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弁天橋から小仏城山

2008年8月27日 (水) 晴れ

天地を揺るがすような雷と強い雨、人呼んでゲリラ豪雨というらしい。電車は止まるわ、山は崩れるわ、ハテまたわが町では小川が氾濫し避難騒ぎまで起こる始末。

Img_2806s 弁天島キャンプ場

そんなゲリラ豪雨がいつ来るやもしれず、天気予報はこの一週間、ずっと傘マークを並べたままだ。入魂の「高速バス予約してのお楽しみ倉見山」の計画は、前夜、断腸の思いでキャンセルしたのである。

Img_2809s_2 弁天島キャンプ場

しかるに、しかるにでございます。水曜日だけは、朝起きてみれば澄みきった青空&涼風、それに久しぶりの日の光。部屋の片隅のザックから食料飲物は出してしまったものの 『ねぇ。どこかに行きません?』 とアッピールされている気がする?というわけで出発時間を遅らせ、相模湖から弁天橋経由で小仏城山をひと歩きすることになった。

Img_2813s 城山登山道

盛夏の弁天橋から相模川を覗けば、濁った水がどくどく流れており、川面はキラキラ、木々の緑もキラキラ、蝉の鳴き声かしましく、ワイルド感漂う。キャンプ場のオジサンも久々の晴れ間に忙しそう。そこには床しきお地蔵さまがわたしたちを待っていてくれた。

  Img_2814s 茶店を見てる

城山とりつきの茶店(休み)で休憩の後、いよいよ入山。「なによ、これしき、たった670mじゃない?」と軽く見ていたけれど。暑いし蒸すしでふーふー、まぁ急ぐ旅ではなし随時休みつつのんびり歩く。 ヤブカンゾウ、ノブキ、ママコノシリヌグイ…今の季節の里山は花が少なく寂しい。 かわりにご立派なタマゴタケが凛と立つ。 沿道には点々とお地蔵さん。どのおつむにも編み込みのおしゃれな赤帽子が載っかっていた。

Img_2815 城山登山道

さすが、城山の山頂には数人のハイカーが 休憩。珍しく若いカップルも。わたしたちもベンチに陣取りコンビニ弁当を広げた。まぁ、きょうはいいでしょうとビール購入、チョー旨し。さぁ、あとは下るだけよ、楽ですね。いえいえ、小仏峠までは硬い土の登山道ゆえ滑ります、お気をつけて。

Img_2819s_2

小仏峠の四つ辻は左折し底沢に向かう。この道は旧甲州街道である。古道歩きは流行なのか絵看板など増えていた。えぐれた溝状のヒノキ植林の道は石ゴロで歩きにくいが、昔の旅人の道と思えば意味深く感じられる。

Img_2821s 城山登山道

ジグザグ下ること1時間で車道に降り中央道の下を潜り、日に晒されつつコンクリ~道をてくてく、駐車場に戻った。こんな4時間弱の歩きでも、汗を流せば気持ちも体もスッキリできる。

Img_2830s 城山山頂にて

次回はお空も スッキリ晴れてほしいけど。

【コース】 相模湖P09:15-弁天橋-茶店-城山11:45(50)-小仏峠-P15:20

Img_2825s  

 では また~  (^_^)/~   

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 かなり立派なタマゴタケ

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水雲山から三ッ峠

  2008年8月20日 (水) 晴れ

三年前のある雪の日、水雲山から三ッ峠の御巣鷹山を目指したことがあった。さらさらな雪と格闘し凍てつく寒さに震えながらの山頂到達は、なんとも印象深いものだった。

そしてきょう、レンゲショウマの季節に再訪する。 前回出来なかった御巣鷹山までを繋き、途中の丁目石を見ることが、楽しみだ~

Img_2658
水雲山の祠と名簿入れ

都留市駅からタクシーで北口登山口までいってもらう。水雲山の里宮の祠に詣で、大幡川沿いの林道を歩く。とりつきに架かっていたはずの大きな木橋(トラックも渡れる)が、丸太2本に変わっていた(念のため隣尾根の末端まで足を伸ばし確認)
丸太橋を渡った木陰で、ひと息ついた。照りつける強い日差しのもと、30分の林道歩きでへろへろになってしまったからだ。

             ↓  取り付きに向かう林道から Img_2626s       

すぐ上の送電塔までは巡視路を伝うので問題ないが、尾根に乗る手前の薄い踏み跡が痛い系のヤブに埋もれ、サテ困ったぞ、出会い頭のちょっとした試練。

Img_2629s_2 ヤブ掻き分けて伐採地にたどり着けば、ヤブの代わりにギラギラ太陽の急登、冬には展望と開放感で気持ちよい場所が、なんとも灼熱地獄になっていた。
かっかっと燃える太陽に焙られながら、目の先の高みのあの樹林を目指してく。木陰で涼める…、ただそれだけを思いながら、カンカン照りをしのぎ、ようよう木陰に到着す。、
ふう~。   (^^)

お次は小さなキレット、ささやかなヤセ尾根。3年前の雪の日にはオソロシク思えたところも、緑の季節はあっさり通過、気持ちよい樹林の道になった。

ふっと傍らに気配を感ず。さりげなく立つ丁目石と目が合った、「七丁目」
ということは、いくつか見逃したということ? さっきの日当たり良すぎな尾根のどこかにも転がっていたのかなぁ。いかにもかつての参拝路らしく、急だけど歩きよい。ぐいぐい標高を上げていけるのだから、楽なものだ。

Img_2634s 1時間くらいでちょっとした平坦地にでた。シートを広げておやつタイム。
ここで初めてのお花にくぎ付け。 もしやツチアケビ?バナナのような実には何度かお目にかかっているが、お花は初めて。実の異様さに反して可愛らしい。おもわぬ出合い大いに嬉し。 花を見れば「ラン科」というのも納得できる。

Img_2641s_2

ヤブのない樹林帯の登り道、急坂~台地を繰り返す。倒木や大岩も現れて変化が出てくるが、予想した岩越えというほどのことはなし、雪の時とはダンチガイだ。
転がっていた「十九丁目石」を見ると、じき「モアイのような」大岩がそそり立ち、基部に「二十丁目石」。

手間がかかると思っていたこの尾根も、いよいよ最終ステージを迎える。

道は山頂を巻いてしまいそうなので、右の大岩に乗るように稜線に上がると、そこが水雲山だ。

懐かしの祠とご対面。(トップの写真)
おや、ご神体がビニールでくるまれているよ、どうしたの? 

Img_2653s
ピークの岩に立てば北側が切れ落ち、本社ヶ丸との間を分かつ深い谷。うめつくすは圧倒的な緑のうねりだ。 しばし、見入ってしまう。  
西南方向にはおっとり御巣鷹山が、アンテナかんざし頭に載せて、わたしたちを待っていた。

さぁ、ここからは花の道。

Img_2686s

御巣鷹山の東北側に広がるブナの樹林に守られて、レンゲショウマ、レイジンソウ、ジャコウソウ、青い光のソバナ、気高きシュロソウ、・・・、今咲いている花たちに続くのは、まだ蕾のサラシナショウマやトリカブトたちだ。 北口登山道と合わせ樹林の花たちと共に歩く至福の数十分間、やがて眩しい陽ざしの草原に出る。

右には御巣鷹山。そこから延びてくるダイナミックな緑の撓みには、タムラソウの大きなボンボン、シシウドのレースの日傘、ハッと目立つオレンジ色はコウリンカやコオニユリだ、

Img_2708s

優しいピンクのチダケサシ、小鈴を輪に並べたハクサンシャジン、足元にはヤマハハコやキンミズヒキ、ウツボグサの青は目立つ。

トモエシオガマも咲き始めた。もう秋だわ~、さすがにギボウシは花からぷっくりした果実に代わり、クガイソウノ青い花穂も逞しき種の穂に成っていた。
メタカラコウやマルバダケブキは力強く夏の終わりを謳歌する♪

Img_2720s

四季楽園に向かう道すがら、アンテナ、反射板、建物などフェンスに囲まれた構築物がぐんと増えた。小屋を見下ろせる斜面に生えて、毎年いち早く花を咲かせるあのフジアザミもフェンスに囲われて、もう近づけないよ。

四季楽園はたいそうな賑わい。小屋の愛犬ピレネー・ジャック(11歳)をかまっている間に、大パーティが去ったので、静かなお昼どきを過ごすことが出来た。
さて下山路はどうしましょ、北口登山道の案は消滅したので、平凡に達磨石? そのとき 「ロープウエイにのってみたい」と誰かが言い出し、みなもその気になった。ということで久しぶりに府戸尾根を歩くことになった。

木無山もお花畑の草原だ。ロープに阻まれ中には入れないが、シモツケソウやコウリンカ、コオニユリなど咲き乱れているのが分かる。シシウドがピョンピョン頭を突き出しレースのパラソルを広げている。

Img_2751s_2

登山道沿いには、秋の美人花マツムシソウが空色の花咲かせ、わたしたちを喜ばせてくれた (^^)  オミナエシ や クサレダマなど 華やかな秋の花がステキな道だ。 

Img_2732s
草原から樹林になると、キツリフネ、そして再びレンゲショウマの登場、フシグロセンノウ、キノコたちも種種さまざま現れた。食べ頃の真っ赤なタマゴタケ、そして兄弟のような白いタマゴは? おそろしや、ドクツルタケという猛毒なやつだそうだ、1~2個食せば確実にあの世に行かせてくれるらしい。

Img_2777s_2

陽の当たる一角にクサボタン、送電塔台地は、ノカンゾウとコオニユリの華やかな舞台になっていた。タケニグサ、イタドリ、ワレモコウ、ヤマハッカ、フジバカマ。金の穂きらきらのススキは美しい・・、秋の花も、いいわぁ。

Img_2773

府戸尾根は、爽やかな、地面もフカフカな尾根道だけど、えぐれて歩きにくいところや、石ゴロゴロで気を遣うところもある、それにやっぱり長いのねぇ・・分かっていてもかったるく、最後の30分がずいぶん長く感じた。

カチカチ山ロープウエイに乗れば一気に河口湖畔に降りられる。
だめもとと富士急ハイウエイバスにTELしてみたら、なんと次の新宿行きバス4人分ゲット(キャンセルあったもよう)、ラッキーヤッタネ、ということで
観光モードでソフトクリ-ムなどなめながら、のんびり河口湖駅まで歩いた。

Img_2785
駅舎の向こうに 富士の山  河口湖駅

【コース】都留市→(\3590)北口登山口9:00-とりつき09:30-1320m10:30(15)-水雲山11:40(25)-三ッ峠山稜線12:50-四季楽園13:25(40)-送電塔 15:25(15)-(\400)ロープウエイ17:00-河口湖17:40
【地図】昭文社:富士山  2.5万地形図:河口湖東部

では また~  (^_^)/~   あしあと(山域別一覧)へ 

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山中湖巡る草原!

2008年8月19日 (火) 晴れ

とある夏の日 思い立ってこの草原を訪ねた。
だれもいない草原は 太陽の光に溢れていた。

きょうは、山に登るんじゃなく、目の前に延びている道をたどろうと思う

Img_2463s

真っ直ぐに伸びている道は、どこに繋がっているのだろう。

Img_2465s

ススキやイタドリが背丈より高いところもあり

こんなお花で縁取られていたりもする。

Img_2474s

青紫のクサハギは輝くようだ。
黄色のオオマツヨイグサが点々と、ピンクの花はハクサンフウロ。

ススキの穂は出たばかり、これから黄金の実が熟すのだろう。

Img_2464s_2

草原のあちこちに、ユウスゲの黄色い花。

Img_2556s 

盛りは過ぎて種の季節を迎えている。

Img_2558s

今は初秋の花が美しい 

Img_2520s_3

ハギ・キキョウ・ワレモコウ・オミナエシ・アキカラマツ・タケニグサ

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まだ夏だぜ!」 と、シシウドが大きなパラソルを広げている

 Img_2565s

夏の雲が大らかに湧き

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草原も大らかに腕を広げている。

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刻々と草原は景色を変えるだろう

ここには、また来てみようと思う

きょうの花たちは  高座山2008.08 写真館

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では また~  (^_^)/~ 

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鹿島槍そして五竜岳3

雨・風・雷・五竜越え 

スゴイ風の音に目が醒めた。外は真っ暗だけど、強風に負けないくらい雨もふっているらしい。 5時の出発予定を延ばし、天候の回復を待ったが止む気配はなく、多少、勢いの弱まったところで、表に出た。カメラはビニールで完全防水し、ザックに入れた。
だから 写真はあまりない。

2008年7月28日 (月) 雨

のっけから急な岩を登らねばならぬ。下るよりまだマシと思いながらの岩越えだ。
いやなのは、さっきから 雷が鳴り出したこと。

Img_2268s_2

ぴかっ! とくると、声に出して  「1.2.3.・・・」 
音がなるまでの 秒数をカウントしてみる。  
10秒以上だと 遠い気がする。 5秒くらいだと 近いのか?
待避の目安って どのくらいなのだろう。

5秒 4秒 6秒 と 立て続けに鳴ったときは さすがに身近に感じたのて
待避の体勢をとった。 2秒後の雷鳴はすぐ傍に落ちた気がする。

風がますます強くなっている。背中のザックカバーがぱたぱた鳴っている。
縛ってくれば良かったと後悔。でもしかたない。

Img_2266s  口の沢ノコル、道標が立つ。
お天気が良ければのんびり休憩できそうな撓みだが、風の通り道でもある。立ち止まることすらできない。
じき風の来ない岩陰に回り込めたので、やっと休憩にできた。

そんなとき、きのう小屋で顔見知りになった人たちが追いついてきた
「お先に~、唐松山荘で会いましょう」と先を行く
これはラッキー、あとにつこうと思ったが、引き離されてしまった。。
風が強いせいか気温自体が低いのか ガタガタ震えが止まらない。こんな経験初めてだ、カッパの下はフリースなのに・・・
 

Img_2275s_2 あいかわらずゴツゴツした岩が続く。
おそらく深い谷が口を開け、
異形の岩が聳えているんだろう
霧でなにもわからないのは、幸なのかも?

とはいえ、前方が見えにくいのは不安だ、道を拾うというより、岩につけられたマーキングを追っていく感じ。

やがて、大きな岩の基部に着いた(おそらくG5)
踏み跡を辿り、この岩の向こう側に出てしまえば、また強風にさらされるのだろうと、ゆっくり休むことにした。霧は濃いが、雨はほとんど気にならなくなった。

Img_2272s_2

こんな雨降りの中、
ほとんどの花が閉じたままなのに、チシマギキョウだけは 凛とした姿をくずさない。

そして あちこちで鮮やかな青色の花を咲かせ、わたしを力づけてくれたのだ。

・・

五竜山荘の方から来た登山者曰く 「この先に 10本梯子があるよ」 梯子が10本なんてホント? おおげさなのじゃない?

いつのまにか、雷は止んだようだ (^o^) それだけでも事態が好転したようで、嬉しい、


Img_2274s
霧に巻かれ風に吹かれ、ときおり雨にも悩まされるきょうの稜線、

もくもくと歩きながら、さっき追いぬいていった人たちも、すれちがった人たちも、今まさにこの時間、稜線のどこかで、わたしと同じように歩いているのだろうな。

  

やがて現れたる10本ハシゴ、おおげさじゃなく、ほんとだ。10本ほどのハシゴが連続して現れる、ちょっとうんざりする。
ウルップソウの群生地の傍らを通りすぎる。花はもう終わっていたけれど、晴れていたら丹念に観察し、咲き残りを見つけていただろう

やがて大きなガレ場のドームの登りになった。
ちょうど降りてきた人が、「 山頂はすぐですよ、」 と教えてくれる。
ガレ場には黄色いスミレがたくさん咲いていたが、眺めている余裕などなかったのが。心残りだ。」

P7280164s そうしてあっけなく道標の前に出る。
「五竜岳」の文字がない、なんとまあ
奥ゆかしい山なのだろう。

三角点はちょっと北にずれていたような地図のうろ覚えがあったので 「どうせなら、三角点を見てこよう」 と横の道に入ったら、一瞬だけ薄れた霧。現れたピーク。

「あらっ、まだ奧に高い所があるようだ」Img_2287s_2
「もしや、ピークはあっちなのでは?」 と気づいた。 5分ほどで無事三角点、& 山名表示に到達。

ふー、うっかり山頂を逃すところであった。
右は「五竜岳」に立った証拠写真→



ランチは五竜でとの計画は当然お流れ、五竜山荘まで おあずけだ。

五竜岳を越えると、クサリ場は若干あるものの、どうということもなく降りることが出来る。足がもう少し長ければなぁ、という大きな段差の岩場では お尻ズリズリで降りてしまいカッパに穴を空けてしまった。

とにかく風が強い。うかうかしていると吹き飛ばされるかも知れない。

そんな風と 濃い霧の中を歩いていたので、五竜山荘が建っているのに、気づいたのは、ほんの
間近になってからだ。  下の写真に山小屋が写っていますが、分かるでしょうか?

Img_2290s 小屋に入ったのは12時。
 
「唐松山荘までどのくらいかかりますか?」「4時間くらいですねぇ」「う~~、じゃ、もう無理」「きょうは、ここまで、としよう」

 山荘では 稜線で追い抜かれ、唐松山荘での再会を期した人が、にこにこ待っていた (^o^)v 「わ~、あなたも? みな、おんなじ考えだね」
とはいえ、この悪天候をついて唐松山荘に向かっていった人もいるし、このまま、下山した人もいる。 まだ大勢の人が、この小屋に向かって歩いている。

Img_2293s

五竜泊まりになったので、今回の縦走はここまでになった。八方尾根のお花たちには会えなくなったけれど、自覚している以上に疲れていたと思う。
(下山しても数日は 左腕が痺れるような感じ、足でなく腕の筋肉痛になった。)

朝食 ご飯、お茶漬け(ポットに湯を入れてきた、お茶漬けの素) みそ汁  ワカサギの甘煮 クルミとコウナゴ アサリの佃煮

昼食 ラーメン 玉子が割れてしまった

夕食 たらこスパゲティ アサリの佃煮をあえたら、意外や美味。  でも次回は ミートソースも持ってこようと思う

この小屋でもまた モンベルTシャツと2枚と靴下2足とバンダナ購入してしまう。
なんか荷物が増えました  (^^)ゞ 

遠見尾根で下山しま~す 

八方尾根は、またの機会になりました。 
残念なのは、最終日もまた雨で明け、雨が止んでも霧は晴れず
結局、五竜は姿を見せてくれなかったことでした。

2008年7月29日 (火) 雨、曇りのち晴れ

小屋の周りは 広いお花畑。きょうになって気がついた。
遠見尾根は 歩きやすく。晴れていればきっと展望のよさそうな尾根だ。

最終日のレポは花の写真を並べ、ファイナーレとします。
水も滴る美形ばかりですぞ (笑)

Ab
クルマユリ                   アズマギク

Eaa
ハクサンタイゲキ                 ハッポウワレモコウ

Gf
ショウジョウバカマ                 ツマトリソウ

Cbb
ベニバナイチコ                  アオノツガザクラ

Hi
ミヤマホツツジ                 オオコメツツジ

Img_2326s

西遠見を過ぎたあたり。
ガスがあがり始め、谷あいに陽が射しこんだ。 でも 一瞬のできごとで
すぐさま あたりは白い霧に包まれてしまう。(下山路の遠見尾根にて)


【コース】29日 キレット小屋05:50-口ノ沢のコル07:00(20)-北尾根の頭07:15(15)-G5-五竜岳△10:55(20)-五竜山荘12:00(泊)

30日 五竜山荘06:15-白岳06:25-西遠見07:50-大遠見山08:20-中遠見09:35-小遠見09:55-散策路10:50-アルプス平駅11:35→(ゴンドラ)とうみ駅11:45 

【地図】昭文社:鹿島槍・五竜

ながながと おつきあいくださいまして ありがとうございました 
では また (^^)/~~~

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鹿島槍そして五竜岳2

優雅なる山~鹿島槍 

爺ヶ岳~冷池乗越~布引山~Img_2012s
そして鹿島槍へと連なる尾根は、
ハイ松の緑に覆われ、ところどこ

ろにお花畑が広がっています。

花に囲まれ、遠くの山々を眺め歩く
これぞ「稜線漫歩~♪」 の醍醐味

        朝のガスがあがってゆく 
        爺ヶ岳あたり →
 

 

2008年7月27日 (日) 晴のち雨

早朝、小屋の周りは濃いガスに覆われていた。 目の前の高みを登って行くにつれ、ガスが上がり山々に日が射す幻想的な景色が浮かび上がる(トップの写真)。

ハイ松に混じってシャクナゲも多く、うすピンクの花を咲かせている。ふっと松の香りが強い場所を過ぎる。シラビソと思っているけど、実際はどうなんだろう。雪渓が消えたばかりの茶色の湿地にはチングルマやイワカガミが華やかだ。

ハクサンシャクナゲ                Img_1997s爺ヶ岳に繋がるハイマツの道 Img_1989s

・・

爺ヶ岳は南峰、中央峰、北峰があり、どの山頂も岩だらけ。
三角点の中央峰から北峰を歩くころは、すっかり晴れ上がり 青空と緑の稜線のスカイラインが天空に延び、高山の空気を満喫できる。

「わ~~~~お」 P7270082s

中央峰から北峰への 
砂礫地にはコマクサも咲いていた。

ロープが張ってあるし、どうせ下山の八方尾根にはたくさん咲いてるんだろうと、あまり熱心には撮らなかったのだ 

Img_2016s

コマクサは薄い緑の塊に、小さなピンクの花を点々と載せている、他の花と混生していないので、なんとなく孤高な雰囲気。 
まるで、高嶺の「王女様」や~~。

お花の数も種類も増えてきた。
ミヤマクワガタ、ミヤマコゴメグサ、チシマギキョウ、木陰にはエゾシオガマ

Img_2067s

満開にであえたタカネバラ。 華麗な濃いピンクが咲く道は、ただただ豪華、過ぎてしまうのが惜しい。

そんな尾根の鞍部が冷乗越。
少し行った所に 冷池山荘があった、
ここで朝ご飯とし、水も購入した (1000cc 150円) 


「荷物、お願いします」と荷物を小屋に預け、ナップザック姿で出かける人が多い。
というか、ほとんどの人が軽装なのだ。

A
ミヤマキンバイ               いちやくそう(もっちりしてる)

すれ違う人たちが、大仰なわたしの背中を見て 「縦走ですか?」 そして 「大変だねぇ」 「ガンバッテください」 とか声をかけてゆくのだ、どうしてみなそんなことを言うんだろう?

B_2 
キヌガサソウ                  コレは?

尾根の右(東)側は 荒々しく切れ落ち、赤い地肌が見えていたりするが
左(西)側は下の写真のような 優しい斜面だ。 

Img_2160s イワオウギが咲きそろったお花畑は、見応え充分

イワオウギの間に間に、ミヤマダイコンソウ、ミヤマコウリゾナ、ヨツバシオガマ、まだ小さな蕾 (^^)のトリカブト、

イタドリの類、シシウドの類、ひと株だけ咲いてたタテヤマリンドウ (*^_^*) イブキジャコウソウ、イワベンケイ、ハクサンフウロ、
ハクサンチドリは大きな花穂を堂々と立て(左)、ウサギ菊はニコニコ顔をこちらに向けていた。

C

静かな布引山に到着するころは霧が湧き、次の鹿島槍までの道は、すでに片側が霧で埋まっている

Img_2167s

チシマギキョウ と  ホソバツメクサ?の ほっこりした塊  (^o^)  

D

そうして
鹿島槍に着いたときは、四方は霧に包まれていた。
「ま、いいじゃない。」 と、のんびりランチをいただいていたら、なんだか山頂が騒々しい
。 みれば霧がうすらいで、あれやこれやと、山の姿。

「おっ、五竜が見えたぞ!」の声に振り向けば、北隣りに現れたる山の すごくかっこいいこと!!

Img_2192s_2 「なるほど、岩がゴツゴツ連なっているようすは、まさに竜の背中だ」
「すごいねぇ、それで竜と名付けたのかな」

まさか自分が、あのゴツゴツを歩くことになるとは思ってなかったから、のんきに感心ばかり。

その竜も、一瞬ののち、雲にかき消えてしまった。

三角点の鹿島槍南峰の右に北峰が見える。こんな山、登れるの?と 思えるような ”にゅうう”とした形だ。
Img_2191s_2

すっかり 霧に覆われてしまった。鹿島槍南峰から北峰への道は、今までとは対照的な、岩岩な下りだ。

そこでは今まで、あまり見えなかった花たちが、わんさか出迎えてくれている。岩を一段下りるごとに、写真撮影に夢中になってしまう。
なかでも深い青のチシマギキョウは、とぎれることなく、咲き続けていた。
あちこちの岩陰にシコタンソウ(左)、可愛らしい模様の花を咲かせている。
タカネシオガマは、こんな岩場に多い花。シオガマ系の中で一番華やかだね

E

だけどね、鹿島槍の北側にこんな岩場が現れるとはね。まったく驚いたんだよ。
分岐に荷を置きひとっ走り 鹿島槍の北峰まで行ってみた。エアリアの解説書には「南峰と同じく展望がよい」と書かれていたが、白い霧以外、なにも見えなかった。

竜の背中を・・

この頃から雨が降り出す。早めの雨具着用は鉄則と、さっさと雨具を着る
え、!? もしや雷の音? 最初はヘリと思っていたが、紛れもない雷だ!
ピカッとするに及び、このまま歩いていてよかろういはずはないと 思いながらも、
いつ待避すればよいか見極めがつけられず、歩をすすめていく。すると…、Img_2219s

斜面にへばりつくように10人ほどのパーティが身をすくめていた。雷からの避難だ・・
遅まきながら「いまがそういう雷なのか」と気付き、真似をして身をかがめた。

15分くらいたったころ、パーティのうち大荷物の大男&年配のリーダー?が「遠のきましたね」といって、全員に号令、粛々と出発(鹿島槍方向)する。こちらも真似をして腰を上げた。

ゴロゴロはまだ聞こえている。「雷は危険、待避すべし」とは 知識ではしっていても いざ実際となると、始めるときと終わるときのタイミングって分からない。だから素人は困ると言われるのだろう。 待避の体勢はよく分かった、良い勉強になった。

Img_2222s この先、雨は収まったが、風はますます強くなってきた。濃い霧で周りは見えないが、
ただひたすら 岩を越え、鎖や梯子を越えて歩く。

でも、一瞬、霧が退くことがある。
覆い被さるような岩が、突然ニュッと空に突き上げていたり、足の下が断崖絶壁だったり。(こんな景色撮りたかったよ) 

だから岩をへずる時も、決してロープを離さぬように心懸けながら、進んでいった。
岩が風の障壁となる場所で、ようよう息をつけるのだ。
ふぅ~~ 

 あとで思えば、↑深い谷  Img_2228s
 このあたりが、八峰キレット?
 そんな場所に棲んでいる 
 ミヤマオダマキの
 色、姿が  印象的  
 でも せっかく 会えたのに
 通り過ぎるだけ。

ひとつ大岩を乗り越えると、前方の大岩との間に、赤や黄色の物体がかいま見える。
「なに 水のタンク?」 そうか、
あそこがキレット小屋だ。
まぁ、良くぞ建てたと思うような、嶮しい谷あいに立つ小屋である。

でも まだ終わりじゃない。最後の岩岩も 気を抜けないキビシさ、どうやって降りるのか?と思うような崖を、一歩一歩(補助ある)ていねいに降りていった。

キレット小屋に入り、ずぶぬれのカッパを乾燥室に掛け、部屋に収まると、今までに増して強烈な雨と風が襲ってきた。小屋の人が 窓の施錠を一つ一つ確認している。
外は真っ白でなにも見えない。まだ3時半というのに、部屋の中はうす暗い。

ところが6時近くになったころ 「能登半島が見えるぞ~」 という声に外に出てみると

P7270163s

晴れている。
劔も全容をクッキリ現している、空一面に 綺麗な絹雲が出ている。
劔の上に虹のような光が見えるでしょ? 太陽の反対側にも同じような虹?があった。
太陽の暈が光っている感じ、 彩雲とも違うようだ。
ハテサテ コレは瑞兆か?

Img_2264a

ともかくも こんなクリアな夕焼けの記憶を胸に、眠りにつくことができた。

朝飯  フランスパンに生ハムソーセージレタスのサンドイッチ

昼飯 ラーメン魚肉ソーセージ

夕飯 ご飯みそ汁種々のおかず

小屋でモンベルTシャツを2枚も買ってしまう

【コース】種池小屋05:20-爺ヶ岳△中峰06:50(15)-北峰-冷池乗越07:20-冷池小屋08:15/08:50-布引山10:20(10)-鹿島槍△南峰11:35(30)-北峰13:15-分岐13:20-雷(15)-キレット小屋15:40(泊)

【地図】昭文社:鹿島槍・五竜岳

鹿島槍そして五竜岳3に続きます

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鹿島槍 そして五竜岳1

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夏のお泊まり山行は、わたしにとっては
スペシャル企画

いつもは低山里山を歩いてます (^^)・・、
でも、きょうこそ森林限界を超え、
でっかいお山の上に立つぞ、

ヤッホー☆            
                             
爺ヶ岳(種池山荘から)     

2008年7月26日 (土) 晴れ

急な計画変更にめげず、とりあえずは信濃大町からバスに揺られて扇沢までやって来た。 扇沢はなんとも大きな駐車場を持っている、こんな辺鄙なところに なんでだろう?
えっ、黒部ダム行きのトロリーバスが出ているって? 

あわてて地図を見たら 「な~るほど!」 立山に行くのにこの手があったか、どうりでバスが観光客でいっぱいなわけだ。。 立山には、富山から登山バスで行くしかないと、思いこんでたのはわたしだけだった  (^^)ゞ、 
こいつは貴重な情報であるぞと、メモメモメモ … 

お天気は上々…してやったり、バス道を10分ほど戻った柏原新道の登山口が、きょうの山行きの始まりだ。

P7260003s_4
 下山のひとたちが続々降りてくる。
 「いやぁ、きのうは雷がひどくてねぇ、
 鹿島槍まで行けなかったの、
 不完全燃焼だなぁ」と くちぐちに。

          登山計画書投入 →

ジクザクな坂道は、それほどでもなく 快調に高度を上げて行ける。
木の間越しに雪渓を抱いたおっきな山が並ん見える。
「ケルン」を過ぎると 左側がひらけ気分も爽快、足どりはますます快調!

「有名な扇沢の雪渓って、どれだろう? 」 

Img_1872s

シラビソの太い幹が次々に現れる。 大きく湾曲しているのは雪のせい?
 スペシャル感がわいてくる。

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樹の下には ふだんはお目にかかれないお花が咲いていた。

ミヤマシロニガナ                     ゴゼンタチバナImg_1875s_2 Img_1879s_2 マシロニガナ              ゴゼンタチバナ               

高山ではありふれたお花だけど、わたしには「来たんだなぁ」と思えるときだ。

Img_1884s_2

 ← やがて こんな石が積み重なった道になった。 ヒョイヒョイ歩きやすいな、と思ったら、『石畳』のプレートが。うまく名付けたものよ。

Img_1932s_2

ガレだすと 沢が現れる。
沢といってもまだ雪が残っている。
今回初めての 雪渓越えだ。
道はチャンと付いているので
全然危なくありません。

      ダケカンバが青空に →

Img_1899s_2

あかもの

ミヤマキスミレ             キバナノコマノツメImg_1909s_5 Img_1936s_2

どんどん高山らしいお花が現れてきた。
名前を呼びながら、シャッターを切ってゆく。
登り坂も気にならず、せっせと登り詰めている、しあわせな時間だ。

前方の緑の丘に遠く、赤い三角屋根が見えている、
きょうのお宿の 『種池山荘』、なんと気持ちよさそうな おうちだろう (^^)

Img_1905s_3 ミヤマカラマツ

三角屋根がだんだん近づいてきた。
ダケカンバの大きな枝が 青空に誇らしげに広がっている。
繊細なめだたない花も いとおしい。

Img_1926s_2  タケシマラン

やがて、草原に飛び出した。 ピンクのイワカガミや シモツケ、チングルマも咲いている。 そんな 色とりどりのお花たちに励まされながら 山小屋に到着した。

Img_1940s 種池山荘は 思ったより大きな小屋、
かわいいお姉さんたちが 溌剌と働いていて、とてもいい感じだ。

 ↓ 小屋の内部
 こんな小部屋がいくつも並んでいる。 
 土曜なのに、わりと空いていた。

Img_1941s

 外に出るとガスが湧き、あたりは真っ白な世界になっていた。
な~んだと ガッカリしたけれど、夕方が近づくと 徐々に霧が晴れてきた。

あす訪ねる爺ヶ岳(トップの写真)は、とてもスッキリした三角形だ。

そして西の空には ロマンチックな夕焼けが 広がりはじめた

Img_1967s 明日の晴れ願って

夕食は自炊

アルファ米の赤飯&五目 みそ汁  Img_1962s
今回は ハムやソーセージをたくさん持って
きたので、おかずには事欠かない。 
松本駅で買った 助六寿司も OK

そして何より 雪渓から掘りだした雪で
オンザロック 美味でござんした   (^^)v

小屋の近くの雪渓のあたりでは ライチョウの親子が ハイ松をついばんでいた

「くぅ、くぅ、くぅ」
母鳥の優しい声はあたりの空気を 柔らかくする。
鳥たちのようすって、、、ずっと見ていても ぜんぜん飽きない。

Img_1948s

Img_1982s_2 

【コース】信濃大町10:35→バス(\1300)扇沢11:13/11:35-登山口11:45-ランチ-ケルン13:15-(雪渓)15:30-種池小屋16:25(泊)

鹿島槍 そして五竜岳2 に 続きます

ではまた (^^)/~~~

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あなたならどうする?

2008年7月25日 (金)

関東地方は梅雨もあけ 連日猛暑が続いてる。 
暑いけれどわたしには、ウキウキするよな楽しみがある。
あしたから 飯豊に行くのです。

もともとは、2週間前に行く予定だった、でも東北地方の梅雨は明けそうもなく、
確実に晴れるだろうと、この週に変更したのです。

だって 前回の飯豊では、雨風にたたられてさんざんだった、
そりゃ雨ならではの楽しい思い出もあったけれど、 
こんど行くときは、周りの山々を眺めながら歩きたいじゃない?
お花畑でのんびりしたいじゃない?

食料計画、服装計画、準備万端整えた。貯金も下ろし、
行きも帰りもいろんな場面を想定し、ばっちり時刻表調べてあります。
あすのタクシーも頼んであるし、
もちろん仕事の休暇を確保、ワンワンホテルも予約した。

お天気予報はといえば 初日(あす)以外はおおむね晴れそ♪
どうせ あしたは車道歩きだけだもの。降ったっていいんだよ

☆☆☆
ところが夕方のTVの天気予報ときたら・・・、  ウソでしょう!? 
あわてて夕刊を広げると 目が点に!

梅雨前線が活発になって ど~んと居座っているじゃありませんか!

アア、どうしよう、どうしよう、     こんなとき
あなたなら どうします?

☆☆☆
そりゃ 町とお山じゃ天気は違う。 でも前線が居るのでしょう?
ちょっとズレれば  陽が射すかも知れないけれど、動かなければ連日雨。

優柔不断 頭グルグル アア どうしよう?
時間がどんどん過ぎて行くよ。
来週に延ばそうにも、ワンワンホテルが来週は満室なのでダメ、 
じゃ、東北地方の前線から 少しは遠そうな、別の山にするとか?
(今までの予報があまりにも良かったので、今回は別案を考えていなかった)

急に変えた計画って思慮がたりなく、いいことない(ジンクス)
かといって 飯豊を決行する踏ん切りもつかぬ。

外はどんどん暮れて行く。時間がたりない アア どうしましょう?

☆☆☆
長野(松本)の予報をみれば あさってから天気回復 晴マークもあります
となると北アルプスか? それなら一昨年の白馬か去年の雲ノ平の近辺か、
地図など資料も、そこのならあるし、アクセスもなんとなく分かる。

夕ご飯をいただきながら 地図を見る。そして考える。
3日間泊まって行けるコース、そして 明日の夕方にはたどり着ける小屋がある
そんな登り口はどこどこどこ?

☆☆☆
北アだとて予報は予報。 お天気は分かるものか!
状況は飯豊と同じこと!

アア、まだ迷ってる。
「今年こそ飯豊」の思い入れ、強いもの。 飯豊に行けないと思うと悲しくもなる

ああ、優柔不断なわたしであることよ  

☆☆☆
思いあまって、 御西小屋(飯豊の避難小屋)に電話した、
電話の先は小屋でなく、役場の宿直室。
山好きの飯豊好きの話し好きの職員さんが、いろいろとお話、つまりは
「こういう天気の時は、山ではよ、 カッパさ着て、白い霧さ見て歩くだけだべ。 
雨にもふられてよぅ、 面白くないべさ?」

☆☆☆
決まった!
ザックから シュラフを出して  銀マットを出して  地図を入れ替え 
タクシーをキャンセル

でもでも 後ろ髪引かれちゃうよ。 北アに乗り換えたからって・・・ 
飯豊を裏切ったわけじゃない・・・ めめしいな

☆☆☆
こんないきさつで 北アルプスに出かけました。
お花を見たいので まずは八方尾根を下山路とし、登りはアクセスの良い扇沢。

二日目の以降のことは、電車の中で地図など見ることにしよう・・・・
それでも寝たのは夜中の2時すぎ、でも眠れなかったな。

☆☆☆

山の旅レポ  鹿島槍そして五竜岳1 ~ 3 もよろしく。

ではまた (^^)/~~~ 

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