りの急斜面。でも慌てず焦らず、マイペースでまじめに詰めてさえゆけば いずれ辿り着きたる830m台地。

Img_4964s_2Img_4966s_2

830m台地にあった道標には かつて「百蔵山方面」という文字があったもよう。踏みあともきてる、いったいどこからきたのかな? 興味しんしん。

アラ! もう12時に近いではないか。
百蔵山に登るのになんと苦労の多いルートなことよ。ハラヘッタ。

ここまでが急勾配だったおかげ、大同山までの道はスイスイと軽やかに大木の連なりを愛でつつ歩くことができた♪、 夏は藪がかかるかもな道。

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大同山で福泉寺からの西尾根と合流。
今来た尾根には「下和田・猿橋」への指示標があった。830m台地にあったのっぺらぼうの道標と対応しているのだろう。

百蔵山には先客が2組、のどかなようすのお昼どき。

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わたしたちも南斜面に陣取り メタリックな輝きの富士山をながめてランチをいただいた。
正対する倉岳~大桑山~など
前道志の北斜面は真っ白。その奥の道志主稜や丹沢は霞がかった青いシルエットだ。御正体山と鹿留山はあいかわらず魅力的。ああ、行きたいナァ。 風がないので寒さは感じられず のんびり過ごせた。

下山は宮谷に降りることに。
扇山との吊り尾根は北に向いているので、雪が凍りついて歩きづらい。 急斜面を立木にすがって下りていく。植林が多く翳っているので寒々しくもある。

Img_4983 宮谷分岐

宮谷分岐も植林の中だが、南斜面なので雪は消え、ホカホカの道が心地よい。
手入れの良い杉林のところどころ栂の大木が現れ、ただ畏れ見とれて歩くうち、沢に出た。越えれば林道となる。Miyadani

林道は凍っているので気を遣ったけれど、20分もしないで宮谷の集落に出た

明るい開けた地形、ステキな家並み、路傍のお地蔵さんに 火の見櫓、

Hinomi

宮谷小学校の白い可愛らしい校舎、校庭の子どもたちに 「こんにちわ」と声をかけられたりしながら、高速を潜ったところでタクシーコールをした。

5分もしないうちにタクシーがやってきて、あという間に、わたしたちは鳥沢の駅にいた。

【コース】 猿橋08:46→(\230)宮古橋09:00-とりつき 9:15(20)--大洞岩10:05(10)-林道10:50-830m12:00(20)-大同山12:30-百蔵山12:50/13:40-宮谷分岐14:15(25)-林道15:00(10)-宮谷15:40-高速下15:55→(\1700)鳥沢16:05

【地図】昭文社:高尾陣馬 2.5万:大月

では では  またネ  (^_^)/~

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2009年 初日の出

2009年1月1日 (木) 晴れ

あけましておめでとうございます。なんとも穏やかなお正月ですね。
ことしも丹沢三ノ塔に、初日の出を拝みに出かけてまいりました。

富士見橋に駐車し 満天の星空のもと、ゆっくり歩き始め、
じょじょに明けるなかを 山頂に向かって登り詰めていくと

Img_4876s 森が切れカヤトの原が広がる二ノ塔につきます。
三脚を据えている方もいて 夜明けの兆しと街の灯りにレンズを向けています。

もう東の空は真っ赤に染まり、大山の端正な三角錐が黒々と際立って見えます

二ノ塔のピークに立ったとき、はじめて白い富士山が目に飛び込んできます。

Img_4880s そして真下の鞍部を介してどっしり座っているのが三ノ塔。


「わ~、あんなに登るのかぁ」とも思いますが、
案外早く三ノ塔の山頂に立てます。

クリアな空気、雲もなし

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「みて!」 相模湾の水平線から太陽が登ってきます。
じゅうぶん昇ったとき 太陽を映した海が光ります。江ノ島の海です。

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振り返る西の空には富士山の大きな姿、南アルプス。
そして丹沢の表尾根がうねっています。
どのピークにも今、景色を眺めている人がいるのでしょう。

三ノ塔の北側のお地蔵さんは、富士山と丹沢を撮るベストポイントとということ。

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右下に烏尾山の三角屋根()を入れるとバランスが良いそうでやってみましたが。
風の通り道でもありまして、さむいのなんの。
6月初旬はトウゴクミツバのピンクのトンネルになるそうですよ…
ブルブルブル………

下山は二ノ塔から、南の菩提方面に下り、『日本武尊足跡』分岐で左折。
この分岐はパラグライダーの基地とかで、富士山を中心になかなかの展望でした。

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箱根の山  愛鷹連峰

「日本武尊の足跡はこれです」 ↓

Img_4921_3 特定していただけたのは嬉しい。
お上品なおみ足跡でした。 
ここはヤビツ峠に抜ける古道の、水場だったのが、関東大震災で岩が散らばり、今日のような摩訶不思議な雰囲気になったそうです。水源はずっと下流にうつってしまったとか…。

Img_4930s あとはヒノキ林をガンガン下ると、菩提峠の駐車場に到着。
富士見橋Pまで10分ほどの歩きです。

ということで 
ことしもどうかよろしくおねがいします。

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日の出から2時間ほどたちました。朝の海はまだ輝いていました

では・・また~ね  (^_^)/~   

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