丹沢は雪深し(本間ノ頭)
2008年2月16日(土) 晴のち曇?
今年の丹沢は雪が多い、そこで県道70号の塩水橋から本間ノ頭、できたら丹沢山までゆき富士山を眺めようと出かけました。
(本間ノ頭~円山木ノ頭 蛭ヶ岳の左に鬼が岩の頭、中腹に白馬のカヤト)
ところが稜線の雪深さは想像以上、オマケに日が翳ってすごく寒い、ということで円山木ノ頭から♪♪下山♪♪ 結果的には良い判断だったと思います。
【コース】 塩水橋P 07:45-830m 09:35(10)-縦走路11:05-本間ノ頭11:20(10)-円山木ノ頭12:10/13:00-ワサビ沢出合14:05(10)-P15:15
【地図】 昭文社;丹沢 2.5万:大山
本間ノ頭西南尾根を1時間ほど登ると、大栂や大杉が大らかに枝を広げている。
どの木も個性豊かで、力強く生きざまを見せてくれる。
もう百年以上、生きてきた木もありそうだ
・
・そんな木を眺め 撫でさすり、
写真に収めながら
登って行くのだ。
木の名前を知りたいけれど、
なかなか覚えられない。
それでも、
その木の生い立ちを想像しながら
歩いてゆく。
やがて前方に雑木を載せた、雪たっぷりの台地が見えてきた。
めいっぱいの陽ざしに雪の白さ眩しく、雑木の梢が青空に広がっている
シンプルなサイレントな景色、ここには光や色や清々しい空気がたっぷりつまっていて、自分の震えるような感覚が嬉しくてならない
台地状のところで広尾根に合流する、以前なかった鹿柵が張られていた。
シンボルの大ブナは、きょうも元気にガツッと根を張り枝を広げていた。
尾根の片側は植林だが、大栂が点在、どっしりとした黒木の深みが丹沢に当たり前にあるなんて、こんなんこと今さらながら気が付くなんて、オドロキと気づいたヨロコビ?、つまりきょうは強く感じる日なのだろう。
やっと宮ヶ瀬からの縦走路に出た。雪はますます深くなり歩きづらくなる。
本間ノ頭に着くのに15分もかかってしまった。
本間ノ頭でいっぷくし、縦走路を西に向かう。 あまり歩かれていないらしく、雪深さは想像以上だ。雪を分けて行くのも、「この時期ならでは」と思えば楽しいけれど、やっぱり時間が掛かってしまう。汗もかいてしまいます。
ランチは円山木ノ頭にて。『ベンチがあったはず』というわたしの記憶は間違いだったらしく、探しても見つからない、しかたなし、雪の原にシートをひろげた
さっきからぶ厚い雲が中天を覆い太陽を遮ぎってしまっている。おかげで冷たい風が肌を刺す。 「これからどうしよう?」 「丹沢山は無理無理」 (そんなの最初から思ってた?) 「堂平のブナ林からおりようか?」 「でもさ、ここで、こんなに積もっているんだから、ブナ林のあの緩斜面、ラッセルは大変だよ。」「そうか、んじゃ、このピーク(円山木の頭)から降りちゃおう!」
ということで、ひゅーっ、ひゅーっ、、ひゅーっ、ひゅーっ、ひゅーっ、
わたしたちは風になって降りて行く
白いぶなの木、さようなら、
ひゅーっ、ひゅーっ、
大きな栂さん、また 来ます、それまでバイバイ
ひゅーっ、ひゅーっ、
鹿柵抜ければ、そこにもう雪はない、杉の植林トントン下り、あっという間にワサビ沢に出た。 最後に残った大仕事、それは 凍結した堂平林道歩き。
それでも塩水橋には3時過ぎに戻る
お名残惜しく、塩水川の河原でガス沸かし、お湯わり焼酎、雪見酒
ハイ、お代わりもういっぱい、(*^_^*)
なーんて、たゆたっているじゃ~ない。
わたしはあっついコーヒーがいいんだワン!!
塩水橋上流の河原
てな一日でした こんな山歩きも たまにはブラボー!!
ではまた (^^)/~~~
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コメント
こんばんわ。
円山木の頭と聞いて大変懐かしいでございますわね。
こんな雪の多い時に丹沢を目指すとは、さすがハードルの高いba_sobuさんですね。
実はその一日後になりますが、私は姫次に一人で登りましたが、八丁坂ノ頭付近からは60㌢を下る事はなく、我が家から見る丹沢の白さは、こんな厚い雪なのかと思いましたよ。
16日は昼過ぎに一時曇っていましたが、丹沢は雲だったんですね。
投稿: フクシア | 2008年2月21日 (木) 00時16分
フクシアさま こちらは雪の多さと寒さに 「がつがつ歩くだけが登山じゃない」と理屈付け 予定縮小で円山木降りた 「安近短やまのぼりたい」でございます
円山木の方はトレースなきふんわりつもった気持ちよい雪でした。テープが点々とついてましたよ、以前登ったとき、だしかテープ類なかったですよね。
青根~八丁坂~姫次の登山道 無雪期にはお散歩のようにして訪ねているところですが この季節は 恐ろしく雪深くいこと
経験しました。 道標が 下の杭の部分がほぼ埋まり、名標板しか顔を出していないのに ビックリしましたもの!! 良くお一人でラッセルなさいましたね。 フクシアさんなら できると分かっていても 驚くし感心しています。 この日、後ろについていたら楽できたろうな。もったいなかったなあ。
あそこの林道は、今どのくらい奥の方まで延びてるのかしらね?
投稿: ba_sobu | 2008年2月21日 (木) 08時40分