早春の鐘ヶ嶽~唐沢峠
2008年4月12日 (土) くもり
早春の丹沢にゆきました。
谷太郎林道終点に車をとめ、鳥屋待沢出合から北尾根を辿り鐘ヶ嶽へ、
そこから山ノ神に下り、大山東尾根のひとつ(大沢分岐経由)に入ります。
893m点(明星ヶ嶽)で大山~三峰の吊り尾根に合流右折、唐沢峠から不動尻に下山し、谷太郎川沿い遊歩道を通って林道終点に戻りました。
鐘ヶ嶽~明星ヶ嶽の一帯は八菅修験の行者道でもあったとか。
いにしえの道を辿る山旅はなかなか面白いものでした。
2.5万地形図の破線路をと、鳥屋待沢出合で谷太郎川の右岸から延びる峠道に入ります。川を渡ったところに石祠(↓左)があり安全登山のお願いを。
地形図の四つ辻のあたりにも石祠(↑右)。といっても実際はこのあたり鹿柵ヤブ岩など道はあやふや。 鐘ヶ嶽の北尾根に入ると、なだらかな尾根道が続くようになり、杉ヒノキの植林と雑木林が交互に現れます。
コブシ シキミ
途中の420m峰には『福神山』の板がかかっていました。縁起の良い名前ですね(^^) その先の地形図破線路とのJCにも祠があり、な~んか昔の往来に思いを馳せてしまいます。
鐘ヶ嶽山頂の等身大の石仏↓ 、後ろ姿が 妙に迫力ありますね。
山頂下には立派な浅間神社があります。 ”廃仏毀釈の歴史あり”ということですが、略します (^_^;)
八菅修験の行者道を下ります。桜の花(マメ桜??)がよくさいて、楽しい道です♪
お散歩風の地元の方お二人とすれ違いました。
山ノ神から直進します。険しい場所もあり気を遣わねばばりません。さすが行者道。
マメ桜はあいかわらず多く、つのはしばみ、アカシデ、犬シデ、キブシの花、ところどころにミツバツツジが目立ちます。
やがて弁天の森からの道と合わせます、展望台Bと展望台A(677m)では名標板が壊れ、地面に落ちていました。(10年くらい前には、しっかり立っていたのですが。)
左は伐採地になり、鹿柵沿いになだらかな和やかな道になります。
満開のマメ桜 立派な赤松群
すりばち広場はドロの水たまりの窪地で 行者の宿でもあったそうです。
このような かちっとした道標や東屋があったのには ビックリしました。
といっても大山方向は ガレガレな、いかにも修験の道らしい所があり ハイキング道とはいえないような気がするのですが・・・
大沢分岐↑(日向薬師からの道と合わす) 778m標高点には↑
それにしても 芽吹きの谷はなんとも綺麗です。
雲が重くガスに包まれてしまい ちょっと寒い春の景色ではありますが・・
ようやく 三峰~大山の稜線にでました(893m地点)。
このあたりは、かつて明星ヶ嶽・第28行所があったところだそうです(城川隆生著:『丹沢の行者道を歩く』による)
今回は大山には行かず、唐沢峠から不動尻に下りました。
不動尻のミツマタ、最後の華やぎ
不動尻からは 谷太郎川左岸沿いの遊歩道をPまで、
いつ歩いてもいいところでござります
途中の河原で の~~んびり ティタイム。 (^-^)v
【コース】谷太郎林道終点P07:00-鳥屋待沢出合 07:15-鐘ヶ岳09:10(10)-山ノ神09:50-すりばち広場11:00-大沢分岐11:25-893m合流 12:00(10)-唐沢峠12:35-不動尻13:00-(25)-P14:30 【地図】昭文社:丹沢 2.5万:厚木、大山
ではまた (^^)/~~~
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