秋を感じる花の今倉
2008年9月3日 (水) 晴れ
今倉山を訪れるのはもう何度目になるでしょう。
あまり知られていないと思いますが、この山の花の豊かさにはいつも驚きです。
今倉山は ヤマトリカブトに飾られていた。
二十六夜山までは尾根道を辿り、帰りは下の林道を歩いたのですが、
どちらの道もそれぞれに、夏から秋へと移りゆく季節が感じられ
ちょいっと面白かったです。
☆ 道坂トンネル~今倉山
トンネル横の登山口から道坂峠の吊り尾根にでると、クマザサがひろかります。
いつも最初に出迎えてくれるタムラソウの姿がありません。でもオオバウマノスズクサが 馬の鈴を見せてくれました(左) もうすぐ鈴の下がパカッと割れて種が出てくるのです
右は ツルニンジン、ほとんどがまだ蕾です。
下はヤマジノホトトギス、今年は初めての出合い…
隣はテンニンソウ、涼やかでく華やかで、なかなか魅力的な花です
下の二つは目立つコンビ フシグロセンノウ(左)&カイフウロ(右)
フシグロセンノウは 帰りの林道沿いにも この道でカイフウロを見かけたら
わんさか咲いていました 山頂も近い (^^) v
その他、モミジハグマ、キヌタソウ、シュロソウ、シラヤマギク、ソバナ、キバナアキギリ、セキヤノアキチョウジ、ヤマハッカ・・・・
☆ 今倉山 ~ 赤岩(松山)
やがてカラ松林から
ブナの森に入ります
レンゲショウマに歓声。
三ッ峠であんなに見たのに
やっぱり嬉しい。
レンゲショウマは終りにかかり 山頂はヤマトリカブトの青花が全盛期を迎えるところです。 その中にレイジンソウが りりしく立派です。 サラシナショウマも もうすぐ咲き出しそう。
今倉山山頂
奧に見えるブナは山頂で一番大きな木でした。6年前の台風で枝が折れ(手前)て以降、元気がありません。 まだ葉が出ているけれど、幹からキノコが生えていました。
レイジンソウ トリカブト(蕾もが多い)
今倉東峰から西峰にかけて北側が伐採され、日当たりがよいせいか、花も増えた感じ??です。
ヤマハハコ ハナイカリ
赤岩から南方を。 御正体山と鹿留山 中央に富士山ちらり、ワカルカナ?
オケラ ハンカイシオガマ
☆ 赤岩(松山)~二十六夜山
オヤ、どうしたことでしょう。とたんに花の姿が見えなくなりました。端境期かも。
ここは木々の一本一本を眺める楽しさがあります、紅葉のころは見応えのあるところ、その頃には、リンドウやノギクがたくさん見られるでしょう。
↑ ミズナラ ↑ ブナ
背が低いけれど貫禄あり
咲き残り マルバダケブキ 落ち葉はほんのり色づく
存在感ある花だ
いったん林道に下ろされて、登り返します、ふーふーふー。
お。前方に日だまりがみえたぞ。 二十六夜山に到着です。
三角点。
こんなに晴れているのに 眺望はダメ。
焦げるほど暑い。逃げろ~とばかり ティタイムは森の中。
山頂はオミナエシが群れてたりする、ちょっとしたお花畑なんだけど。
☆ 二十六夜山 ~ 道坂トンネル
帰りは林道を歩きます。コンクリの道にコンクリの擁壁、なのですが
意外や お花も多いのです。日当たりがよいせいかも。 山側の崖は南向き
ソバナ、フシグロセンノウ、マツヨイクサなど 壁面を飾っていました。
なにアザミ?
ヒゴタイと言いたいところだけど
関東に咲くのかしら、
ほとんどの花はまだ、丸ボンの
トゲトゲ蕾でした。
クサギ 初秋はやっぱりススキでしょう
蝶たちは 高い香りに狂喜乱舞、 三日月満ちたその夜が
中秋の名月だそうな
おととし7月中旬 同じ道。こんなお花たちにあえました。
去年10月下旬 紅葉のようす (コースは少し違います)
*10年前、6年前の記録を見ると レンゲショウマやトリカブトが赤岩を過ぎても咲いていたとあります、もしかしたら花の数が減っているのかも…と思いました。
【コース】道坂トンネルP -今倉山-二十六夜山-P15:20
【地図】 昭文社:高尾陣馬
小さいやつが心揺さぶる!
キミってさ、どうしてそんなに可愛いの?
では また~ (^_^)/~
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コメント
こんにちわ。
今倉山はお花が多い山なのですね。いつかのためによく覚えておきます。
色付いた葉はトウカエデですか?トウカエデは植樹したものしかないハズなのです。
カエデですからどこまで飛んでいってもおかしくはないのですが・・・
トウカエデは都道の街路樹に多いのですが、いい色の紅葉はあまり見たことがありません。高い所にあるこの木の紅葉を見てみたいと思っているのですが、今のところ知っているのは大岳沢の林道脇にあるのが一番高い場所のトウカエデです。
昨日オノオレカンバの黄葉した葉が落ちてました、一昨日はミズメの葉も黄葉してかなり落ちてました(上を見たらどちらもほとんど黄葉してました)。
こんな早い時期に黄葉してしまうと人目につかないうちに落葉してしまうのですね。
何時、何処を歩いても色々見ていると楽しいものですね(^_^)v
この記事に関係ないことの方が長くてスイマセンでしたm(__)m
投稿: yamyam | 2008年9月 7日 (日) 11時11分
たしかにたしかに
あの葉はトウカエデではありませんでした。
家にトウカエデがあるので見てみました
質もトウカエデはパリっとしていますね。
山にあったのは軽くてしなやか、似ていると言えば 白樺の葉ですが形が違う。
あの葉の形は 知ってるはずなのに、名前が閃きません
のど元まで出かかっているのに・・・
もしおわかりでしたら お教えください
オノオレカンバ・・・あの一帯はyamyamさんにはお庭のようなものですね。春夏秋冬いろんな風景で楽しませてくれて、月並みな言い方ですが 自然ってすごいなと思います
こちらの見たいものしか見せないってことも、すごいことですね。
投稿: ba_sobu | 2008年9月 8日 (月) 21時49分
こんばんわ。
ba_sobuさまにお教えするなんて到底できないことなのですが・・・ウリハダカエデではないでしょうか?
若葉のあの特徴ある形を思い出してみてください。似てないですね(-_-;)
木肌は特徴があるので今度よ~く見てみてください。瓜の肌です。。この木の葉も赤から黄色までキレイな色になりますよ(^_^)v
奥多摩の紅葉が楽しみになってきました。でも飯豊のあの植生!!紅葉がスゴそうなのが夏でもわかりましたよ(^_^)v
実は狙ってます。。
投稿: yamyam | 2008年9月 8日 (月) 23時19分
そうだそうだ
おそらく ウリハダカエデとおもいます
のど元まで出かかっていた名前はこれでした
今まで 花に見とれていましたが これから木や葉 空や雲も 楽しみは尽きませんね
で、飯豊すかっ
ヒュー~ イイデすね
もし行かれたら お写真見せて下さいね
わたしは 祝瓶の紅葉が夢ですが 実現はなかなか出来ないでしょう・・・というか 無理と思う
投稿: ba_sobu | 2008年9月 9日 (火) 08時25分