篭坂峠~鉄砲木の頭 ・・・秋色ブナとススキの海
2008年10月15日 (水) 晴れ
山中湖をとりまくなだらかな低山や広々とした草原は いつ行ってもなにかしらのサプライズを見せてくれる。富士山の火山灰地ということもあるだろう、花の数も種類も多いし、ブナの森にはヒメシャラも混じっていたりと、個性が光っている。 とても楽しい山域だ。
立山(角取山)あたり 静かなるブナの森がほのかに色づきはじめた。
今回は素直なコース 篭坂峠~三国峠~鉄砲木ノ頭に。
おめあては 色づいたブナ森+ススキの原っぱ+秋空の富士山 (^^)
籠坂峠からアザミ平でなく、立山方面に向かいます。
ほんの少しの寄り道ですてきな森に出逢えるからね。
立山はどこだか分からないなだらかな頂、一本道をゆるゆるのっこすと小山町の三角点(1308.6m)に出会い、小さな草地になります。
周りはコメツガのような針葉樹林、植生の変化にビックリです。
ウメバチソウ(左) ヤマラッキョウ ノコンギク リンドウなどの花が咲き、メギの実が真っ赤(右)で花のような艶やかさ。
美味しそうな キノコちゃんたち。
タカサン鑑定によると ヌメリイグチとかハナイグチとか。
しばし散策の後、立山まで戻りアザミ平に向かいます。
ヤマナシ、ヤマグリ、ヤマボウシ・・・ザクザク踏んづけてしまう、もったいないくらいな豊穣な森です。
アザミ平は15年くらい前はお花畑だったけど、いまは荒涼とした風景、、でもね、よく見ると3年前よりお花が増えている気がします。昔のアザミ平に回復させようと懸命に努力している人々のおかげです。
フジアザミと リュウノウギク
大洞山へのぶなの森に入ります。
陽ざしも出てきて、ほんのり色づいた森は明るく、若い木々が多いせいか軽やかです。点々とヤマトリカブトの花がアクセント。足元には散ったばかりの落ち葉がカラフル♪♪
三国山で左折し、三国峠に下り、鉄砲木ノ頭へと登り返します。
背より高いススキススキ、広大なススキの原っぱを、漂うように歩くのです。
そしてススキの根元には夥しい花たちが、
きょうの スターは リンドウ(左) まだまだ大丈夫 ヤマトリカブト(右)
リンドウは数も姿も最高。 マツムシソウ、カワラナデシコ、ヤマラッキョウ、コウシュウヒゴタイなどアザミの類、そして 鉄砲木ノ頭には、
フジアザミの白花が。
山頂のフジアザミのすべてが白だったのには驚きです。
あとは山中湖を見下ろしながらススキの原っぱを下ります。
ワレモコウ、ヤクシソウ、イタドリ、お花たちも一緒にね
おめあてのうち 「秋空の富士山」というのは叶わなかったけれど、代わりにたくさんお花に出逢えて、満足でした (^^)v
【コース】パノラマ台P 09:10-東電寮前09:30→(タクシー2510円)山中湖村墓地09:40-立山1308.6m△ 10:45(20)-大洞山12:15/13:00-三国山14:00(25)-鉄砲木の頭15:00(10)-P15:30(10) 【地図】昭文社:富士山
このブロクをはじめてからも、初秋の花たちと緑濃いぶなの森を楽しみ(2005.08.31)、 一ヶ月後には(2005.09.21)、霧雨のトリカブト群落を歩き、さらに一ヶ月半後(2005/11.09)はススキのうねりに圧倒されました。 われながらなんとも濃いおつきあいと思います。
大洞山
でわ また~ (^_^)/~
『山域別一覧・あしあと』では”丹沢西”or”富士山”など気分によって分類しかたがちがっちゃった。 統一されてないぞ、、困ったな・・・ (^^)ゞ
山域別レポ一覧は あしあと へ
| 固定リンク
コメント