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弥三郎岳~白砂山

2008年10月8日 (水) 曇りのち晴れ

前日の予報では、東京神奈川はrain。それならと、笹子トンネルをぬけsun予報の甲府に足を伸ばすことにしました。白羽の矢が立ったのは甲府の北、昇仙峡の上の稜線の弥三郎岳~白砂山です。

昇仙峡は名だたる観光地、羅漢寺山にはロープウエイで上がれてしまいます。
そんな観光地の一角なのでおちつかないかもしれないし、電車バスをえんえん乗り継いで訪ねるわりには、歩行たった3時間足らず(エアリアのタイム)で、もったいないなどと思いがめぐり、行きそびれていた山なのでした。
羅漢寺山の名は「パノラマ台、展望台、弥三郎岳」を総称しているとか。

↓弥三郎岳・三角点の手前の岩にて。晴れていたらスゴイ展望と思う、惜しい。
                                  
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コース】甲府9:00→(バス870円)夫婦木神社10:00(20)-パノラマ台11:25~11:40-弥三郎岳12:00(35)-パノラマ台12:55-白砂山13:20~13:40(20)-白山14:30-獅子平15:27→(バス620円)甲府 16:00   
【地図】昭文社:金峰山・甲武信岳  2.5万:茅が岳、甲府北部

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10時、登山口の夫婦木神社でバスを降りた。 帰りは 獅子平(下山口)15:27発に乗れば良いので、「余裕ありあり~」

Img_3499s_3 ということでまず 『夫婦木神社』を参拝することに。
風格のある神社らしく、お札を売っている巫女婆さんはなかなかのつわもの。  「霊験あらたかゆえ、
ぜひ拝観して行きなされ(300円)」と繰り返しの勧誘攻勢。だがわたしたちはなびかない。代わりに霊験あらたかなるお水を飲ませて頂き(無料)、神社を辞す。

金峰山の五丈石が本宮という『金桜神社』にもお詣りしたかったが、こちらはいつか金峰山登山のおりにでも訪ねよう (って、行く気
かい? そのルート…)

麓の庭々には紫苑(シオン)が咲き乱れる。一枝で花束になりそうな素朴で豪華な花を愛でながら、道標に従い林道をあがって行く。

杉林、赤松林、そしてヒノキ林を立派な車道が延びて行く。ときおり皆伐でひらけた斜面にノギクが群れ咲いている(雄大な?)景色を眺め、真っ赤な小さな木の実を「ナンノ実ダロウ?」といいながら歩くのだ。

「早く山道にならないかしら」と、ガマンの舗装路歩きを続けていくとダートの悪路となった。昨夜の雨の水たまりを避けながら歩いても、ぴしゃっと跳ねてしまう。そんな道をオフロ-ド車がガタガタ降りてきて 「すぐ上が山頂だよ。きょうロープウエイは動いてないよ」 ロープウエイ会社の車だった。

Img_3509s_2 やがて右から山道が合流。 『甲斐市ふる里自然観察路』や『下福沢→』の札が架かっていた。 「こっちの道からくれば良かったよね」  

ホントにすぐ上が山頂で、ロープウエイの支柱が見えた(八雲神社下)、運転休止のおかげで人影はなく、まったく静かだ。 このあたり一帯は、白い砂地である。

左の階段を登れば八雲神社やパノラマ台らしいがそのまま進むと、『うぐいす谷』という展望地にでた。

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← 白砂山を見る

気持ちの良い見晴らし場だ。予報ではsunになってるはずなのに、まだcloudcloud。  大きな空と隣の山裾が広がる景色に、「あの雲がとれれば鳳凰や甲斐駒が間近に見えるのだろう、でも降らないだけでもありがたい」と思い 『弥三郎岳』に向かった。

『パノラマ台』ロープウエイ駅があり、羅漢寺山の核心部。 ロープウエイ運休のきょうは売店もお休み。 保守?の人たちが点在しているだけで、お客さんは一人もいない。 観光用の望遠鏡や記念撮影ボードが人待ち顔だ。 

「予想に反して、かなり静かだよ happy01」 「お昼は白砂山までガマンしないで、弥三郎岳で食べよう♪」 「賛成! おなか空いちゃったもん 」

『展望台』は5分くらい先の、つるつるな丸い大岩。絶壁の上である。
ふざけていたら落ちるだろう。
さらに東に向かうと涼やかな雑木林になり、そこはかとなく色づいた木々が出迎えてくれた。 さすがに昇仙峡だ、大岩がデデンと現れてくる。
「登山口」の札を過ぎたところで岩っぽさがまし、ハシゴや手すりや岩に切られた階段を上がるようになる。

Img_3534s 小さな祠も見る。
左←の、石に掘られた階段を手すりに掴まりながらあがると、トップ写真の碁石のような凸岩の上に出た。
「うわ~お」 「きもちいいわぁ」 

ツルツルの滑らかな花崗岩で、四方が切れ落ち、爽快であるが怖くもある。

隣の三角点峰は木々に囲まれ展望がないので、こちら
の大岩でランチにした。
「落ちはしないけれど、荷物を落としたら大変よ」とザックをしっかり確保す。

西方の空の青みがましてきた、澄んだ青さは胸が痛くなるほど。しかし雲も頑固で動く気配なし。霧が湧き岩峰に流れてくると、天狗が跳び交う世界に変わってしまう。
対面する緑の尾根から突き出る異形の岩山が『白砂山』だ。
「あっちにも行くからネ、お楽しみに♪ 」 「わくわく」 「わくわく」

パノラマ台から南へ向かう、やっといつものような普通の山道になった。途中『旧羅漢寺跡→』という札を通りすぎてしまった、今となれば寄ってみればよかったと思う。

縦走路から左に10分くらい入ったところが 『白砂山』。山名表示板なし

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白砂山から弥三郎岳をみる。↑

Img_3562s_2 

モダンアートのような、なごみ系の形の岩が楽しい。
対面する弥三郎岳が迫り来るようだ。ランチ場の凸岩は、ツルハゲ頭のような円満な姿で乗っかっていた。『覚円峰』は、ちょっと不気味な、ショッカーのアジトのようである。
 
縦走路に戻り南へと歩く。

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爽やかな雑木林が続いていく。
いまごろになって、陽ざしが森に射しこみはじめた。 森もわたしたちも朗らかだ。

『この付近の地質の解説』 という説明板を丹念に読み、白山展望台への枝尾根に入る。

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『白山』の白砂利は雪かと見まごうほどの白さ。 
右に見える双耳峰は太刀岡山である。

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順調に歩を進め、『獅子平分岐』に到着、ふと時計を見るとバスにギリギリの時間、 余裕があるからなんてノンビリしすぎたかも。 まぁ、歩きやすい道なので早足も苦にならない。

林が拓け台地が現れ民家が見えてきた。「おっ、到着?」と思ったが、手前の『北仙開拓』の地だった。

5分ほどで林道になり、サラシナショウマやヤマトリカブト、ノコンギクなど眺めながら10分ほどで 『獅子平』バス停に。 バスは時間通りにやって来て、順調に甲府駅まで運んでくれた。焦らないでも3分後に発車の中央線高尾行き各停に乗車でき、最後までラッキーな一日だった。

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では また~  (^_^)/~   

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コメント

白砂と奇岩?の山。その雰囲気が伝わってくるようです。(^^)

甲府盆地周辺の山ですから空気の澄んだ冬が良いんじゃないかなぁ、というかおそらくかなり楽しいんじゃないか?と思いました。冬なら観光客も少なさそうだし(笑)。特急使った冬のお寝坊用の山、というのもよさそうだなぁ。

投稿: komado | 2008年10月13日 (月) 14時02分

> 特急使った
 
冬ならほうとうもおいしいでしょうね。

お寝坊用なんておっしゃらず ぜひ”敬老御招待”してください
もちろん”ほうとう”つきでお願いね (笑)

投稿: ba_sobu | 2008年10月14日 (火) 00時49分

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