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丹沢の名花を尋ねて

2008年 9月10日 (水) 晴れ

やっと天気も安定し、快晴の青空になりました。
久しぶりに丹沢に入り、あの名花を尋ねにゆきます。

丹沢表尾根でお会いした「公園管理?」の方が 「ことしはダメですね」、
別の方も 「先週、仲間が探してみたけれど、全然なかった」とおっしゃるので、
そうとうショックでした。

ダメモトと、前回この花を見た沢へ降りてみたら、土砂崩れで自生地は埋もれ、
草の一本だにありません。
今年の夏の狂ったような豪雨のため? 沢はずいぶん荒れているのです。

でも奇跡。  ふっと ふり返った目の前に!!

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2~3株だけですが、ぜんぜん沢筋でもない崖の、それも目の高さにあの花が!
「お姿を見せてくださって、ありがとう」 おもわず 手を併せてしまいました。

ぽっちゃりとした形、ほどよい黄色、気品のある艶やかさは、まさに丹沢貴婦人。
こんなに間近かの ホホを寄せられるようなところに咲いててくれるなんて 
信じられません。

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慣れてさえいれば 遠くですが、登山道から覗ける谷底や、対岸の岩壁に点々と黄色の花を見ることができます。株の先に2.3輪づつ重たげな花をつけ、ゆらゆら風に揺れているさまは なんともいえない気品があります。

そもそもこの花は、人を寄せ付けない脆い崖のキワに生きる花。

だから、狭隘な谷筋のあちらこちらに、今も咲いていると、信じます。

そしてかの沢筋の自生地が復活することを!

前回(2005年)は写真を載せませんでしたが、今回はご紹介しました

では また~  (^_^)/~    

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