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百蔵・ひだまり・空澄みて

2008年2月13日(水) 快晴

あの山もこの山もなんだか雪が多そうなので駅から歩ける百蔵山にゆくことにした。  って…じつはね、百蔵の麓に聳える大洞岩にもいってみたかったのさ 

(Cimg0013h

【コース】 猿橋駅BS 08:18→(\180)大島BS 08:30-とりつき09:00(10)-大洞岩09:25(20)-林道(戻)10:00-830m 11:30(10)-百蔵山12:15/13:15-福泉寺BS 15:05 -猿橋駅16:00 【地図】 昭文社:高尾陣馬  2.5万:大月

寒いよ~ 北風冷たいぞ~、道路つるつるだぞ~などと前日から天気予報は脅かしてくる。 素直にビビッたわたしたちは大厚着の上、行き先をトーンダウン。よく知ってる百蔵山にした。 

Cimg0068 でもね、この際だから、いちど行ってみたかった大洞岩に寄ってみることにしたのだ。
komado氏のレポをみて大いにそそられた岩だ。レポのルートでは途中に岩が立ちはだかっている? もし凍りついていたら怖いので、チョー安全そうな東の尾根から入ることにした。なんてまぁ、慎重なわたしたち(笑)

← 福泉寺あたりからの大洞岩

猿橋駅でモタモタしていたらちょうどバスがきた。大島BSで降り北への細道に入る。
地元の方に大洞岩のことをお聞きしても「そんなの知らねえな」 

10分ほどゆくと大洞岩に繋がる尾根が現れた。さっそく入ろうとしたらオレンジの狩猟服のおじさんがやってきた。猟のお邪魔にはならないとのこと、「よかった、では行かせて頂きます」 するとおじさん、「大洞岩のこたァは知らねえけんど、ここからは行かれねえぞ、林道のいい道から行け、」 と ガンとして自分の説を曲げない。(大洞岩のこと知らないっていってるのにな) 論争しててもしょうがないので林道を回り込み、尾根の反対側からとりつく。 そちら側にいらしたオレンジおじさんは 大洞岩のことご存じのようだった。

「手間取っちゃったけど急ぐ旅でなし、地元のかたとの触れあいもまたよしだわ」と 多少藪がかった凸凹尾根を西に向かう。 木の間越しに富士山の白い姿が見え、ワクワク。 二つ目のピークに赤テープあり、やっぱ南西の尾根からが順なのか。

最後のコブが大洞岩だ。岩の上にオレンジの親分がいらした。 ニコニコしながら「おお!  美人ばっかり来たなぁ」 なんてお世辞を残して立ち去った。

岩に立てば、予想板以上の大展望に、ひゅーひゅーひゅー

(クリックすれば大きな画像Photo_2

富士山はもちろん 滝子山から雁ヶ腹摺山にかけてのラインが真っ白に輝いている。
岩殿山がツンと尖っているのもおもしろい。

ゆったり気分で暖かいお茶や最高にうんまいわらび餅をたいらげ、先ほどの林道に戻る。
いよいよ百蔵山に登るのだ。

車道を突っ切り、山道に入り地形図の破線の道を辿ろうとしたが途中でヤブ?アヤフヤになってしまい、家を過ぎたあたりの植林を登り始める。急登をグイグイ。やがて猿橋の駅から見えたこの尾根の、左植林、右雑木林の境を歩いていく。

Cimg0021

雑木林は照葉樹が多く、緑の葉は光を浴びてツヤツヤ輝き、新緑のころのようだ。
あまりに急登が続くので休むこともできずに、どんどん高度を上げてゆく。

赤松の立派な姿を見るようになると勾配も弛み台地状の830m地点に到着。
やっと雪の原にシートを広げての休憩が出来た。

Cimg0035

このときになって、ハイキング道と合流していたことに気づく。
この高度ではさすがに雪が残っているけれど、ザクザクでザラメのようだ。

907m大同山で西尾根と合流する。北側には権現山がごろんと寝そべり、かなたに飛龍山が見える。 尾根道は雪に覆われ眩しい白さに目を瞠る。

そうして百蔵山に到着。 山頂は東西に長い。
北側は真っ白い雪の原、その雪越しに眺めた富士山が下の写真↓

Cimg0046h

わたしたちは南側のぽかぽかなCimg0049
日だまりに腰を下ろしランチ。
目の前の九鬼山が立派だ。

道志や丹沢もよく見え、それがいつも見るのとは違う並びなのだ。
あれは蛭ヶ岳でしょ? ジャ、あれが檜ぼら、とすると大室山はあれ? 
などと地図と見比べ同定にいそしんだ。

Cimg0055_2

下山は一番人気の西尾根にした。
けっこう雪が残っており快調に下ってしまう。 800.1m△からの急降下も、雪道のおかげかあっという間だった。

Cimg0062 

麓もちかづいてくると、↑写真のような倒木が多くなる。 
麓の方の話では「虫にやられた」とのこと。

福泉寺BSでは バス到着まであと20分。待っても良いのだけど、駅まで歩くことにした。すると葛野川を渡る橋があったので、この機会だからと渡ってしまった。大きな工場の脇を歩きながら 「この道は失敗ダワ」 と後悔したが、じき畑や住宅地を抜ける小径に入ることができ、「やっぱりこっちで良かったワ」 と、昔ながらの家の造りやお庭を眺めながら、のんびり猿橋駅に向かうことができた。

葛野川越しに眺める百蔵山は堂々としている。夕陽を浴びてあったかそうだ。

Photo_2

ではまた (^^)/~~~

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コメント

こんばんは
ba-sobuさん

大洞岩、今年元旦に北側からおっかない思いをして
登りました。

komadoさんの「記録倉庫」を覗いて、引っ張られたんです。
あんまり素敵な展望に、元旦ではあるし、何もそんなに
歩かなくてもいいやってことになりましてね。
岩の上で焼酎と展望と両方によっぱらって。
この岩峰だけでおしまいにしたのです。
お正月の、のんきな山歩きともいえない一日でしたっけ。
あんまり早すぎたので、神田明神に御参りして帰ったんです。
なんだか随分前の様な。。。
時のたつのが早すぎます。

投稿: なるしま | 2008年2月22日 (金) 23時28分

なるしまさん
こちらにおいでいただき とても嬉しいです 

わたしもKomadoさんの記録を見てから あの付近を通るたびに見過ごせない岩になってしまいました。いつか!とおもっていたところ、BBSのなるしまさんのレポと写真が引き金になりました。ホントに素晴らしい展望で、あの標高とは思えませんね!!
お天気も良く風はうまい具合に遮られ、最高のひとときを過ごせました。

お酒をのんでお正月を祝う なんか~いいな。


投稿: ba_sobu | 2008年2月23日 (土) 09時14分

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