雁ヶ腹摺山~金山鉱泉
2007年8月22日(水) 快晴
残暑厳しきおり、山登りは大峠からの雁ヶ腹摺山というお気楽モード。山頂直下の草原には太陽がギラギラで汗が噴き出します。それでも高い空には秋の雲が浮かんでました。
シシウド見上げりゃ、青い空広がってるよ~
大月からタクシーだと30分で標高1550mほどの大峠に着いてしまう。
さっそく木陰の涼しい登山道をゆく。水場近くの桟道の両側はお花の見本市のごとし、しばし鑑賞にいそしんだ。 この谷あいにレンゲショウマの花を見た。雁ヶ腹摺にレンゲショウマがあるなんて今まで知らなかった、 イワシャジンとはこの秋はじめての出逢い、どちらも写真がうまくいかず残念だった。
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オダマキ
タマガワホトトギス
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ソバナ
ウスユキソウ
樹林の中にあってもマルバダケブキの黄色い花は、みずから光を発しているかのように強く輝いている。まさに真夏の森の王様だ。
やがて堂々たる拗くれダケカンバが現れてきた。驚嘆しながらいくと四角い大岩が鎮座、もうすぐ山頂の目印だ。急勾配の山道わずかで、雁摺の草原に出る。
パッと目に飛び込んできた光景は、、真っ青な空と緑の草地、散りばめられたキオンの黄色い群れ、大きく広げたシシウドの白(トップの写真)傘のよう、点々と濃いオレンジのコウリンカ、おもわずみなの歓声が上がる。フジバカマも勢力を広げている。
コオニユリ キオン
背の高い草の間にはノコギリソウやコオニユリ、トモエシオガマ、トモエソウなど、どれも強い陽ざしを照り返すほどの存在感がある。
ツリガネニンジン トモエシオガマ
コウリンカ トモエソウ
華やかな夏の草原に、秋風が遠慮がちに渡っていくこの季節、とても逢いたい花がある。それはウメバチソウだ。その花が草いきれの根元にキラリ咲いていた。白い小顔をしゃきっと太陽に向けて (^_-)。
ウメバチソウ そして ハナイカリ
マツムシソウの姿をみなかったけれどもう終わり? もともと、ここにはいないのかな? ともあれたくさんの花たちにすっかり満足し、山頂の木陰にひっこんで涼む。大樺ノ頭に繋がる北尾根をちょっと覗いてみたら、秩父的な雰囲気がただよい、林下にはモミジガサやコウモリ草が白い小花をひっそりつけていた。
わたしたちは南下し金山鉱泉に向かう。
樹林の中にときおり草地が広がると、シシウドやキオン、フジバカマ、ヒヨドリ草が逞しくも大きな株になっていた。トリカブトのたわわな蕾も印象的で、咲けばさぞや見応えあるだろう。
白樺平はどこが白樺なのだい?な雰囲気の広場、左折し姥子山に向かう。
林道をよこぎってから岩がちの細尾根になり、ママコナの群生とイワカガミの葉がびっしり、じつはここは生まれて初めてイワカガミの花を見たのがここ (^^)
ママコナ ヤマジノホトトギス
姥子山東峰でランチタイム。
展望抜群、山並みはおぼろげ、空はあくまで深い青、大きな白い雲がゆっくり動き、風がわたり、頬をなでて行く。吹切尾根の緑の塊は長々とどこまで伸びてゆくのだろう…… こんなふうに展望を楽しむ季節が、これから始まるのだ。
雲の行方は~ 吹切尾根の横腹には林道がクッキリ刻まれている
百間干場、金山峠と下るにつれ、気温が高くなるし疲れてきたしで、お気楽モードはどこへやら、汗だく埃まみれの、いつもの山歩き風景になってしまった。
カワミドリ (強い香り) なんとも華やかなイタドリ
やっと沢と出合い、古めかしい木橋をいくつも渡る。タオルを水に浸し、首筋や頬をぬぐいながらふーふー歩いている。やっとこさ石ゴロゴロ林道にでれば、もうわずかで金山鉱泉…山口館だ。
タクシーを待つ間、名湯にて汗を流した生き返った ハハハハハ (^^) v
【コース】 大月→(タクシー 6410円) 大峠09:40-雁ヶ腹摺山 10:55(20)-
白樺平12:05-姥子山(東峰)12.25/13:05-金山峠14:35-山口館(金
山鉱泉、入浴500円)14:40 /15:20→(タクシー3050円)大月
雁ヶ腹摺山から南の展望
今日も富士山は雲の中
(ここから富士山が、キリッと
見えたためしなし!)
では またァ (^^)/~~~
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