狩倉山(山ノ神尾根)
2008年4月23日 (水) 晴れ
3年前にも登った狩倉山を再訪です。小さな葉っぱばかりだったカタクリがどのくらい花を付けているか楽しみでしたが、結果は「チラホラ」。
カタクリが大人になるには、ほんとうに時間がかかるものだとよおく分かりました。
逢えて♪♪カタクリの花
日原街道の大沢ます釣場(平石橋)の駐車場に車をとめました。ふだん閑散としている駐車場が きょうは工事車で満杯です、日原街道の擁壁工事をしているようでした。
とりつきは小管の奥の伽藍神社。ここに来るまでも急な車道歩きで、すでにハァハァしています。80段の石段を登り伽藍神社にお詣りし、山に入ります。
じき広場がありお堂が建っていました、荒れていますが立派なお堂です。
お堂と大イチョウ
杉の美林の急斜面を、エイエイエイと登ります。作業道は尾根を巻いていきそうなので、尾根上のわずかな踏み跡を拾って、ひたすら歩きます。
光さし込む杉林の中
標高が上がるにつれ、間伐された杉材が足元に煩わしくなり、跨いでゆくのが一苦労。
体力消耗です。 思ったより時間がかかっていました。
大汗をかいてようやく小管山(989m)に到着です。
「最大の登りは終わったわ」とひと安心。麓では芽吹きから新緑になろうという季節なのに、ここの芽吹きはこれからです。
小管山からは緩やかな勾配の、楽しい道になります。
あまりある陽ざしをあびた雑木林の、裸木のなかのミツバツツジのピンクの塊が目を惹きます。
1050m圏の岩をこえた所
あちこちに咲いているハシリドコロの花はかわいらしい。毒があるっていうけれど、可愛らしいものは可愛らしい。小さな濃桃色のスミレも点々と咲いています。
なんともなごみの縦走路です。
1250mあたりのイワイワがちょっぴり、スパイス。かな?
そうしてお目当ての場所に着きました。1330mあたりの撓みです。
バイケイソウ、ハシリドコロ、
いつの日か、ここがカタクリの群生地になればいいなぁ・・・・・
お時間もよろしいので。ランチ&お昼寝タイムにしましょ。ヤッホー!
もっとゆっくりしたいところですが先も長いのでと、ショート・バージョン。
う~~ん心残り。
ダケカンバの幹の光る尾根をひと登りすれば狩倉山です。北斜面にはカタクリの葉をいっぱい見たような記憶があるのですが・・・、そういうものはほとんどなかった???
思い違いなのかなぁ・・・どこか別の場所だったのかなぁ・・・
狩倉山(1452m)から石尾根縦走路を三ノ木戸(さぬきど)山に向かいます。
わ~い 防火帯だぁ、
三ノ木戸山は巻いてしまおうと、分岐を左(縦走路)にとったけれど、所詮「巻けない」性分なのでしょう。右に高なってゆく尾根を見ているといたたまれなくなり、結局尾根に戻り1177mピークを踏みました。
三ノ木戸山をあとにし、尾根道と縦走路の合流するところにはテープに「十二天山」の表示がありました。
この北東尾根(十二天尾根、見通尾根)を一気に下ります。下るほどに芽吹きが進む雑木林、 「キレイ(^-^) キレイネ(^-^)」と歓声をあげながら下りて行きます。
めぶきの尾根道♪
東京農大の演習林ということでネットやアミやらが仕掛けてあります。
とつぜん尾根がぶった切られていました。不老林道に到着です。
林道からさらに日野明神社(駐車場の横)までの下りに入ります。
杉林の露岩混じりの急斜面を降りるのですが、散乱した間伐材を避けながらなので方向がずれてしまいがち。尾根も顕著でないので気づきにくい。
岩に芸術?
少しはずしただけなのに大岩が切れ落ち、立ち往生! なんてこともあり、2度ほど修正(トラバース)しながらの下降は、大いに緊張しました。
トラバースしながらも 「ひょ~、ヒトリシズカがいっぱいいるよ」 な~んてね♪
終盤の530mあたりで道らしきものが現れ、やっと安心して下ることができました。
【コース】大沢ます釣り場P 08:40-伽藍神社09:15-小管山10:40(25) 1330m鞍部12::25/13:05-狩倉山13:30-三ノ木戸山14:10-十二天山14:25(15)-不老林道15:15(10)-P16:40 【地図】 昭文社:奥多摩 2.5万:奥多摩湖
ランチをいただいた狩倉山北の1330mの撓みは居心地良きところ、
ぜひまた 訪ねてみたいと思っています。
できたら、もっと楽に行きたいんだけどナァ (^^;)
ではまた (^^)/~~~ あしあと(山域別一覧)へ
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