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坂脇峠~滑沢山~扇山

2007年11月14日(水) 快晴

水曜日の山登りの計画は当番制、今週の当番さんは、松浦氏のガイド本 『静かなる尾根歩き』 から 【滑沢山から扇山】を選んできました。
下りコースだけど、そう時間もかからなそうだし、滑沢山~坂脇峠は6月に歩いたばかりだし、大丈夫でしょう。

Cimg6243 最初のピーク1242m峰

坂脇峠は柳沢峠の西の鈴庫山から、西南に下る尾根の中ほど、林道鈴庫山線が南麓の平沢と北麓の滑沢を繋いでいます。
塩山から予約のタクシーで、とりつきの坂脇峠に向かいます。竹森を過ぎ玉宮を過ぎ、クネクネと細道に入り、平沢への道を分けたところで ゲート閉鎖。冬季閉鎖の期間はまだなのに・・・運転手さんは閉鎖のことは聞いていないとのこと。困った。

「林道を歩くと、かなり時間がかかりますよ」と運転手さん。わたしは「平沢から尾根伝いに上がってしまおう」と提案したけど、みなはイヤな風。 そのときタンクローリー来たる 「ゲートの鍵は持っているけんど、入れてはあげられないなぁ、9月の台風で道が壊れているんだ」とのこと。  「
尾根を回り込んで反対側から行てみましょう、料金はいいですから。」と運転さんがおっしゃるので、滑沢から入ってもらうことにしました

滑沢集落は、ほんとにほんとに山奥の集落。林道の巾は狭くガードレールもない、でもタクシーはどんどん奥に入ってゆきます。ポツンポツンと畑が現れ家もある、最奥の家は戸を立てたまま住んでいないようす。 林道の右側には美しい一枚岩の沢床の滑沢…ああ、もし時間があれば降りて見たかった。Cimg6213 しばらく走ると、ガーン!!
ロープで道が塞がれ、その先の道が完全に崩れてる。仕方ない、タクシーを降りました。上方の山腹にガードレールが延びているのが見え、運転手さんに 「坂脇峠はあの道をゆけばよい、あまり遠くないから」といわれました。もう9時半。 壊れた道→

Cimg6216 林道をしばらく行くとT字分岐。左折の方が新しく鈴庫山線と書いてあります。右か左か ああ、どっちなの?? 現在位置が分からない。この分岐は地図に出ていないのじゃ? (2.5万図には出ていたことにあとで気づく) 最初右に・・・ こんどは左の新しい左の道を探索。 右往左往しながらタクシーに連絡を取るけど電波が悪い・・・やっと通じて ここは右の古い道の方だと言われました。クネクネと…山襞を曲がっても曲がっても、坂脇峠は現れません。

まぁいいや、のっけから予定が狂ってしまったけど、いいお天気だし、周りの紅葉もいいもんね。 半分観光気分で、展望や紅葉を楽しみながら歩きます。 最悪のシナリオは 林道歩き&温泉ってことで… ひらきなおったのネ。 ハハハ…

Cimg6224

やがて立て札「滑沢本流治山工事」を見つけ、現在位置が判明しました、
「…まだけっこう先だわ
」 「あまり遠くないなァんて、ウソじゃん」

てくてくてくてく……  あ、あそこに 記憶の切通しが…Cimg6233
       これぞ坂脇峠なり→
坂脇峠から南西に分ける林道に入り、きょうの尾根のとりつきでまずは腹ごしらえ、
ふ~、やっとスタート地点に到着しました。このときすでに11時過ぎ
お疲れさま(笑)

駆け登るように急な勾配の頂にたちました。1242m峰。 
がっしりした栂の大木がお出迎え。南東からの尾根はヤブ深く? 最初のゲートで降りて尾根伝いで上がってきた方が良かったか? 今となってはどっちでもよいけどさ。
西へグイッと下り (トップの写真のカラマツとモミジの競演、色彩華やか) もっと急勾配をヒーヒーしながら登り、ようやく1290m峰に到着です(
今日の最高峰かも)

カラマツ林は倒木や枝で歩きづらく、6月の涼やかなイメージはどこどこどこ?
内心ガッカリしながら、急ぎ足で先へ……… 緩やかなコブコブこえてゆきます、ヒノキとカラマツ混合林から徐々に雑木林になってくると、足元が爽やかになり、ほっと一安心。よきピークで水飲み休憩しつつ、ふと見ると立木に「滑沢山」、落ち葉の中に三角点。いや早かった。順調にここまで来れたってことよ (^-^)v、

11 6月に上がった1260m峰

この先は紅葉黄葉の夢のようなハッピーな道のり。 6月に上がってきた1260m峰の先は、送電巡視路と思われる、ますますハッピーな道のりです。

Cimg6259

△岩を越えた次のコブ、ここがおそらく1250m峰、いいところネと、ランチタイム 
1250m峰だったら
南に折れなくてならないけれど、松の木が倒れ一見尾根があるとは思えません。でも回り込むと、岩っぽいしっかりした尾根が現れ、正しいことが確信できました。 立派な松の木が居並び今までとちょっと違った雰囲気です、前方に送電塔が見え、ますます確信(^-^)vCimg6288

道は、次のピークを巻くように尾根から右に離れるけれど、尾根どおしの送電塔台地に出てみました
。明るいトコロに惹かれる習性があるから (^-^)ね。 
このピークから、さっき分かれた道に戻るまでは、岩っぽく不明瞭、けれど自分を信じます。

次の送電塔までがチョコット岩越えの♪♪楽しい道。右に巻くだの 左だの いえ上を越えるのよ、だのとワイワイ言いながら降りて行きます。

Cimg6295 岩の向こうは絶壁、戻ろ。

いわいわが終わると、典型的な防火帯。ちょうどいい色づきの木々がほっこり出迎えてくれました。 わたしたちも 雰囲気に心を委ねて歩いてゆけるのです。

Cimg6299 防火帯

西がひらけ乾徳山のトンガリがずっとついてきます。
振り返ると黄金色の高なりに巨大送電塔が聳えています。なかなか壮観。

Cimg6318

二つの鞍部を過ぎて1002m峰にたちました。2時過ぎの太陽は、晩秋にしては明るく暖かく、敷き詰められた落ち葉もふんわか。「幸せ気分よ お昼寝したいナ~」とリクエスト。 いえ、いえ 扇山までは行っておかねば、、、ううむ。きょうは残念しかたない~


Cimg6325
後ろ髪引かれる1002m峰

左が伐採地となり、塩山方向を見晴らしながら歩きます。 富士山が、霞がかっているけれどレンズのような雲といっしょに見えました。このあたりに福生里(ふくおうり)に下る道が分かれていたかもしれないけれど、気づかないままヤブっぽい登りになり、出たピークに三角点。

扇山到着で~す」
ここの山頂の落ち葉の絨毯は最高級品
ねっころがるとフカフカで暖かくて吸いこまれてしまいそう。
ちょこっと幸せ気分をあじわいました  (^-^)

Photo

さぁて、あとは塩山ふれあいの森まで下るのみ!
南西に向かってGO! とおもったら、南西に尾根はなし。
コンパス確認、ちゃんと三角点まで戻って確認しなくては。 南西は? 
5万地図じゃなくて 2.5万の方をみましょう。 ありゃ 進路は西、西よ。 
西の尾根が南西に曲がってくのでした。 西に出てみればしっかり尾根があり、地図のとおりちゃんとカーブしてました。

やがてすっごい展望地が現れて、あまりお馴染みでない、でもこれから仲良くしたい素敵な山々が見えています。周りの尾根はみな黄金色、そして空は、青く高く雲ひとつない、あああ秋の空。
そうして再び雑木林に入ります。フカフカ落ち葉の絨毯が続いていきます。
小さなコブ三兄弟を越えてゆきます。

Cimg6354

赤松林になると急降下が始まります。道筋は不明瞭ですが、ほぼまっすぐに降りて行きます。まだか?まだか? もうそろそろ いいんじゃない? なんて思い始めると、ホラ、松林の終わる雰囲気じゃない? オオアタリ (^-^)

Cimg6360

幅広のアスファルトの道がやってきて、すごいでかい、基地のような施設に出ました。
塩山ふれあいの森総合公園」に無事着地したのでした。

【コース】 塩山→平沢奥ゲート→滑沢奥ゲート 9:30(10)-鈴庫山線分岐1015-坂脇峠 11:00(10)-1242m峰11:20-滑沢山1291.7m 11:55-1250m峰12:20/12:40-1002m峰14:00(10)-扇山941.9m  14:40(15)-塩山ふれあいの森総合公園16:10→塩山   【地図】 2.5万:柳沢峠、川浦、塩山  昭文社:大菩薩

ではでは (^^)/~~~ 

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コメント

こちらの方はなかなか行けないところだけど、この尾根はなかなかの雰囲気ですね。気持ちの高鳴りが文面からも伝わるし、へたりと落ち葉に座り込んだお姿がなんか象徴していますヨ(^^)。

お山の紅葉はそろそろ終盤ですけど、落ち葉の感触や裸木の風情、そして展望を楽しめるこれからが寒いけど低山のシーズンですね。直接的な素晴らしさと言うか感動には欠けることもあるかも知れないけど、こう・・・ジワジワっと良さが伝わってくる山行きってこれからの季節の事が多いような気がします。

投稿: komado | 2007年11月19日 (月) 19時15分

おはようございます。
モノトーンの世界に行ってきたばかりだったのでこちらにお邪魔したらほ~ あったか~(*^。^*)

お日様も紅葉・黄葉もありがたいものだと痛感します。
今回も迷ったのですが野辺山に行く用事は避けられないし

低山シーズン 今年はどちらを開拓しようか楽しみです。

投稿: カルディナ | 2007年11月21日 (水) 07時38分

Komadoさん
一気に冬に突入ですね 紅葉よ焦らないで散らないでっていいたいです。

>落ち葉の感触や裸木の風情、そして展望を楽しめるこれからが寒いけど低山のシーズンですね

落ち葉を踏む音聞きながら、木の肌や木の形を愛でながら、・・・ 冬には夏に気付かない発見がありますね。
空の色がいいのもこの季節。

ん~~ん でも もっちょっとだけ「 降ったばかりの落ち葉のぬくもりを 味わいたいんだよね。。。今年の秋は 早足すぎると思いません?

投稿: ba_sobu | 2007年11月22日 (木) 23時23分

カルディナさま

BBSの霧氷は素晴らしいですね
まだ山は雪が降っていないのに 木々だけが白くなっている
秋のスペシャルな気象条件でみられるんですよね。♪

一週ごとに紅葉は山を下りてきます
来週は何メートルくらいかなぁって考えてます

高尾陣馬なら12月まで、山は秋服。いましばらくは愉しめますね(^-^)

展望のよいひだまりでお茶を飲む なんての いいな。

投稿: ba_sobu | 2007年11月22日 (木) 23時31分

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