横尾山は秋も花ぞの
2008年9月24日 (水) 晴れ
樹林帯の岩岩急登を乗り越えると目の前には、広々とした草原が眩しい。
ふり返れば 瑞牆山の姿が目に飛び込む。後ろになびく奥秩父の山並み。
金峰山の五丈石もクッキリ見える ♪
カヤトの台地から 瑞牆山と金峰山 ~ 奧秩父
きょうのような 秋らしい日よりには の~~~んびりとね、
広々とした草原で高い空と白い雲をながめ、優しい風にふかれたいな。
と、選んだ山は甲信国境の横尾山。
【コース】 信州峠-横尾山ピストン 【地図】2.5万:瑞牆山(平成18年)
横尾山は1818m、とりつきの信州峠は1450mです。
最初はカラマツの植林、じょじょに雑木帯になると活きの良いダケカンバが目立ちます。
下草のクマザサも元気よし♪
ヤマトリカブトの青い花が そこここに咲いてます。
サネカズラ??の実 ウマノスズクサの実
1600mあたりから岩っぽくなり、急登がはじまります。
ヨイショヨイショ、
一歩一歩ゆっくりと。
山慣れない相棒は「息が上がるよ~」と悲鳴をあげます
木透かしの向こうは青い空。
もう少しだ、ガンバレガンバレ
ホラ、思ったとおりの
ススキのハラッパだ、
「やっほー!」
相棒はびっくりしたみたい
「綺麗なお花が咲いてるわ!」
(^_-)
まさか お花があるとは思ってなかったのね??
ススキの中に灯るように、青い花が点々と。
タカネ?マツムシソウ ヤマラッキョウ
トップの写真は草原台地から東方向を。 下の写真は↓は西方向です
八ヶ岳がみえる
晩夏~初秋の、花はとぎれることなく咲いています。
盛りのノコンギクや、ヤマハハコならぬヤマババコが群れ咲き
ハンゴンソウは繁栄の名残りを一角に、
そして今、いろんなアザミたちが主役になろうとしています。
りんどう おけら
こんなふうに ススキの草原を越えて行きます
タムラソウ ハコネ??トリカブト
やがて樹林に入り、
岩っぽくなった尾根を辿り、
いくつかのコブを越え、
横尾山の山頂に着きました、
八ヶ岳が間近なはずなのに、木々に邪魔されよく見えません、残念。
横尾山がこじんまりとした山頂だったとは意外。
このひっそり感がなんともいいの…
尾根をさらに西に辿れば 飯盛山まで行けそうだけど、きょうは車なので 信州峠に戻ります。
← 色づきはじめた がまずみ
木の実が赤く熟したり、葉っぱはほのかに色抜けしたりと、
本格的な秋は もうすぐのよう。
絹のような毛が噴きだし、風の来るのを待っている草たちも。
ボタンズル ヤナギラン
昼下がり、東に雲が湧きはじめました、
瑞牆山が日に照らされて浮き上がってみえます。
草原の夏を華やかに彩っただろう花は、しっかり種を結びました。
ハクサンシャジン?? ナンダロウ???
帰りの道は 背中に太陽
ススキの穂が光り
風も少し騒いでいます
??? ヤマハハコ
草原の最後の台地でひとやすみ 名残惜しくてゴロンと横になりました
背中に地面を感じながら空をながめるひととき・・
(^^)
トンボが たくさんたくさん とんでいます
遠慮なく 帽子や背中に止まります
風にふかれて、ススキの穂 それぞれが勝手に揺れてます
くすくす 笑っているみたい
こんな時間がもてて きょうはほんとによかったなあ (^^)
草原から、ふたたび樹林帯を下れば きのこが、顔を出してました
ベニテングダケ サンコダケ
そんなにたくさん 歩いたわけじゃないきょうの山
なのに とても豊かな一日でした
ヤマトリカブト (タカネ)マツムシソウ リンドウ
では また~ (^_^)/~
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コメント
いいなあ。横尾山ってこんなよさげな山だったんですね。(^_-)
藪っぽいから花期に歩くなんて考えもしなかったけど、これなら花の時期に汗だくになって藪をこいででも飯盛山まで縦走する価値あるかもしれない。と思いましたよお。
投稿: komado | 2008年9月30日 (火) 19時46分
横尾山、いいですね~。
飯盛山から小川山、金峰山への縦走計画は
あるのですが、まだ行けてません。
投稿: タカ | 2008年10月 2日 (木) 07時35分
おお! komadoさま
いいでしょうね 飯盛山でも 野辺山のほうでも 行かれますね、地図を見ているとワクワクしますよ
女山には行かれるのでしょうかしら、・・ とかね
タカさん
逆から入って小川山までとは!
草原~岩~森の山 いいとこどりなコースですね。このコース想像していたら なぜにか大日岩で足がすくんだことを思い出してしまいました。
この縦走計画 ぜひ 実現させて下さい
おいしいきのこも採れそうな山ですし
投稿: ba_sobu | 2008年10月 2日 (木) 22時11分
大日岩、懐かしいっすね~。
おっかなびっくりで、ゆるりゆるりと
登ったことを思い出します。
投稿: タカ | 2008年10月 3日 (金) 06時53分
大日岩のことふっと思うと 未知の山に向かう緊張感も蘇ってきます。
当時のわたしにとって 小川山は大きな存在だったことなどもなつかしい。
小川山はまたいきたい山です
投稿: ba_sobu | 2008年10月 4日 (土) 17時47分